『逃げ上手の若君』(第155話 文化1338) 感想

顕家軍も楠木家もだいぶ厳しい状況。
でもみんな活力は失っていない。

顕家は端午の節句にかこつけてお祭りを開催。
下衆だ蛮族だと言いながらも、公家の文化を教えつつ、奥州武士たちも楽しめるようにしてる顕家の、このバランス感覚が良いよね。


堀口、「バカだバカだと思っていた若殿が…」ってめっちゃ悪口じゃん、ってなったけど、それでもずっとそばにいれば愛着は湧くんだろうね。
まだ幼いのに親元を離れて戦場を転々とする生活を過ごしているってだけでも立派だと思うけどね、新田(息子)。
わがままなとこはあるけど、郎党たちに対して傲慢なところは見当たらないし。


「風林火山」の旗は特級呪物……。
まあ、その後の歴史を知ると、諏訪側からみれば忌まわしきものかもしれないね。


顕家にとって奥州産の新巻鮭は第二の故郷の味。
時行が最初は食べられなかったイナゴに慣れたように、顕家も奥州の味に慣れるほどの時間を奥州武士たちと過ごしたんだな。
生まれ育った土地を幼くして離れ第二の故郷を得た。
だから時行には顕家の気持ちがわかるのかもしれない。


ところで石合戦って怖すぎじゃない?
危険なだけでどこがおもしろいかわからなすぎるんだが、「当時の人は大好きだった」とか書いてあって、ドン引きした。

遊びで重傷者を増やすな!