『逃げ上手の若君』(第46話 髪1335) 感想

時行と頼継の鬼ごっこがはじまったが、時行は諏訪大社の妨害部隊などものともせずに生き生きと逃げ回っている。
いや、本当に楽しそうだな、時行。

貞宗率いる100人に比べれば、諏訪大社の非戦闘員100人(しかも時行を傷つける気はない)なんて問題にならないってのはわかるけど、それにしたって身のこなしがあざやかすぎるだろ。

「時行を止めたくば矢でも貞宗でも持って来いだ!」って、やっぱり時行の中で貞宗の評価は高いなあ。


「さあ、二人きりだ頼継殿」のとこの時行の顔が怖すぎる。
てゆーか、変質者っぽい。
そりゃあ「え、怖い怖い怖い。何で興奮してるですか!?」ってなる。

それにあれだけの距離を軽く跳び超えてくるし……怖い怖い怖い。
いや、あの距離を跳べる自信があっても、普通は失敗して落ちた時のことを考えて躊躇するよね。


「今回は誰も傷つけなくて良いから、楽しくのびのび動き回れた」か。
これまでの逃げは誰かしらの命がかかっていたからな……。
北条家が滅亡するまでは、北条の郎党や使用人相手に、鎌倉を生き生きと逃げ回ってたんだろうな。
そして高氏に捕まる、と。


落ちかけてる頼継を助けるために、髪を差し出した時行。
髪は束でつかむと意外と頑丈で、人の体重くらいなら支えられる、という話をきいたことはあるけど(さすがに実験してみたことはない)。
でも、きれいにととのえられている髪ってめっちゃすべりそう。

時行が髪を伸ばしている理由が語られたのは、これの前フリだったか。


まだ子供なのに大きなものを背負わされ、それから逃げないことを覚悟している子供たち。
時行はもう子供として振る舞える時間を取り戻せないけれど、頼継にはまだ祖父と父がいて、まだ子供として振る舞える機会を得られるんだ。
だから、まだもう少しだけ、子供として振る舞っていいんだよ、って言ってあげたかったのかな、って思った。


そんなこんなで、和解した時行と頼継。
まあ、頼継が一方的につっかかってただけだけど。

頼重にかまわれすぎて、頼継の両頬が腫れあがったのは、諏訪大社の人たちを困らせたことの罰をちゃんと受けた、という意味なのかな、という気がする。
時行にはまったくそんな気ないようだけど。

それにしても、頼重はなんでこんなに加減が効かないの?