『アンデッドアンラック』(No.205 覧古考新) 感想(一番幸せになる)
サブタイトルの「覧古考新」という言葉を知らなかったんですが、調べてみたら、「古い事柄を顧みて、新しい問題を考察すること」だそうです。
今回の内容にぴったりすぎる。
アポカリプスの記憶攻撃を受けきったニコ。
やっぱり、ループを繰り返しヴィクトルやジュイスさんたちと戦ったこと、前回ループでイチコさんを失いニコラボを全滅させてしまったことも知ってしまったか。
膨大な情報が流れ込んだことよりも、過去のつらい記憶を取り戻したことの方がつらそう。
てか、つらいなんてもんじゃないよね……。
ランちゃんの次の選択は「ゲイ・ボルグ」「グングニル」。
あくまでも「サン」と「ルナ」に神話に出てくる強い武器を持たせようとするのね。
確かに、現実に存在するものよりも、神話に出てくるものをしっかりしたイメージで押し出した方が強い気がする。
対するニコは「電磁砲」「原子ロケット」と科学押し。
これが衝突してユニオン基地は大丈夫なの? と思ってたらラボ部分のユニットが地上に射出されたよ。
何かあった時のために脱出装置をつけてあったのか?
ザックさん無事でよかった。
ここでニコが「十善戒」をつかってランちゃんから情報をひきだしたの、めっちゃかっこよかった。
すべてが「不」ではじまる十善戒はとてもアンデラにハマるな。
「不妄語はお前の嘘を禁じる」か。
死理取りをこんな使い方するか……。
「消滅した魂はこの世界とは別の亜空間に飛ばされる」
「通常次のループでの出生タイミングまでそこから出ることはできない」
つまり、ループを経て生まれ変わっても、魂は同一のもの。
「ずっと…気になってたんだろ たとえ別人であっても… そう言い聞かせて200年 頑張ってくれたんだよな」
ニコは風子ちゃんのためにこの情報を引き出してくれたんだ。
今回ループのみんなを救いたいとがんばっていたけれど、心の片隅に、今回ループのみんなを救ったところで前回ループのみんなの魂を救ったことにはならないのでは? という疑念はどうしたって出るよね。
フィルくん編でもちょっと触れてたけど。
涙をボロボロこぼしてる風子ちゃんをみて泣いた。
今、風子ちゃんが会えているのは大好きだったみんななんだね。
たとえ別人であっても幸せにしたいけど、前回までのループでとてもつらい思いをした人たちの魂を幸せにしたい、という思いはずっとあったんだろうな。
「前のループずい分迷惑かけた 死で償えるならそうしたい だがそれ以上に オレはお前の優しさに報いたい」でさらに泣いた。
死でなんか償えないから! それ誰のためにもならないから!
それをニコはわかってるんだよ。
それはそれとして、死で償いたいほど、前のループで自分がやったことを許せないんだよ。
「今までの人生(ループ)で一番幸せにしてみせます」と言って風子ちゃんが泣いた理由を知って、あれだけのことをやってもまだ信じてくれて、幸せにしてみせると言ってくれたことの、その重みにニコは慄いたんじゃないかと思う。
真摯すぎて脅迫じみた信頼と優しさに。
だからきっと、その優しさに報いるためには命を懸けないと、ってなったんじゃないかな。
これまでずっと風子ちゃんひとりで背負ってきたものを、これからはニコも支えてくれる。
そう考えると、ちょっと安心するね。
風子ちゃんがニコを「不忘」にしたくなかったのは、それがニコを不幸にすることとイコールだったから。
でも「なってやるよ この不忘を持ったオレのまま 今までのループで一番幸せにな!!」ってニコは宣言した。
そして「蘇生!!」であっさりイチコさんとファンが復活ですよ。
「不忘」の記憶能力はイメージが強固だからそれも可能なのね。
ところで蘇生したファン強すぎじゃないですか?
「ルナ」と「サン」の偶像(?)を一撃で倒しちゃった。
そのダメージがランちゃんにもいって、もうボロボロ。
ニコが「オレはこいつと結婚する 子は一人 名前はミコだ」とか宣言しちゃった。
イチコさんは「えっ!! 女の子!?」って言ってるけど、驚くのはそっちでいいのか?
まあ、イチコさんの中でもいずれニコと結婚することは確定事項だったんだろうな。
だけど「子は一人」ってのはイチコさんが死んじゃったからそうなったわけで、ひとりとは限らないんじゃないのか?
ニコのイメージの中のジーナさんがおばあちゃんで、そっちのジーナさんの方がなじみ深いのね。
「自分の遺言は自分で決める」
ランちゃんはもう負けを確信した。
そのうえで、ニコを道連れにしようとしている。
「ソウル」が「警戒すべきは…不忘だったか…」ってぼやいていたけど、ランちゃんも同じ結論に達したんだろうね。
今回はもう素晴らしすぎたし、幸せすぎた!
風子ちゃんがみんなを幸せにして、みんなが風子ちゃんを幸せにして、みんなで幸せになる。
そこに向かってこの物語は突き進んでいるんだと確信できた。
そんな超ハッピーエンドをみるために、これからも応援がんばる!
今回の内容にぴったりすぎる。
アポカリプスの記憶攻撃を受けきったニコ。
やっぱり、ループを繰り返しヴィクトルやジュイスさんたちと戦ったこと、前回ループでイチコさんを失いニコラボを全滅させてしまったことも知ってしまったか。
膨大な情報が流れ込んだことよりも、過去のつらい記憶を取り戻したことの方がつらそう。
てか、つらいなんてもんじゃないよね……。
ランちゃんの次の選択は「ゲイ・ボルグ」「グングニル」。
あくまでも「サン」と「ルナ」に神話に出てくる強い武器を持たせようとするのね。
確かに、現実に存在するものよりも、神話に出てくるものをしっかりしたイメージで押し出した方が強い気がする。
対するニコは「電磁砲」「原子ロケット」と科学押し。
これが衝突してユニオン基地は大丈夫なの? と思ってたらラボ部分のユニットが地上に射出されたよ。
何かあった時のために脱出装置をつけてあったのか?
ザックさん無事でよかった。
ここでニコが「十善戒」をつかってランちゃんから情報をひきだしたの、めっちゃかっこよかった。
すべてが「不」ではじまる十善戒はとてもアンデラにハマるな。
「不妄語はお前の嘘を禁じる」か。
死理取りをこんな使い方するか……。
「消滅した魂はこの世界とは別の亜空間に飛ばされる」
「通常次のループでの出生タイミングまでそこから出ることはできない」
つまり、ループを経て生まれ変わっても、魂は同一のもの。
「ずっと…気になってたんだろ たとえ別人であっても… そう言い聞かせて200年 頑張ってくれたんだよな」
ニコは風子ちゃんのためにこの情報を引き出してくれたんだ。
今回ループのみんなを救いたいとがんばっていたけれど、心の片隅に、今回ループのみんなを救ったところで前回ループのみんなの魂を救ったことにはならないのでは? という疑念はどうしたって出るよね。
フィルくん編でもちょっと触れてたけど。
涙をボロボロこぼしてる風子ちゃんをみて泣いた。
今、風子ちゃんが会えているのは大好きだったみんななんだね。
たとえ別人であっても幸せにしたいけど、前回までのループでとてもつらい思いをした人たちの魂を幸せにしたい、という思いはずっとあったんだろうな。
「前のループずい分迷惑かけた 死で償えるならそうしたい だがそれ以上に オレはお前の優しさに報いたい」でさらに泣いた。
死でなんか償えないから! それ誰のためにもならないから!
それをニコはわかってるんだよ。
それはそれとして、死で償いたいほど、前のループで自分がやったことを許せないんだよ。
「今までの人生(ループ)で一番幸せにしてみせます」と言って風子ちゃんが泣いた理由を知って、あれだけのことをやってもまだ信じてくれて、幸せにしてみせると言ってくれたことの、その重みにニコは慄いたんじゃないかと思う。
真摯すぎて脅迫じみた信頼と優しさに。
だからきっと、その優しさに報いるためには命を懸けないと、ってなったんじゃないかな。
これまでずっと風子ちゃんひとりで背負ってきたものを、これからはニコも支えてくれる。
そう考えると、ちょっと安心するね。
風子ちゃんがニコを「不忘」にしたくなかったのは、それがニコを不幸にすることとイコールだったから。
でも「なってやるよ この不忘を持ったオレのまま 今までのループで一番幸せにな!!」ってニコは宣言した。
そして「蘇生!!」であっさりイチコさんとファンが復活ですよ。
「不忘」の記憶能力はイメージが強固だからそれも可能なのね。
ところで蘇生したファン強すぎじゃないですか?
「ルナ」と「サン」の偶像(?)を一撃で倒しちゃった。
そのダメージがランちゃんにもいって、もうボロボロ。
ニコが「オレはこいつと結婚する 子は一人 名前はミコだ」とか宣言しちゃった。
イチコさんは「えっ!! 女の子!?」って言ってるけど、驚くのはそっちでいいのか?
まあ、イチコさんの中でもいずれニコと結婚することは確定事項だったんだろうな。
だけど「子は一人」ってのはイチコさんが死んじゃったからそうなったわけで、ひとりとは限らないんじゃないのか?
ニコのイメージの中のジーナさんがおばあちゃんで、そっちのジーナさんの方がなじみ深いのね。
「自分の遺言は自分で決める」
ランちゃんはもう負けを確信した。
そのうえで、ニコを道連れにしようとしている。
「ソウル」が「警戒すべきは…不忘だったか…」ってぼやいていたけど、ランちゃんも同じ結論に達したんだろうね。
今回はもう素晴らしすぎたし、幸せすぎた!
風子ちゃんがみんなを幸せにして、みんなが風子ちゃんを幸せにして、みんなで幸せになる。
そこに向かってこの物語は突き進んでいるんだと確信できた。
そんな超ハッピーエンドをみるために、これからも応援がんばる!