『週刊少年ジャンプ』2025年11号 感想

『カグラバチ』(第67話 ザ殺戮ホテル)
チヒロくんが生きていたと知って感動に震える昼彦が、残念ながらかわいいな。
やってきたこと考えると、純粋にかわいい、と思えないのが本当に残念。
「俺は“自由”の弟子だ」とか少年マンガの主人公みたいなこと言ってて、やってることがアレでなければチヒロくんのバディ役になって欲しい人材だよ。

チヒロくんの「俺は君と少し境遇が似ている」という言葉に、ということは、世間から隔絶された生活をしていなかったら、チヒロくんもイヲリちゃんみたいに見知らぬ人から嫌がらせを受けるようなことになってたのかもしれないなあ、って思った。
六平パパは妖刀を守るために隠遁生活をしてたと思うんだけど、チヒロくんをそういうものから遠ざけたいという思いもあったのかもしれない。

チヒロくんはいい子だな、と思うのは「勝手に共感した」と言えちゃうところなんだよね。
似たような境遇であっても同じ判断をするとは限らない、ということをちゃんとわかってるし、自分と同じ判断をして欲しい、とも言わない。
ただ、イヲリちゃんに自分の意志で選んで欲しいだけなんだよね。

イヲリちゃんがドアについてるのぞき窓から見た、チヒロくんが選んだ道。
それをみて、上塗りされた偽りの記憶で生きていくことを選択したイヲリちゃん。
そりゃそうだよなあ。普通で平和な学校生活を送ってきた子が、あんなものを見せられて、それでも真実が欲しい、ってなるほどイヲリちゃんはイカれてはいないよなあ。

選択肢を与えられたイヲリちゃん。
自分に選択肢はないと考えるチヒロくん。
でも、柴さんはチヒロくんのためなら選択肢をつくってくれたと思うんだよね。
だからまあ、選択肢をふさいだのはチヒロくんなんだよね。
もちろん本人その自覚がありまくりだろうけど。

『あかね噺』(第145席 見てなよ)
りゑんが執念深すぎて笑った。
いや、朱音ちゃんに嫌がらせするためにそこまでする?

ところで泰そんくんは名前的に泰全師匠の弟子?

『逃げ上手の若君』(第190話 インターミッション1349)
別記事になりました。

『超巡!超条先輩』(第49話 前作主人公)
そのまんまのサブタイトルだな。
それにしても左門くんにまた会えるとは!
天使ヶ原ちゃんとの関係もあいかわらずのようで何より。

「前作主人公」と書いて「オタクが大好きなあの」と読むのめっちゃわかる。
てか、オタクだから好きなんじゃなくて、左門くんだから好きなんだよ!

「せめて両さんより先に来てれば」と言われても、先とか後とか関係なく両さんに勝てるキャラはいないよね。

左門くんあいかわらずツンデレでクズムーブしてるけど、超条先輩は心を読めるのでそこが何も問題にならない、というのが良い。
ところで繁華街にあると思われる交番の隣に、あんなでかいビル建てられる空き地があるのって、超条先輩がいるせいでですか?

『魔男のイチ』(第21狩 生き方)
イチが死ぬ、という予言をきいて怒るマネーゴールド様。
予言そのものよりも、ジキシローネのイチの命をまったく気にしていない態度に怒っている感じ。
ビジネスライクというか、平和のためなら犠牲は厭わない的な人かと思ってたんだが、倫理観はちゃんとしてる人っぽくって、ちょっと安心したというか。

怒るマネーゴールド様をみて「人間って面倒だね」って言うジキシローネのマスコットっぽい顔が別方面でコワい。

そして、デスカラス様とトゲアイスさんが意外と仲良しさんだった。

デスカラス様の「私と家族になろう」発言はびっくりだった。
これ当然、結婚しよう、って意味ではないよね。
おそらく、弟にならないか、だろう。

弟子にしたいとかではなく、「家族」になりたいのはなんでだろう。
弟を失っているデスカラス様にとって、それは軽く扱える言葉ではないはずだけど。