『呪術廻戦』(第106話 渋谷事変・24) 感想(あやふやな世界で惑う)
突如、脹相兄ちゃんの脳内に溢れ出した、「弟・虎杖」の記憶。
野外で食事をして、はしゃぐ虎杖と血塗と、それを穏やかなまなざしでみまもる壊相と、幸せをかみしめているような脹相兄ちゃんと、6つの瓶の中の兄弟たち。
九相図ならぬ十相図。
なにこれなにこれなのこれ、こわいこわいこわい。
弟たちの仇のはずの虎杖に、普通に「兄ちゃん」と呼ばれてる記憶とか、そりゃあ脹相兄ちゃんもパニクる。
「存在しない記憶」と「存在した記憶」の乖離が激しすぎて、どれが実在でどれが捏造が判別できない。
自分の中にあるものが信じられない。
自分にとって一番大切な存在である「弟」を信じられない、というのは脹相兄ちゃんにとってあまりにも残酷だ。
一番、疑いたくない存在を、もっとも疑わしい存在にしてしまう。
いや、こんなエグいのが主人公の能力でいいのか?
今になって振り返ると、東堂の「どうやら俺達は"親友"のようだな」って台詞はかなりこわい。
あの当時は大笑いしてたけど、めっちゃこわい。
記憶の不整合を、東堂はこの台詞だけで瞬時に受け入れたことになるから。
東堂なんなの?
脹相兄ちゃんみたいになるのが普通だよね?
なんでそんなすんなり納得しちゃったの?
完璧すぎる伏線ではあったけど、東堂というキャラがいなかったら成立しなかった荒技だな……。
この能力は、相手にとって一番、大事、というか、欲しい、というか、そういう存在に成りすます、ということなんだろうか。
脹相兄ちゃんは「弟」が大事。
東堂は「親友」が欲しかった。
そうやって、一番、切り離しがたい存在として、すべりこんでしまう。
えげつない。めっちゃえげつない。
これ、宿儺の能力かと思ってたんだけど、宿儺が「……?」ってなってて、なんか微妙な感じだな。
自分の能力ではあるけどこいつがなんで使えんの? なのか、自分が知らない能力をこいつがなんで使ってんの? なのか。
でも、これが虎杖の術式なら、「六眼」を持つ五条先生が、虎杖は今のところ術式を持っていない、って言ってたのはなんなんだってことになる。
ほんとにまったくわけがわからないよ。
これ、一番、えげつないのは、読者がいろんなことを疑うはめになったってことだよね。
「存在しない記憶」と明言されていないところで、存在しない記憶が描かれていたのでは? という疑心暗鬼。
すべてのシーンを疑いはじめるとキリがない。
この物語のすべてが歪みはじめた。
全部、五条先生にまかせちゃえばいいんじゃないの? って感じになってた部分が、封印により一挙に不安定化したと思っていたけれど、実はそれ以前からすでに不定形だったのかもしれない、とか考えだして、グルグルしている。
ところで、夏油のとこのお嬢さんたちが持ってきたものって、大きさ的に宿儺の指?
また虎杖の中の宿儺成分(?)が増えてしまうのか……。
一方、七海さんは禪院当主と真希さんの親子喧嘩に巻き込まれていた……。
御気の毒に。
一人の方が精神的にはマシだったよ、多分。
でも、禪院当主、さすがに強いな。
姿を写し取って、それを破壊することでダメージを与える、みたいな感じ?
七海さんですら、わけがわかんないみたいだけど。
このゆるキャラみたいなの、夏油と真人がバカンス(?)やってた時、くらげみたいにプカプカ浮いてた呪霊だと思うんだけど、吐きだした人骨の数がハンパなくて、一気にまがまがしい感じになった。
そしてなぜだかゴリラになった……。
パンダ先輩といい、なんでこのマンガ、ゆるキャラをすぐゴリラにしてしまうの?
野外で食事をして、はしゃぐ虎杖と血塗と、それを穏やかなまなざしでみまもる壊相と、幸せをかみしめているような脹相兄ちゃんと、6つの瓶の中の兄弟たち。
九相図ならぬ十相図。
なにこれなにこれなのこれ、こわいこわいこわい。
弟たちの仇のはずの虎杖に、普通に「兄ちゃん」と呼ばれてる記憶とか、そりゃあ脹相兄ちゃんもパニクる。
「存在しない記憶」と「存在した記憶」の乖離が激しすぎて、どれが実在でどれが捏造が判別できない。
自分の中にあるものが信じられない。
自分にとって一番大切な存在である「弟」を信じられない、というのは脹相兄ちゃんにとってあまりにも残酷だ。
一番、疑いたくない存在を、もっとも疑わしい存在にしてしまう。
いや、こんなエグいのが主人公の能力でいいのか?
今になって振り返ると、東堂の「どうやら俺達は"親友"のようだな」って台詞はかなりこわい。
あの当時は大笑いしてたけど、めっちゃこわい。
記憶の不整合を、東堂はこの台詞だけで瞬時に受け入れたことになるから。
東堂なんなの?
脹相兄ちゃんみたいになるのが普通だよね?
なんでそんなすんなり納得しちゃったの?
完璧すぎる伏線ではあったけど、東堂というキャラがいなかったら成立しなかった荒技だな……。
この能力は、相手にとって一番、大事、というか、欲しい、というか、そういう存在に成りすます、ということなんだろうか。
脹相兄ちゃんは「弟」が大事。
東堂は「親友」が欲しかった。
そうやって、一番、切り離しがたい存在として、すべりこんでしまう。
えげつない。めっちゃえげつない。
これ、宿儺の能力かと思ってたんだけど、宿儺が「……?」ってなってて、なんか微妙な感じだな。
自分の能力ではあるけどこいつがなんで使えんの? なのか、自分が知らない能力をこいつがなんで使ってんの? なのか。
でも、これが虎杖の術式なら、「六眼」を持つ五条先生が、虎杖は今のところ術式を持っていない、って言ってたのはなんなんだってことになる。
ほんとにまったくわけがわからないよ。
これ、一番、えげつないのは、読者がいろんなことを疑うはめになったってことだよね。
「存在しない記憶」と明言されていないところで、存在しない記憶が描かれていたのでは? という疑心暗鬼。
すべてのシーンを疑いはじめるとキリがない。
この物語のすべてが歪みはじめた。
全部、五条先生にまかせちゃえばいいんじゃないの? って感じになってた部分が、封印により一挙に不安定化したと思っていたけれど、実はそれ以前からすでに不定形だったのかもしれない、とか考えだして、グルグルしている。
ところで、夏油のとこのお嬢さんたちが持ってきたものって、大きさ的に宿儺の指?
また虎杖の中の宿儺成分(?)が増えてしまうのか……。
一方、七海さんは禪院当主と真希さんの親子喧嘩に巻き込まれていた……。
御気の毒に。
一人の方が精神的にはマシだったよ、多分。
でも、禪院当主、さすがに強いな。
姿を写し取って、それを破壊することでダメージを与える、みたいな感じ?
七海さんですら、わけがわかんないみたいだけど。
このゆるキャラみたいなの、夏油と真人がバカンス(?)やってた時、くらげみたいにプカプカ浮いてた呪霊だと思うんだけど、吐きだした人骨の数がハンパなくて、一気にまがまがしい感じになった。
そしてなぜだかゴリラになった……。
パンダ先輩といい、なんでこのマンガ、ゆるキャラをすぐゴリラにしてしまうの?