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『ワールドトリガー』第209話「遠征選抜試験・7」+第210話「遠征選抜試験・8」 感想(チームと組織)

遠征選抜試験の特別課題その1は、なぜチームをシャッフルしたのかその理由を考えよ、というテーマでチーム内でディスカッションせよ、というもの。 まず、優等生ぞろいの水上9番隊。 すぐに「運営側が用意した『正解』を探るのか、それとは関係なく自分の考えを提出するのかで、解答が変わってくると思うんですけど…」って言い出すあたりが、優等生っぽいな照屋ちゃん。 そのどちらなのか、の情報を文面から読み取ろうとする樫尾も、また優等生っぽい。 なんというか、効率よく良い点をとること、をまず考えるあたりが。 で、この課題をどう解釈するかも判断材料なんだから、あまり意識するな、と言う荒船は、良い点をとること、に加えて、何のために良い点が必要か、まで考えて、自分の目的に叶うなら平気で0点とりそうなイメージがある。 柿崎3番隊では、カゲが普通の意見を述べ、それを犬飼がまぜっかえして、カゲが「あ?」ってなってた。 それを「煽んな犬飼。噛みつくなカゲ」って軽くいなすののさんが頼もしいなあ。 北添4番隊でも、トノが「ストレス耐性をみたいのでは?」という普通の意見を述べ、海くんが「ストレスなんか感じないけどな~」というよくいえばポジティブな答えを返し、菊地原が無言で文句をつけていた。 カゲは黙ってないけど、菊地原はめんどくさいからわざわざ口に出さないんだろうね。 諏訪さんは、クジは操作されてた、と断言してたけど、菊地原は「操作されてたのかも……」なんだな、って思ったんだけど、菊地原は自分でクジを引いてないから気づかなかったのか? 若村11番隊では、遠征に行かない隊員にとってのシャッフルの意義とは? という話題に。 チームまるごと遠征に行くA級はともかく、B級はそれがほぼほぼ確定してるのが二宮隊ぐらいで、チームから一部だけ引き抜かれるパターンは必ず出る。すると、引き抜かれたチームは必然的に混成チームになるから、事前にどういうことになりそうかを試している、というのはあるだろうな。 荒船隊はひとりも遠征を希望していないのか。 荒船は好奇心もあるし、いろんな経験を積みたいタイプだと思うので、希望してそうなんだけど。 もっと強くなってから、と考えているのかもしれんな。 水上やゾエさんといったチームのNo.2的な立場のメンバーが臨時隊長に抜擢されたのは、隊長が抜けている間、隊長を務められるかを見極めるため、という...

『アンデッドアンラック』(No.072 真心) 感想(遠距離恋愛はムリらしい)

掲載位置が前から3番目でびっくらした。 えっ? 巻頭カラー以外では最高位じゃない? ナニゴト? ここ1カ月間の掲載位置の乱高下が激しすぎて振り回されまくっている。 気にしないようにしてるんだけどやっぱり気になるんだよねえ。 ところでフィギュアの応募者全員サービスのラインナップに加えていただけたのは、めっちゃありがたいんですけど、アンディの顔が微妙じゃありませんか? まあ、虎杖よりはマシだけど(←それは禁句)。 それでも応募するけど!(←初のフィギュア化なのでファンとしては確保しておきたい) さて本編。 前髪おろしたまんまで、トップくん、タチアナちゃんと会話しつつも風子ちゃんが置いていったエンブレムから目を離さないアンディ。 そして、普段は吸わないタバコの吸い殻が山積みの灰皿……。 わかりやすくやつれてるな、アンディ。 3日間、ずっとあのエンブレムから目を離してないんだろう。 いつも髪をオールバックにしていて、いろいろあってスタイルが崩れちゃった時もすぐに手で整えているから、髪型にはこだわりがあるらしい、って思ってたんだけど、それさえもどうでもよくなってるんだな。 タバコは落ち着かないから吸ってるんだろうな。 普段は風子ちゃんの健康によくないから吸ってないんじゃないかな。 タバコに火がついてないようにみえるのは、タチアナちゃんとトップくんが来ているからかも。 ところで、ニコチンも死に近づけるものとして無きものにされちゃうのかな。 それにしても、いつも威勢がよくって、胸を張ってるアンディが、前かがみになってる姿ってのは本当にせつないな。 風子ちゃんを抱っこしてる時しか背を丸めない印象あるんだよ、アンディは。 前々回あたりに「アイツは来るぜ!」って元気そうだったのに、たった3日でこのざまだよ。 さすがヴィクトルに風子ちゃんに依存してるって言われただけのことはある。 「…不死って寝なくてもいいのか?」ってトップくんが言ってるけど、さすがに寝ないとまずいだろうね。 でも、あのからだをぶっ壊して再生させれば、それでリセットになって無問題になる可能性はありそう。 タチアナちゃんとトップくんが来てたけど、多分、チカラくんやシェンやムイちゃんも、心配でかわるがわる様子見にきてるんだろうね。 「不死」が体調を崩すってことはないけど、メンタルは崩れるからな。 それでもなんというかね……こ...

『週刊少年ジャンプ』2021年33・34合併号 感想

またもやフィギュアの応募者全員サービスがきたけど、このフィギュア、なんでこんなに微妙な顔してるんだろう。 特に虎杖がすごい! 去年の伏黒なみにすごい! でも、ルフィとキッドはわりといいな。 あんまり似てないけど太陽と六美ちゃんもかわいくできてる。 『ONE PIECE』 (第1019話 “ヘリケラトプス”) 『ウォーリーをさがせ!』って久しぶりにみた。 一時期、めちゃくちゃはやったよね。 とりあえずカイドウは簡単にみつかった(←ルフィを探す気力がない人)。 ルフィはやっぱり肉で復活するのか。お約束だもんね。 エリ(?)をみーん!!! ってまわして浮くササキの絵が妙にかわいくて笑った。 さらに、回転方向まちがえて逆走するとか、あざとい! フランキーは何気に強いよね。 パワーがあるし、麦わら一味の中では唯一の火力持ちだし。 あれ? サンジのも火力なのかな、あの蹴り技。 ヤマトがついに獣化して、めっちゃ美人になったんだけど、あれは何モデルなのかな。 ぱっと見、キツネっぽいな、と思ったんだけど、ツノがあるし……麒麟かな? 『Dr.STONE』 (Z=205 宇宙を作る0と1) 天才数学者というふれこみで石化解除されたSAIだったけど、自認はプログラマだったか。 それなら「暗算は意味ないっ!!」と言い切る気持ちはわかる。 だって、どうやったってプログラムくんで動かした方がはやいもん。疲労しないし。 手に入れられるものはなんでも手に入れたいし、やりたいことはなんでもやる、という龍水には、ただプログラミングがしたいSAIの気持ちがわからない。 これはだいぶSAIがかわいそう。 そりゃあ「電卓もないようなこんな世界で蘇って、プログラマーに何ができるって言うんだよ……!!!」って泣くよ。私も同じような状況に置かれたら、同じこと言って泣くと思うよ。 すべてを手に入れたい龍水にとって、先んじて復活することには十分なメリットがある。 でも、SAIにとって、パソコンがない世界なんて、何もないに等しい世界だもんなあ。 パソコンをつくるための一番の難関は半導体か……。半導体をつくるには、その設計用のコンピュータが必要だもんな……。 レベル10の機器をつくるためにはレベル9の製造機器が必要、という話。 これから、ファミコンというか処理性能がファミコンレベルのコンピュータをつくるのか。 真空管を並べ...

『逃げ上手の若君』(第25話 神力1334) 感想

今回は尊氏と直義の足利兄弟がメイン。 尊氏がめっちゃにこにこしてて、ちょっとかわいい。 子供時代の兄弟はめっちゃかわいいな。 暗号つくって得意げな直義が特にかわいい。 その暗号に見向きもしないで隠し場所を当ててしまった尊氏は確かにひどいけど、この年になってもまだ根に持ってるのね。 まあ、がんばってつくった暗号を解かれてしまって悔しい、ならここまでひきずることもなかったんだろうが。 自分の努力を完全に無視されて、どうしてそんなことするの、ってなってるけど、兄上が無邪気すぎて怒るに怒れない、みたいな。 で、その関係が大人になっても続いてるのね。 兄は弟の努力を無碍にするつもりなんて毛頭なく、おれの弟はすごいんだ、と自慢に思ってるけど、根本的なところで弟の苦労をまるでわかっていないという。 尊氏が板壁に描いた御仏の絵。 それを理由をくっつけてひきとった直義。 「御仏だけ保存」と言ったのは、さすがに御仏を焼くのはダメだろうと思ったのか、尊氏に絵はどうしたときかれた時のために手元に置いておく必要があるからなのか。 御仏を喰おうとしているあれはなんなんだろうね。 鬼? 虎? てか、御仏の画風と、それを喰らおうとしているものの画風がだいぶ違うんだが……。 これは、御仏を描いている人格と、御仏を餌と認識している人格が別々に存在する、とかいうあれなんだろうか。 尊氏の信者がこの絵をみて何を考えることを直義はおそれているんだろうね。 御仏をないがしろにしている、と離反されることを考えているのか、尊氏の信者たちの信仰心がさらに強化されて暴走することをおそれているのか。 単純に、今の尊氏をとりまく状況がいい感じになっているので、それを変に動かしたくないだけなのかも。 一方、時行は頼重をお話中。 「雫の事は雫の事。いずれ彼女から話す時もあるでしょう」と言ってるけど、雫ちゃんになんか秘密があるのかな。 「神力とは人の目が届かない所に存在できる力」か。 ひそむものに力が宿る、というのはなんとなくわかる。 なんというか、ひそんでいる=みえないorわからない部分を、人間はなにかしらで埋めようとするのかな、って感じる。 それを「神」という存在で埋めている場合、「人の力が増える分だけ神の力は消える」ということになるのかなあ、と。 それにしても、パーカー着てる現代・時行がめっちゃいいな。 なんか妙に色気が...

『アンデッドアンラック』(No.071 好きって) 感想(たまには遠距離恋愛もいいよね)

久しぶりに『君に伝われ』からはじまった、と思ったんだけど、もしかして連載初回以来? 「触れたらバイ菌で病気になる?」ってどういうシチュエーションで出るセリフなんだよ、ってなるんだけど、「バイ菌」って呼ばれていじめられてるヒロインなのか? 単純に「触れると不幸になる」だと少女マンガじゃなくなるからこういう設定にしたんだろうな、って思ったんだけど、「宇宙サッカー部襲来編」とか「ド腐れ高校乱闘編」とかあるようなマンガだったら、「触れると不幸になる」もアリな気がする。 あと、スポーツものでもなさそうなのになんで「宇宙サッカー」とか出てくるの? とも思ってたんだけど、安藤くんはサッカー部なのね。 彼氏がサッカー部設定はよくあるけど、彼氏が宇宙人とサッカーするマンガってのはなかなかレアだな。 「思い返せばここら辺アンディまんまだなぁ…」って、安藤くんがアンディとは全然違うキャラデザだから、風子ちゃんはこれまで気づかなかったんだろうか。 風子ちゃんの部屋に『君に伝われ』全巻を持ってきてくれたラトラ。 全101巻だからさすがにすごいボリュームだな。 『ONE PIECE』が今99巻まで出てるから、そう考えると全101巻ってほんとすごい。 てか、これリップの私物か。 これ全部買ったの? オータム戦の前に、次の任務のターゲットがこのマンガの作者だときかされていて参考資料として買ったのかもしれないし、オータム戦が終わった後に、安野先生のことを知りたくて買ったのかもしれない。 どちらかというと後者の方がうれしいかな。 それに、参考資料としてだったら、リップが自腹で買うってことはなさそうだし。 てか、あれをリップが本屋で買いそろえてる姿を想像するとちょっと笑える。 「11巻だけみつからない」みたいなハンパな状態になってうろうろしてたりして。 通販の可能性の方が高そうだけど。 風子ちゃんとラトラがなかよくなってて微笑ましい。 てか、ラトラは本当に面倒見がいいよね。 ラトラには妹がいたから、年下の女の子に対してはついつい姉属性を発揮してしまうんだろうか。 「不運」の発動条件が「好きになること」ってラトラはもう知ってるんだね。 ビリー様が説明したのか? リップとラトラがみてた範囲だけだと、キスが発動条件だと思われそうなんだけど。 「能力の進化」は解釈の拡大からはじまる。 アンディができると思えばで...

『週刊少年ジャンプ』2021年32号 感想

8月2日発売の『ジャンプ』で『呪術廻戦』の連載再開だそうですね。 正直、もうちょっと時間かかるんじゃないかな、と思ってました。 『呪術廻戦』を読めるのはうれしいけど、心配もあるので、やった~! って感じになれないのが微妙なとこ。 『Dr.STONE』 (Z=204 宇宙は数学という言語で書かれている) ロケットの軌道計算のためにコンピュータをつくる話になるのかな。でも作れるの? って思ってたら、手計算か! なるほど! コンピュータなくても、優秀な頭脳があれば複雑な計算も可能だったわ。 新キャラのSAIはなかなかの美形だし、礼儀正しいな。 そして、龍水の兄か……。 兄がインド風の名前で弟が日本風の名前なのは、母親が違う、とかそういうことかな。 フランソワといい龍水は身内ばっかり復活させている印象があるけど、みんな有能なんだよね。 そこらへんは財閥パワーということか。 『逃げ上手の若君』 (第24話 不可思議1334) 別記事になりました。 『アンデッドアンラック』 (No.071 好きって) 別記事(たまには遠距離恋愛もいいよね)になりました。 『僕とロボコ』 (第49話 二人とボンド) 連載一周年突破記念センターカラー! 「TVアニメ化、希望!!」ってアオリは笑った。 めっちゃでかでかと書いてあるから、一瞬、「希望!!」に気づかなくって「????」ってなった。 あと、ガシャポンうらやましいな。マグちゃんのガシャポンもつくって欲しい。 たまに、ガチゴリラとモツオはボンドのこと好きすぎじゃない? って思うことがあったんだけど、なるほど、こういう経緯があったのね。 これはちょっと距離感おかしくなってもしかたない。 でも、モツオは確実に同じ学校には進学できないんだよね。 そりゃあ、睡眠時間けずってでもボンドを優先する、ってなる。 『高校生家族』 (第46話 友達の家) お父さんに呼び出された青山さんが、律儀に全然知らない人のうちまで訪ねてきたのは笑った。 いや、友達の家なら行くけど、友達の友達の家に誘われて来てくれるってすごくない? そして、律儀に社名まで名乗っちゃうもんで、お母さんにセールスと間違われるのもおもしろかった。 そりゃあ、高校生の息子のとこに、一応、ネクタイはずしてるけどいかにもサラリーマンって感じの人が遊びに来るって、普通ないから、そう思い込まれるのあたりま...

『逃げ上手の若君』(第24話 不可思議1334) 感想

頼重の予知能力復活のためにこき使われる時行。 はっきりした理由も説明せず、うなぎ食べたいとか行者にんにく食べたいとか言い出したら、そりゃ不自然だよね。 そもそも、8歳の子供が食べたがるようなものじゃないし。 さらに、縄と巫女服、ときた日には、あやしさMAXである。 当然、若君の郎党たちはざわつく。 頼重ならそうなることを予測できそうなもんだけどな。 予測できたからこそやったんじゃないか、という疑惑を抱かずにはいられない。 てか「性癖エグいな」のコマの絵がエグすぎじゃないですか? 時行ド変態疑惑で盛り上がる郎党たちの中で、「落ち着いて。主君がド変態だからといって皆さんの忠義に変りはないはず」って吹雪がいい感じっぽくみせかけて、一番、ひどいこと言ってるような気がする。 いや、それじゃあ、時行がド変態なこと全肯定じゃないですか。 郎党なら、なにか理由があるはず、とか言ってあげて! あと、多分、亜也子だと思うけど「私も郎党として武とド変態を極めるよ!」もなにげに問題発言。 どういう方面にド変態になるつもりなんだ、亜也子。 時行、頼重にいいように振り回されてるなあ。 それでも本格的なケンカにならずに、じゃれ合いみたいな感じですんでるあたり、本当になかよしだよなあ。 頼重の年齢と地位で、元・主君の子とはいえ、まだ8歳の子供と対等っぽいつきあいができるの、すごいなあ、って思うんだけど、頼重が無理してる感じはないし、時行が背伸びしてる感じもしない。 なかなか不可思議な関係。 水辺で舞う雫がめっちゃかわいい、そして、普段、わりと無表情な子がなんか生き生きしている。 諏訪の神域に住まう神獣たちの絵がまたきれいだな。 そして、いつか殺したイノシシがちゃっかり仲間入りしていた。 ドラゴンっぽいのとタバコ(?)の火をわけあったりして、なかなか居心地良さそうだな。 退治されたのはしかたなかったんだろうけど、最後の一体ってのはかわいそうだったな、と思ってたんで、居場所と仲間ができたのならなによりです。 人と不思議が共存していた最後の時代。 不思議はもう、この世に影響を与えそうにないほどに微かな存在。 その姿を見守る雫と、その存在を時行に教えたかった頼重。 この親子には何が視えているんだろうね。 このマンガ、時代物にちょっとファンタジー要素をいれてくるのかな、と途中までは思ってたんだけど、こういう...

『アンデッドアンラック』(No.070 春) 感想(春一番と風の子)

飛行機に乗ってるアンディたち。 チカラくん、トップくん、タチアナちゃんのトリオはかわいくてなごむねえ。 一番、年上のチカラくんが一番ヒエラルキー低そう。 アンディがネクタイしめてるけど、やっぱりこれクロちゃんがいなくなってるのかな。 エンブレム置いてっちゃったから連絡とれないってのはタチアナちゃんだってわかってることなのに、アンディわざわざニコに確認をとってるし。 ニコも「反応はねぇ」という言い回しをしてるから、やっぱりユニオンが保管していたUMAなら、なんらか探知できる可能性がある、ってことなんじゃないかな、と。 それにしても、ちゃんとリアル服(?)の用意あってよかったね、アンディ! 全裸のままだとタチアナちゃんにはじきとばされるか、シェンにけりだされるかで大騒ぎになる可能性がある。 でもせっかくの服も一日もたないだろう、という妙な信頼がある。 テラーは通信技術のエキスパートだから、その眼というか耳というかをすりぬけるのはむずかしいか……。 まあ、ビリー様がテラーを介してアンダーをつくっていたことは、ニコにも気づかれていなかったしなあ。 「風子ちゃんを探すのよ!!」ってなぜかボウにつかみかかってるミコちゃんかわええ。 風子ちゃんと引き換えにできるほどの人質をとって交換しよう、という案で盛り上がるチカラくん、トップくん、タチアナちゃん。 一応、ファンを捕らえているはずだが、交換はできんか。 風子ちゃんを連れてこいっていう命令をガン無視してたから、すでに見捨てられててもおかしくはないな。 そうやって盛り上がる連中の中で、冷静にこれからの展開を見極めようとしているアンディ。 風子ちゃんのことは心配だけど、風子ちゃん奪還のためにも自分が最善の行動をとらねば、と自分を律しているんだろうな。 一方、アンダーでは、テラーがスプリングについて現状報告をしていた。 スプリングは東京にいて、すでにフェーズ2で東京中に桜を咲かせ、呑んだくれている……。 前に一コマだけ出た時、スプリングが乗っかってるのスカイツリーっぽいな、って思ったんだけど、やっぱりそうだったのね。 それにしてもUMAも酒を呑むのね。飲食をするっぽいっていうのは、コミックスのプロフィール欄でわかっていたが。 てか、UMAも酔っぱらったりするのかな。 ビリー様が「核を撃て」って言い出してちょっとビビった。 確かに、核を使...

『週刊少年ジャンプ』2021年31号 感想

『Dr.STONE』でミサイルが飛び、『アンデッドアンラック』では核が飛び、『高校生家族』ではペットボトルが飛ぶという、謎のロケットかぶりが発生した今週の『ジャンプ』だった。 『ONE PIECE』 (第1018話 “ジンベエVSフーズ・フー”) 表紙のうるティとページワンがめっちゃかわええんだが。 ページワン、こんな感じで姉によくわからない方向性の深い愛を受けまくって育ったわりには、真っ当に育ってる気がする。 ナミさん、ゼウスにしもべにして欲しいって言われて断ったうえで「“相棒”なんてどお?」って、さすが、いい気にさせてこき使うのがうまいなあ、って。 『僕とロボコ』 (第48話 造語とロボコ) みんなで集まってロボコのLINEについて話し合ってるだけだったんだけど、めっちゃ笑った。 これだけの文面つくった宮崎先生すごいな! あと、「逕庭拳」=「遅れて来る」はなんか納得した。どこかで使いたい(←どこで?)。 ロボコめっちゃ重い女(?)だし、振り回されまくってるけど、ボンドは特に気にすることもなくつきあってるし、これだけ複雑な造語を全部理解してるんだよね。 本当に仲良しなんだな。 『Dr.STONE』 (Z=203 MISSILE HEART) キャラクター人気投票結果発表! 1位がゲンなのはわからんでもないけど、ぶっちぎりなのは驚いた。 1位:ゲン64428票、2位:千空45880票、3位:龍水22,451って票差があきすぎだろ。 てか、千空と龍水もかなり票差があるな。 あと、トップ10に入ってる女性が6位のコハクちゃんだけなのね。そこそこ女性キャラはいるんだが。 パナマ運河は水面の高低差を技術で克服してたから、通れる可能性がほぼゼロだったけど、スエズ運河は高低差がないので、詰まりさえなければ通れる可能性があるのか。 スペインで蛍石をゲットして、次に目指すは数学の街・インドって、要するにIT系の技術者たちをたたき起こすってこと? でも、プログラマがどんだけいてもパソコンがつくれないとなんもできないわけで、PCパーツをすべて手作りするとか、本当にできるの? って感じなんだけど、ミサイルつくれちゃったからな……。 『SAKAMOTO DAYS』 (DAYS30 車内ではお静かに) デパートでのランドセル争奪戦回でも思ったけど、この世界のおじさん、おばさん、どんだけ肝が据...

『逃げ上手の若君』(第23話 臣従1334) 感想

センターカラー! カラー本当に多くてうれしいけど、松井せんせーの体調がちょっと心配。 今回の表紙は現パロ(?)。 そうだよね~。みんな小学生やってる年齢なんだよね~。 そんなまだ幼い子たちが首をはねたり、殺されそうになったりしてるわけで、「今週のカラー描いてて何だか生々しい気持ちに。平和な時代に生まれて良かった…」って巻末コメントを読むに、松井せんせーもそう感じたんだろうな。 あと、吹雪の制服姿は意外としっくりくるな。 時行の「鬼心仏刀」、「臆病剣」呼ばわりで笑う。 でも、的確なネーミングだと思う。 これで戦いも片が付きそうだね、というところで貞宗登場! 亜也子と弧次郎にツッコミいれられたり、雫に謎の提案されたりと、忙しい。 でも、援軍のタイミングとしてはすばらしくて、さすが仕事ができる男だな。 ここでさらに頼重登場! おっ、久しぶりになんだかかっこいいぞ。 ついに頼重の息子・時継も出てきたな……。 この人、雫のお兄さんなの? でも時行を「兄様」って呼んでるあたり、あまり接点がなさそうな。 時行を抱きしめて、涙を浮かべて「…よく、ご無事で」って言う頼重が、本当に本当に心配してたんだな……って。 時行も「…ぁ…………はい」って、あっけにとられてる感じだし、ここまで頼重を心配させちゃってるとは思ってなかったんだろうな。 頼重はなんでこんなに時行のこと好きなんだろう、ってたまに思う。 多分、実の子供よりも大事にしてる。 頼重に紹介されてる時も、握り飯を手放さない吹雪~。 本当にこの人、養うの大変そうだけど大丈夫? そんな吹雪が飯を口からふきだすって相当だけど、まあ、時行の正体って実際、相当なもんだよな。 時行、ちゃんと頼重に相談してから、って決めてたのえらい! 頼重の心配も少しはむくわれるってものです。 というわけで、吹雪が時行の郎党になった。 吹雪は時行とつかず離れずの関係になるんじゃないかな……とか思ってたんだけど、そんなことなかった。 瘴奸が生きててびっくりした。 前回で満足して成仏してた感じだったから。 ていうか、あんな重そうな人が重そうな鎧着てるのに、それを4人で運んで走れるってすごいな! 貞宗としても、瘴奸の才覚を捨てるのは惜しかったのかな……。 瘴奸が領民を殺したことを、貞宗が怒っている理由は、領民減ると税収も減るから、なんだよね。 虐殺は悪いことだよ! と...

『アンデッドアンラック』7巻 箇条書き感想

『アンデッドアンラック』の7巻の箇条書き感想です。 ・表紙は背中あわせのアンディとシェン。それを遠くからながめている風子ちゃんとムイちゃん。アンディとシェンの悪友感がとても良い ・これまでで一番、さわやか系な表紙だな ・著者コメントは戸塚先生の夏の想い出。ニット帽ママさんとニット帽弟くんが登場で、ニット帽ファミリーどんどん増えてくな ・バニーちゃんの能力は「何かで包んだら外に出せなくなる」らしい。着ぐるみ着たら脱げなくなったとか大惨事だな。今はまだいいけど成長したらどうなんの? どうやっても脱げないし破けないだったら大変なことになるけど ・バニーちゃんの髪をリップが切っててなごむ。風子ちゃんの髪をアンディが切ってるのと対比させているのかも ・「不治」のリップが切ったらそのままになっちゃうのか。でも、一生このままの髪型でいい、っていう人なら、一度切ればそのままってめっちゃ便利じゃない? リップがアンディ並のヘアカット技術を身に着けたらめっちゃ儲かりそう! ・UMAに食べさせていたキューブはニコが開発した成長薬か。UMAを普段は小さくしておいて、使いたい時だけ大きくできるということ? ニコ、めっちゃ有能だな! そして、あのムイちゃんがニコというか否定者に頼み事するのめっちゃ悩んだんじゃないかな ・スポイルのこわいものはジュイス……そんなにこわいのか……こわいんだろうな…… ・バーンの好物が「辛いもの」って、激辛料理を食べるの? どうやって? 料理が燃えちゃいそうなんだけど ・ムイちゃんが片言の中国語を使ってたのは、ニコに教本(?)をつくってもらって勉強したからか。ムイちゃんに頼まれる前に準備してたニコはめっちゃ有能だな! それにしても、あのムイちゃんが否定者に頼み事をするってのは相当なことだよね ・シェンはムイちゃんが中国語を使えなくなってさびしそうにしてたけど、無理して覚える必要はないって教えてくれなかったのか。英語しかない世界でいきなり漢字だらけの言語を習得するのはキビシイもんね ・「我喜歡你」ってGoogle翻訳で調べたけど、ムイちゃんがわかってたら言えないことを言うな! しかもめっちゃいい笑顔だな、シェン ・「死亡遊戯」は所有者が変わったら、それまでに入ってたキョンシーは消滅するのか。そうでないと、「死亡遊戯」の中、ものすごい数のキョンシーでぎっちぎちになるもん...

『アンデッドアンラック』(No.069 確かめるんだ) 感想(円卓と席次)

久々に表紙がある(本編の一部ともいえるけど)。 前回、風子ちゃんに威勢よく「死ぬなよ!」って言ってたアンディだけど、風子ちゃんの視界からはずれた途端に、こんなにしょんぼりした顔してるの、ほんとにせつない。 風子ちゃんの前では常に、かっこよく頼りになる男でいたいんだろうな、アンディ。 なにせ、風子ちゃんを全力で口説いてる最中だから。 風子ちゃんを引き留めなかったことでみんなに責められるアンディ。 タチアナちゃんが「止めなさいよ、アンタ、彼氏でしょ」って言ってるけど、やっぱりユニオン内ではアンディと風子ちゃんは彼氏と彼女という認識になってるんだ。 「アイツを信じたから行かせた」 「たまには遠距離恋愛も悪くねぇさ」 って、かっこいいこと言ってるけど、なぜか全裸になってるアンディ……今週の海苔探し、簡単すぎじゃないですか? これ、前のページですでにズボンが破けてきてるし、あきらかにクロちゃんが仕事してない。 最初、アンディが服を着るモチベーションは、服を着てないと風子ちゃんがくっついてくれない、だけなので、風子ちゃんがいなくなった途端に服を着るモチベだだ下がりで、それに呼応してクロちゃんが縮んで海苔になっちゃったのかと思った。 でも、よくよく考えたら、クロちゃんを風子ちゃんにつけたのかもしれないな、って気がする。 装備とかだと取り上げられる可能性があるけど、服はさすがにセキュリティチェックにひっかからないだろうし。 それに、ビリー様はクロちゃんのことを把握してない可能性があるんだよね。 アンディが脱走UMAを捕獲した、だけで、それをそのまま身に着けているとは知らないんじゃないかな。 あの時点ではビリー様、見えてなかったから、誰が何着てるかなんて気づきようがないし。 アンディが裸族なせいでタチアナちゃんとひと悶着あったけど、タチアナちゃんは全裸男に装甲に張り付かれた、とかビリー様には言えないだろうし。 シェンが全力でムイちゃんの目をふさいでて笑った。 てか、ここで「不真実」が発動したら、アンディどういう行動をするんだろうね。 ユニオンはこれからどうするんだろうと思ったら、アンディは風子ちゃんを取り戻しに行くつもりか。 まあ、風子ちゃんをアンダーに引き渡すかわりにウィンターをすぐに倒してもらう、という約束だから、ウィンターが倒された途端に風子ちゃんを引き戻しても契約違反ではない...

『週刊少年ジャンプ』2021年30号 感想

『ONE PIECE』 (第1017話 “号令”) 5千VS3万の戦いで疲弊していく反乱軍。 その圧倒的な数の不利を一声でくつがえすお玉ちゃんの「号令」。 いや、つくづくこの能力強いな。 まあ、ギフターズたちがみんなゾオン系だからこそ、この能力で優位に立てるわけで、他の集団相手だったらこうはならんのだけど。 今頃になってルフィが食べた「ゴムゴムの実」が超重要アイテムだった可能性がでてきた! うおっ、これにはビックリした。 あれ、シャンクスたちが奪ってきたって話だったけど、シャンクスはそのことを知ってるのかな……知ってそうだな……。 『Dr.STONE』 (Z=202 龍水財閥) 普段、冷静沈着なフランソワが顔を紅潮させ「狂おしいほど」とまで表現するほど欲しいものは、オリーブオイルか……。 これひとつでレパートリーひろがりまくりだもんね。 フランソワがその料理を食べたいんじゃなく、みんながそれを食べて喜ぶ姿をみたくてしかたなかったんだろうな。 それにしても、採取の旅において、チェルシーの便利度がハンパない。 人材はその場その場で調達か。 とりあえず、屈強そうな人を選んで復活させて、おいしいものを振る舞って、後は相手を尊重して交渉すれば、喜んで働いてくれるという好循環。 こういうのはゼノにはできないことなので、やっぱりゼノが世界の支配者になるのは無理があったんだろうな、って思う。 それにしても、しゃかしゃか話が進むな。 ここらへんは本筋ではないから、それでよいんだろうね。 『逃げ上手の若君』 (第22話 御仏1334) 別記事になりました。 『破壊神マグちゃん』 (第49話 星辰流るる彼我の境界) 連載1周年突破記念で特大センターカラー! めでたい! 1話目の巻頭カラーはルルちゃんとマグちゃんだけだったけど、今回はめっちゃキャラが多くて、1年の間にこんなに眷属(?)が増えたんだな~、と懐かしく思う。 ちゃんとミュスカー様もいれてもらえてよかったね! キャラクター人気投票は、ハガキと電子版の申し込みフォームから出して、さらに毎日、web投票をポチポチやってる。 プレゼントのマグカップが欲しいので、抽選じゃなくて売ってください! 1話目もそういえば、ルルちゃんが浜辺で貝を採ってたな~、となつかしい感じではじまった今回は七夕回か。 本当に季節ネタをていねいに拾ってるな、このマ...

『逃げ上手の若君』(第22話 御仏1334) 感想

吹雪VS腐乱戦は、吹雪が押されているようにみえるけど、実際はかなり余裕ありそうだな。 繊細でテクニカルな剣術を使う腐乱。 だけど、それはまだ中途半端だと吹雪は看破する。 実力だしすぎると使いつぶされるから、そこそこいいポジションにつきつつ、ちょっとバカにされる程度がちょうどいいんだよ、という腐乱の考えはわからんでもないが、ずっと手を抜いてるとそれが本当のレベルになっちゃうよ、ということになる。 吹雪は時行の軍師ポジになるのかな、って思ってたんだけど、違うのかもな~、って気がしてきたよ。 時行を高く評価するけど配下にはおさまらず、時に味方となり、時に敵となり、みたいなポジションの方が似合いそうな感じだ。 腐乱は大物キャラにみせかけた雑魚キャラで、その師匠筋にあたる人が大物、ということかな。 「ああ、貴方はもう結構です」であっさり腐乱を始末した吹雪がかっこいいけどこわい。 集落の子供たちをかわいがったり、時行のやさしさを微笑ましく想ってたりと、人としての情は持ち合わせているんだけど、それはそれとしてめっちゃ深い闇を抱えてそう。 「隠れた宝石を探し当てた時、冷めた体が少しだけ温かくなる」 本人、あたたかいものを求めてさまよってるかもしれんな。 もしかしたら「吹雪」という名は偽名で、いつも冷めている自分を自虐してそう名乗ってるのかも。 一方、時行VS瘴奸の方も、ほぼ決着がついてた。 瘴奸は出血多量でヨロヨロ状態で、自分の敗北と死を悟っている。 瘴奸は長男でなかったがゆえに領地をもらえず、道を踏み外したか……。 まあ、息子全員に土地を分けていったら、どんどん小さくなっていくのは当然だよなあ。 だから、長男だけに継がせるけど、現代よりもずっと簡単に人が死ぬのでスペアは必要だから「兄と同居し兄を補佐せよ」となる。 そして、たとえ補佐役にあまんじたとしても、兄に息子が生まれて無事に育ったら、その補佐役さえお役御免になる可能性があるというのがな……。 これ、先祖代々そうやってて、子供の頃からそうなるもんだと思ってれば、これほど絶望しなかったのかもしれない。 自分の代から突然ルールが変わるのは悲惨だよ。 めっちゃ強いし、戦場で的確に指示も出せるしで、かなりまじめに武芸と兵法を鍛えてきた人なんだろうな、と思えるからなおさら。 まあ、自分の人生が悲惨だからといって、なんの関係もない子供たち...

『逃げ上手の若君』1巻 箇条書き感想

ついに『逃げ上手の若君』のコミックスが出ましたよ! ・1巻の表紙は時行。めっちゃ華やかで柄がすごくきれいに描きこまれてる。日本画家の方にお手伝いいただいているそうですが、こういう試みはおもしろいよね ・赤いふちどりのせいなのか「まんが日本の歴史」とか書いてありそうな雰囲気の表紙 ・松井せんせーが著者近影から逃げておられます ・時行のパラメータ、政治が4なんだけど大丈夫なのか? でも政治はしなかった人なのか。そもそも8歳時点のパラメータだし ・五代院さん、松井せんせーのせいで没後700年にdisられる ・五代院は友達がいない……まあそうだろうね ・ズボォって穴にはまる時行と頼重がめっちゃかわええです ・「解説上手の若君」は結構おもしろい。これで興味もったら、もっといろんな本読んで、いろんな話や説を知って、いろんなこと考えてみてね! って感じ ・SPECIAL THANKSのページが豪華だな。歴史ものを描くために、めっちゃ準備したんだろうな。それぞれのお名前のところにある松井せんせーのコメントから、楽しんでる雰囲気が伝わってくる ・アシスタントさんのお名前の下に連載開始予定の告知が入ってるの良いよね ・担当の東さん、松井せんせーに「舌が肥えてる」って言われるの、なかなかすごいことのような気がする(松井せんせーは美食家なイメージがあるので) ・表紙絵は1巻1キャラなのか、ずっと時行なのか……。松井せんせーはわりとコミックスの表紙は主役押しなイメージあるんだけど。1巻1キャラなら2巻の表紙は足利尊氏かな