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『呪術廻戦』(第236話 南へ) 感想

こういうことになるんだろうな、と思って、ここ一カ月くらい鬱々としてたんだけど、五条先生が予想外に楽しそうで、ちょっと腹立つ。 あの連中、みんな高専の制服姿で待ち合わせしてて、結局、五条先生も夏油も七海さんも、あの学生時代が一番、楽しかったのかね。 七海さんは灰原と過ごした期間が一番、気楽そうだったのはわかる。 夏油も、五条先生とおれたち最強! やってた時期が絶頂だったのもわかる。 でも、五条先生はな……生徒たちにどれだけ慕われようとも、埋め合わせはきかなかったのね、と思うと乙骨や虎杖がちょっとかわいそうかなって。 五条先生にとって生徒たちは、大事に守り育てて愛でる「花」か。 乙骨や秤を、いつか自分に並び立つ術師になれる、と評しながらも、並び立って共に戦うイメージはまったく持っていなかったのか? でもまあ、五条先生は理子ちゃんを殺されても、そこらへんそっちのけで自分の能力覚醒にうっきうきな人だったからねえ。 それでも、「天内 ごめん」って謝る部分はあって、それが「五条先生」をつくってたのかな、って思った。 でも、五条先生はやっぱり「五条悟」でしかなかったってことだ。 「新しい自分になりたいなら北へ 昔の自分に戻りたいなら南へ行きなさい」 それでサブタイトルが「南へ」だからねえ。

『逃げ上手の若君』(第126話 絶技1337) 感想

秕さんの足刀がジャキジャキって変形するのかっこいい! って思ったら、時行も同じこと言ってた! 弧次郎は武人らしく、どこがどうすごいのか解説してくれた。ありがとう! 初めてみる武器だし、めっちゃ動きが速いから、さすがの長尾も対応に苦慮してるのね。 これ、刃を膝と太ももの2か所で固定してるから安定して動かせるのか。 刃を鉄製の指でつかんでるとことか、めっちゃかっこいい。 服もこの武装で動きやすいように三分袖(?)なんだろうね。 それにしても、秕さん、めっちゃ楽しそうだな。 主君と命令と戦いを欲しがっていたから、それをすべて得た今は最高に楽しいだろうな。 しかし、その秕さんにもスタミナという弱点があった……。 そうだよね。あれだけの量の刃物を身に着けて飛び回ってるんだもんね。 しかも、本人、楽しすぎて自分の限界を忘れてるし。 正宗と秕さんがうっきうきで武器を開発してる姿に笑った。 このふたり、混ぜたら危険コンビだった。 秕さん、バテちゃったけど、おかげで時行軍は態勢を立て直す時間ができたし、玄蕃も顕家と打ち合わせることができた。 顕家の踏み台になったり神輿担ぎになったり、奥州武士の皆さん、本当にがんばるなあ。 大人を吊るせるほどの太さの木材をあの距離で打ち抜く強弓。 さすが顕家の技は華やかだな。 顕家主役の作品も読んでみたい。さすがに無理だろうけど。 なんか久しぶりの御柱攻撃。 叔父上のおでこに字が浮かぶとなんか安心するね。 夏がめっちゃ楽しそうで、この子を御柱祭りに連れてってあげたい、と思った。 あと、あの勢いで落ちて来る柱と3人を、階段という踏ん張りのきかない場所でちゃんと受け止めた奥州武士たち、めっちゃすごいな。

『アンデッドアンラック』(No.175 RIP) 感想(王子様でヒーローで恋人)

センターカラー扉絵で泣く。 前回ループの、両脚をアーティファクトに置き換えて歩くリップは、幼い頃の自分に泣いてすがられてた。 でも、今回ループのリップは幼い頃の自分の頭をなで、白衣をなびかせて歩くんだな。 両方とも子供の頃の自分に視線は向けてないけど、前回ループのリップは、邪魔すんな! って感じで、今回ループのリップは、任せとけ! って感じだ。 失ったライラのことでいっぱいいっぱいで、ライラとラトラに出会った頃の自分を見失っていたリップだけど、今のリップはまだ何も失ってないし、失わずにすむルートが存在しているんだよね。 サブタイトルみてまた泣く。 「No.109 R.I.P.(レスト イン ピース)」から66話後、ライラを取り戻すためにすべてを犠牲にしたリップが、ライラを失わないため、誰も犠牲にしないための戦いに挑む。 ピリオドを外しただけで、リップが本来のリップになるんだな。 う~ん。センターカラーだけでこんだけ読者を情緒不安定にさせるとは、さすが戸塚先生! さて本編。 危険な状態のライラを手術室に運ぶリップの前に現れた風子ちゃんとラトラ。 これ、風子ちゃんだけだったら、力づくで追い出されてそう。 ラトラが隣にいるから危険人物ではないだろう、という判断になってるものと思われる。 それでもまあ、さすがに話はきいてくれないよね。 それにしても、リップが医師として有能すぎる。 病院の患者すべてのカルテを覚えてるってどんだけだよ。 ライラのために医者になったけど、ライラのためだけに医者をやってるわけじゃない、っていうのが良いよね。 「こんな良い子を苦しめる神がいるなら オレが三枚におろしてやるよ」 本当に「神」を三枚おろしにしてくれる日を楽しみにしております! 「患者達の王子様」か……。 確かにメディアが雑に付けた感じの異名だけど、エミリーちゃんたちにとっては、本当にそんな存在なんだろうね。 一方、風子ちゃんは病院内に放たれた「シック」のジュニアたちの駆除作業中。 なんかこう、バイキンマン的な感じだな。 これ、クエスト対象のはずだけど、他のユニオンメンバーは来ないのかな。 それともこのクエスト、風子ちゃんひとりで請け負ったの? でも、マスタールールクラスで定員1名はキツくない? まあ、人数指定がちゃんとクエスト難易度に合わせてくれるとも、限らないけど。 そういえば、クエス...

『週刊少年ジャンプ』2023年42号 感想

『カグラバチ』 (第1話 “すべきこと”) 新連載。初回からめっちゃグロいな。 刀から金魚が出てきたシーンはとても美しかった。 敵をなぎ払うシーンの足の踏ん張り方とかコートの翻り方も。 ところでタイトル初めてみた時「神楽蜂」って脳内で変換したんだけど、実は「神楽鉢」だったりするのかな。 『SAKAMOTO DAYS』 (DAYS135 上終) スナイパーVSスナイパーになったんだけど、これ、上終が退いたらそこで終了じゃない? 追っかけようがないんだし。 まあ、上終には退けない理由がありそうだけど。 2週連続で窓ふきのお兄さんで終わりなの笑った。 『アオのハコ』 (#117 大一歩) 「千夏のパワーのおかげだよ」 この台詞だけでたっぷり2ページ使うとこが、このマンガの素晴らしいとこだよね! 大喜が千夏先輩を呼び捨てにするイベント強すぎる! 「けどやっぱり呼び捨ては禁止…心臓びっくりしちゃう」 「賛成です」 で締めるとこもまた良し。 お互い距離感を探りながら押したり引いたりで、ちゃんとストーリーがもってるマンガって意外と貴重だからね。 『アンデッドアンラック』 (No.175 RIP) 別記事(王子様でヒーローで恋人)になりました。 『キルアオ』 (page21 凄腕は考えない) 圧倒的窮地を殺し屋としての技量だけで乗り切ったのすごいな。 大狼が子供になっちゃったの、もしかして組織にとってめっちゃ損失なんじゃない? ノレンちゃんが天馬のこと催眠術で好きになって、家庭科部の恋模様がワケわからんことになる展開もおもしろそうだけど、部長さんが困りそうなのでやめてあげてください。 そうなったら一番かわいそうなのノレンちゃんだと思うけど。 『僕とロボコ』 (第153話 燃え尽きとロボコ) 中野編集長が絶妙に似てて怖かった。 『アスミカケル』 (Round13 必殺技) 飛び膝蹴り、めっちゃ痛そう。 初試合で初手飛び膝蹴りが決まって、やった! と気を抜くことをせず、「休むな!! 行け!!」ってガンガン攻めてく二兎、ちょっと怖いな。 おじいちゃんが「怯えながら…よく跳ねる まるで兎だぁ」って評してたけど、怖いのに逃げることもできず、とにかく反撃できないうちに叩きのめさなきゃ、ってなるのかな。 それにしても、弟の勝利に興奮しまくりな一狼がおもしろすぎるな。 この人、おじいちゃんや弟への...

『ワールドトリガー』第236話「鳩原 未来」 感想(すれ違っても、こじれても、大事な人)

鳩原さんがまだボーダーにいた頃の二宮隊のお話からスタート。 人を撃てないということは、自分の身を守れない、ということ。 だから鳩原さんを遠征に連れていけない、という忍田さんの説明はもっともなんだよね。 自分の身を守れないオペレータやエンジニアも連れていってる、と言われても、それは必要な技術を持ってるからなわけで、人を撃てないスナイパーは無駄に攻撃できる人の負担を増やすだけ、ということになりかねない。 「二宮隊がA級1位を獲ったら 遠征への参加を認めてください」 ランク戦の順位を条件に遠征を認めさせる、というのはオサムと同じなんだな。 いや、オサムの場合、条件を出してきたのはボーダー側だったからちょっと違うけど。 でも、二宮さんにしてみれば、こいつらおれと同じことしてやがる、になるんじゃないかな……。 忍田さんが大げさにため息ついてて、そんなこと言っても認めないよ、的な態度をみせてる。 ここで城戸さんが「参加を『検討』しよう」と言ったのも、これ以上の会話はめんどくさい、みたいな感じにみえる。 近界での戦争で仲間をたくさん失った城戸さんや忍田さんにしてみれば、検討に値しない、ってなるのもわかるよ。 さすがに二宮さんもそこらへんの空気は察してたけど。 でも、目標に挙げたA級1位太刀川隊の出水に教えを請いに行ったあたり、二宮さん、本気で達成するための努力はしたんだね。 さすがに出水はそのこと知らないわけだけど。 二宮さんが出水に頭を下げた、というエピソードの裏側にこんなことがあったとは。 そういえば、二宮さんが出水に、三雲隊は太刀川隊に勝てると思うか、みたいな話題を振ったことがあったけど、あの台詞って、二宮隊がそれを目指そうとしてたから出てきたのかも、と思うと感慨深い。 二宮さんをはじめとした二宮隊メンバーは、遠征行きが消えたことで、鳩原さんをまったく責めてないんだよね。 犬飼は鳩原さんの気持ちを軽くしようと、気を遣ってる様子がうかがえるし、二宮さんも二宮さんなりに言葉を尽くして、鳩原さんはそのままでいい、と伝えようとしている。 でも、そうやってやさしくしてもらっても、結局のところ問題は自分だけなんだ、って鳩原さんが思いつめてしまうのはどうにもならないよね。 自分の望みに二宮隊を巻き込んでるのに、足を引っ張ってるのは自分、ってのが明白だから。 しかしながら、そんな報告を鳩原...

『アンデッドアンラック』(No.174 白馬の王子様) 感想(確かに白馬の王子様)

自信にあふれ、陽気で子供たちに大人気なリップ。 食の細い病気の子供たちに喜んで食べてもらえるようパンパンダのキャンディを自作して配る、器用さと気の利かせ方。 パーフェクトな先生すぎる。 てか、パンパンダは世界中で大人気なのね。 ライラの南南西を向きながらご飯を食べるとか、ちょっと恵方巻を思い出すな。 それをやったらライラにとっての「白馬の王子様」が現れるって……比喩じゃなく本当に白馬に乗ってきたよ、リップ。 おいおいおいおい、これを堂々とやっちゃうのすごいな、リップ。 これはさすがに恥ずかしいよ、ライラの方が。 そして、ラトラが爆笑するのも当然だ。 きっと、リップが思いつきで突拍子もないことやらかして、それをラトラが笑って、そんなふたりを見ていることがライラにとっての幸せなんだろうね。 手術の日取りではなく、結婚式の日取りを占ってきたラトラ。 この時点では当然、風子ちゃんと接触しているわけだから、リップは手術をしない、という前提の言葉だよね。 ライラは自分の病状のむずかしさを知っている。 だから、自分を置き去りにしていいから、リップとラトラで幸せになった方がいいと思ってる。 でも、リップはライラを救うために子供の頃からあがき続けてきて、その努力と気持ちは必ず報われると信じている。 なんかもう、リップがまっすぐすぎて、前回ループのリップのすさみっぷりとのギャップに泣きそう。 指輪を贈られて「オレと添い遂げる」んだと断言されて、ポタッてなったら、ライラが感激して涙をこぼしたんだな、って思うじゃないですか! それなのにページをめくったら、口から血がボタボタですよ。 ギャ~っ! ってなるよね。 ビックリした。本気でビックリした。 白馬の王子様が現れて、ラトラが爆笑して、プロポーズになって、ニコニコしてたのに、なんなのこのホラー展開! 学校編からずっと、わりとほのぼの展開が続いてたので油断してたんだけど、そういえばこのマンガ、突然、怖い展開をぶっこんでくるんだった。 病院内で病状が突如悪化する患者が続出。 ライラはもう死ぬ前提でリップに語りかけてる。 ここで「アイツの占いは絶対だ!!」って言うリップがいいんだよね。 占いなんて非科学的だ、信じられない、って言いまくってたのに。 ここで風子ちゃんが現れるか。 UMA「シック」がクエスト対象って、いつの間にかクエスト始まってた、っ...

『週刊少年ジャンプ』2023年41号 感想

『SAKAMOTO DAYS』 (DAYS134 The end) 「上終」で「The end」か。なるほど。 あそこでPCを撃てたってことは、やろうと思えば坂本さんを殺すこともできたってこと? あれだけの長距離スナイプができるのなら、狙われた側は防御不可能だよな。 坂本さん、5億までチケット代を上げちゃったけど、あれで落札できてたらちゃんと払ってたのかな。 そこで、やっぱり払えません、って言うキャラではないと思うけど。 暗殺屋時代の貯金があったりするのかな。 『逃げ上手の若君』 (第125話 再会1337) 別記事になりました。 『キルアオ』 (page20 VS竜胆兄弟) 天馬が危険な場所に付き合ってくれてるのは、三刀流の超人になる夢のためでもあるのか。 常識だけでは手に入らないことを、非常識なことやって手に入れよう、というわけね。 「常識と理論に基づいた最大限効率的な方法」を毎日しっかり続けるだけでも、かなりすごいことだと思うんだけど、それをさらに超えたものを、命がけで手に入れようとしてるあたり貪欲すぎる。 まあ、これだけ貪欲だからこそ三刀流の超人という夢を描けるんだろうが。 竜胆兄弟のお兄ちゃんがアネゴにみえたの、催眠術かと思ったら変装術だった。 わざわざ同じ服調達して着替えるとこ想像すると笑えるな、って思ったんだけど、あれ調達したんだよね? まさかアネゴの服を脱がせたんじゃないよね? だとしたら天馬激怒案件なんだが。 『アンデッドアンラック』 (No.174 白馬の王子様) 別記事(確かに白馬の王子様)になりました。 『アスミカケル』 (Round12 青い帯) 格闘ジムにはサボる人がいない、というのはなんかわかるな。 スポーツジムだとライト層がいるけど、格闘となるとガチ層しか残らなそう。 仕事の合間の少ない余暇を削って、わざわざお金を払ってまでやってることだもんね。 義時さん、なんだかんだ言いつつも、二兎の想いを汲んでくれて、ちゃんと妥協点を示してセコンドとして付き添ってくれるあたり、本当に良い人だな。 二兎も黙って出場せずに、退会覚悟でしっかり相談して良かった。 黙ってたとしても「一狼の弟が~」とかで話題になってバレそうだもんね。

『逃げ上手の若君』(第125話 再会1337) 感想

時行以外の逃若党のキャストが発表されたけど、吹雪以外は女性声優なのね。 まあ、10歳くらいだと年齢的に声変わりしてないことが多いから女性キャストで正しいのかも。 玄蕃役が悠木碧ちゃんなの、ちょっとおもしろそう。 それにしてもイメージビジュアルの時行は松井せんせー感がだいぶ消えてて、これはこれでおもしろい。 さて本編。 兜のおでこ部分をリーゼント(?)のために開けてて、そんな弱点つくって良いのか? と思ってたけど、髪をまきつけただけのちゃんとした兜パーツだった。 いや、そんな手間暇かけてリーゼント(?)にみせる必要あるの? とはなるが。 それにしても、亜也子の四方獣に耐えるとはすごいな、この目庇とかいうやつ。 桃井、亜也子にやられて階段落ちしながら顕家軍を混乱させてるのおもしろすぎる、と思ってたら、これも斯波の計算のうちか。 桃井は単純な性格だけど、とにかく強い。 斯波にしてみれば、中途半端に計算で動く連中より信用できるし、扱いやすい、って感じかな。 斯波が絶対の忠誠心をみせてる直義の護衛にしようと考えてるあたり。 ここでまさかの叔父上が人質か……。 あのやたら生命力強そうな人が、こんなうつろな表情で、おでこに字も浮かんでないって、なんかもう、うぉ~ってなるな。 この時点で生き残ってる北条宗家は時行と叔父上だけ。 この場合、時行が生きていればそれでいい、とはならんよね。 時行もいつ死ぬかわからないわけだから。 伊豆の北条軍もこれは判断に困る。 叔父上を無理を承知で救うか、見捨てるかを判断できるのは時行だけだと思うんだけど、そんな咄嗟に判断できるわけでもない。 こんなパニクってる時行をみるのは悲しいなあ。 そんな時行を黙ってみつめてるだけの顕家は、こんな土壇場で時行がどう動くかで、時行の器をはかろうとしているんだろうか。 このピンチにまさかの秕さん、再登場! 腕にも武器をつけて、さらにメカメカしくなったな。 2年間、正宗さんのところで修行してたんだろうか。 サブタイトルの「再会」は、時行と叔父上、弧次郎と秕さんの再会ということか……。

『アンデッドアンラック』(No.173 今のアイツは) 感想(否定者家族の会)

チカラくんがユニオン入りしたと思ったら、基地にご両親まで来てる! と思ったら、その後ろにちっちゃく描かれてるのは、ビリー様と妻子か? そうか、今回ループでは妻子はまだ生きてたか。 ビリー様の場合は否定者になるきっかけに妻子は関わっていなかったので、ここらへんは固定ではないのかもしれない。 メイちゃんもいるし、ニコが「今回はバウもくんのか」とか言ってるし、一心さんは春歌ちゃんの成長がみたいから行けない、とか言ってるしで、またクエストパスという名のタイムリープをするつもりか? と思ったらやっぱりそうだった。 今度は15年(本誌には16年と書いてあるけど、公式Xで15年と訂正が入った。高校に通ってた1年分をカウントし忘れた?)か……。 チカラくんのご両親は、料亭を店じまいしてついてきてくれたのかな。 息子と離れたくないとしても、その後の生活はどうするんだ、って思ったけど、ユニオン基地に食堂ひらけばOKか? 親戚とかが心配して探しそうな気もするけど、そこらへんユニオンの記憶操作技術でごまかすんだろうね。 メイちゃんは親戚づきあいとかもないし、お兄ちゃんとムイちゃんに付いてくるのは当然だろう。 ファンはおいてけぼりだけど、何年スキップしようと老いないんだから、無問題! 一心さんは息子夫婦と春歌ちゃんも連れてくればよかったのでは? と思ったんだけど、山岡家は里長みたいな立場っぽいから、おじいちゃんかお父さんのどちらかは里にいないといけないけど、どちらも春歌ちゃんと離れたくなくて、付いていかなかったのかな。 バウさんがついてきたのは、ニコとバウさんの年齢をこれ以上、離したくなかったからかも。 だって、ミコちゃんとボウが……。 それにしても、フィルくんママもいるし、否定者の家族会(?)も増えたな。 前回ループではトップくんママしか生存が確認できてなかったけど。 これからも、ラトラの妹とか、タチアナちゃんのご両親とか、どんどん増えていくよね! 15年の間に、とりこぼした否定者はいない、と断言する風子ちゃん。 なんでかと思ったら、ラトラの占い、というか勘を信じたんだった。 すでにラトラに接触していたのね……。 1999年2月2日ということは、高校卒業目前くらいの時期か。 というわけで、ついにリップの勧誘に入った! ラトラはあいかわらずの性格だし、すんなり風子ちゃんの言葉を信じてくれた。...

『週刊少年ジャンプ』2023年40号 感想

『SAKAMOTO DAYS』 (DAYS133 餌) 豹さんが死んだのは自分が弱かったせい、と自分を責めるヘースケだけど、ORDERのみんなは、豹さんが死んだのは豹さんが弱かったから、という考え。 まあ、殺し屋が殺し屋に殺されて恨むのはお門違い、というのはそうだよな。 ORDERのみんなからみれば、おまえ何なの? ってなる。 スナイパーではあっても殺し屋ではない、というわりと中途半端な立ち位置のヘースケだから、まあ、いろいろとブレブレなんだよね。 本人も自分がグラついてるっていう自覚はあるんだろうけど。 ここで坂本さんからの助けが入って、よくヘースケがORDERに拉致られたってわかったな、と思ったらピースケが知らせたのね。 坂本さんはヘースケを助けるついでに「世紀の殺し屋展」を中止するための交渉をしたけれど、これはダメだった。 断られてすぐに「会長を餌にするつもりか」って察した坂本さんは、さすがに南雲のことわかってる! 坂本さんも南雲も有月に関する話題になると不機嫌になるか。 まあ、そこに連なるリオンさんの記憶が主原因なんだろうけど。 『アンデッドアンラック』 (No.173 今のアイツは) 別記事(否定者家族の会)になりました。 『キルアオ』 (page19 バレた) 竜胆兄弟の弟くん、元々は元気でバスケ好きな中学生って感じだな。 改造手術とか受けてフランケンシュタインになっちゃった感じ? 大狼が子供になっちゃったように、おかしな人体実験をしてる連中がいるのかも。 前回のお兄ちゃんの「生きてるから動いとる」発言はギャグかと思ったんだけど、動いてる⇒生きてる⇒まだ希望はある、みたいな意味だとしたら切ないな。 『逃げ上手の若君』 (第124話 力攻め1337) 別記事になりました。 『アスミカケル』 (Round11 地下へ) なんだかんだで一狼に丸め込まれちゃう二兎。 お兄ちゃんは弟のことを生まれた時からみてるし、一狼はわりとめんどうみのいい性格っぽいしで、弟をさりげに誘導する手管に長けてる感がある。 一方、二兎は基本的に素直な性格なので、言われたことをすぐに信じちゃうとこがある。 結局のところ、二兎は一狼に振り回されるしかないってことか? でも、格闘技だけで喰えてる人はほとんどいなくて、みんな他に仕事を持ちながら続けてる、ってのは、そりゃそうだろって思う。 おそ...

『逃げ上手の若君』(第124話 力攻め1337) 感想

川岸を抑えていた北畠軍が全滅。 原因は上杉が仕掛けた硫酸か。 硫酸はめっちゃ怖いって『Dr.STONE』でさんざん描写されてたよね。 硫酸は低地にたまるので、低い川岸にいた連中だけが動けなくなり、上杉側は高い位置から矢を射れば安全に完勝できそう。 上杉は思ったより死ななかったと不満そうだけど、斯波の言う通り、致死量の硫黄は必要なくて、なんとなく硫黄の匂いがするだけでもう十分に威嚇になるよね。 てか、上杉はなんでねるねるねるねで遊んでるんです? 顕家のお茶台(?)にされる時行、かわいい! もっとも危険な先鋒を任された北条軍。 時行は顕家からの信頼をもっと強固にしたいんだろうな。 子供たちの名前を泣き叫びながら戦う駿河四郎おもしろい。 てか、よくみるとはちまきにも服にも子供の名前入れてるのね。 年収2500万でも、亜也子の夫としてはギリ合格、とか考えてる時行。 査定がキビシイ。 コミックスのおまけでも、時行は雫の結婚相手のハードルを高く設定しすぎ、みたいなこと書いてあったよ。 まあ、亜也子も雫も時行の元から離れる気はないだろうから、ふたりとも時行の側室にすれば、みんな幸せになれるのでは? と思うんだけど、正室にしてあげられないからかわいそうとか考えてたりするのかな。 ところで松井せんせーのマンガで注射でパワーアップってのをみると、どうしてもドーピングコンソメスープを思い出すよね!

『アンデッドアンラック』(No.172 動けたんだ) 感想(常識からの卒業)

卒業式を抜け出して、風子ちゃんたちを探しにきたチカラくんがみたのは、UMA「カラー」、そして、それを戦う友達と先生達。 なにげに強いな、UMA「カラー」。 ユニオン側も広かったり無人だったりする場所なら、もっといろいろやれるんだろうけど。 情報操作で関係者以外を移動させることは可能なんだろうけど、卒業式を邪魔したくないのかな。 涼ちゃん、卒業式を抜け出して、わざわざチカラくんを探しにきてくれたんだな。 前回ループと同じく、涼ちゃんはチカラくんを「常識」側に引き留める役なんだな。 そして、今回も何もわからないままチカラくんにさよならされちゃうという。 「選んでくれ 常識か 組織か」 ここでショーンがチカラくんに選択を迫るとは。 ショーンは選択もへったくれもなくユニオンに組み込まれちゃったけど、それは、ショーンに捨てるものがほぼない状態だったから。 てか、犯罪組織から抜け出すことができてよかったね。 でも、チカラくんには能力を理解し受け入れてくれる両親がいるし、将来への夢もある。 だから、風子ちゃんはユニオンへの勧誘をしなかった。 その気持ちは理解しつつも、ショーンは風子ちゃんの判断ではなく、それはチカラくんに選択させるべきだと思ったんだろう。 だって、ショーンはユニオン入りして幸せになったから、チカラくんがユニオンで不幸になるとは思えなかったんじゃないかな。 「重野力…重野力はいますか」 卒業式で名前を呼ばれた時に、チカラくんがいたのがショーンの肩の上、という演出がステキすぎる。 重野力はここにいるんだよ! てか、「不動」と「不可視」の組み合わせめっちゃ強いな! 見えないところから見つめられて動けなくなる、というのが! チカラくんが視えていれば、こいつが何かしてるんだな、というのに気づかれる可能性が高いけど、これならわけがわからない。 前回ループで地球一周ビーム(?)で背後から撃たれたけど、この手を使えば問題なしだ! それにしても、戦闘の時、何の役に立つのかよくわからなかった「不可視」が、他の能力と組み合わさるとめっちゃ凶悪能力になるのおもしろい。 あと、チカラくんを肩車して動けるショーン、結構、体力あるな。 チカラくん、なんでカメラのぞいて「不動」かけてるのかと思ったんだけど、視界を狭めてユニオンメンバーが動ける空間を広げるためか。 「不動」で写真を撮ると、写りたく...

『週刊少年ジャンプ』2023年39号 感想

『キルアオ』 (page18 ドキドキタッグマッチ) 暗殺組織の依頼が会員制って、つまり暗殺を複数回頼むのが前提になってるってことなんだろうか。 それとも、1回限りの人or組織が多いけど、暗殺組織で囲って情報が流出しないようにしているってことなんだろうか。 『SAKAMOTO DAYS』の世界ほど、暗殺家業がおおっぴらな感じではないようだけど。 竜胆兄弟の弟くん、あ行に濁点つけた言葉しか言えないっぽいし、カラーだと顔色がアレだし、ゾンビかフランケンシュタインかって感じなんだけど、それを「口数が少ない」「生きてるから動いとる」とは強弁がすぎるな。 ところで、突然、ロボレザが始まった、と思ったんだけど、レーザービームじゃなくて爆弾だった。 えっ? これで暗殺してるの? 目立ちすぎじゃない? やれる場所も限られそうだし。 これどう考えても、天馬に隠し続けるの無理なのでは。 下手に隠し続けるより、事情を話して協力してもらう方がよくない? 天馬の性格なら、すぐに事情を呑み込んで黙っててくれそうな気がするんだけど。 「娘さんを僕にください!」「愛し合っているんです!」「催眠術で!!」は発想が斬新すぎる。 そりゃあお父さんにぶっとばされても仕方ないな! 『SAKAMOTO DAYS』 (DAYS132 世紀の殺し屋展) シンの部屋がクーラー効きやすいって、店員にその部屋を貸し出してる坂本商店の福利厚生すごいな! そこそこの広さあるし。 「世紀の殺し屋展」とは、この世界、暗殺屋の存在がおおっぴらすぎる。 そして、シリアスな話してるのに、鹿さんにキャタピラがついたままなので、いろいろと台無しである。 ヘースケがORDERに拉致られた。 そうか、スラー派と接触したからその情報を求めてか。 豹さんが殺された件についての尋問のために来たのかと思ったよ。 『逃げ上手の若君』 (第123話 公家の戦1337) 別記事になりました。 『アスミカケル』 (Round10 選択肢) 超強気で豪快な感じで登場したのに、試合で負けてションボリしながら、体育座りで二兎くんと感想戦(?)してる梨輝ちゃんがかわいかった。 二兎くんも真剣に対応してるのね。 梨輝ちゃんのパンチを奈央ちゃんがよけたところで、うっかり「惜しい!!」とか言っちゃってるし、二兎くんは梨輝ちゃんになった気分で試合を観てた感じだから、仮想自...

『逃げ上手の若君』(第123話 公家の戦1337) 感想

久しぶりの実戦で、自分たちの今の戦い方に手応えを感じる逃若党。 それ自体はいいんだけど、実戦てのが、スポーツの試合とかじゃなくて、死ぬ可能性が高い本物の戦場ってのが怖いとこだよね。 見守るしかない雫は大変だろう。 でも、この戦いで顕家の信頼を得ることはできた。 ただの山寺だった杉本寺を「要塞」にした斯波。 いや、なんかものすごい規模で改造してる 「杉本寺まで敵はいない」ってのは、このお寺に戦力を集中させてるってことか。 まあ、これだけの拠点をつくっといて兵力を分散させることはないな。 「雅で華麗な公家の御戦を見せて遣わす」とめっちゃ美しい顔で言った直後に、白目で「続け社会のゴミ共!」とか言って駆け出す顕家のキャラが良すぎる。 ところで「ギランギランでブリンブリンに光ってる」ってどういう表現なの? でも、言いたいことはなんとなくわかるよ。 顕家軍の戦い方は、攻撃は顕家の一度に4本の矢の速射だけで、他の兵はすべて顕家の守り、という極端なもの。 4本の矢が一気に4人を倒すところの描き方がめっちゃかっこええ。 顕家は武士たちを「我が肉壁」と呼ぶけれど、それは絶対に壊れぬ壁と信頼しているから。 顕家自身は刀を持たず、「肉壁」が崩れたら自分も共に死ぬだけと、身をもって示している。 態度で示す、というのはこういうことなのだな。 でも「骸の山だ 食って片付けよ 獣共」はさすがに「嫌でござる」なんだ。 それはそうよね。