『ワールドトリガー』第241話「遠征選抜試験・37」+第242話「遠征選抜試験・38」 感想(トリオン兵百鬼夜行)

諏訪7番隊VS若村11番隊。
若村11番隊のエース機であるヒュースの「爆撃機(カナダ)」がいきなり撃ち落とされた。
諏訪7番隊、想定外というか計算外のパワー勝負を仕掛けてきた!

コスト度外視でトリオン兵をつくってる?
けど、コストの上限は決まってるので、どこかから湧いてくるわけもない。
明らかにどこかのコストを削っているんだけど、それがどこかはわからない。

とまどう若村11番隊だけど、雰囲気は悪くないよね。
互いに声をかけあいながら動けてる。


「諏訪隊の戦術の謎を解いておかねぇと 結局 明日もキツくなる」
かなりな劣勢でいつものようにパニクる若村だけど、今回は自力で立ち直った!

「どうするって……どうする……!?」って状態から「……いやちがう……!」ってなる間に、マリオちゃんとヒュースの顔がうつってて、ふたりに助言を求める考えもちょっと浮かんだのかな、って思った。
でも、若村は自分でしっかり決断をくだした。

「何ポイント取られようがどうせ同じ1敗だ……! 残り2ターンも撃ち合って諏訪隊の情報を集めるぞ!」
なるほど、戦況をひっくり返すことはあきらめて、情報収集に徹しよう、というわけか。
諏訪7番隊のトリックを解くための情報収集、という目的があれば、たとえここからボコボコにされても、チームの士気は下がらない、という面でも有能な一手。

これを自分だけで判断できた若村の成長っぷりがすばらしい!
これまでなら困ってヒュースあたりに助言を求めてたところじゃない?
いや、チームメイトを頼れるというのも大事なことだけど。


で、結局ボコボコに負けたのね。やっぱり。
そして、みんなが考察を述べ合うけど、結局、コストのつじつまがあわない、という点をのりこえられない。

ここで、ヒュースが「修が諏訪隊の作戦を立てている」という前提なら、推測ができる、とか言い出した。
ヒュース、オサムの理解度があがりすぎてるな。


全5ターンのうち、最初の2ターンだけに狙撃隊の弾数をつぎ込んだ……つまり、3ターン以降は捨てていた?
そうか、最初にヒュースの狙撃機を落としたら、あとのターンは弾切れ状態になってもかまわないわけか。
一応、偽装工作もしてたっぽいけど。
単純といえば単純だけど、その割り切りというか思い切りがオサムっぽい。

オサムは少ないトリオンをやりくりして戦い続けてるから、そういうのは慣れてるしな。

でも、ヒュースがトリックを暴いても、オサムは暴かれる前提で翌日の戦術をたてそう。


「空閑や雨取ほど派手じゃねえけど」のとこのコマ、トリオンモンスター・チカちゃんと、首狩り白兎・ユーマの後ろに、ひっそりオサムが描かれてるけど、対戦チームからしたら本当にこんなイメージなんだろうな。
あと、ユーマがさりげにキラーンだしててかわいい。


4勝1敗4分けと絶好調な若村11番隊の本日ラストの相手は歌川1番隊。
なんか、悪い夢みたいなトリオン兵がドドドドドドって現れて笑ってしまった。
ワニやウサギはまだしも、椅子とかピラミッドとか輪入道(?)はなんなんだよ。百鬼夜行?
こわい。これはこわい。

半崎の「夢に出そう」におもいっきりうなずいてしまった。