『ワールドトリガー』第209話「遠征選抜試験・7」+第210話「遠征選抜試験・8」 感想(チームと組織)
遠征選抜試験の特別課題その1は、なぜチームをシャッフルしたのかその理由を考えよ、というテーマでチーム内でディスカッションせよ、というもの。 まず、優等生ぞろいの水上9番隊。 すぐに「運営側が用意した『正解』を探るのか、それとは関係なく自分の考えを提出するのかで、解答が変わってくると思うんですけど…」って言い出すあたりが、優等生っぽいな照屋ちゃん。 そのどちらなのか、の情報を文面から読み取ろうとする樫尾も、また優等生っぽい。 なんというか、効率よく良い点をとること、をまず考えるあたりが。 で、この課題をどう解釈するかも判断材料なんだから、あまり意識するな、と言う荒船は、良い点をとること、に加えて、何のために良い点が必要か、まで考えて、自分の目的に叶うなら平気で0点とりそうなイメージがある。 柿崎3番隊では、カゲが普通の意見を述べ、それを犬飼がまぜっかえして、カゲが「あ?」ってなってた。 それを「煽んな犬飼。噛みつくなカゲ」って軽くいなすののさんが頼もしいなあ。 北添4番隊でも、トノが「ストレス耐性をみたいのでは?」という普通の意見を述べ、海くんが「ストレスなんか感じないけどな~」というよくいえばポジティブな答えを返し、菊地原が無言で文句をつけていた。 カゲは黙ってないけど、菊地原はめんどくさいからわざわざ口に出さないんだろうね。 諏訪さんは、クジは操作されてた、と断言してたけど、菊地原は「操作されてたのかも……」なんだな、って思ったんだけど、菊地原は自分でクジを引いてないから気づかなかったのか? 若村11番隊では、遠征に行かない隊員にとってのシャッフルの意義とは? という話題に。 チームまるごと遠征に行くA級はともかく、B級はそれがほぼほぼ確定してるのが二宮隊ぐらいで、チームから一部だけ引き抜かれるパターンは必ず出る。すると、引き抜かれたチームは必然的に混成チームになるから、事前にどういうことになりそうかを試している、というのはあるだろうな。 荒船隊はひとりも遠征を希望していないのか。 荒船は好奇心もあるし、いろんな経験を積みたいタイプだと思うので、希望してそうなんだけど。 もっと強くなってから、と考えているのかもしれんな。 水上やゾエさんといったチームのNo.2的な立場のメンバーが臨時隊長に抜擢されたのは、隊長が抜けている間、隊長を務められるかを見極めるため、という...