『魔人探偵脳噛ネウロ』第155話 刃【あんさつ】 感想

ホテル前で合流した笹塚さんと吾代が、会おうとしていた人物は同じだった。
笹塚さん、普段はあんまり他人と張り合うタイプじゃないのに、吾代にはかみつくよなあ。
警察、警察、と連呼されるのがよっぽど気に障るのか、意外と吾代をからかってるつもりなのか。
大穴で、吾代が弥子ちゃんと親しげなんで牽制してるという線もあり?(笹ヤコ的意見)

笹塚さんと吾代の尋ね人は本城博士だった。
いずれ本城博士にたどりつく展開になるんだろうとは思ってたけど、ホテルに住んでるとは思わなかったから、除外してたよ。
それにしても、ホテルの部屋の中にダンボールハウスをつくるってどーゆーこと?
河原を追い出されたんなら、そこらへんの空き地を買い取ればすむ話のような気がするんだが。
何かを所有するのがイヤ、ということなのかな?
ホテルにこんなにたくさんダンボールを運び込むのは大変だっただろうなあ(業者に運ばせたのか?)。
シャンデリアの横にダンボールって絵がなんともシュール。
きっと、特許とかでいろいろ金が入ってくるんだろうね。
もともとかなりな豪邸に住んでたらしいし(刹那さんてお嬢様育ちだったんだ)。

弥子ちゃんが拒否した焦がしダンボール茶。
いや、コンクリートのバター醤油いためと焦がしダンボールのどちらかを絶対に食べなきゃいけないとしたら、迷わず焦がしダンボールを選ぶぞ。

テラの最後の客であり、チー坊とも会っていた本城博士。
本当にどんだけ人脈広いんだ。
でも、本城博士にすぐに信用してもらえたって点では、弥子ちゃんがついてって正解だったんだね。
魔人様も弥子ちゃんと本城博士がお知り合いってのは知らないはずだし……って……あれ? 知ってる可能性もあるのか?

電話ごしでも頼りになる魔人様!
見事に弥子ちゃんの危険を察知した。
そして、一番、頼りになる弥子ちゃんのボディガード・あかねちゃん。
ホントにあかねちゃんには何度も助けられてるよなあ。
いつも弥子ちゃんの一番、近くにいるってのと、他人がその存在に気づかないから警戒されない、というのが最大の利点。

弥子ちゃんたちに、本城博士を連れて逃げろ、と指示した魔人様。
相手が「五本指」では勝ち目がないことはわかりきってるんだから、当然の指示だよね。
納得はできないようだけど、しぶしぶ承知した吾代。
しかし、笹塚さんは従わない。
生きた証人をなんとしてでも手に入れたい気持ちはわかるけど、無理がありすぎるって。
サイやテラを間近で見た経験があるのに、それでも立ち向かおうなんて、意外と無鉄砲だな。

本城博士が気にかけていたワンコは気の毒なことに。
おまけに、チー坊だけでもやっかいなのに、葛西まで参戦。
あの~、人間だけでなんとかできる状況とは思えないんですが、松井センセ。

前回、弥子ちゃんの食害(?)による倒産を免れたホテルだけど、今度はチー坊と葛西の攻撃によって倒壊しそうだよ。