『週刊少年ジャンプ』2016年39号 感想

こち亀連載終了のニュースをきいて、なんとなくヘコんでいます。

『ハイキュー!!』(第219話 空腹)
カラー表紙が潔子さんと谷地ちゃん。潔子さんはロングスカートだったりタイツだったり、なかなかおみ足をみせないなあ。

アニメはまたTBSに戻るのか。日5枠ではないけど。
こんなにころころ放送枠がかわるアニメは珍しいんじゃないかな。
ウシワカのプレイをあの作画で観られると楽しみ楽しみ。

合宿で影山くんが生き生きとプレイしてるなあ。
烏野にいる時が生き生きしてないってわけじゃないんだけど、なんとなく別枠で楽しそうな感じがする。
烏野にいる時は正セッターとして勝敗は自分の判断にかかってるみたいなとこあるけど、合宿ではただの一選手という気軽さがあるって感じかな、と思った。
まあ、コーチ陣が意図的に、そう誘導してるっぽいけど。

宮さんの「俺のセットで打てへんやつはただのポンコツや」というのは、大王様の思想とはだいぶ違うよね。
大王様は、アタッカーの力を引き出せないのはセッターがポンコツだから、という感じだと思う。
影山くんは、大王様が絶対、みたいなところがあるから、それと違う意見をきいて、ちょっとビックリしたんじゃないかな、と思った。

金田一が日向くんに「影山は元気か」ときいたのは笑った。
なんか、国見ちゃんもツッキーにそんなこときいてたような気がする(Twitterで)。
で「テスト期間以外は!」って答えも同じだな! 誰からみても影山くんはテスト期間は元気がないのか。
勉強しなきゃいけないし、バレーできないし、そうなるのもわかるが。

金田一の中にはいまだに影山くんに対するわだかまりみたいなものがあるんだな。
まあ、トスを誰も打たなかった、ってのはイジメととられても仕方ない行動だもんなあ。
ゆずれなくてケンカしたという解釈もあるけど、実際問題として、目の前には、誰もついてけないはずの影山くんのトスについていってる日向くんがいるわけで、そうなると、自分がもっとがんばれば打てたんじゃないか? 自分はただ努力を怠っただけじゃないのか? という考えになるのも当然だと思う。
国見ちゃんはそこらへん、見事に切り分けてるっぽいけど。
それにしても、国見ちゃんはなんだかんだで金田一にやさしいよね。
めんどくさがりなのに、めんどくさい場面にわざわざ口をはさんで、金田一をフォローしてるし。

鷲匠先生は、日向くんのことを語る時に「俺達に」という言葉を使っているあたりに、日向くんに対する強い関心がうかがえるんだが、それなのに、結局、合宿には参加させず、球拾いに徹しさせた。
それは、ルール違反をして合宿場に飛び込んできた日向くんを許すのは違うだろ、という気持ちだけではなく、日向くんのことをよく理解したうえで、その飢餓感をあおってやればどんなことをしてでも餌をみつけてむさぼり食うだろ、みたいな計算があったのかもしれない。
鷲匠先生、ツンしかないけど、めっちゃわかりにくい形でデレてたのか? と思わないでもない。

『ワールドトリガー』(第155話 「王子隊」)
別記事です。

『鬼滅の刃』(第27話 嘴平伊之助)
あばらが折れて寝ている3人の絵がなんかシュールだ。
そこに「二本」「三本」「四本」とわざわざ説明がついてるのもなんかシュールだ。

善逸も伊之助もめっちゃめんどくさい。
果てしなくめんどくさい。
それを呆れずにまじめに受け答えしてる炭治郎はなかなかすごい。
てか、このマンガまともな人がほとんどいないな……と思って、いろいろと思い出そうとしてみたんだが珠世さんぐらいしか思い浮かばない。
ねずこちゃんはほぼ人格が喪失してるのでなんとも言えないけど。
とか考えていくと、このマンガ、まともじゃない男しかいないんじゃないの? という気が。

あと、キラキラしてるゆずこちゃんがかわえかった。

『左門くんはサモナー』(第46話 左門くんは偶像を破壊する)
新キャラのフルーレティさん、普通にかっこええ。
「あらゆる仕事を一晩で終わらせる」って、めっちゃうらやましい能力だな。

押しに弱い、というか、他人から期待されることに弱い天使ヶ原ちゃんが、みんなに期待されていることを知ったうえで、「でも私はアイドル辞めたい」と言った。
この「助けて」って言った時の、自信満々な感じの顔がすげーよいなあ、と。
これは明らかに、左門くんに断られることはないと確信してる顔だよね。
自分がわがままをいえば、左門くんはなんでもきいてくれるという。
「わがままをいうような私になって欲しいんだよね、左門くん」的な。このちょっと悪女っぽいノリがなんともたまらん。

「いいよ。君がそうしたいなら」と応じる左門くんも、かなりうれしそうだしな。

なんだそれ。人間としては破格な能力を持ち、悪魔さえ従える左門くんが、天使ヶ原ちゃんのわがままにはなんだって応えてくれる、とか、なんなんだよ、それ。
我欲のために左門くんを利用する天使ヶ原ちゃんが、左門くんにとって理想的な天使ヶ原ちゃんということなのか?
なにそれおいしい。

ところで、フルーレティさんが「サモナーの用心棒が一人いるよりよほど安全ですよ」と言ったのは、左門くんが人知れず天使ヶ原ちゃんのストーカーを蹴散らしてたって解釈でよいのかな。