『魔人探偵脳噛ネウロ』第153話 泡【あわ】 感想

表紙のマリオネットたちがめっちゃかわいい。
特に笹塚人形が激似で、そうか、もともとが人形っぽいのか、と妙に納得してしまった(苦笑)。

魔人様が「動かない」というのは、事務所の中から動かないという意味ではなく、トロイの前から動けない、ということらしい。
「命に関わるほど魔力が枯れた時に備えて用意しておいた」って、今、まさにそういう状態ってこと?
思った以上に危機的状況だったんだな、魔人様。

魔人様が動けないと知って報復行動(?)に出た弥子ちゃん。
気持ちはわかるよっ!(笑)
しかし、妙なからくりに阻まれて逆にひどい目にあっちゃってる。
どんだけ、用意周到なんだ魔人様。
これだけの大規模な装置を仕込むのは大変そうなので、事務所のリフォームを担当した外道仲間の池谷が協力したに違いないっ! と、妄想するだけでめっちゃ楽しい。

魔人様の顔にぶつけたホールケーキを、後でちゃんと食べるつもりだったらしい、弥子ちゃん。
考えようによっちゃあ、かなりエロい絵になる(爆)。

久しぶりに登場の早乙女社長。再び本編でお目にかかれてうれしい。
「踏むなよ…大人のシッポ」って……かっこよすぎですから!
まだちょっと、初々しい感じの吾代もかわいい。なんだかんだ言っても、早乙女社長の命令に従順だよなあ。

草食と雑食と肉食の例えはおもしろいな。
「本当に肉喰い慣れてたら、姿よりもまず口臭を第一に隠す」か。
いつもながら松井センセの発想はユニークだ。

「五本指」だったチー坊。
吾代は「シックス」を知らないけれど、この異常事態はさすがにわかるよな。
葛西→火、DR→水、テラ→土、ときてるけど、泡を出すってことは、チー坊は空気を操るんだろうか。
ジェニュインが「私が技術を教え込んだお気に入りよ」と言うと、少年誌では描けない方向に考えが走ってしまうんだけど(苦笑)。

元々は不良グループのパシリだったチー坊。それが吾代に見出され(?)、さらに「シックス」に見出され、現在に至る。
ずいぶんな流転人生だ。
この子は魔人様の元まではたどりつかず、人間達の手によって押さえ込まれることになるのかな?
「喰えるよ、肉ぐらい」と言ったチー坊の表情が、あんまりかわいいんで、ちょっと戸惑ってしまうんだけど……。