『逃げ上手の若君』(第54話 スキャナー1335) 感想
歴史もののサブタイトルに「スキャナー」を出してくる松井せんせーが好きです。
西園寺と叔父上の帝殺し計画にドン引きの逃若党の面々。
しかし、ふたりの主張は、後醍醐天皇は偽の帝だから暗殺はOK! らしい。
でも、北条家が即位を認めてないから偽物、はムリがありすぎじゃない?
建前上は北条家は天皇家の臣下なんだから。
みんな大反対の中、ホッとしている時行。
なにかと思ったら、頼重が「計画は絶対に失敗します」と言ってたのか。
つまり、北条家は帝殺しの汚名を負わずにすむし、頼重の計画通りにことが運んでるし、でそれは確かに安心だな。
時行に京の都をみせておきたい、というのもあったけど、真の任務は京の都に混乱を起こしたうえで、叔父上と一緒に頼重の元まで逃げること。
逃がすのは叔父上だけで、西園寺は知らん、ってことになってるのかわいそうだな。
というわけで、時行たちは京からの逃走経路を定めることに。
これで、魅魔ちゃんとの京観光もおしまいか。
でも道誉の件があるので、ここで退場にはならなさそう。
しかし、案内のお礼にイナゴはどうなの……。
時行もすっかり田舎暮らしに染まったな。
逃走経路の下見をしてる時行がめっちゃ楽しそうでかわいい。
やっぱり逃げの話になると活き活きするな。
と、そこに現れた謎のヘコヘコキョドキョド侍。
只者じゃないと判断して、警戒する時行。
いや、「頭をヘコヘコキョロキョロすることによって上下左右から立体的に計測している!」って、どういう技なの?
このマンガ、謎スキルもってるおじさん多すぎだろ。
なるほどサブタイトルの「スキャナー」はそういう意味か。
馬上でヘコヘコヘコヘコするおじさんと、トーントーンする時行の絵面がどうみてもおかしいんだけど、謎の緊張感があって、さらにおかしくなってる。
なんか異次元で張り合ってる感じ。
てか、このヘコヘコおじさんが楠木正成ってどういうことなの?
楠木正成って言ったら日本史の中でもかなりなビッグネームだよ?
その人をこんな描き方する?
ところで、楠木正成がめっちゃうれしそうな顔で、瘴奸を「ツルっパゲで濁った眼をした腐れ外道」とか「殺されて当然の大悪党」とかdisってるけど、わざわざ死体を偽装して逃がしてあげたくらいだから、お気に入りだったのかな。
その人なら、目の前にいる子供を信仰対象(?)にしてますよ! って教えてあげたい。
危険を承知で、楠木正成に教えを請いたい、という強烈な欲求に従おうとする時行。
楠木正成を「逃げの英傑」として描き、時行の目指すべき姿にする、というのは、いかにもこのマンガらしい切り口だな。
西園寺と叔父上の帝殺し計画にドン引きの逃若党の面々。
しかし、ふたりの主張は、後醍醐天皇は偽の帝だから暗殺はOK! らしい。
でも、北条家が即位を認めてないから偽物、はムリがありすぎじゃない?
建前上は北条家は天皇家の臣下なんだから。
みんな大反対の中、ホッとしている時行。
なにかと思ったら、頼重が「計画は絶対に失敗します」と言ってたのか。
つまり、北条家は帝殺しの汚名を負わずにすむし、頼重の計画通りにことが運んでるし、でそれは確かに安心だな。
時行に京の都をみせておきたい、というのもあったけど、真の任務は京の都に混乱を起こしたうえで、叔父上と一緒に頼重の元まで逃げること。
逃がすのは叔父上だけで、西園寺は知らん、ってことになってるのかわいそうだな。
というわけで、時行たちは京からの逃走経路を定めることに。
これで、魅魔ちゃんとの京観光もおしまいか。
でも道誉の件があるので、ここで退場にはならなさそう。
しかし、案内のお礼にイナゴはどうなの……。
時行もすっかり田舎暮らしに染まったな。
逃走経路の下見をしてる時行がめっちゃ楽しそうでかわいい。
やっぱり逃げの話になると活き活きするな。
と、そこに現れた謎のヘコヘコキョドキョド侍。
只者じゃないと判断して、警戒する時行。
いや、「頭をヘコヘコキョロキョロすることによって上下左右から立体的に計測している!」って、どういう技なの?
このマンガ、謎スキルもってるおじさん多すぎだろ。
なるほどサブタイトルの「スキャナー」はそういう意味か。
馬上でヘコヘコヘコヘコするおじさんと、トーントーンする時行の絵面がどうみてもおかしいんだけど、謎の緊張感があって、さらにおかしくなってる。
なんか異次元で張り合ってる感じ。
てか、このヘコヘコおじさんが楠木正成ってどういうことなの?
楠木正成って言ったら日本史の中でもかなりなビッグネームだよ?
その人をこんな描き方する?
ところで、楠木正成がめっちゃうれしそうな顔で、瘴奸を「ツルっパゲで濁った眼をした腐れ外道」とか「殺されて当然の大悪党」とかdisってるけど、わざわざ死体を偽装して逃がしてあげたくらいだから、お気に入りだったのかな。
その人なら、目の前にいる子供を信仰対象(?)にしてますよ! って教えてあげたい。
危険を承知で、楠木正成に教えを請いたい、という強烈な欲求に従おうとする時行。
楠木正成を「逃げの英傑」として描き、時行の目指すべき姿にする、というのは、いかにもこのマンガらしい切り口だな。