『アンデッドアンラック』(No.172 動けたんだ) 感想(常識からの卒業)

卒業式を抜け出して、風子ちゃんたちを探しにきたチカラくんがみたのは、UMA「カラー」、そして、それを戦う友達と先生達。

なにげに強いな、UMA「カラー」。
ユニオン側も広かったり無人だったりする場所なら、もっといろいろやれるんだろうけど。
情報操作で関係者以外を移動させることは可能なんだろうけど、卒業式を邪魔したくないのかな。


涼ちゃん、卒業式を抜け出して、わざわざチカラくんを探しにきてくれたんだな。
前回ループと同じく、涼ちゃんはチカラくんを「常識」側に引き留める役なんだな。
そして、今回も何もわからないままチカラくんにさよならされちゃうという。


「選んでくれ 常識か 組織か」
ここでショーンがチカラくんに選択を迫るとは。
ショーンは選択もへったくれもなくユニオンに組み込まれちゃったけど、それは、ショーンに捨てるものがほぼない状態だったから。
てか、犯罪組織から抜け出すことができてよかったね。

でも、チカラくんには能力を理解し受け入れてくれる両親がいるし、将来への夢もある。
だから、風子ちゃんはユニオンへの勧誘をしなかった。

その気持ちは理解しつつも、ショーンは風子ちゃんの判断ではなく、それはチカラくんに選択させるべきだと思ったんだろう。
だって、ショーンはユニオン入りして幸せになったから、チカラくんがユニオンで不幸になるとは思えなかったんじゃないかな。


「重野力…重野力はいますか」
卒業式で名前を呼ばれた時に、チカラくんがいたのがショーンの肩の上、という演出がステキすぎる。

重野力はここにいるんだよ!

てか、「不動」と「不可視」の組み合わせめっちゃ強いな!
見えないところから見つめられて動けなくなる、というのが!

チカラくんが視えていれば、こいつが何かしてるんだな、というのに気づかれる可能性が高いけど、これならわけがわからない。
前回ループで地球一周ビーム(?)で背後から撃たれたけど、この手を使えば問題なしだ!

それにしても、戦闘の時、何の役に立つのかよくわからなかった「不可視」が、他の能力と組み合わさるとめっちゃ凶悪能力になるのおもしろい。
あと、チカラくんを肩車して動けるショーン、結構、体力あるな。


チカラくん、なんでカメラのぞいて「不動」かけてるのかと思ったんだけど、視界を狭めてユニオンメンバーが動ける空間を広げるためか。


「不動」で写真を撮ると、写りたくない人も撮りやすいので便利!
というわけで、写真から逃げようとしたファンが空中で写っちゃってるのおもしろい。
他のみんなは口の形を変えられないので発音が不明瞭になっちゃってるけど、背中向けてるファンだけは、しっかり発音できてるのもおもしろい。

「俺は写らん!!」って逃げてる途中で「不動」に引っかかって、一瞬、動けるようになったらそのままの勢いで天井にツッコんじゃうファンは、すでにギャグ要員だと思います。


最後にビリー様、一心さん、イチコちゃんが出てきたのは、「ムーブ」で加勢に来たところだったのかな。


というわけで、アンデラには珍しい日常回(?)だった学校編が完結。
このわちゃわちゃした世界をもうちょっと楽しんでたかった……。



公式X(旧Twitter)はアニメのキャスティングの話。
声優陣が豪華すぎて、戸塚先生が理想で出したキャスティングがそのまま通っちゃったんだろうか、と思ってたら、まさかのノータッチだった。
いや、戸塚先生くらいの年齢だとドンピシャって感じの布陣だな、って感じがしたので。

アニメ化で何がうれしいって、打ち切りの危険性が遠のいたことだったけど、最近は戸塚先生がめっちゃ楽しそうなので、それがうれしいので満足です。
まだアニメはじまってないけど。