『逃げ上手の若君』(第191話 インターミッション1350) 感想

成長した義詮が出てきた。
なんというか、ちょっと怖いな。
地味に父親の血を感じさせてくるというか。

義詮と直冬が微妙に似ているのは兄弟なので当然だけど、義詮の方が怖くみえるのは、目をかっぴろげてるせいなのかな。
斯波が死んだ時に涙を流していたかわいいあの子はどこに行った!


尊氏が直冬に対して「厚遇を忘れて謀反」とか、すごい顔してわめいてるの笑う。
いや、あの扱いのどこが「厚遇」なのよ。
直義が養子にすることを認めたことかな?


そして、直義の顔がついに変わってしまった。
困り顔で兄を見ていたあの弟はもうどこにもいない。
天下を取る、という目的がかなえられたのに、誰も幸せになっていない。
かなしい。


その一方で、天下を取るのをあきらめる宣言をした時行。
まあ、現状で時行が天下を狙い続けるって、ただただ犠牲が増えるだけになってしまうからな。

もし兄が生きていたら権力争いをすることになっていたかもしれない。
その言葉は足利兄弟の現状だ。

天下取りをあきらめることで時行は幸せになれる、というのが足利兄弟の破滅的な対立と同じ回で語られてるの、本当に松井せんせーがうまい。


ところでついに時行が三人とも正室にしてしまったね。
おいおいおい、あの三人を同時に相手して大丈夫か?
いや、『週刊少年ジャンプ』としてはギリギリのラインを攻めたな!