『呪術廻戦』(第153話 賭け試合) 感想(いろいろあったけど虎杖は元気だった)

約1カ月半ぶりの『呪術廻戦』感想ですよ!
芥見先生、おかえりなさいませ!


話は秤先輩の勧誘イベントに突入。
禪院家の重すぎる話で休載に突入したんだけど、今回は全体に明るい。

栃木で賭け試合の胴元をしてるらしいけど、栃木はまだ無事なのね。
てか、日本が大変なことになっているのに、賭け試合を楽しむ余裕のあるお金持ちもいるんだな。
まあ、本当にお金を持ってる人たちはちょっとやそっとでは揺るがないか。

それにしても、呪術界全体が大忙しになっているんだろうに、非術師相手に術師同士の殴り合いみせて金を稼ぐとか、ほとんど呪詛師すれすれのことやってないか?


秤先輩に会う前に制服からお着換えする虎杖と伏黒。
虎杖はともかく、伏黒は秤先輩と面識ないのか、って思ったんだけど、ファンブックによると秤先輩は0巻の百鬼夜行でトラブル起こして停学らしいので、伏黒と高専で会う機会はなかったんだな。
だとすると、ほぼ1年、停学が解けてないわけで、それでなんで退学になってないの? ってなる。
一応、名目だけでもコントロール下に置いておきたいのかな。


賭け試合にもぐりこむためにはったりかましまくる伏黒がすごい。
虎杖の方を試合に出す、と言われて「好都合」と考えつつ「駄目だ俺が出る」って、不都合を押し付けられたみたいな反応をわざわざ出すところとか、めっちゃ頭良い。
こういう時の伏黒は本当に頼りになるな。
それだけたくさんのシュラバをくぐりぬけてきた、ってことでもあるんだろうけど。


虎杖が「伏黒さん、危ねーなぁ。ハッタリが過ぎるって」って苦言を呈してて、それって、伏黒がちょっと無理してるって感じたからなのかも。
伏黒は津美紀さんを助けるためならかなり無理しちゃいそうだから、ちょっと心配してるんじゃないかな。

一緒に走ったり、一緒に呪霊を倒してたりするカンタン虎杖&伏黒がかわええです。
最近、こういうのなかったからなあ。
やっぱり、このふたりが仲良くしてるのうれしい。
野薔薇ちゃんも一緒ならなお良し! ……なんだけど……。


賭け試合は術式を使ってはいけない(非術師のお客には何が何だかになるから)。
お客の視界からはずれてもいけない(見えないところで戦われてもね)。
ということだけど、術式なしでお客が喜ぶ派手な戦いっぷりをみせろ、というのは虎杖の得意分野だな。
虎杖も「話が簡単になってきた」って言ってるし。


というわけで、唐突にはじまったファイトクラブ。
虎杖の対戦相手はなんとパンダ先輩。
「正に客寄せってわけだ」ってそういう意味ね。
パンダ先輩とマジ殴り合いできるってわかって虎杖めっちゃテンションあがってんな。

パンダ先輩はどこかで真希さんと合流できてて、そこで秤先輩の勧誘を頼まれたのかな。


ボスは“脚本なし”でやらせたけど、虎杖とパンダ先輩の談合(?)で“脚本あり”になったこの試合。
パンダ先輩のやられ役っぷりはなかなかだった。
演技ヘタだけど。

「動けん!! これは動物愛護団体が黙ってないぞ!!」って、動物愛護団体にとってパンダ先輩は保護対象になるんだろうか。


虎杖、ちゃんと伏黒の期待に応えて秤先輩に近づけそうだよ。

秤先輩、以前、ちらっとだけ出てきた時と顔変わってない?
もうちょっと東堂寄りなイメージあったんだが。
なんというか、チンピラ感ある(笑)。

「熱は熱いうちに……だ」って、これ誤植じゃないよね、多分。
「それ馬鹿っぽいからやめな?」ってダメだしくらってるし。
さすが、高専生徒の中で一番、座学のポイントが低いだけのことはある。
でも、五条先生が乙骨と並べて評価してるんだから、術師としてはかなりなもんのはずなんだよなあ。
まあ、上層部への嫌がらせで名前出した可能性も微かにあるが。


そして、一緒にいるちょっと派手なお姉さんも高専の3年生か。
星綺羅羅ってすごい名前だな。
「元カノの話やめて」って言ってるし、ベタベタしてるし、秤先輩の今カノなんだろうね。

パンダ先輩が「もう一人の3年の術式が問題でな」って言ってて、秤先輩は「後で警備に綺羅羅も出す」って言ってるから、なんか厄介な術式持ってるんじゃないかな。


秤先輩の「こんなにザワつくのは元カノがリボ払いしまくってた時以来だ」ってセリフは笑った。
リボ払いでザワつくとは、意外と普通な感性の持ち主だな。


これまでいろいろあったし、これからもいろいろあるんだろうけど、とりあえず虎杖が笑ってるし生き生きしてるから、かなりうれしい。
パンダ先輩もいろいろと抱え込んでいるはずなんだけど、それでも元気そうだからそれもうれしい。