『逃げ上手の若君』(第105話 天下人1335) 感想

川を挟んでにらみあいになるかと思ったら、足利軍はちゃんと川を渡る準備を整えてた。
それにしても、馬と武士が密集してる絵がすごいことになってるな。
3DCGの素材を活用してるんだろうけど、それにしてもすごい。


ところで、いつの間にか牛頭の今川が逃若党に倒されてた。
牛頭をかぶってた意味はなんだったの……。

亜也子の「切り裂け四方獣!!」が『BLEACH』の解号っぽかった。
強いな、あの鈍器(?)。

弧次郎の活躍をみる祢津の目がなんかやさしくて、いろいろ葛藤はあれど、やっぱり身内の成長と活躍はうれしいんだろうね。


追い詰められた尊氏が「自害しかないかなぁ?」ってパニクりだしたのはびっくりした。
なんなのこの人。
しかも「自害しかない」って本当に喉をついちゃうし。

高師直がめっちゃ落ち着いてるあたり、この人、いつもこんなことやってるのか。
執事が慣れちゃうほどに。

なんか高師直に同情してしまう。
「やたら自害したがる上 結局死なず」に付き合わされてるってことだから。


尊氏のキャラ造形がアクロバティックすぎる、と思ったんだけど、巻末コメントに「最も格好良く最も気持ち悪く、最も実像に近い足利尊氏像を目指しています。」と書かれていて、最も実像に近いの? ってなった。

私は足利尊氏についてちゃんと調べたことなくて、日本史の教科書と大河ドラマに出てくる尊氏くらいしか知らないんだけど、松井せんせーはかなりたくさんの資料にあたり、専門家の方からレクチャーを受けてるっぽい。
そのたくさんのデータをまとめた結果、松井せんせーの脳内で固まった像が、この矛盾だらけで、不安定で、わけのわからない強さを持ってて、純真無垢な尊氏なのか……。

こんなめんどくさそうなキャラを描ききろうとしてる松井せんせー、メンタル強すぎじゃない?


ところで、吹雪がフラァってなってるんだけど、大丈夫?