『アンデッドアンラック』(No.020 この地球に手を出すな) 感想

センターカラーですよっ!
人気が出てるようでありがたいですね。

クエストを全クリアできなかったため、ペナルティとして「銀河」が追加された。
銀河を確認するために基地の外に出たところ、あたりまえのように不運ちゃんをお姫様抱っこしてるアンディがかっこええ。
そして、いつもタチアナちゃんにくっついてるビリー様がなんかかわええ。
てか、ついついちゃん付けしちゃうんだけど、タチアナって女の子だよね? 違ってたらどうしよう。

銀河が「罰」ってどういうこと? って思ってたんだけど、黙示録が追加したペナルティは常に人類を滅亡に導くルールを持っているそうだ。
銀河が人類を滅亡に導くって、隕石が降ってくるとか? と思ったんだけど、それ不運ちゃんがすでに降らせまくってるよね。

否定者たちはルールの外側にいて、ルールが追加されたことで何が変わったのかがわからない。
そのために、変更点を確認するためのチームを、ニコは率いているということらしい。
てか、ニコのチームがみんなニコっぽいのはどういうわけなんだ。

銀河が追加されたことにより、星がみえるようになり、ヴィクターが確認していた「曜日」の概念も生まれた。
そして、宇宙人が攻めてきた……って何事よ、これ。
いや、銀河の追加から、宇宙人の侵攻がうまれるとは予想外すぎた。

地球以外に星がないから、宇宙人もいないし、当然、宇宙船という概念もない。
普通、空に奇妙なデザインの大きな船が現れたら「宇宙船か?」とか言いそうなもんだけど、そういう概念がない不運ちゃんは「何アレ!? 船が飛んで……!?」という驚き方しかできないのね。

「自分の星が滅びそうで移住先を求めているとか、そういう設定の奴だろうな」というニコのセリフに笑った。
なるほどすべて「設定」なのね。
銀河という「舞台」がつくられたことによる、新しい破滅につながる「設定」。

ジュイスさんがついに仮面をとったよ!
凛々しい美人さんだな!
ジュイスさんの能力は「UNJUSTICE」。略して「JUICE」か。
この極太ゴシックで能力名がドーン! って演出、何度みてもかっこいいよね。
今回、ついに見開きになったけど。

ジュイスさんの能力は「正義を否定する」こと。
つまり、自分の正義を否定された結果、宇宙人たちは自滅(自死?)したってこと?
これ、自分の中に強い正義を持ってる相手には無敵だな。
でも、ヴィクター戦でこの能力が発動されなかったってことは、ヴィクターの中には正義がないってことなんだろう。
そう考えるとかなり限定的な能力だな。

そういえば、はじめて円卓に招かれた時、アンディが不運ちゃんを攻撃しそうになって降参したのは、アンディにとっての正義が不運ちゃんを守ること、だからなんだろうな。
そして、タチアナちゃんが「私ビリー様を殺したくない」と訴えていたのは、タチアナちゃんにとっての正義がビリー様を守ることだという意味でもあるんだろう。

ところで、タチアナちゃんの上で「うおあ、何!?」って驚いてるビリー様がかわええです。
もしかしてビリー様、ユニオン最強の萌えキャラ?

ペナルティが101個あつまるとラグナロク。
神々の終焉か……。
そしてすでに99個って瀬戸際すぎる。
これ、地球はすでに何回かラグナロクしちゃってやり直してる可能性ありそうだよね。
その中を生き延びているのがアンディというかヴィクターなら、ヴィクターの言動もいろいろつじつまがあう気がする。

ご褒美で席を増やしてもらったのに、その席を埋めないとクエストに挑むことすらできないって、どういう嫌がらせ?
でもまあ、理不尽だろうがなんだろうが、やるしかないってことで、こんなのにずっとつきあってたら、そりゃあ不変さんも疲弊するよね、って先週と同じこと考えてる。

一話内で唐突に宇宙人が攻めてきて、あっさり退治される、という超展開だったんだけど、つまりこういう雑な設定が雑に放り込まれて、それでも否定者たちは命がけで対応しなければいけない、というユニオンの苦しい現状を示したってことなんだろうな。
しかも、否定者以外の人たちはそんな不安定な世界で生きていることを認識すらしていない。

ものすごく酷な設定つくったもんだな、戸塚先生。