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『アンデッドアンラック』(No.103 否定者対調整者) 感想(UMAを使役するUMA)

「俺が唯一負けを認めたのがジーナって奴なんだが」 アンディを捕らえることに成功した、アンディにとって一番、厄介だった能力者が、アンディに心を囚われた一生を送ることになるとは皮肉だな。 「シールくん」ってアンディが呼んだけど、このUMAは男性なの? そもそもUMAに性別があるのか? って話になるけど。 オータムは女性っぽい感じだったし、スプリングは男性としか認識できないな。 シールが胸のあたりにぶらさげてるお札(?)には、取り込んだUMAの名前が反転されて描かれてるっぽいな。 「BOMB」とか「COLOR」とか読める。 「パーツバレットリム」の絵面がなんかひどいです。 指を飛ばすのはそこそこかっこいいけど、脚や腕がそのまんま飛んでいくのは、なかなかシュールな絵になるもんだな、という新発見(苦笑)。 てか、ルーシー、アンディの行動にいちいち反応するのかわいい、というか新鮮だな。 ユニオンとアンダーの連中はリアクションが薄いから……。 チカラくんだけはちゃんと律儀にリアクションしてくれてた気がするけど。 取り込んだUMAの能力を使うことができる「シール」。 ほぼ無敵だろ。 拘束能力だけでも「不死」にはかなり有効なのに、さらに上乗せされてるのか。 「UMAの王となる理だ」 「シール」のプライドはめっちゃ高い。 UMAは基本的に人間を下にみているけど、「シール」は他のUMAも下にみている。 実質的にUMAを使役するUMAだから、他のUMAはすべて自分の道具、みたいな感覚なのかな。 ところで、UMAは「神」の元、フラットというか、「神」の寵愛うんぬんはあっても階級はないのかと思ってたんだけど、UMAのトップも存在するのか? 「シール」が勝手に、「神」の勅命を果たしたら自分が一番のお気に入り! ってはしゃいでるだけなのか? これまでにも何回か語られていた、脳にダメージをくらうと再生が遅くなる、というアンディの弱点。 反撃できないアンディをかばおうとしたルーシー。 「おじさんが…死んじゃうっ!!」 これまで、アンディがさんざん不死身っぷりをみせてたのに、アンディは死なない、とは考えなかったんだな。 めちゃくちゃなことやる人だけど、一応、死ぬとは思ってた? あれ? そういえば、アンディは自分が「不死」だってことをまだ説明してなかった? これは、事前にちゃんと説明してなかったアンディの...

『週刊少年ジャンプ』2022年16号 感想

『呪術廻戦』 (第178話 仙台結界・5) 別記事(何者にも成れなかった者の怒り)になりました。 『ウィッチウォッチ』 (54 お手軽超魅了) このサブタイトル、「調味料」と「超魅了」をかけてるんだな、ということに今さら気づいた。 ところで、酢豚に恋する、ってどういうことなんだよ! ってなったんだけど、酢豚に恋するミハルくんが超かわいいので、もうどうでもいいかな、と思い直した。 「もう忘れろよ酢豚の事は! 恋する相手としてふさわしくねえよ!」は正論なんだけど、これを真顔で言えるモリヒトはすごいな。 私だったら絶対、笑いすぎて言葉にならないと思う。 『PPPPPP』 (第25話 My Fairy Lady) ソラチカのラスボス感がすごいな。 パパンよりも怖いオーラがある。 実際、パパンのことを恐ろしいと思ってないようだし。 レイジロウはパパンをめちゃくちゃ怖がってるけど、それでもラッキーのためならボコボコにする気があるらしい。 ミーミンはラッキーのことを、なんでもダメっていうから嫌い、みたいなことを言ってたけど、ラッキーはちゃんと「ダメ」と「ダメじゃない」を使い分けてるな。 ケガしそうなことは「ダメだよ。危ないよ」だけど、楽しそうにピアニカを弾くのは「何もダメじゃない」って言ってる。 ラッキーはミーミンのことを大事にしてるんだよ。 残念ながらミーミンにはまったく届いてないけど。 “ミ”の音を弾くと出てくる妖精。 その妖精たちと戯れることがミーミンの幸せだった。 でも、それは周囲から認めてもらえなかった。 メロリちゃんはミーミンにとって「自由」の象徴だったんだろうな。 でも、メロリちゃんはみずからその「自由」を手放した。 それをミーミンは、自分と同じように周囲から奪われたんだ、と思い込んだのか。 メロリちゃんは自分の意志でグニャグニャをやめたっぽいけど、ミーミンにしてみれば、そんなことあり得ないんだろうな。 ミーミンのメロリちゃんに対する愛が重い。 でも、メロリちゃんは「楽しみだなあ。あのコの自由はあのコを殺すよ」って、めっちゃ悪い顔で言ってたから、ミーミンに対する愛はないよね。 おもしろがってはいるけど。 ミーミンがメロリちゃんの掌で転がされてる感があって、ミーミンがちょっとかわいそうにみえてきた。 『SAKAMOTO DAYS』 (DAYS63 サバイバル) 自立し...

『呪術廻戦』(第178話 仙台結界・5) 感想(何者にも成れなかった者の怒り)

姿を現したリカちゃん。 その懐には武器がじゃらじゃら格納されてた。 伏黒みたいに武器庫を持ち歩いてるようなものか。 「外付けの術式」ってなんなんだろう、って思ったんだけど、乙骨のコピー能力で手に入れた術式のことかな。 術式のほとんどは生得術式、つまり生まれ持ったもの、ということだから、生まれ持ったものではなく外部から手に入れた、かつ、取り外し可能、ということなら「外付け」だな、うん。 リカちゃんと接続して全力で戦えるのは5分間だけか。 でも、5分間だけは無敵モードっぽい。 乙骨、狗巻先輩の呪言を完全に使えるようになってて驚いた。 前に使ってた時はメガホンだったのに。 「動くな」と呪言で動きを止めたうえで、乙骨とリカちゃんで挟み撃ちとはエグイ。 ところで、ガチガチと乙骨に呪具(?)を付けてるリカちゃんが、なんかご機嫌でかわいいな。 「リカ」って呼ばれて「あい」って返事するとこもかわいい。 亨子さん、乙骨を藤原の人間だって決めつけてるけど、乙骨は菅原道真の血筋だよね。 「僕の先祖がアナタに何をしたか知りませんが」って言っても、そもそも勘違いなんじゃ……。 まあ、亨子さんは「いつだって藤原(オマエら)だ!!」って言ってるから、乙骨には藤原家の人間と勘違いされてる、ってことが通じてないのかな。 亨子さんは深く深く怒り続けている。 だから、死んでも死ぬことができなかった。 本当は乙骨が何者でもかまわなくて、ただそれっぽい人に怒りをぶつけているだけなのかもしれない。 そして、自分は自分の意志で選択した道を歩んでいる、という納得が欲しいだけなのかもしれない。 何者にもなれなかった人が、たくさんのものを手に入れてる者の皮を被せられて処刑されたんだから、死ぬに死ねないと思っても当然か。 そんで乙骨がまた、そういう人に対しても正論をぶつけちゃうからキレられちゃうんだよね。 乙骨は事情を知らないから仕方ないんだけど。 石流も亨子さんもメンタル的な意味で乙骨と相性が最悪な気がする。 「領域展開」の三つ巴戦に突入! これはまた豪勢な! 両脇の石流と亨子さんがめっちゃテンションあがってるのに、センターの乙骨がめっちゃ普通なのが笑える。 てか、乙骨も領域展開できるのか! コピー術式で領域展開ってどういうことになるの?

『逃げ上手の若君』(第55話 楠木1335) 感想

楠木正成がめっちゃ卑屈だったりめっちゃかわいかったりめっちゃかっこよかったりで、なかなか大変な人だった。 なるほど、楠木正成をこんなに表情豊かな人として描くか。 楠木正成にたきつけられて、吹雪から授けられた鬼心仏刀を使う時行。 でもあっさり対応されてしまう。 しかも、おにぎりで。 1ページ目のつまみ食いがここにつながるとは……。 「弱者が強者に勝つ秘訣は、固定観念という囚われの檻から逃げる事にござる」。 どこまでも「逃げる」というワードがついてまわるな。徹底してる。 そして「逃げる事は生きる事」とまで言い切った。 時行と思想(?)が一致しすぎてる。 しかも、それを貫いて多大なる実績をあげている。 これはもう時行の心にドストライクですよ。 涙を流して喜んでますよ。 ところで「全裸逃亡ド変態稚児」はどうなんだろうね。 「逃亡ド変態稚児」なら全力で同意だが。 瘴奸の言葉通り、楠木正成は時行にとって大いなる師となった。 時行は楠木正成が大好きになったし、楠木正成も時行を気に入ってくれた。 でも、現状は敵同士。 去り際に、尊氏の来訪予定をきいてしまった時行たち。 戦場ではない場所で、尊氏を強襲できるチャンスを得てしまった。 これは吹雪に言われるまでもなく千載一遇の好機。 このタイミングでまさかの時行vs尊氏に突入なの?

『ワールドトリガー』第220話「遠征選抜試験・18」 感想(意見は割れても太刀川さんの評価は割れない)

2日目までの総合順位で、諏訪7番隊はワンランクアップして10位。最下位脱出! てか、水上9番隊がぶっちぎりすぎじゃない? 2位の古寺6番隊に900ちょいも差をつけてるとは。 その2位から最下位の若村11番隊の差が900ちょいなので、水上9番隊とそれ以外、みたいにみえる。 それにしても、二宮8番隊が4位とは、意外と低いな。 で、2日目だけだと諏訪7番隊が4位で、5位が二宮8番隊……これは多分、ユズルくんのレポートの点が低かったんだろうな。 でもまあ、レポート作成に向いてなさそうなユズルくんに任せたの二宮さんだし。 オサムが初日にこなせなかった分の共通課題のポイントが、2日分まとめてのっかってきたのと、オサムが書いたレポートの評価が高かったのね。 あと、宇井ちゃん、めっちゃできるな! 諏訪さんはあいかわらずA級評価点が高い! そして、オサムがちょっと低め。特にトラブルが発生せず、黙々と特別課題をこなしてたんだろうな。それでも21点だけど。 香取ちゃんは2点と、マイナスから脱出した! 2点だけど。 しかし、自分のポイントよりも、華さんと若村がいるチームがそろって順位が低いことの方が気になるらしい香取ちゃん。 華さんはともかく、若村のことは心配になるよな、そりゃ。 普段の若村のことを知ってたら、隊長やらされてる若村がテンパってるだろうことは容易に想像つくだろうし。 対戦相手のユニットデータの一部が出てきたけど、水上はトリオン5なんだね。 シューターはオサム以外はみんな7以上あるイメージだった。 シューターはトリオン強者、なイメージあるのは、二宮さんと出水のせいだろうな。 水上9番隊のポイントが高すぎることに疑問を持つオサム。 予想は立ててそうな諏訪さん。 説明を翌日まわしにしたのはどうしてだろうね。 今日のことは今日のこととして、一区切りつけたかったのかな。 村上10番隊では、特別課題の点数が下がったことで、熊ちゃんがちょっと落ち込んでた。 共通課題もひとりだけポイント低いしな……。 那須さんといる時はめっちゃりりしいイメージなんだけど、選抜試験編に入ってからはずいぶんおとなしい感じになってる。 チームメイトを守る、という意識があると強くなるけど、それがなくなると気が抜けちゃうのかな。 ここで、このチームはみんな空気を読みすぎなんじゃないかと心配してたひゃみさんが仕掛けてき...

『アンデッドアンラック』(No.102 調整者) 感想(不死を絶体絶命にするもの)

「観たいのは課題や報酬に一喜一憂し足掻き苦しむその様だ」 はじめて「神」とおぼしき存在の言葉がでてきたが、最高にクソヤローで笑ってしまった。 いや、「神」と人間で価値観が違いすぎてて、「神」は悪気なくクソヤローなことやってる可能性もあるのかな、とも思ってたんだけど、悪意100%だったわ。 なんかちょっと清々しささえ感じる悪役っぷりだな。 「あのヴィクトルでさえもこんな愚行に走らなかった」って言ってるけど、「あのヴィクトル」ってことは、そこそこ無茶なこともやってたんだろうな。 アンディはもっと無茶だけど。 ヴィクトルはジュイスさんを守るのが最優先だから、ジュイスさんを守ることにつながらないことは、そんなにやらなかったんだろうな、って思う。 今のアンディは風子ちゃんの魂を一刻もはやく取り戻すためなら、どんな愚行だって平気でやりそう。 「消えた理を他の理で補う事に、どれだけリソースがかかると思う…」 この台詞、ソシャゲの運営みたいで笑った。 チーターがむちゃくちゃやるから対応に追われて大変なんだよ、ふざけんな的な。 てか、消えた理を他の理で補う、ってことをちゃんとやってるんだね。 まあ、前回、「重力」が消えたのに、アンディとルーシーが普通に立ててるから、なにかしらカバーが入ったのかな、とは思っていたけど。 なんで消えたままにしないのかな。 「ゲーム」を維持するために最低限必要なものは補うのかな。 「より、この世を楽しむ為に」って言ってるし。 何かが墜落して「隕石!?」って驚いてるルーシーに、「…違うな、散々見てきたからわかる」って応じるアンディに笑った。 そうだね。この半年くらいでめっちゃ隕石落下みてるよね。 みてる、っていうか、浴びてる、っていうか。 なんか、包帯まきまきでスラッとしたフランケンシュタインみたいなのが現れた。 「…人なら、服の趣味、終わってるぜ」には同感。 でも、UMAとしてはこれまでで一番おしゃれな気がするな。 UMAをぐるぐる巻きにして捕らえるUMA。 殺すと「神」の仕事を増やしてしまうので、無力化するだけなのかな。 でも「我が使おう」って言ってるから、捕らえたUMAの能力を使える能力かもしれん。 ビリー様のコピー能力(?)よりもずっと使い勝手よさそう。 「お前が不死か。神の勅命を授かっている」 「へぇ、どんなおつかいだ?」 この見開きのとこの、アン...

『週刊少年ジャンプ』2022年15号 感想

『SAKAMOTO DAYS』 (DAYS62 三次試験) 暗殺者養成所の体育祭や修学旅行って、どう考えても生徒を減らすやつじゃない? 虎丸さんのキャラデザがちょっとおもしろい。 女子生徒が制服で機関銃(?)かまえるのはロマンですよね。 てか、坂本さんグッズが売られてる世界なのか……。 推しというわりに坂本さんが太っちゃったらわからなくなるのはどうなの、と思ったんだけど、ちゃんとした写真が流通してなくて、ボヤけてたり加工はいってたりなのしか見てない、という可能性もあるのかな。 坂本さんが太ったと知ったら「解釈違い!」とか言って殺しにかかりそうな気配もある。 『ONE PIECE』 (第1043話 “一緒に死のうよ!!!”) 横やりいれたCP0の人、逃げるそぶりもみせないで「承知の上か…」っていわれちゃってたけど、まあ、逃げたところで逃げ切れないってのはわかってるよね。 そうなるとわかってたのに任務から逃げなかったのは、この人なりのプライドなんだろうか。 これ以上、犠牲者を増やしたくないから降伏するというモモの助。 「降伏が命を救うとは限らない!!!」と断言し、徹底抗戦するかまえのヤマト。 ヤマトは降伏したのに、命を救われなかった人をたくさんみてきたんだろうな、って思う。 もしくは、命は救われたけど、魂が救われなかった人を。 「死ぬ気で死ぬまで戦うんだよ!!」 「ここで手を引くくらいなら、一緒に死のうよ!!!」 ヤマトの言葉と目がめっちゃ強くて、ちょっとこわいな。 ところで、ルフィがなんか違うものになりそうで、そっちもこわいんですけど……。 『アオのハコ』 (#44 叶ってないよ) 雛ちゃん、めっちゃ強くでてきたな。 そして、このタイミングで千夏先輩を曇らせてくるとは……。 『アンデッドアンラック』 (No.102 調整者) 別記事(不死を絶体絶命にするもの)になりました。 『逃げ上手の若君』 (第54話 スキャナー1335) 別記事になりました。 『PPPPPP』 (第24話 あの子供) 理事長先生の絵面がすごいが、パパンのパトロンもすごい絵面だな。 「ゴールデンクレッシェンドソフト」って企業名からして、IT企業の会長さんなのかな。 パパン、パトロンに対しても態度がでかい。 そしてパトロン、パパンに甘い。 自分の息子を「あの子供」呼びとは、もう本気でどうでもいい存在...

『逃げ上手の若君』(第54話 スキャナー1335) 感想

歴史もののサブタイトルに「スキャナー」を出してくる松井せんせーが好きです。 西園寺と叔父上の帝殺し計画にドン引きの逃若党の面々。 しかし、ふたりの主張は、後醍醐天皇は偽の帝だから暗殺はOK! らしい。 でも、北条家が即位を認めてないから偽物、はムリがありすぎじゃない? 建前上は北条家は天皇家の臣下なんだから。 みんな大反対の中、ホッとしている時行。 なにかと思ったら、頼重が「計画は絶対に失敗します」と言ってたのか。 つまり、北条家は帝殺しの汚名を負わずにすむし、頼重の計画通りにことが運んでるし、でそれは確かに安心だな。 時行に京の都をみせておきたい、というのもあったけど、真の任務は京の都に混乱を起こしたうえで、叔父上と一緒に頼重の元まで逃げること。 逃がすのは叔父上だけで、西園寺は知らん、ってことになってるのかわいそうだな。 というわけで、時行たちは京からの逃走経路を定めることに。 これで、魅魔ちゃんとの京観光もおしまいか。 でも道誉の件があるので、ここで退場にはならなさそう。 しかし、案内のお礼にイナゴはどうなの……。 時行もすっかり田舎暮らしに染まったな。 逃走経路の下見をしてる時行がめっちゃ楽しそうでかわいい。 やっぱり逃げの話になると活き活きするな。 と、そこに現れた謎のヘコヘコキョドキョド侍。 只者じゃないと判断して、警戒する時行。 いや、「頭をヘコヘコキョロキョロすることによって上下左右から立体的に計測している!」って、どういう技なの? このマンガ、謎スキルもってるおじさん多すぎだろ。 なるほどサブタイトルの「スキャナー」はそういう意味か。 馬上でヘコヘコヘコヘコするおじさんと、トーントーンする時行の絵面がどうみてもおかしいんだけど、謎の緊張感があって、さらにおかしくなってる。 なんか異次元で張り合ってる感じ。 てか、このヘコヘコおじさんが楠木正成ってどういうことなの? 楠木正成って言ったら日本史の中でもかなりなビッグネームだよ? その人をこんな描き方する? ところで、楠木正成がめっちゃうれしそうな顔で、瘴奸を「ツルっパゲで濁った眼をした腐れ外道」とか「殺されて当然の大悪党」とかdisってるけど、わざわざ死体を偽装して逃がしてあげたくらいだから、お気に入りだったのかな。 その人なら、目の前にいる子供を信仰対象(?)にしてますよ! って教えてあげたい。 危...

『アンデッドアンラック』(No.101 Regulation) 感想(縛りを葬る)

センターカラー絵は中央にアンディと風子ちゃんがいて、バックにはこれまでのアンディと風子ちゃんの名シーンの数々。 風子ちゃんが初期絵に寄せられた絵柄になってて感慨深いものがある。 そして、右下隅にひっそりと「安野雲」のサイン。 つまりこのカラーは、安野先生が描いたもの? オータム戦の後で、アンディと安野先生が拳をあわせたシーンが、安野先生の視点から描かれてたり、スプリング戦の結末という安野先生がGライナーで視た未来にはなかったはずのシーン(←風子ちゃんは暗殺されてスプリング戦には参加してなかったはずなので)が描かれてたりで、これは確実に安野先生、まだ生存しててアンディと風子ちゃんの追っかけをしてますね? どうやってライフ・イズ・ストレンジによる老化に耐えてるのかはわからんけど。 誰にも気づいてもらえなくても、安野先生はアンディと風子ちゃんを特等席(?)で見守ってくれてるんだろうな。 てか、シェン+ボイド戦もジーナ戦もみてたの? もしかして、アンディと風子ちゃんが出会ったところから貼り付きっぱなしなの? 安野先生の能力なら可能だろうけど、すごいな。 さて本編。 アンディがUMA「渇き」を殺してしまったため、世界から“渇き”という現象自体が消え失せた。 しかしながら、“渇き”が失われた、ということを知覚できるのは否定者だけである……って、ルーシー「さっきまで喉カラカラだったのに…」って認識できてるな。 やっぱり否定者で確定なのか? ところで、世界から虫が消えたら大惨事だよね。 生態系が保てなくなるはずだから、おそらく人類絶滅コースだ。 そこらへんアンディはわかってるはずだけど、軽々と殺したな。 「どうせ壊れる世界の理なんざ、後生大事に守ってなんになる!!」か。 あと3か月くらいで人類絶滅だから、結果として同じことになる、っていうのはわかるけど、ユニオンの皆ががんばって止めようとしてるんだからさ……。 「GRAVITY -グラビティ-」「MAGMA -マグマ-」「SLICE -スライス-」……どれもこれも、なくなったら大変なことになりそうなルールだな。 てか、地中からマグマが消えたら地上で大陥没が発生しない? マグマの代わりに岩石で埋め合わせられるの? 「ルールに縛られて縮こまって生きてくくれぇなら、ルール破って俺は死ぬ!! だが俺は不死だ。死なねぇ」 このアンディのふっき...

『週刊少年ジャンプ』2022年14号 感想

『ウィッチウォッチ』 (52 使い魔たち) 巻頭カラー絵が渋いというかゴシックでよいですね。 「ホントもうみんな魔法頼りでニコ困っちゃう」と言いながら、めっちゃ楽しそうなニコちゃん。 そんなニコちゃんにわざわざ「楽しいか」ってきくモリヒトが、なんか良いな。 ニコちゃんの様子をみればわかりきってることなのに、それでもニコちゃんの口から「楽しい」って言葉をききたかったのかな、って。 「そうか」とだけモリヒトは応じたけれど、この時、モリヒトは完全に、ニコちゃんを危険から遠ざけるためにニコちゃんの行動を制限する、という選択肢を捨てたのかな、って気がする。 事前に使い魔4人で合意はしていたけれど、それでもニコちゃんの「楽しい」をきくまでは、モリヒトの中にはまだ迷いがあったんじゃないかな、って。 「オレたちは守る者(ガード)じゃなく見守る者(ウォッチ)だ」 1周年記念巻頭で、ついにタイトルの意味が明かされた。 なるほど、「魔女と見守る者」か。厳密は複数形になるんだけど。 それぞれに問題点を抱えている「ウォッチ」たちは、ニコちゃんが大事で、ニコちゃんが「才能」ゆえに背負った苦悩や責任をほんの少しでもやわらげるためなら、なんだってやるという覚悟で強く結ばれている。 いつかニコちゃんもそのことを知るんだろうけど、使い魔たちはそれを知られたくないんだろうな。 『ONE PIECE』 (第1042話 「枕詞は“勝者”にゃつかねェ」) めっちゃハイテンションでルフィと戦ってたカイドウが、これがとどめってとこでCP0に横やりいれられて、そのままの勢いでルフィにとどめさしちゃった。 ここで、カイドウがおでんのことを思い出してて、あ~あ、ってなったよね。 そうか、カイドウはまたもや、望む勝利も望む死も、カイドウにとってつまらない存在に奪われたのか。 最後のページのカイドウの目が、めちゃくちゃ悲愴で、とんでもない暴君ながらちょっとかわいそうになった。 『呪術廻戦』 (第177話 仙台結界・4) 別記事(デザートはリカちゃんになりそう)になりました。 『Dr.STONE』 (最終話 Dr.STONE) めっちゃカラーページがあるんですけど……どんだけ描いてるんですが、Boichi先生。 それにしても最終回か……。前回が巻頭カラーだったから察してはいたけどね……。 なんとなく、このマンガはもっと長く続...

『呪術廻戦』(第177話 仙台結界・4) 感想(デザートはリカちゃんになりそう)

「オマエはご馳走を前にしたガキに『ゆっくり落ち着いて食べなさい』って言うのか?」 「……言うんじゃないですか?」 この会話に笑った。 うん、私も言うと思う。 乙骨、これバカにして答えてるんじゃなくって、本心からそう思ってるので言ってるだけだろうな。 伏黒なら「例えが下手すぎませんか」とかツッコミいれそう。 虎杖は「えっ? 言っちゃダメなのか?」とか言いそうな気がする。 石流はなんとなく不完全燃焼感があって、よみがえりに応じたわけか。 恨みとか、悔しさとか、はっきりした欲望があるわけではなく。 なまじ能力が高いだけに、もっとすごいことやれたんじゃないか、という思いにとらわれているのかもしれない。 「こういう漠然とした渇きっていうのは厄介だぜ」というのは、なんとなくわかるな。 ところで、石流も亨子さんも、言葉遣いが悪すぎじゃない? ガラ悪いキャラが多い作品だけど、ここまでのははじめてだよ(苦笑)。 そして、三つ巴の戦いの中、ついに乙骨が「リカ」を召喚した! 指輪をはめたから、あれが媒介なのかな。 里香ちゃんが成仏した後、術式「リカ」を会得したらしいけど、それって呪力で疑似的に里香ちゃんを再構築してるってことなんじゃないか、と予想。 「全部だ」がこわい。 このマンガの「全部」はかなりこわい。 おそらく、真希さんの件がトラウマってる。

『逃げ上手の若君』(第53話 腹黒1335) 感想

国司がビクビクガクンガクンしてるんですけど、これ『週刊少年ジャンプ』的に大丈夫なんですか? 諏訪神党はうまく大乱の準備を隠せているもよう。 でも尊氏は「我が勘は外れた事無いんだけどなあ」と疑っている。 ここの尊氏なんかかわいい。よっぽど自分の勘に自信があるんだな。 ところで、ビクンビクンしている国司を完全に無視して会話する、尊氏と道誉はすごいな。 こういう状態になってる人間を見慣れているのか、見慣れてるわけじゃないけど、ただの「道具」なんかどうだっていいのか。 どっちにしろコワい。 魅魔ちゃんは父親にかわいがられているようで何より。 めっちゃ気が合ってるみたいだし。 てか、なんでみんな顔をすりすりするの? 魅魔ちゃん、万葉集を覚えてるとは、それなりに教育もされているんだな。 久しぶりに吹雪が登場。 目標金額分、稼げたんだろうか。 吹雪の食欲みてると、どんだけ稼いでも足りなそうな気がするが。 あんまり長いこと主君の元を離れるのもどうなの、ってなったんだろうか。 吹雪は魅魔ちゃんを利用して道誉に近づき、そこからさらに尊氏に近づく策を立てようか、と提案するけど、これは時行が却下。 「良き友達のまま終わりたい」か……甘々かもしれないけど、「それでこその我が君ですね」という吹雪がちょっとうれしそうでかわいい。 それに、尊氏に近づくのはかなり危険だよね。 時行は顔を知られてるから手伝えないだろうし、郎党たちだけにそんな危険なことをさせる、というのを時行はよしとしないだろう。 後醍醐天皇は無駄に能力が高すぎて嫌われてる……か。 どんだけ能力が高くても、政すべてをひとりで動かすのは不可能だからな。 それを考えると、自身の能力が高いうえに、できる郎党をたくさん従えている尊氏は強い。 久しぶりに叔父上が登場したと思ったら大工の恰好をしてるよ。 で、何をやってたかというと、後醍醐天皇暗殺計画の準備か。 本気で本物の乱を起こすんだな……。 「ここで帝を弑し奉る」か。 「奉る」という言葉を使う相手を「弑する」というのは、不思議な感じがするよな……とかねがね思っているんだけど、尊い方である、というのを承知のうえで殺す、というところが重要なのかもしれん。 「弑し」に「ころし」とルビが振られているけど、これは松井せんせーがわかりやすさを優先してつけたのかな。 サブタイトルが「腹黒1335」だけど、...

『破壊神マグちゃん』8巻 箇条書き感想

若干、出遅れましたが『破壊神マグちゃん』8巻の感想です。 ・表紙はセイラちゃん+ニニツィ。これまでの表紙の中ではもっともキャッチーなのでは? ・オッドアイ+ツインテール+セーラー服……こうやってみると、セイラちゃんって属性盛り盛りだな ・カバー折り返し著者コメントは、ゲームのセーブデータをうっかり消してしまって灰になった上木先生……これは大惨事すぎる ・上木先生、今は我慢してたゲームを楽しんでおられるのだろうか? ・借り物競争で「先生」を引いたミュスカー様の元に全力で駆けてくる閼伽村先生。また腰を痛めそう ・ミュスカー様の肉体はめっちゃ脆い……なるほど…… ・ミュスカー様の権能は、6柱の中でも、一度にたくさんの人を救うことができる能力。それがミュスカー様の不幸か ・「たぶん素の運がすごく悪い」という評に泣いた ・ニニツィの趣味は「服従」なのか……。それで誰の命令にもホイホイ従ってたのか ・ルルちゃんの変顔が全力すぎる ・十天将(5人)さんたち、仲良しだな、って思ってたけど、一部、仲が悪いらしい。68話の冒頭で口論っぽくなってたのは、愚痴を言うジャッカルさんに注意する生真面目なアルハウトさん、ということなのかと思ってた ・エリーシャさん、なんでウーネラスさんとアニメネタでケンカになっちゃったの? キャラの解釈違いとか? ・ウルゴーさんの「字のうまさだけは他の追随を許さない」って、聖騎士団内でそんなに字を書く機会ってあるんだろうか? 写本とかやるんだろうか? ・聖騎士団の副業ってなんなんだろう。聖騎士団クッキーもその一環なのかな。ウーネラスさんの魔術道具は高く売れそうな気もするが、上位存在の人類への干渉を防ぐ、という任務に反するのか? ・キャラクター人気投票の結果が「1位:納豆(20票)」はさすがにない。上木先生、ネガティブがすぎる。あと、納豆は50票だったそうだ ・私も自由記入欄に「上木敬先生」で入れた ・カバー下の裏表紙の「愛倉ウォッチ」が良い。本当にこういう小冊子つくってくれないかな ・9巻の表紙はマグちゃん+ルルちゃん再び、なんじゃないかと予想

『アンデッドアンラック』10巻 箇条書き感想

『アンデッドアンラック』の10巻が出たですよ! ついに2ケタにのった! ・表紙はアンディ+風子ちゃん+ビリー様+スプリングさん。赤系統の色で揃えられててなかなかおしゃれだな ・表紙の巻番号のまわりの飛沫(?)の縁が花びらになっててこれもおしゃれだな ・表紙カバー折り返しの著者近影は10巻到達をお祝いするニット帽先生。紙吹雪まで散らしてるのがかわええ ・道路に触れただけなのに「不均衡」が発動してビルが倒れたのは、ビリー様が都市そのものを建造物と認識したから、で正解だった。これ、本物の「不均衡」さんにはできない、ってのがちょっとおもしろいな ・アンディは本来の否定能力者が一番、否定能力を使いこなせる、という考えだけど、それは、否定能力と向き合いその可能性を広げようとする意志があるからこそ、なわけで「不均衡」さんにはそういうのがなかったんだろうね。建築家が建築物をダメにするだけの能力を持ったら、そりゃそうなるだろう ・ビリー様が使ってた「不変」の能力はやっぱり、新しい「不変」さんのコピーっぽい。久しぶりにジーナさんがおがめてうれしかった ・かさぶたに海苔が必要かで締切ギリギリまで議論したのか……。そんなこと必要になる作品は他にないだろうな。てか、「かさぶたにもモザイク」って日本語がおもしろすぎる ・小判になってるミコちゃんとボウの1ページまんがかわいい。これ、ラボメンみんなそれぞれに考察めぐらせてそう ・小判になっても意識があるのなら、あの中にトップくんのママさんもいて、応援してくれてたのかも ・てか、小判に意識があるのなら、カルタの札にも意識があるのでは? だとしたら、ニコが中で悶えてたかもしれん ・一心さん、身長210cm……サイズが合う既製服がなさそう。一心さんなら自作できそうだけど ・「好きな人 な…なんで私だけそれ聞くんですか」に笑った。しかし、トップくんがもう少し成長しないと、犯罪になるのでは…… ・自信や覚悟が足りないと「不壊」が不完全になる、というのはキツイな。初代がつくったものは完璧な「不壊」だったんだろう、きっと ・11巻の表紙は一心さん? ・ところで、9巻と10巻を並べると、背表紙の風子ちゃんとアンディがみつめあってるようにみえてとても良いです

『アンデッドアンラック』(No.100 ハードモード) 感想(残機無限増殖でハードモードプレイ)

ついに100話! 3桁! ナンバリングの0埋めが必要なくなった! ここまで続いてくれてありがとう! 乾燥で唇が切れるアンディ。それどころか腕がしわしわに……って、これ普通の人だったら死んでるのでは? と思ってたら上空をミイラみたいなのが飛んでた。 なんかおもしろい絵だな、と思ったらUMA「渇き(サースト)」か。 そんなのまであるんだ。 で、その「渇き」を追いかけてきたら、ルーシーに出会った、ということなのね。 ルーシーに「おじさん」言われて、複雑そうなアンディに笑う。 前も涼ちゃんに高校生にみえない的なことを言われて落ち込んでたし、100年以上も生きてるのに、なんでおじさん扱いをそんなにいやがるんだろう。 ところで、ルーシーは「すごい乾燥してるよね! ボク喉カピカピだよ」とか言ってるけど、それで済まされる程度の乾燥なのか? この状況は。 「渇き」の影響範囲内でも、端っこの方はその程度で済むのかな。 「磁気が乱れてTVもラジオも聞けねーし、電気も使えなくなってきた。パニックだよ」 通信手段が使えず、情報も入らず、それぞれの街で孤立しちゃってるんだろうな。 テラーさんだけは使えてるのかもしれん。 地面が切れたり、体が重くなったり、色が消えたり……って、連絡がとりあえる状況でもパニックになるやつ。 これはUMAが跳梁跋扈しているんだろうな。 体が重くなるのはUMA「重力(グラビティ)」とか? 色が消えるのはUMA「色(カラー)」? 地面が切れるのはわからんな……。 「重力(グラビティ)」だとしたら、ユニオンが活用できる可能性ある? お城に誘われて、おかしくなって帰ってきた人たち。 ルーシーは体調が悪くて行かなかったので、まきこまれずに済んだ。 そして、おかしくなってしまった人たちの特徴は「不滅」の存在を示している。 泣いてる子供の鼻水をぬぐってあげるのはいいんだけど、ハンカチがないとかいう理由で汚れた手を斬るな! 子供がおびえてるじゃないか! アンディ、汗が気持ち悪い、とかいう理由で皮はいでそう。 シャワー浴びるより楽なのかもしれん(苦笑)。 アンディはルーシーに道案内を頼んだけど、お城はみえてるからそんなの必要なさそうにも思える。 放置しておくと死んでしまいそうだから、保護しようとしたのかな。 でも、単純に守るのではなく、ルーシーに選ばせた。 「理」を肯定するか、否定す...

『週刊少年ジャンプ』2022年13号 感想

『Dr.STONE』 (Z=231 未来を唆るもの) 巻頭カラー絵は、クロムとスイカちゃんのラーメン屋台で、宇宙服でラーメンをかっこむ石神親子。にぎやかし役(?)やってるコハクちゃんがかわいい。 千空がいつもよりちょっと幼くみえて、父親の横だとこうなるのかね、と思ったんだけど、本編読んだら、復活してから10年(石化中は除く)らしい。 ということは、肉体年齢的には20代半ばなのね。 ホワイマンとの交渉が片付いたら、大樹は杠ちゃんに告白の続きをするのかな。 先延ばしにする理由もなくなりそうだし。 ホワイマンたちが、人類には寄生する価値がないと判断して他の星に行くことを決める、まではわかるけど、なんで千空たちを石化しようとしたのかな。 ことが思うように運ばなかったので、ちょっとした腹いせなのか? しかし、ホワイマンがひとり(?)だけ残った。 なるほど、前回までで、意思統一されてないからめんどくさいな、って感じだったけど、だからこそ、単独行動が許される、ということでもあるのか。 どんな集団にも異端者は存在する。 「壊してもいい、殺してもいい」というほどの強い意思で、千空の『とてつもない科学クラフト』に賭ける異端者。 それが、月にたどり着いた人類に与えられた唯一の褒賞。 好奇心は猫を殺す、と言うけれど、好奇心がなければ人類はここまで文明を発展させられなかっただろうな、とも思う。 このマンガは、意志があっても知恵がなければ前進することはできないし、知恵があっても意志がなければやっぱり前進することは叶わないぞ、というメッセージを一貫して送っていたような気がする。 『呪術廻戦』 (第176話 仙台結界・3) 別記事(術師が戦う理由)になりました。 『PPPPPP』 (第22話 音上家) “悲愴”について語る日野くん。 歴史的背景とか、作曲者がそれをどの立場でみていたか、とか資料をあさるのも大変だし、その情報のどの部分をどう解釈してどう取り込むか、を考えるのも大変だな。 ある程度、整理されている情報を提供してくれる日野くんがいなければ、ラッキーは図書館かピアノの前で倒れてたかもしれん。 フルスちゃんはまだ壊れたままだな。 まあ、そう簡単に立ち直れるもんじゃないか。 めんどくさそうにしながらも、フルスちゃんをひとりっきりにしないロックくんはいい子だな。 パパンに迷惑かける演奏ってなんだ...

『呪術廻戦』(第176話 仙台結界・3) 感想(術師が戦う理由)

亨子さんまで物理で殴る系だった。 呪術師はゴリラじゃないとやってけないのか、そうなのか。 「“空”を“面”で捉える」って、3Dを2Dに変換する、みたいなことかな。 3Dを2Dにして掴んで動かした後で3Dに戻すことで、空間移動を可能にする、みたいな。 この場面で「一応聞くんですけど、殺されても文句ない人ですよね」って確認とる乙骨にちょっと笑った。 あげくに「友達とか恋人とかいないんですか?」って、煽ってると思われてもしかたない。 これは亨子さん、怒っていい、ってなった。 てか、受肉した術師なんだから、友達とか恋人とかいてもすでに死んでるだろ。 と思ったんだけど、これは、これまでの人生で友達とか恋人がいたなら、人を殺すことをこんな軽く考えるわけないよね、的な意味なのか? それにしても「なんで自分なんかのために必死になるんですか?」はすごいな。 これ、乙骨は卑下でもなんでもなく、本気でそう思ってる。 自分自身に価値はないけど、友達とか恋人とか、大事な人の力になれる自分になら価値がある、って。 だから、そういう人がいないのに戦うとか意味わかんない、って。 でも、「自分なんかのために必死になる」人は普通にいるよね。 どっちかってーと、乙骨の方がズレているように感じる。 でも、乙骨はそういう考え方が理解不能らしい。 まあ、乙骨は里香ちゃんの存在により、常に自分が加害者側だと感じて、どうすれば他人を傷つけずにすむか、ばかり思いつめて育ったから、そういう考えになってもおかしくはないのか? 石流のリーゼントが砲身になってて、めっちゃ笑った。 いや、それどういう仕組みなの。 というわけで、肉弾戦からなぜか砲撃戦(ただし一方的)に移行した。 でも、亨子さんもどこかにいるわけだから、これは面倒な三つ巴戦に突入したな。 それにしても、術師になってまだ2年くらいの乙骨が、歴戦の強者ふたり相手にして、めっちゃ冷静に戦ってるのすごいな。

『逃げ上手の若君』(第52話 婆裟羅1335) 感想

刀を持ち出してきた魅魔ちゃん。 時行はちょっとあわててるけど、弧次郎と亜也子は冷静だな。 「刀抜いた後からでも首を落とせる」って物騒だけど。 だけど、魅魔ちゃんは時行たちに宝刀を譲ってくれただけだった。 なるほど、これを売って遊べってことか。 名門の娘は金遣いが豪快だな。 時行は京の諏訪神社に寄付を願う諏訪大社からの使者、ということになってるのね。 時行は一般人としては品が良すぎるように思えるんだけど、諏訪大社ほどの格式になると稚児も品が良いな、とかになるのか? 京で流行る派手なファッション、「婆裟羅」。 「傾奇者」はこの系譜なんだろうか? 婆裟羅が、イキってる、で処理されたのはちょっと笑った。 なるほど、そう理解すればいいのか(苦笑)。 ランウェイを歩く婆裟羅たちの絵は、なんかすごくおもしろかった。 実際、あの恰好で歩いている連中は、気分的にはこんな感じなんだろうな。 かっこいい俺に注目しろ! 的な。 魅魔ちゃんの恰好はどうなんだって思ってたんだけど、婆裟羅で片づけられるのね(史実的にどうかはともかく)。 魅魔ちゃんも、イキってる、といえばそれまでだけど、そこに命を懸けている。 刀に手をかけてる武士を前に、「父上に千倍にして復讐してもらうし」と、復讐しなきゃいけない事態になること前提で引き下がらない。 でも当然、時行はそれを見過ごさない。 助けたけど、恩に着せず、「顔に傷でもついたら大事だ…なんて考えも古臭いか」って……なんだそれ、かっこよすぎだろ! そりゃあ魅魔ちゃんも惚れる。 でも、父上に紹介されるのは困る。 北畠顕家とか佐々木道誉とか、ビッグネームがぞろぞろ出てきたな。 「いかに無能でも人の命は掛け替えのない大切なものです」とか、さりげにひどいこと言ってる、って思ってたら、「最後まで搾って使い潰さねば御仏もお怒りになりましょう」とか、さらにひどいこと言い出したよ、魅魔ちゃんの父上。 いや、尊氏といい、御仏の名を自分のいいように使いすぎだろ。 ところで、最後のページ、あれ? これ『魔人探偵脳噛ネウロ』だったっけ? ってなった。 これ「血族」のひとりだろ、ってなった。 いや、よだれに神力が含まれてて、それを他人に注入できるって、やっぱり足利尊氏は人間じゃないな? てか、おじさんがおじさんのよだれを呑んでビクビクしてる絵って、どこかに需要あるんですか? これみると...