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『ワールドトリガー』第232話「遠征選抜試験・29」 感想(弱点拡張システム)

二宮隊、1勝2敗2引き分けか。 これだけのメンツを揃えててこの成績になるのか。 多分、普通の戦闘ならあり得ないんだろうけど、戦闘シミュレーションだと別の要素がからんでくるからなあ。 うまくいってない原因は自分にある、とチカちゃんは考えてるらしく、かなり思いつめてる。 この状況で二宮さんに「何か問題があるなら言え」と言われても、チカちゃんの性格では「いえっ大丈夫です!」って答えちゃうよね。 「……そうか」って応じてるあたり、二宮さんも言葉をそのまま受け止めてるわけじゃないと思うんだけど、そこを追求する気はないらしい。 ユズルくんがそれにイラつく気持ちはわかる。 でも、自分が下手なことを言うと、チカちゃんをさらに困らせるってのも、容易に想像つくもんなあ。 実際のところ、遠征に行って、何か問題が発生した時に、チカちゃんがこの調子ではかなりマズい状況になるわけで、今のうちに、適切にSOSを出せるようにしておいた方がいいとは思う。 常にオサムやユーマがそばにいられるとは限らないからね。 でも、チカちゃんのこの行き過ぎた、迷惑をかけたくない、という性格はかなり根深いものがあるからなあ。 東さんがいるから、最悪なとこまで追い詰められたりはしないだろう、という安心感はある。 だけど、小南ちゃんは怒るよね、そりゃ。 三輪が「二宮さんはもう少し……隊員のフォローをするべきだ」で、ふふっ、ってなってしまった。 なんだかんだで、三輪は二宮さんに身内意識を持ってるな、って思って。 国近ちゃん「アマトリチャーナ」呼びなんだな。 逆に長くなってるじゃん、って思ってたけど、意外と浸透してるのか? 国近ちゃんはゲーマーだからユニットの長所と短所をみつけるの、めっちゃ得意そう。 「なんか柚宇さんが賢そうに見える……!」って出水がかなり失礼なこと言ってるんだけど、それに「んふふふ もっとホメたまえ」ってキラーンだして喜ぶ国近ちゃん、かわいいな。 チカちゃん苦戦の原因は、ユニットの「戦闘経験不足」属性と「行動力」ポイントが低いせい。 チカちゃんとしては正しい設定(?)だと思うけど、それがゲームシステムとかなり相性が悪いのか。 それに気づいてるオサムが「まずは千佳を狙います」って言ってて笑ってしまった。 いや、勝たなきゃいけないのはわかるけど、この迷いなく言ってる感がすごいな! まあ、チカちゃんの遠征参加は...

『アンデッドアンラック』(No.155 お困りのようだな) 感想(アンシーンアンチェンジ)

宇宙に行くための訓練中の風子ちゃん。 あのグルグルのやつやるのね。 海苔吐いて(?)イチコさんに心配されるニコがちっちゃく描かれてるの良いです。 宇宙行きメンバーに選ばれなかったことが不満なショーン。 でもなあ「不可視」が宇宙で役に立つかと言われるとなあ。 と思ってたら、何かあって宇宙に放り出されたら、視えなくなるショーンは探し出せない、という指摘されてて、確かに! ってなった。 めっちゃリスクでかいな! サーモグラフィでみつけられるけれど、否定能力は解釈で変化するものだから、うっかりサーモにひっかからなくなる可能性も捨てきれないのよね。 てか「チクショーン」「ダッツ」って擬音なんなんです? かわいすぎる! で、そのショーンを捕まえたジーナちゃん。 ジーナちゃんも宇宙に行きたい組か。 まあ、宇宙に行きたいじゃなく、風子ちゃんのそばにいたいし、自分よりもクリードが役に立つ、みたいな評価になったのが納得できないんだろうね。 ジーナちゃんの評価が低いわけじゃなくて、戦場で無理させすぎたし、何よりクリードが便利ユニットすぎるからな。 「風子ちゃんすぐ突っ走るから…私が側にいなくちゃいけないの!!」って、突っ走ってるのはジーナちゃんの方では? 前回ループでは、アンディのことを想い続けて50年も容姿を維持するという無理をなしとげた人だからなあ。 この愛の重さをみると、やっぱり同じ魂なんだな、と感じる。 「不可視」で何やらせるのかと思ったら、視えなくして密航か。 大丈夫なの? それ大丈夫なの? イチコさんは100kg余裕があるって言ってたけど、その分を装甲に回されてたらアウトじゃない? てか、空気とか水とか食料はどうするの? ショーンを体重計に乗せて「これをゼロにして」か。 なるほど、視認できなくても、体重計には視えてるから、これも視えなくしろ、ということか。 いずれ本当にサーモにもうつらなくなりそうね。 ついにロケット発射の日。 お見送りをするユニオンのお留守番組。 ボイドさんは金斗雲が気に入ったんだろうか。 クリードの部下たちはユニオンに入ったもよう。 クリードの部隊は見捨てられたし、戦場そのものも消滅しちゃったから、祖国では戦死扱いになってそう。 ご家族に無事を伝えられてると良いのだけど。 ショーンは見事、計器を欺くことに成功。 「やるじゃない見直したわ!!」「まぁオレだか...

『週刊少年ジャンプ』2023年20号 感想

『SAKAMOTO DAYS』 (DAYS115 徳を積む男) 有月は人質的なものをとられて逆らえない状況で、それでも一般人の母娘は殺したくないので、要求よりもさらに大きなターゲットを掲げることで、なんとか自分の要求を通そうとしてる感じか。 抱えるものが多くても何とか耐えてたのに、何か大きなつまずきがあって人格分裂したのかな。 有月はめっちゃ人が良さそう。 そして、それゆえに背負うものが多そう。 この時点ではまったく背負うものがなさそうな坂本さんとは、対照的な存在になってる。 そして、背負っていた者たちを仲間にして反逆を開始した有月が、引退済の坂本さんをわざわざ引きずり出そうとしてるのは何故なんだろうね。 坂本さんのバイクアクションめっちゃかっこええんだけど、壊れた橋は誰が弁償するんだろう、ということの方が気になってしまう。 『呪術廻戦』 (第220話 自浄自縛) 別記事(還る者、帰る者)になりました。 『ウィッチウォッチ』 (105 素直にボケたくて) 「心で思いついたボケをそのまま全部やるハートの強い若手芸人みたいになってるの!」でめっちゃ笑った。 このボケを拾いまくってるカンシすごいな! って笑ってたけど、モイちゃんの「いやオレ ラリってるだけだから」で真顔になったよね。 そうか、おかしなことになってるって自覚はちゃんとあるのか。 それは確かに地獄だな。 それでも、ニコちゃんにはまったく怒ってないモイちゃんは、聖人か? 『あかね噺』 (第58席 芸の骨格) ひかるちゃんはなかなかめんどいというか重い性格をしてるな。 でも、それを自覚してて、貫き通そうとしてるところが良いと思う。 『逃げ上手の若君』 (第106話 父子1335) 別記事になりました。 『アンデッドアンラック』 (No.155 お困りのようだな) 別記事(アンシーンアンチェンジ)になりました。 『人造人間100』 (第18話 それぞれの勝ち筋) あしびに筋肉ついてきたことを喜んでるNo.100がかわいい。 やっぱり、丈夫そうな肉体になってくれた方がうれしいのかな。 傷つけられてもちゃんと治る、と納得したのか訓練を止めようとしないし。

『呪術廻戦』(第220話 自浄自縛) 感想(還る者、帰る者)

死滅回游の管理人は羂索じゃなくて、天元様か。 でも、天元様が死滅回游をはじめたわけではなく、天元様が別用途で構築したシステムを羂索がのっとって、勝手に利用した感じか。 天元様はシステムダウンすることは可能だったけど、その場合の損失が大きすぎて、その決断ができなかった、という解釈でOK? ゲームつくったけどチーターに荒らされて、でもゲームを終わらせると運営そのものが立ち行かなくなる、というイメージ。 それで、優秀なゲーマーがチーターをやっつけてくれることに賭けて、システムは動かし続けた、と。 コガネは死滅回游が存続できなくなるようなルールは追加できないけど、死滅回游がシステムダウンすることも許容できない。 結果として、ゲームは存続できなくなるから。 というわけで羂索が望んだ、死滅回游の新規参加を打ち切る、というルールは通った。 さらに、夏油傑(=羂索)と伏黒恵(=宿儺)以外の参加者が全滅したら死滅回游は終了というルールも追加。 これ、夏油もしくは伏黒の肉体が死んでも、死滅回游そのものに影響は出ない、ということになる? 浄界の奥にあったミイラみたいなのは宿儺の本体? 来栖ちゃん生きてた! 甘井が受け止めてくれてたのか……。 高羽の影響もありそう、っていうのは、流血沙汰はNG、という信念をもつ高羽が、自分の周囲で「笑えないこと」が起こることを否定してるから、ということなのかな。 高羽、自分が持つ能力に無頓着だけど、勝ちたい、という邪心(?)が出てきたら、もう使えなくなっちゃうのかもね。 コントロールしてないからこそ、無制限の能力を引き出せる、的な。 「アイツを殺すためならなんでも喰ってやる」 「兄弟たちのこと」「いい オマエの中で生きられるのならそれで」 これもしかして、虎杖、九相図の残りの兄弟たちの遺体を喰べた? 指を喰べるってだけでもずいぶんなのに、胎児の形をしてた九相図を喰べるって……虎杖……。 脹相兄ちゃん、弟たちの亡骸は大事だけど、たったひとり生き残ってくれた弟を死なせないことはもっと大事なんだろうね。 なんか、高専側の連中がいつの間にか全員集合してた。 狗巻先輩が久しぶりすぎる! パンダ先輩はちっちゃいままなんだな。 西宮ちゃんのそばにいるのは三輪ちゃんかな。 高羽の後ろにいるスーツは誰だろう? 日車さん? 伊地知さん? 家入先生にとっては、五条先生も夏油も大...

『逃げ上手の若君』(第106話 父子1335) 感想

尊氏から後光が差し、その光にふらふらと引き寄せられる武士たち。 そして、吹雪もその中に……。 こわすぎるだろ、これ。 尊氏の表情が本当に人間っぽくないのすごいな。 本人の自我が抜け落ちてる感あるというか。 正気を保ってる人と魂持ってかれちゃってる人の差はなんなんだろうね。 信仰心の問題なのかな。 諏訪大社に対して信仰の篤い人は大丈夫とか? おなじみ南北朝鬼ごっこの絵がすごい。 なんか『魔人探偵脳噛ネウロ』に出てきそうな。 尊氏の内側に地獄の業火があって、そこに吸い込まれていく人々? 紙版でみたら、左上の「鬼」の字の上になんかごちゃごちゃした字があるけど読めないな、印刷でつぶれちゃったかな、と思って電子版で拡大してみたんだけど、やっぱり読めなかった。 複数の漢字を組み合わせてるっぽいんだけど。 かろうじて「呪」って字は読めた。 この異様な光景を「流石は尊氏殿の御人徳よ」ですませちゃう道誉はなんなの? 捕虜になった吹雪は、吹雪のことを覚えていた高師直によって、死んでしまった猶子の高師冬にすりかえられた。 「猶子」って知らなかっただけど、相続権の無い養子か。 相続権が発生しないのなら、強い方がいいとはなるか。 一応、血のつながりはあるらしいし。 そうか……そうなるか……。 でも、師冬の仮面をかぶるということは、仮面を捨てて時行の元に戻っても問題なしってことになるよね? そうだよね? そこに一縷の希望が! それにしても、頼重は史実的に仕方ないと思ってたけど、吹雪までひきはがされるとはな……。 自分の過去を打ち明けて、清々しい気分になってたあれは何だったの? 読者の絶望を深くするためだったの?(←多分そう) 「北条と諏訪以外の大半の武士が降伏し…」って、足利に対する敵対心が強い連中だけが残った感じだろうか。 頼重は時行を逃がす時間を稼ぐために、勝ち目のない戦いに挑む覚悟。 頼重が穏やかなことが悲しいし、その頼重に静かに従う覚悟の祢津、保科、四宮の姿も悲しい。 もっと悲しいのは、頼重を家族と思っているのに、引き留めるために「都合よく父親面するな!」「主従の分をわきまえろ」と言ってしまった時行。 時行は必死で、どんなものでも使って、頼重を引き留めたかっただけなんだ。 それは頼重にもちゃんと伝わっている。 それでも頼重は「…仰る通り はなから我らは他人でした」と突き放した。 頼重に...

『アンデッドアンラック』(No.154 Select) 感想(会議ははずむけど踊らない)

センターカラー! アンケートが好調そうなのはうれしいけど、戸塚先生がご無理なされてないか心配です。 みんなが着てるの宇宙服というよりはパイロットスーツっぽいな。 戸塚先生がガンダム大好きなのでそういうことなのかもしれない。 風子ちゃんの胸のとこに「1」って書いてあって、クリードが「5」ということは、5席で確定なんだろうか? 1席⇒風子ちゃん、2席⇒ジーナちゃん、3席⇒ボイドさんは確定なので、4席⇒ビリー様、5席⇒クリードとすると、いつかの否定者全員が「円卓」に着いてる予想図通りに進んでることになる。 ところで、テラーさんにお姫様抱っこされてるビリー様、あざとすぎじゃないですかね。 宇宙空間だとエコーロケーションが使えないから、身動きとれないし怖い、ってのはわかるけど、そんなに情けない顔しなくても……。 テラーさんが死んだ目してるのがいい味だしてる。 何者かに襲われている宇宙ステーション。 フィルくんを抱えて逃げるフィルくんのお母さん。 これまで一言も発しなかったフィルくんの初台詞が「お母さん痛い…」か。 フィルくんの「不感」は「感情・感覚の否定」。 これは推察できてたけど、言明されたのはこれが初めて。 感情や感覚がないのか、感情や感覚はあるんだけど表に出せない、ということなのか。 感覚はあるけど表に出せないだけ、だったら、アーティファクトをくっつけるのは、だいぶ倫理的にアレな気が。 風子ちゃんの説明を聞きながらずっと何か言いたげだったニコ。 「なんで子供が宇宙にいる…!!」 まあ、それはそうだよね。 子供が打ち上げの負荷に耐えられるのか、以前に、なんで子供を宇宙にいかせる必要があるんだよ。 と思ったら、宇宙で生まれた子供がどう育つのか、の実験か。 つまり、母親が妊婦の状態の時に打ち上げられた、ということになる? 「神」のやることはエグいが、人間だってエグいことをする。 「科学は人の命と未来をよりよく守る為に発展してんだ!!」 「そこで守るべき命を使っちまったら それは科学じゃねぇんだよ!!」 ニコの科学者としての倫理観がまともすぎて泣ける。 こういう信念を持った人が、前回ループでは仲間の命を使ってでもイチコさんの魂を取り戻す、というとこまで追い詰められたんだよなあ。 今回ループのイチコさんは元気で本当に良かった! ニコの「…援けるぞ 絶対に」でみんなの意志がしっかり...

『週刊少年ジャンプ』2023年19号 感想

『ONE PIECE』 (第1080話 “伝説の英雄”) 青キジ、本気で黒ヒゲの部下やってんの? そして、コビーは相変わらず性格が良い。 海軍にいて、いろんな理不尽にぶつかっているだろうに、その善性にはまったく揺らぎがない。 「誰かぼくを助けに……!! いやいや!! なんて傲慢っ!! 恥ずかしっ!!」とか、海軍の中でそこそこ重要人物になってるはずなのに、あいかわらず自己評価が低いな。 そして、あいかわらずガープはむちゃくちゃだ。 『呪術廻戦』 (第219話 浴・4) 別記事(沈む)になりました。 『SAKAMOTO DAYS』 (DAYS114 それぞれの任務) リオンさんの評価でも坂本さんが最強なのか。 「何も無い部屋で裸でナイフだけ置いてある状況なら私が勝つっつーの!!」って、本当にあり得ない状況。 何も無い部屋はギリあり得るかもしれないけど、裸ってのはなあ。 リオンさんの強さは格闘家の方が向いてるのかも。 てか、この殺し屋が普通に活躍してる世界観で、格闘家はどういう位置づけなんだろうな。 殺し屋の方がかっこいいし、儲かる! な可能性は高そう。 有月は本来的には穏やかで良識のある人だけど、家族にいろいろ利用されて、葛藤した結果、人格が分裂しちゃったみたいな感じ? 『逃げ上手の若君』 (第105話 天下人1335) 別記事になりました。 『アンデッドアンラック』 (No.154 Select) 別記事(会議ははずむけど踊らない)になりました。 『人造人間100』 (第17話 奪取しろ!) 「核に触れた人間の生存率は5%」って、95%は死ぬ、ってことだよね? 死んでもいいから人造人間と戦う、という覚悟を持ってるってだけで貴重な人材だと思うんだけど、そのうち95%を犠牲にしちゃうってどういうことなの? 普段はちゃんと事前説明があるらしいけど、それでもかなり過酷だな。 そこまでやらないと普通の人間は人造人間とやりあえない、ということなんだろうけど。

『呪術廻戦』(第219話 浴・4) 感想(沈む)

万、宿儺に一目ぼれだったのか……。 で、出会ったその日に宿儺にあっさり殺された? あの新嘗祭に宿儺を招いた連中はパニックになっただろうな。 あれだけやりたい放題でも大事に扱われてたってことは、かなり重要な存在だっただろうから。 宿儺の頭上に魔虚羅の冠(?)だけ出てるのなんだろう、と思ってたんだけど、もしかして、全体はすでに顕現してたけど、「影」に格納して隠してた? そうか、伏黒の術をすべて使えるってのは、そういうことか。 伏黒が全然コントロールできなかった魔虚羅を、しっかり使いこなしてるようにみえるんだけど……怖い……。 殺されても、宿儺に認知(?)されててうれしい、になってるし、万はなかなかに幸せなメンタルしてるよな。 それに引き換え……伏黒……どうしてくれるんだよ……伏黒……。 ただ涙を流すだけの伏黒の絵に茫然としてしまったわ。 つくづく、津美紀さんが乗っ取られてることに気付けなかったミスが痛い。 伏黒もそれを痛感してるから、自分が津美紀さんを殺してしまった、という思いから逃れられない。 でも、気づいたところでどうにかできたのか? と考えてもどうにもならない。 あれ? 「天使」にどうにかしてもらうことはできたのか? でも、そういう救出ルートが存在してると、さらにつらくなるな。 つらい。ひたすらつらい。 虎杖と伏黒がふたりともドン底に落ちたら、誰がすくいあげてくれるんだよ。 五条先生、なんとかしろやぁ! ってなるな。

『逃げ上手の若君』(第105話 天下人1335) 感想

川を挟んでにらみあいになるかと思ったら、足利軍はちゃんと川を渡る準備を整えてた。 それにしても、馬と武士が密集してる絵がすごいことになってるな。 3DCGの素材を活用してるんだろうけど、それにしてもすごい。 ところで、いつの間にか牛頭の今川が逃若党に倒されてた。 牛頭をかぶってた意味はなんだったの……。 亜也子の「切り裂け四方獣!!」が『BLEACH』の解号っぽかった。 強いな、あの鈍器(?)。 弧次郎の活躍をみる祢津の目がなんかやさしくて、いろいろ葛藤はあれど、やっぱり身内の成長と活躍はうれしいんだろうね。 追い詰められた尊氏が「自害しかないかなぁ?」ってパニクりだしたのはびっくりした。 なんなのこの人。 しかも「自害しかない」って本当に喉をついちゃうし。 高師直がめっちゃ落ち着いてるあたり、この人、いつもこんなことやってるのか。 執事が慣れちゃうほどに。 なんか高師直に同情してしまう。 「やたら自害したがる上 結局死なず」に付き合わされてるってことだから。 尊氏のキャラ造形がアクロバティックすぎる、と思ったんだけど、巻末コメントに「最も格好良く最も気持ち悪く、最も実像に近い足利尊氏像を目指しています。」と書かれていて、最も実像に近いの? ってなった。 私は足利尊氏についてちゃんと調べたことなくて、日本史の教科書と大河ドラマに出てくる尊氏くらいしか知らないんだけど、松井せんせーはかなりたくさんの資料にあたり、専門家の方からレクチャーを受けてるっぽい。 そのたくさんのデータをまとめた結果、松井せんせーの脳内で固まった像が、この矛盾だらけで、不安定で、わけのわからない強さを持ってて、純真無垢な尊氏なのか……。 こんなめんどくさそうなキャラを描ききろうとしてる松井せんせー、メンタル強すぎじゃない? ところで、吹雪がフラァってなってるんだけど、大丈夫?

『アンデッドアンラック』(No.153 Fair play) 感想(「不運」は不運なんだな)

掲載位置が2番目でびっくりした。 えっ? これ、はじめてじゃない? アンケートの調子が良さそうでめっちゃうれしいけど、先号がセンターカラーだったのに、次号もセンターカラーらしいので、戸塚先生の体調が心配になる。 自分が勝って、そんなわけない、ありえない、ってなる風子ちゃん。 まあ、ビリー様の銃の腕はよく知ってるから、そう思うよね。 そこから「不公平」が発現して「不抜」をコピーしたってすぐに見抜いた風子ちゃん、えらい! 興奮のあまり風子ちゃん、能力のことしゃべりまくってるけど、ビリー様きっと1ミリもわかってないよね。 でも、風子ちゃんが嬉しそうってのは伝わるから、それでいっか、って感じになってるの、本当にやさしい人だな。 風子ちゃんに向ける表情がめっちゃやわらかい。 わけわからんことをしゃべりまくる、やけになれなれしい女、と思われても仕方ない場面だよ、これ。 「はい!! だってこれで裏切る必要ないんですもん!!」って言う風子ちゃんの表情が、本当にうれしそうでうれしくなる。 コピー条件は「対象からの敵意」から「対象への羨望」に変わった。 「不抜」をコピーできたのは、友才さんのことを、羨ましい強さだ、って思ったからだろうか? 「私達の仲間になってくれますか?」っていい感じだったのに、なんかシュラバになった。 「不運」を付与されたニコを「ディスク」が追い続けてるのか。 何それコワい。 風子ちゃん、ニコのこと好きすぎる。 みんなで必死に止めてるけど、ニコは皆を巻き込むくらいなら自分ひとりがやられる方がいい、って考えてる。 だから、みんなに撤退して欲しい。 でも誰も逃げないんだよ。当然だよ。 「お前のせいじゃねぇよ むしろオレでよかった」 自分だけ否定能力者じゃないから、貴重な能力者を減らさなくてすむ、って意味だったのかもしれないけど、風子ちゃんがそんなことを受け入れるわけがない。 「そんな…」のコマの風子ちゃんの絶望顔がすごい。 ここんとこ、どんな時でも前向きな表情してたから、久々にこの顔みると、本当につらい。 ニコは風子ちゃんが「不運」のせいでどれだけつらい思いをしてきたのかを知らないから、「不運」に殺されるのを受け入れる、みたいなこと言ってるけど、風子ちゃんの過去を知ってたら、何としてでも生き延びる! ってなってくれたんじゃないかな、って思う。 そうだよな……最近、だいぶ...

『週刊少年ジャンプ』2023年18号 感想

次号から新連載を4連で投入か。 附田先生+佐伯先生と藤巻先生が同時投入とは! 雲母坂盾というのはもしかして『逃げ上手の若君』のコミックスのスタッフ欄にお名前があった方だろうか。 松井せんせーが、アシスタントさんたちが才能ありすぎて連載をとって抜けてしまう、的なコメントをしてらっしゃったけど、江ノ島だいすけ先生に続き、また減ってしまうのね。 『アンデッドアンラック』 (No.153 Fair play) 別記事(「不運」は不運なんだな)になりました。 『呪術廻戦』 (第218話 浴・3) 別記事(史上最悪の痴話喧嘩)になりました。 『SAKAMOTO DAYS』 (DAYS113 カーチェイス) 樋口の得ポイント設定なんなの? 設定のつくりこみ細かくて笑うんだけど、全部、自分でつくってるの? で、いきなり手首のとこから銃口でてきてまた笑った。 装備もなかなかつくりこんでる。 坂本さんがバイクから車に乗り込んで、そのまま反対側のドアにすり抜けるとこ、めっちゃかっこいい! いや、車を飛び越える方が確実じゃない? って思うんだけど、バタンッてちゃんとドアをしめるところがめっちゃおしゃれ! で、バイクをめっちゃ傾けて、ミラーから散る火花でタバコに火をつけるリオンさんとか、おしゃれがすぎる! おしゃれアクションに全振りは最高です! 『逃げ上手の若君』 (第104話 三浦1335) 別記事になりました。 『ウィッチウォッチ』 (103 体育館裏の三人) フランちゃんはロボットだから手をつないでも何も問題ないってわかって、「友達と手を繋ぐっていいね~」って嬉しそうなミハルくんがかわいい。 こういうとこみると、おとなびてるとこあるミハルくんも、まだ中学生なんだな、ってなる。 ミハルくんは楽しそうに同居生活してるけどみんな学年が上だから、一緒に学生生活を過ごしてくれる友達も欲しいよね! 『人造人間100』 (第16話 生命の火花) No.99、すでにつかまってて核だけにされてた。 えっ、No.100の次に強いはずのNo.99をつかまえるだけの戦力がモートセーフにあるの? それとも、No.99がとんでもない失敗をしたの? 人造人間が人間の肉体を縫合することで強くなれるように、人間も人造人間の核に触れることで強くなれる。 No.99の核であれだけの能力を得られるのなら、No.100の核はど...

『呪術廻戦』(第218話 浴・3) 感想(史上最悪の痴話喧嘩)

万は自分の構築術式の燃費の悪さに悩んだ結果、昆虫のエネルギー効率に活路をみいだし、今の虫の鎧で身を固めるスタイルになった、と。 真依さん、1日に1発の銃弾しかつくれないとは効率悪いな、って思ってたんだけど、そもそも構築術式はそういうものなのか。 まあ、無から有を生み出す感じだから、しかたないんだろうな。 宿儺の「玉犬・黒」の形がおかしいのは、伏黒ほどには使いこなせないということなのかと思ったら、あえて形を安定させないことで完全に破壊されることを防げる、と。 完全に破壊されたら「玉犬・白」みたいに二度と出せなくなっちゃうものね。 伏黒が宿儺みたいなことをやらないのは、燃費が悪いからだろうか。 「円鹿」と「貫牛」が登場! これは伏黒も使ってなかったやつ! 使わないのか、使えないのかはわからんけど。 玉犬・白、玉犬・黒、円鹿、貫牛、脱兎、満象、大蛇、蝦蟇、鵺、魔虚羅で十種になるんだろうか。 それとも玉犬は白黒でセット扱いなんだろうか。 ところで、魔虚羅の冠(?)みたいなやつずっと出てるんだけど、あれは部分的に顕現させてるってことなの? そんなのありなの? 万はめちゃくちゃ本気なんだろうけど、どうみても宿儺に遊ばれてる。 伏黒のメンタルを完全に破壊させるために、津美紀さんの肉体を使ってる万のことは、じわじわ追い詰めたいんだろうか? 万の主張がなかなかぶっ飛んでて、津美紀さんの顔であんなイタイことやらんで欲しい、って本気で思ってる。

『逃げ上手の若君』(第104話 三浦1335) 感想

鎌倉に超速で迫る高兄弟の軍。 それを阻む最後の砦は三浦兄弟の軍。 高兄弟、強すぎ! これだけ強い高師直が普段は尊氏の料理人やってるの、ちょっとおもしろいな(←料理だけやってるわけではない)。 そして、牛頭が馬に乗ってる絵がだいぶおもしろい。 三浦兄めっちゃ強いし、統率力もあるし、戦もちゃんとできる人っぽいけど、なすすべなく敗走か……。 あっというまに片腕とばされてるし。 せめて、時行に状況を伝えなければ、と三浦兄弟ふたりで鎌倉に戻る途中で、兄・時明はこのままでは兄弟共倒れと判断し、浜辺の壺の中で休んでるからひとりで鎌倉に戻れ、と弟に命じる。 まあ、腕を落とされてるわけだから、よく意識を失わないな、くらいの状態なので、この判断は妥当だろうね。 ここで、自害はしない、と言ってくれるのが、時行の影響を感じて泣ける。 三浦・兄は人質として時行に息子をあずけようとしたけど、時行は足利方にあずけるように言ってたのか。 なるほど、族滅を避けるために、いい感じに北条と足利の両方に血族を分散配置するのか。 みんなそうしてるから、やったところで特にお咎めはない感じ? 「美学の檻に囚われず 貴方の命と一族の命をどうか大事に」 すでに一族を失っている時行がこう言ってくれる。 たとえば、ここで三浦兄弟が命惜しさに足利方に寝返っても、時行はふたりとも無事で良かったと思うんだろう。 「八郎 個人の正義で守れるものはたかが知れてる」 正義を貫きたいと北条についた弟と、北条を裏切った方が利を得られると足利についた兄。 弟は裏切り者と兄を責めたけれど、それは、一族を背負っていない身軽さゆえに「個人の正義」を求めることができたからで、兄は当主としての責任からそれを許されなかったんじゃないかな。 でも、兄がいなくなったら、弟は兄の息子を守る立場になる。 一個人の正義感だけでは、一族を守り、時行を援けることはできないぞ、という最期の忠告。 そして、一族を守るだけの力をつけてから、時行を援けてくれ、という最期の願いなんじゃないかな。 息子を弟に託して、兄は壺の中でひっそりと目を閉じる。 若干、ギャグテイストだった三浦兄弟のやりとりが、こういう形で終結するのか。 松井せんせーの手腕がすごすぎる。 そして、ついに時行と高兄弟の対決……。 この先、読みたくないな……。

『アンデッドアンラック』(No.152 Gun Fight) 感想(信じることができれば)

センターカラーで風子ちゃんとビリー様のガンマンスタイル。 風子ちゃんのマントと帽子がトチローっぽいな、と思ったんだけど、巻末コメントを読んだ限り鉄郎リスペクトっぽい。 すると、風子ちゃんが首からぶらさげてるのはスリーナイン号のパスか。 それにしても、マントと帽子の形だけで松本零士感が出るって、松本先生すごいな。 さて本編。 「ディスク」上で風子ちゃんとビリー様の早撃ち対決。 風子ちゃんはビリー様のどこに当てても勝ち、というか、外さなければ勝ち。 つまり、早撃ち対決じゃないんだな、これ。 風子ちゃんに有利すぎるルールだけど、これくらいのハンデを付けないと「公平」にならないというのが、ビリー様の判断。 ビリー様は本当に「公平」にこだわるな。 前回ループでは、やっぱりクリードの「不減」をコピーする形で、ビリー様の「不公平」が発現してた。 この時点でクリードがビリー様を敵視するのは当然だよね。 文字通りの「敵」だから。 「ディスクは奪われた!!」って、奪ったのはユニオンか? 「不減」は1を1以下にしない能力であって、0は0のままだと思ってたんだけど、ビリー様の銃をみるに、0になっても補填されるんだね。 一度でも装填されてれば良い、ということなのかな。 この後で、ビリー様とクリードは和解して、テラーさんと3人で活動を始めた感じか。 そして、ビリー様は妻子のお墓の前でジュイスさんにスカウトされた、と。 ジュイスさん「不減」の存在は知ってたんだな。 クリードには逃げられたのか? ビリー様が結婚してて、娘がいた、というのは想定内というか、うん、そんな気がしてた、って感じだ。 「娘は生きていればもう10才だ」という台詞からして、妻子が亡くなったのは「不公平」になる前の話なんだろうか。 そして、今回ループのビリー様は結婚しているんだろうか? いろいろと時間がズレてるって話だから、まだ結婚してない可能性もあるのかなあ。 だとすると、娘さんの存在はどういうことになるんだろうか? そういえば、時間軸的にはそろそろ風子ちゃんが生まれた年になるんだけど、風子ちゃんのご両親の間に娘は生まれるんだろうか? ビリー様は能力を「不可信」と偽ってユニオンに加入した。 タチアナちゃんは、自分だけに教えてくれた、って言ってたけど、さすがにジュイスさんは別枠だったか。 「円卓」の席に着く時に能力名が表示されるけ...

『週刊少年ジャンプ』2023年17号 感想

『ONE PIECE』 (第1079話 “「四皇」赤髪海賊団”) キッド海賊団があっとゆーまに壊滅した。 シャンクスが強すぎる。 赤髪海賊団の傘下の海賊団は基本的に弱くて、シャンクスに庇護される形で生き延びてるのか。 だから、その者たちに被害が出るのなら容赦はしない、という感じ? ルフィは守ってあげるのがめんどくさいからあんまり配下をつくりたくない感じだけど、シャンクスはそうしてないんだな。 まあ、長く生きてる分、しがらみが多いというのはあるのかも。 それにしても、キッドとキラーを一撃で半殺しにして、クルーたちがロードポーネグリフを差し出して命乞いしたのに、それを無視して一方的な蹂躙とはめっちゃ怖い。 事前にキッドたちの資料を読んでたから、あの連中がむちゃくちゃやることわかってて、それで危険視されたのかな。 シャンクス、ずいぶんとはっきりと未来がみえるっぽいし、さらに強者感を上乗せしてくるし、ドギーとブロリーも付いてるしで、過剰戦力が過ぎる。 『アンデッドアンラック』 (No.152 Gun Fight) 別記事(信じることができれば)になりました。 『逃げ上手の若君』 (第103話 台風1335) 別記事になりました。 『人造人間100』 (第15話 感情の理由) 人間が感情というもので動いていることは理解してるし、観察した結果、自分がどう行動すればどういう感情を抱くのかも理解している。 そして、心穏やかに過ごさせた方が子供たちが健やかに育つ、ということもわかっているから、できるだけ子供が喜ぶようなリアクションを心がける。 ここらへん、No.100もNo.33も同じことをやってるのね。 目的が同じだから、そりゃそうなるか。 欲しい肉体を得るためなら、子育てウザいメンドイとはならないのね、人造人間たち。 No.100もあしびのためなら何でもやる、みたいな感じだし。 あの手が美しい子供は、人間らしい扱いをされずに生きてきて、このまま惨めに死んでいくだけなんだ、と思ってたら、やたら大事に贅沢に育ててもらえたから、殺されるのがわかってて「ありがとう」と言った。 他の恨み言を言って死んでいった子供たちも、もしかしたら、もっとあなたと同じ時間を過ごしたかったのに、という思いで罵ったのかもしれない。 「彼女」と言ってるってことは女の子だと思うんだけど、いつも男の子っぽい恰好して...

『逃げ上手の若君』(第103話 台風1335) 感想

魅摩ちゃん、北条一族滅亡の件にも関わってたか。 それにしても「おい海よ この刀あげるから浅くなれ」って、どういう発想でそんなこと言ったんだ、新田。 「何がしたいのバカ殿!!」って言いたくなる気持ちはよくわかる。 でも、なんかうまいこといってるから、皆、離反せずついてってるんだろうな。 魅摩ちゃんによって、鎌倉大仏殿は倒壊。 大仏殿を宿舎にしていた名越の軍は大打撃をこうむる。 そして、雫に導かれて魅摩ちゃんの前に現れた逃若党の面々。 魅摩ちゃんは時行たちが自分を利用しようとして近づいてきたって思い込んでるんだな。 実際は玄蕃を助けようとして、たまたまそうなっただけなんだけど。 でも、道誉の娘だとわかった後、魅摩ちゃんを利用しようみたいな策も考えたりはしたから、その疑いを否定しきれない、と時行は考えてるのかな。 魅摩ちゃんはああいう立場だから、友達と呼べる存在がいなくて、だから時行たちと仲良くなれてうれしかったんだろうな。 だからこそ、可愛さ余って憎さ百倍なのかな、って。 案外、この思い込みの強さが、神力の強さにつながってたりするのかもね。 倒壊した大仏殿の屋根から大仏様が顔を出してる絵が痛々しい。 重要な人材を失っても名越は出撃を強行……したと思ったら首だけになってたよ。 あの、独特なデザインのはちまき(?)がみえてヒエってなった。 子供でも容赦がない……。 大将であるからには仕方ないってのはわかるんだけど。 高師直と高師泰の兄弟がそろい踏みか……って、なんかやたらと牛が目立ってるな。 これ、馬じゃなく牛だよね? と思ってたら、「今川頼国」って書いてあった。 これ、人なのね……。 馬が大好きで馬の頭を被ってた人は今川範満だったけど、牛頭は頼国か。 今川家、どうなってるのよ。