『週刊少年ジャンプ』2022年14号 感想

『ウィッチウォッチ』(52 使い魔たち)
巻頭カラー絵が渋いというかゴシックでよいですね。

「ホントもうみんな魔法頼りでニコ困っちゃう」と言いながら、めっちゃ楽しそうなニコちゃん。
そんなニコちゃんにわざわざ「楽しいか」ってきくモリヒトが、なんか良いな。
ニコちゃんの様子をみればわかりきってることなのに、それでもニコちゃんの口から「楽しい」って言葉をききたかったのかな、って。

「そうか」とだけモリヒトは応じたけれど、この時、モリヒトは完全に、ニコちゃんを危険から遠ざけるためにニコちゃんの行動を制限する、という選択肢を捨てたのかな、って気がする。
事前に使い魔4人で合意はしていたけれど、それでもニコちゃんの「楽しい」をきくまでは、モリヒトの中にはまだ迷いがあったんじゃないかな、って。

「オレたちは守る者(ガード)じゃなく見守る者(ウォッチ)だ」
1周年記念巻頭で、ついにタイトルの意味が明かされた。
なるほど、「魔女と見守る者」か。厳密は複数形になるんだけど。

それぞれに問題点を抱えている「ウォッチ」たちは、ニコちゃんが大事で、ニコちゃんが「才能」ゆえに背負った苦悩や責任をほんの少しでもやわらげるためなら、なんだってやるという覚悟で強く結ばれている。
いつかニコちゃんもそのことを知るんだろうけど、使い魔たちはそれを知られたくないんだろうな。

『ONE PIECE』(第1042話 「枕詞は“勝者”にゃつかねェ」)
めっちゃハイテンションでルフィと戦ってたカイドウが、これがとどめってとこでCP0に横やりいれられて、そのままの勢いでルフィにとどめさしちゃった。
ここで、カイドウがおでんのことを思い出してて、あ~あ、ってなったよね。
そうか、カイドウはまたもや、望む勝利も望む死も、カイドウにとってつまらない存在に奪われたのか。

最後のページのカイドウの目が、めちゃくちゃ悲愴で、とんでもない暴君ながらちょっとかわいそうになった。

『呪術廻戦』(第177話 仙台結界・4)
別記事(デザートはリカちゃんになりそう)になりました。

『Dr.STONE』(最終話 Dr.STONE)
めっちゃカラーページがあるんですけど……どんだけ描いてるんですが、Boichi先生。
それにしても最終回か……。前回が巻頭カラーだったから察してはいたけどね……。
なんとなく、このマンガはもっと長く続くもんだと思っていた。

結構、復興が進んだ世界で、外交官的な役割を担っているゲン。
まだすべての人が復活できたわけではなく、各地でゆるく自治が行われてる感じなのかな。

大樹と杠ちゃんは良そう通り結婚。
杠ちゃんのご両親とおぼしき人たちが出てきたけど、みつけだせてよかったね。
大樹がめっちゃがんばったんじゃないかと妄想している。

そして、クロムとルリちゃんも結婚予定。
クロム……ムードがなさすぎる……。

ホワイマンの管理は千空に一任されてる感じか。
そして、今、千空が挑んでいるのはタイムマシン作成。
全人類70億人を救う計画……。

ロードマップを出してしめくくるというのは、めっちゃこのマンガらしい。

タイムマシンがもし本当にできたら、宇宙飛行士たちの子孫たちはどうなるんだ、とかいろいろ謎が多いけれど、それでも、全人類を救ってやる、という途方もない目標を千空がまったく諦めていない、ということが、このマンガの一番大事なメッセージなのかな、って思う。

それにしてもこれで終わりか(まだ番外編があるらしいけど)。
『破壊神マグちゃん』と『Dr.STONE』が相次いで終わるとは、さびしいな。

『アンデッドアンラック』(No.101 Regulation)
別記事(縛りを葬る)になりました。

『PPPPPP』(第23話 夜空に希望)
むちゃくちゃなことやってるか、駄々こねてるかだったミーミンが、ラッキーの演奏を聴いて無表情になったの怖い。
そういう顔もできるのか、ミーミン。

『逃げ上手の若君』(第53話 腹黒1335)
別記事になりました。