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『逃げ上手の若君』(第60話 悪党1335) 感想

そういえば「悪党1334」ってサブタイトルがあったな。 悪党は1年経っても悪党か……少なくとも、時行にとっては。 諏訪にたどりつくことができた北条の遺臣たちで結成された「鎌倉党」。 その指揮を執るのは時行だと知って、みんながっかり。 まあ、彼らにとっては「長寿丸」だからね、仕方ない。 名前を明かせば、みんな「鎌倉党」が担ぐにふさわしい人物だと感激してくれるんじゃないかと思うんだけど、名前ではなく実力で忠誠を得て欲しい、というのが頼重の考え。 そのためにも、「鎌倉党」を率いて瘴奸を倒す、というミッションをこなして欲しい、ということね。 ところで、吹雪が教えた時行の新技って何なんだろうね。 玄蕃が「読めるか、こんな技」って言ってるけど。 時行が瘴奸と一対一になった場合の策はできたとして、そこまでもっていくのがまた難しい。 雫の策が良さそうだけど、兵力が足りない。 手がかりを求めて楠木正成からもらった記録書は、なにがなんだかわからない……って「あーもう締切やばい逃げたい」とか「編集の坊門殿が門まで来てる」とか、ピンチなのはもしかして松井せんせーなのでは? ところで、信濃での2年間で時行が思い出せるのは、変態おじさんたちに翻弄されたことばかり、って……でも、思い返してみると確かにそうだな、ってなる。 ひどい。 いやいやいや「逃若党」のみんなでキャッキャウフフしてたことも思い出してあげようよ。 一方、瘴奸も戦の準備をしていた。 小笠原貞宗から領地をもらえた瘴奸が「もう永久に武士としては死ねんぞ」って言ってて、そうか、今は「武士として死ぬ」が彼の望みなのか、ってなった。 あと、「犯りたければ首無しで犯れ。それなら犯人の顔もバレんしな」って台詞がめっちゃこわい。 領地を譲ってもらえなくて、悪党になった瘴奸が、今は良い地頭になってて、領民にも慕われている様子。 欲しくて欲しくて仕方なかったものを与えてもらったんだもんな……そりゃあ貞宗に対する忠誠心も篤くなる。 領民の子供になつかれて幸せを感じるその一方で、過去の罪にふるえている瘴奸。 「死んで欲しく無いよ」って言ってる子供が目の前にいることで、「死にたくない」と泣く子供を殺してきたことを思い出すんだろうね。 「仏様に心を洗われ」と認めているのに「仏様を殺さなきゃいけない」と、やけに澄んだ目で語る。 御仏の存在を実感させてくれた時行...

『ワールドトリガー』第221話「遠征選抜試験・19」+第222話「遠征選抜試験・20」 感想(隊長命令は絶対だけど引きずりおろすのはアリなのか)

ユズルくん、自分の点数に納得できなくって、いらいらしてる感じか。 意外と自信があったんだな。レポートとか苦手そうなイメージなんだけど。 二宮さんは点数自体は気にしてなくて、ユズルくんが採点結果を受け入れないことを問題にしてるのね。 東さんは慰めてくれるし、チカちゃんは励ましてくれるし、いい環境じゃないか。 チカちゃんは戦闘シミュが苦手か。 あまりゲームとかもやらなさそうなイメージあるし、同じことをひたすら繰り返すことで身に着けるタイプだから大変そう。 慣れない指示と慣れないオペを受けて慣れないことをやってるわけだし。 そういう意味では適応力が低めなイメージあるな、チカちゃんは。 ユーマはどんな環境にもすぐなじめるタイプ。 一方、ユズルくんと同じく自分のレポートの点数に納得がいかず、東さんにアドバイスを求めた木虎ちゃん。 「安定を求めて画一化した戦術だと、遠征先で相性の悪いトリガーに当たったとき、何もできずに全滅する危険性」か。 なるほどなあ。 ユーマが「ランク戦は『練習試合』だけど、『近界に行ったとき』のことを考えて作ってある」って言ってたのは、そういうことなんだろうな。 荒船隊とか、いくら荒船がアタッカー兼任とはいえ全員スナイパーとか偏りすぎだろ、って思ってたけど、様々な可能性を探る、という趣旨を考えれば、あれはあれで正解なのかも。 A級隊のトップ3の太刀川隊、冬島隊、風間隊もコンセプトがバラバラだし。 ランク戦の企画(?)をたてたという有吾さんの狙いが、「成長の方向性を拡散させる」にあるのだとしたら、それは見事にハマっているといえる。 東さんの助言を受けて、反省している木虎ちゃんが良いよね。 自分のことを客観的に受け止めることができている。 そして、あいかわらず自分に厳しい。 「400字という条件から無条件に逆算して」というのは、学校の先生に提出するレポートと同じ感覚で出しちゃった、ということなのかな。 でも、このレポートを出す先は、先生ではなくボーダー上層部なんだよ、ってことか。 教え子(?)の二宮さんが下の世代を鍛えようとしてたり、ユズルくんと木虎ちゃんの貪欲な姿勢をみたりで、傍観者に徹するつもりだったっぽい東さんに心境の変化がおこったらしい。 実際、東さん、この試験に参加する意味あんまりないだろうね。 どうみても、ボーダー上層部からの評価を受ける立場じゃな...

『アンデッドアンラック』(No.107 Confuse) 感想(取り戻したい命のために)

Confuse(混乱させる)……か。読んだ後にみると、なんともいえない気分になるサブタイトルだな。 お目当てのUMAを一通りとらえたらしいユニオン。 時間稼ぎフェーズは終わり、対ラグナロクの準備をはじめることをジュイスさんが宣言。 欲しいのは「三種の心器」の「リベリオン」と「ジハート」。 「リベリオン」はUMA「パスト」の捕獲の報酬で在り処はわかってたはずだけど、「ジハート」は初出か? エジプトと日本にあるようだけど、「リベリオン」はエジプトっぽいので、「ジハート」は日本にあるのかな。 一方、アンディサイド。 リップの「不治」にシールくんは硬化で対応。 なるほど、斬られても傷がつかなければ、「不治」の影響は受けないな。 でもしっかり封印を解いて、アンディとルーシーを解放してくれたリップえらい! と、ここでユニオン基地内でトラブル発生。 ここでまさかニコの裏切りがくるとは……。 ついにニコの掘り下げ回きたー! って喜んでたのに、この仕打ちは一体……。 ユニオン基地の防衛システムがほぼ無効化。 ミコちゃんが「外部からの破壊は不可能です! ユニオンの防衛システムは完璧ですから」ってめっちゃ自慢してたのにこれだよ。 その防衛システムを構築した中心人物が本気で裏切ればそりゃそうなる。 普段は球体に乗っかってるのに、めずらしく歩いてるニコが、何かを口にくわえてるんだけど、なんだろう? 自決用の毒とか? 胸のエンブレムをはぎとって捨てたのは、もう戻らない、という決意表明だろうな。 前回、「ゴースト」と眠らずの姫(?)がニコの前に現れて、チカラくんとタチアナちゃんの前にも両親のゴーストが現れてたりするのかな、とか妄想してたんだけど、ニコがピンポイントで狙われたっぽい? 「ゴースト」が魂を食べちゃうと、魂は消滅させられるらしいので、それをネタに脅されたのかな。 ルインの策がえげつなさすぎる。 ところで、ムイちゃん、目をつぶされてるっぽいけど、これは「不真実」対策か。 そして、壁にめりこまされたシェンがかつてないほどにキレまくってる。 ムイちゃんを傷つけられたんだから、そりゃそうなる。 シェンが言ってる「クソジジイ!」はニコのことなのかね。 でも、体術だけならユニオントップと思われるシェンを、ニコがこんな状態にできるかな。 ニコがファンを解放して、ファンがムイちゃんとシェンを倒したのか...

『週刊少年ジャンプ』2022年20号 感想

『あやかしトライアングル』は『ジャンプ+』に移籍か……。 「これまでいろんな事情でやりづらかったあんな話やこんな話もやっていきます!」って、何をやるつもりなの、矢吹先生。 『呪術廻戦』 (第181話 東京第2結界・1) 別記事(祝! 連載4周年突破!)になりました。 『SAKAMOTO DAYS』 (DAYS67 リモートワーク) 楽が好き放題やりすぎで笑う。 人の足首つかんでぶんぶん振り回したあげく水切りみたいなことやるとか、どういう腕力……って思ったんだけど、あれはメカだったね、そういえば。 ちょっとこんがらがる。 光学迷彩(?)といい、テクノロジーレベルがよくわからない。 『逃げ上手の若君』 (第59話 選択1335) 別記事になりました。 『アオのハコ』 (#49 また朝練で) 別居(?)したら千夏先輩が攻め攻めになってきたな。 『ブラッククローバー』 (ページ330 闇影に告げる) シャーロット団長、めっちゃ本気なのにいつもギャグで落とされるのちょっとかわいそう。 そして、チャーミーの魔力回復料理が便利すぎる。 『PPPPPP』 (第29話 ミーミンアナリーゼ) ソラチカ、普通にラッキーに接触してきたよ。 客が表現者を産むのか、表現者が客を産むのか、ってのはおもしろい話題だな。 客が表現者を産む世界に、ミーミンは向いていない、ってのはなんかわかる。 客の期待に応えるべき、という世界なわけだから、それはもうまったく向いてない。 ミーミンは自分の世界に他人をひきずりこむ側にまわらないと生き延びることができなさそう。 それってつまり、作曲の道に進むってことか? ドンは作曲者の世界にひたりきることが正しい、という思想なのかな。 だから、パパンの要求に応えることにストレスを感じてないし、世間からの評価も高いということ? 見開きのコンサートホールの絵の中、小さめにひっそり立ってるソラチカに、やたら強者感があってすごいな。 ラッキーは強くなった。 同じ年頃のピアニストたちと出会っていろんなことを考えて、いろんなことを教えてもらった。 レイジロウとミーミンに再会して、兄弟たちも迷ったり苦しんだりしながらピアノを弾き続けてると知った。 ラッキーはずっとママンだけしか見てこなかったから、世界が狭くなっちゃってただけで、元々はこういうおおらかでたくましい子だったのかもしれない。...

『呪術廻戦』(第181話 東京第2結界・1) 感想(祝! 連載4周年突破!)

祝! 連載4周年突破! そうか……もうそんなになるか……。 初期の頃の打ち切りになるんじゃないかとビビりまくってた頃が嘘のよう。 『ジャンプ』表紙&巻頭カラーはめっちゃひさしぶりな気がする。 まあ、芥見先生のご負担を考えるとしかたない。 『ジャンプ』表紙は虎杖+伏黒+乙骨。 虎杖と伏黒、最近みてないよな、そういえば。 巻頭カラーは、石流と亨子さんか? 一瞬、悩んだけど。 リーゼントしてない石流と服を着てる亨子さんは、こうやってみると普通の人っぽいな。 まあ、普通の人の肉体のっとってんだろうけど。 石流が生きてた! 亨子さんも生きてた! もう死んだかと思ってたよ。 そしてタイミングよくポイント譲渡ルールが追加され、乙骨は大量ポイントゲットだぜ! これを期待して、殺さないように加減してたのかな。 余裕あるな、乙骨。 乙骨に「僕は恵まれてるから」って言われちゃうと、なんか複雑。 乙骨の境遇を考えると、どう考えたって恵まれてるとは思えない。 大好きな幼なじみは事故死するし、本人わけわかんないうちにホラー現象おこりまくるし、それで家族とも離れ、自分は死ななければいけない、と思い込み続けてたわけだからな。 でも、乙骨はきっと本心から「恵まれてる」って思ってるんだよ。 里香ちゃんに愛されて、五条先生と仲間から大事にされて、自分は生きていいんだ、って思えてるから。 これだけの深い愛情を注がれている自分は恵まれている、って。 「僕の仲間に感謝して下さい」って言った時の、乙骨の笑顔がまぶしい。 これ乙骨なりの、僕の仲間はすごいでしょ! っていうドヤ顔なんじゃないかな。 ところで、「圧倒的な自己。他を顧みない災い」のとこで描かれてるのは宿儺だよな。 今の宿儺の顔は虎杖ベースだから、顔がだいぶ違ってるのは当然か。 めっちゃかっこええし、めちゃくちゃ強そう。 過去に宿儺にからだ乗っ取られた人はどれくらいいたんだろうな。 自我を保てたのは虎杖だけらしいけど。 ところで、不穏な感じで三輪ちゃんが歩いてたんだけど……。こわい……。 三輪ちゃんだけは安全圏にいて欲しいんだが。 今のところ京都校側で無事っぽいのは、東堂、加茂、西宮ちゃん、新田弟か。 東堂は術式失っておとなしくしてるのかな。 西宮ちゃんは真依さんを失ってだいぶダメージくらってそうだけど。 加茂はお家騒動に巻き込まれてるんじゃないかな。 ...

『逃げ上手の若君』(第59話 選択1335) 感想

帝と尊氏が同日に襲われたことで京は大混乱。 後醍醐天皇は都の警護を強化するよう指示。これにより鎌倉はちょっと手薄になった。 これって、吹雪の策がうまくハマったってことだよね。 尊氏があんなんじゃなかったら、時行たちが死んでた可能性高いけど、結果オーライといったところ。 「あの子供…取るに足らぬと勘が告げたが」って……尊氏、本当に時行のことを覚えてなかったんだな。 これ、尊氏の勘よりも、時行の運が強かったのかな。 頼重の神力に守られているのかも。 まわりまわって、あそこで時行を逃した方が尊氏にとっては良いことがおきてる、という見かたもできるが。 諏訪に戻った時行はさっそく軍議で意見を求められる。 それは、諏訪から鎌倉に進軍するルートの選択。 時行は最短の武田とぶつかるルートではなく、遠回りの新田、足利とぶつかるルートを選択した。 ここで諏訪勢が武田突破ルートを選んでたら、武田信玄は生まれてなかったかもしれん。 時行が遠回りルートを選んだのは、乱を大きくするため。 北条の子がここに健在である、とふれまわりながら、味方の兵を増やしていく算段。 そのためには、巻き込めるものが多い遠回りルートの方がよい、と。 これは、戦を長引かせても諏訪の兵は耐えてくれると信じてるからできる選択なのかな、という気がする。 新田と同じようなことをやることで、新田のように鎌倉を落とせるんじゃないかという期待をもたせて、味方を増やせるんじゃないか、という目論見もあるのかもしれない。 「北条時行を使えば」という言葉が、時行の口から出てくるのは、頼もしいな。 その反面、まだ10歳で自分で自分を利用することを考えなきゃいけないのは、かわいそうだなって思う。 まずは、信濃を出るために、小笠原勢と衝突。 頼重は貞宗と戦い、時行は瘴奸と戦うことに。 小笠原とは何度もぶつかってきたけれど、ほどほどのところで引き上げるわけにはいかない戦がついにくるぞ。 ところで天狗は結局、諏訪が戦の準備をしていることに気づけなかったのね。 それだけ諏訪勢が有能で統率がとれている、ということか。

『アンデッドアンラック』(No.106 人の理はいつだって) 感想(人はひとり、大事な人はふたり)

封印したはずのアンディとルーシーに反撃くらってるシールくん。 ルインの「否定者はキミ達と違って虐げられた存在だ。めんどくさい奴ばっかだよ」は、その通りなんだけど、おまえが言うなって感じだな。 まあ、めんどくさい、というのはルインや「神」からみためんどくささだからね。 ユニオンやアンダーの連中にしてみれば、当然の抵抗をしてるにすぎない。 「友達のためにごちそうを用意しなきゃなんだ」ということは、ルインが血を流す殺し方をしてるのは「ブラッド」のためか? ゴーストのアンディはルインに干渉できないのに、シールくんはゴーストのアンディを掴める。 これも認識の問題らしい。 アンディは、肉体から魂を解放するまではできたけど、魂で現実に干渉することはまだできていない、ということ? 良い方向に考えれば、アンディにはまだ機能拡張(?)の余地がある、ということだよ。 それに対して、アンディと同じくリアリストなシールくんは、自分の能力に対する絶対の自信をもって、その認識の壁を突破したっぽいのがおもしろいな。 突然、ニコの前に現れた「ゴースト」と謎の女性のゴースト。 ニコの驚き顔がすごいな。 この女性のゴースト、ネクタイとエンブレムを身に着けてるから、円卓の否定者なのは確定だけど、もしかしてニコの「眠らずの姫」で、ミコちゃんのマミィ? なんでネクタイをシャツの内側にインしてるんだろう。 このタイミングで、いまだ否定能力すら明かされていないニコの掘り下げがくるのか! てか、「ゴースト」追加前に亡くなった人もゴーストとして登場可能なのか? だとすると、ジーナさん再登場の可能性もあり? 「ゴースト」が持ってる鳥かご(?)の中にいるのは風子ちゃんっぽいな。 アンディがあれだけ駆けずり回って探してたのに、ユニオン本部に戻ってきちゃったとは。 ママを助けたいルーシー。 ママを助けたいルーシーの気持ちをまったく理解できないルイン。 「そうだよ!! 一人しかいないママなんだから!!」 「人は誰だって一人しかいないよ?」 この会話のかみ合わなさがすごいな。 ルインはこれ本気で言ってるよね。嫌がらせとかじゃなく、えっ? 自分、間違ったこと言ってないよね? って感じで言ってる。 「人が作るルールはいつだって、不明瞭で不公平で不平等で不可解で不気味だ」 ルインにとって「神」が課すルールは、明瞭で公平で納得感があるん...

『週刊少年ジャンプ』2022年19号 感想

『アオのハコ』 (#48 1年違えば) そうか……もう1周年か……。 ラブコメって長く続くとどんどんヒロインが追加されていくパターンが多いけど、千夏先輩と雛ちゃんだけで押し通してるな。 まあ、このマンガ、ラブコメというよりは恋愛ものって感じだけど。 たまに大喜にアドバイスしたりするだけで、モブ(?)に徹してた笠原くんがついに動き出しそうな気配。 雛ちゃんが大喜に告った件を話すのに、「あのさ、別に大喜に聞いたわけじゃないんだけど」って前置きしてるあたり、やっぱちゃんと気遣いできる子なんだな、って思うよね。 大喜はそういうデリケートな話をべらべらしゃべる奴じゃないよ、ってことだから。 この雛ちゃんと笠原くんがしゃべってるシーン、ずっと笠原くんが雛ちゃんと視線をあわせないようにしてる感じなのおもしろいな。 気まずくて目を合わせられないのに、わざわざその話題を出して、雛ちゃんの気持ちを探ろうとしてるところが。 一方、大喜と千夏先輩は同じ教室で授業を受ける妄想をしてきゃっきゃうふふしていた。 二組の温度差がひどい。 『ONE PIECE』 (第1046話 “雷ぞう”) 「今の技…ゴムゴムの何にしよう?」と呑気に技名考えてたり、カイドウに「お前は……誰だ」と問われて「海賊王に!! なる男だ!!!」って答えたりで、あっ、ちゃんとルフィだ、ってなった。 よかったよかった。 火に追われる中、ゾロもベポもキラーも仲間たちにかつがれてたのは、ちょっと笑った。 どこもNo.2がボロボロだな。 『SAKAMOTO DAYS』 (DAYS66 ラグ) 極度の人見知りの加耳と、他人に対する気遣いというものがまるでない真冬は、かみ合わせが最悪だな。 滝つぼに落とされて、溺れそうなのに、坂本さん人形の救助をあきらめない虎丸ちゃん、本当に筋金入り。 でも、その筋金入りが、シンをトップオタと認めた! 解釈違いだ、同担拒否だ、と騒いでたわりに素直だな、って思ったけど、自分よりもシンの方が坂本さんのことを理解できてると納得できたんだろうな。 まあ、シンは坂本さんの家族でもあるんだから、そりゃそうなんだけど。 『PPPPPP』 (第28話 ミステイクが1つ) パパンよりもよっぽど大物っぽいな、ソラチカ。 聴衆にファンタジーをみせる能力持ちの音上兄弟だけど、ソラチカは音から奏者の気持ちを読み取る能力も持っている...

『逃げ上手の若君』(第58話 帰還1335) 感想

尊氏に追いかけられていた時行たちを助けてくれた楠木正成。 妻の尻に敷かれている哀れな自分をお救いください、的なことを言って尊氏に退く理由をつくってあげてるようにも、本当に妻に怒られているようにもみえるな。 尊氏、あっさり追撃をやめたけど、時行のことを覚えていたらどうしてたんだろうね。 さすがに追っかけてたかな。 正成は時行たちが尊氏の予定を聞いている可能性に気付いて、わざわざ様子を見に来てくれたのか。 めっちゃいい人、というか、本当に時行のことを気に入ったんだな。 時行の正体を知っているか、時行たちが尊氏を傷つけることに成功していたら、さすがに見逃せなかっただろうと思うけど。 時行が尊氏を殺そうとしてた、と気づいてたのに「刺客です」と尊氏に言われて、「なんと! すぐ追手を出さねば…」ってしれっと言うあたり、本当に狸。 うどんがある、と言われて「やったー」って喜ぶ尊氏もちょっとかわいいが、「拙者より美味く打てる者などこの京にいるかどうか」と張り合う師直がめっちゃかわええ。 張り合うネタがうどん打ちとは。 叔父上と西園寺公宗の帝暗殺計画は、頼重の予知通りに失敗。 公宗の弟の密告が原因ってかわいそうだけど、弟にしてみれば、帝暗殺とか何だいそれたことやろうとしてるんだよ、連座なんかしたくないぞ、ってなるよな。 叔父上は公宗と共に逃亡しようとしたけれど、公宗はそれを拒否。 「この名門西園寺が…野蛮人の世話になどなれるかっ!」だけだと、ただのイヤな公家だけど、「賭けの代償は貴賤問わず支払うが義務」とか彼なりにちゃんと道理をわきまえているんだよね。 「我が野望を手伝ってくれて感謝します」って、「野蛮人」の叔父上にちゃんとお礼を言ってるし。 叔父上は泥水すすっても生き延びる道を選択し、公宗はプライドを守って死ぬ道を選択したんだな。 逃亡途中に魅魔ちゃんと遭遇した時行。 「…ね、また会えるよね?」って言った時の魅魔ちゃんの顔が、お願いしてる感じというか、もう二度と会えないなんてイヤだよ、って言いたそうな感じがした。 振り向いた時行は涙を流しながら、それでも「…いずれまた」と答えた。 ここでちゃんと返答するのが、時行の礼儀正しさだよな。 時行の悔しい想い。 それは、一族を滅ぼされ鎌倉から去った時よりも重かったかもしれない。 「悔しい」と泣く時行の表情がすごい。 この幼さでこれほどの感情...

『アンデッドアンラック』(No.105 ヨーソロー) 感想(小さくて遠すぎる夢)

ルインとシールくんが合流。 ルインは否定者側の「調整者」らしいけど、元々、そうだったのか、今回の一件でついさっき任命されたのか。 太陽から光が放たれて「シール」が現れた時、もう一本、光の矢(?)が飛んでたようにみえたから、あれでルインに「調整者」としての能力が付与されたのかな。 ルインが「その程度でどうにかなるなら、神はボク達に力など与えない」って言ってるから、「調整」が発動されたことで「調整者」に任命されたっぽい。 「調整者」=「王になる者」なの? シールくんがやたら他のUMAたちを見下すのは、そもそも「調整者」がそういう立場だから? 「場を荒らしたプレイヤー、役目を果たさないNPC」……「NPC」と書いて「UMA」とルビをふるのか。 「Non Player Character」。すなわち、与えられた役目以外のことは何もできない、ゲームマスターの意思以外で動くことのない存在。 そのわりには、UMAたちは自我を持っていて、わりと自由に動いているようにみえる。「神」の意思に逆らえずとも。 それがダメなことだというのなら、なんで自我をもたせた……。 「ラグナロク」=神の降臨? 「神」をお迎えする前に、勝手に動くUMAたちに制裁を与え、強化を施し、「神」が喜ぶように世界を整えるのが「調整者」たちの役目? 「組織を全員殺す。最後(つぎ)のループに彼らが存在できないように」 「アーク」は一人乗りで、それに乗れなかった者は「不死」以外みんな死んでしまうのに、「彼らが存在できないように」と言う。 これはやっぱり、なんらかの形で転生してるってことなんだろうね。 以前のループにもジーナさんやニコがいたもんな……。 つまり、ルインの言う「殺す」は、転生することすらできなくする、という意味? でもそうなったら、否定者たちが嘆き苦しむ姿をみたい、という「神」の希望に反しないか? ユニオンなくなったら、クエストをやってくれる人がいなくなっちゃうよ? ところであいかわらずシールくんのくしゃみ顔はかわいいですね。 一方、シールくんの中のアンディとルーシー。 ルーシーがずっと抱え込んでた本は『ピーターパン』だった。 「6年位ずーっと外出れなくて…」って、そんなに長いこと「不健康」やってるのか。かわいそすぎる。 その外を飛び回りたいという強い願いが、「ゴースト」の追加によって現実化した。 それを「お...

『週刊少年ジャンプ』2022年18号 感想

ずっと設問が同じだった電子版の方のアンケートがついに変わった。 めっちゃ項目が増えた。というか、細かくなった。 てか、なんでこれまであんなにおおざっぱだったんだろうね。 紙版の方は毎回、変わってて、声優さんやYouTuberのことまできいてくるのに。 『ONE PIECE』 (第1045話 “NEXT LEVEL”) 目が飛び出したり、足が車輪みたくなったり、戦い方がずいぶんとマンガっぽくなった。『トムとジェリー』みたいなイメージ。 これが「ふざけた能力」というやつなんだろうか。 限界むかえてルフィがめっちゃ老けるとこは、『ハウルの動く城』で荒地の魔女が階段をのぼるシーンを思い出した。 このルフィをルフィとして受け入れるのは複雑だなあ、と思ってたんだけど、カイドウの「こんな自由な戦闘、見た事がねェ!!!」って台詞で、これもルフィなんだな、と思い直した。 だって、ルフィは世界で一番自由な男だから。 この自由を「楽しいなァ!!!」と受け入れられるルフィは、やっぱりルフィに違いない、って思うんだよ。 『SAKAMOTO DAYS』 (DAYS65 推し被り) 坂本商店やっぱり赤字だったんだ。 だって、元々、坂本さんと葵さんだけで回せてたっぽいお店に、シンとルーちゃんを雇い入れたんだもん。人件費オーバーじゃない? って思ってた。 まあ、坂本さん、殺し屋時代に稼いでただろうからなんとかなるんだろう。多分。 坂本さんに人生を変えてもらったと語る虎丸ちゃん。 坂本さんが千手観音みたいになってて笑った。 これはもはや信仰対象。 シンも坂本さんが好きだと知って色めき立つ虎丸ちゃんだけど、解釈違いで同担拒否が発生した。 シンが「坂本さん」と呼ぶのに対し、虎丸ちゃんが「坂本」と呼ぶのがおもしろいよね。 好きが極まりすぎるとさん付けが逆に失礼な感じになる現象ってある。 尾崎豊ファンが「尾崎」と呼んだり、矢沢永吉ファンが「矢沢」と呼んだりするやつだ。これ「尾崎さん」とか「矢沢さん」って呼ぶと、途端に格が下がる感じになる。 あれはみえないところに「The」がついてるんだと思ってる。「The尾崎」とか「The矢沢」とか。 すなわち、この世界にたったひとつの貴重な存在に対し、さん付けして、普通の存在みたいな扱いをしてはいけない、ってことなんじゃないかな、って。 虎丸ちゃんにとっては、坂本さんは唯一...

『呪術廻戦』(第180話 仙台結界・7) 感想(満腹になったならお眠り)

扉絵が里香ちゃん! いつみても美人さんだけど、ちょっと大人っぽくなってる? 頭の上に浮いてる天使の輪のようなものが花でできてるのが良いよね。 乙骨が「一回だけですよ」と言った時の、しかたないなあ、って感じの表情がすばらしすぎる。 すごいな、この人たらしっぷり! これ、乙骨はさっさと決着つけようとしたんだけど、それで石流を倒したとしても、石流の「渇き」を解消させてあげられないと感じたんだろうね。 だから、効率厨とも呼べそうな戦い方をする乙骨が、わざわざ、石流を満足させてあげられそうな戦い方を選んだ。 つまり、石流の「戦いそのものに意味を見出す」という生き方に、乙骨の流儀を曲げてつきあってあげたんじゃないかな。 乙骨がやさしい性格だっていうのもあるけど、そうしてあげないといけないと乙骨に感じさせるほどに、石流は「渇き」を訴えていたんだろう。 ところで乙骨のコピー術式の発動条件は、その術式を持つものの肉体の一部をリカちゃんに喰わせることだったりする? だとすると、狗巻先輩の呪言をなんでコピーできてるって話になるんだが……。 渋谷でダメにされたらしい狗巻先輩の片腕が、そういうことに再利用(?)された可能性ある? 肉弾戦のあげくに、自分の技をくらって終わった石流。 なるほど、亨子さんの術式でグラニテブラストを操ったのか。 石流の渇きは解消された。 彼はこれで戦いのないところに旅立てたんだろうか。 「ありがとう満腹だ!!!」 そう言われた時の、いえいえどういたしまして、って感じの乙骨の表情が、めっちゃかわいい。 なんか、ちょっとしたボランティア活動をしただけ、みたいな余裕がある。 乙骨、強すぎる……。 超激戦だったはずの仙台コロニーを、乙骨があっちゅーまに制圧した。 てか、それでも4×5ポイントしか稼げてないの?

『逃げ上手の若君』(第57話 尊氏1335) 感想

時行、弧次郎、吹雪の三方からの攻撃を受け止めた尊氏。 刃を指で止めるのはともかく、矢を鼻の下で止める技はなんなの? 超本気モードの吹雪でもまったく歯が立たないとはな……。 覆面を剥がされてしまった時行。 しかし、尊氏の反応がおかしい。 「…え? …え? 覚えて…ないのか? この顔を」って……。 尊氏が時行の顔を覚えてないとは予想外すぎる。 北条の遺児がこんなに落ちぶれて、とか言われた方がまだマシだよね。時行にとっては。 忘れる程度のとるにたらない存在だった、って言われたも当然だし、と思ってたら「薄い関係の者の顔はすぐ忘れてしまうんだ」と火に油を注いできた。 時行は尊氏に出会った日のことまでよく覚えていたのにこれはない。 「この声、この顔、この感触。私は全て憶えている」って、声や顔はともかく感触か……。 手を握られながらそう考えるということは、かなり頻繁に手を引かれていたんだろうな、って思うと、時行がどれだけ尊氏を慕っていたかがわかる。 そうか……最大の侮辱は忘れ去られることか……。 松井せんせー、すごいとこ突いてきた。 「死んだ女よりもっと哀れなのは忘れられた女です」って詩の一節があったな。 おまけに鎌倉を滅ぼした理由をきかれて「我にもよくわからん。結果的に滅んでいた…としか言いようがない」とまで言い出したよ。 張本人にもよくわからん理由で一族を滅亡させた、とか言われたら、もうわけわからんよな。 絶句するしかない。 てか、研究者もよくわかってないのか。びっくり。 普段、自分の身分に無頓着な時行が、はじめて「無礼者」と激怒した。 なんつーか、時行の北条一族としてのプライドは、ほとんど表に出てくることがないけれど、それを懇切丁寧に踏み潰していくな。 見事すぎる。 「無自覚の極悪! 無邪気に生きているだけで人を狂わせ死なせる男!」という吹雪の評が、そのまんますぎる。 ちっとも過大表現と思えないところが震える。 もう完全に化け物じゃん。 本気で『魔人探偵脳噛ネウロ』に出てきそうな造形だよ。 魔界の住人だよ、この人。 ところで、尊氏のビーム(?)をもろに浴びた吹雪が、なんだかおかしくなってるようにみえるんだが……。 ここでまさかの楠木正成の介入か。 宴席の主人がこんなところで何をしている。 思いっきり尊氏の馬に自分の馬をぶつけてるし……。 尊氏の人間離れっぷりが加速していって...

『逃げ上手の若君』5巻 箇条書き感想

『逃げ上手の若君』の5巻の感想です。 ・5巻の表紙は小笠原貞宗。ギョロ目がすごい強者感をだしている。たまにギャグ描写になる目だけど、やっぱりかっこいいな ・そしてあいかわらず布地や馬具や背景の描き込みが緻密で美しい ・カバー折り返しの著者近影の松井せんせー自画像がいつにも増してかわいい ・「考えずに動く」感覚がわからない、というのはおもしろいな。『魔人探偵脳噛ネウロ』の石垣はそういうキャラという印象だけど ・亜也子のパラメータ、政治7ってひっくいな! まあ、そこらへんは雫の担当だからいいのか。統率が19でも、そこらへんは弧次郎の担当だし ・亜也子の忠義92は、逆に足りない8はなんなの? ・海野のパラメータはまんべんなく高くてすごいな。元々高いのに、女性が関わるだけでさらに上昇するのがまたすごい。革新と逃隠が低いけど海野には必要ないものだし ・望月家の家訓が物騒すぎだった。これを亜也子が素直に実践してる感じなのがまた…… ・盛高殿は解説キャラとしては有能すぎる ・松井せんせーの担当の東さんはまだ20代なのに糖尿が出たとかお気の毒に ・6巻の表紙は玄蕃とかどうだろう

『アンデッドアンラック』(No.104 お前の能力は) 感想(能力は魂に宿る)

人間のコアの位置を探す「シール」にやられまくってるアンディ。 これまでにもいろいろとグロいことになってたのに、なんかいつも以上に痛そうにみえる。 こういう、じわじわ削られる、ってのはこれまでなかったような気がするな、そういえば。 くしゃみして鼻水たらすシールくん、なんかちょっとかわいいな。 そのシールくんに浮かんだ封印の文字は「UNHEALTHY」。 アンディはシールくんが突然、くしゃみをした理由を悟って、みずから封じられにいった。 「この程度の否定者に神は我を遣わしたのか」と考えてすぐに「それほどまでに他のUMA共が至らなかったという事か…」になったのは、最初に考えたことは「神」に対する不敬だと考え直したからだろうな。 「神」に対する忠誠心が篤いシールくん。 ところで、現存するUMAをすべて封印したら、シールくん、お札を重ねすぎて達磨みたいになりそう。 シールくんの中には謎空間が広がっていた。 ルーシーも無事だった。 ルーシー、アンディのことゾンビだと思ってたのか。 ゾンビなら死ぬ可能性があると考えてかばってくれたのね。 自分がかばったせいで状況を悪化させたって、シールくんの中で後悔してたんだろうな。 ルーシーやっぱり「UNHEALTHY -不健康-」。 このマンガ、欲しくない能力ばっかり出てくるけど、トップクラスで欲しくないな。 「いやだー!! それただの虚弱体質じゃん!!」って、確かに……。 多分、不健康なだけで死ぬ程の病気にはならないんだろうね。 まだ子供なのに、これからの人生をずっと病気で過ごすことになるってのはかわいそすぎる。 80過ぎくらいならまだあきらめがつくかもしれないけど。 まあ、あの「神」だからね。そりゃあ、先行きが長い子供を選ぶよね。 でもまあ、能力発動で家族や友達を失ってない、ってところはまだマシかな。 お母さんずっと看病してくれてたらしいから、それを考えると大変だけど。 「不健康」は本人が虚弱体質になるだけで、本来なら戦闘能力は皆無。 けれど、シールくんに取り込まれたことで、シールくんまで不健康にして弱体化させることに成功した。 しかも、ルーシー、自分のゴーストを肉体から追い出すことを普通にこなしてた! アンディは指先をちょっとゴースト化するのに成功しただけなのに、ルーシーは自由自在にあたりまえのようにゴーストを使いこなしてるよ。 アンデ...

『週刊少年ジャンプ』2022年17号 感想

次号、『左門くんはサモナー』の沼先生の読み切りが載るそうですよ! 沼先生、めっちゃ久しぶり! あと、『アオのハコ』と『PPPPPP』で、季節外れの海で男子生徒と女子生徒がきゃっきゃうふふ(?)する、というネタ被りが発生してたのがおもしろかった。 『SAKAMOTO DAYS』 (DAYS64 道) 巻頭カラー絵の殺し屋時代の坂本さんがかっこええ。 さりげにセンター陣取ってる篁さんはもっとかっこええ。 虎丸ちゃん、坂本さんのキーホルダーもってて、この世界では殺し屋のグッズまで出てるの? って思ってたら虎丸ちゃんの手作りだった。 この作品の世界観なら、殺し屋のグッズが出ててもおかしくないとは思うが。 『ONE PIECE』 (第1044話 “解放の戦士”) なんかいろいろありすぎて混乱してるんですけど。 「ゴムゴムの実」あらため「動物系ヒトヒトの実幻獣種モデル“ニカ”」。 それは“太陽の神ニカ”を閉じ込めたもの? 「悪魔の実」なのに神様なのか、と思ったんだけど、歴史的に「悪魔」は「征服された土地で信仰されていた神様」なのが普通だよね、そういえば。 そう考えると、世界政府が世界を支配する前に信じられていた神様を「悪魔」と呼称した、というのはわかりやすい。 まあ、カナヅチになるとか、ふたつ食べると死ぬとか、そういう要素から「悪魔」と呼ばれた、でもおかしくないけど。 動物系の実には意思が宿る、ということは、ギア5のルフィは、ルフィであり“ニカ”でもある、ということなのかな。 ルフィがルフィ以外の意思で動くのは、なんかイヤかな。 まあ、次回を読んでみないとわからんけど。 『呪術廻戦』 (第179話 仙台結界・6) 別記事(彼女は武器となり彼と戦う)になりました。 『逃げ上手の若君』 (第56話 暗殺1335) 別記事になりました。 『PPPPPP』 (第26話 なんてことはないあの海の日の) でっかい浮き輪もってる水着姿のフルスちゃんの扉絵が、なんか妙におもしろくてみるたびに笑う。 9月後半の海に行くって聞いて、水着に着替えるフルスちゃん……泳げるような気温じゃないことに、なんで気づかなかったんだよ。 沖縄とかならまだなんとかなるかもしれんけど。 しかしながら、フルスちゃんを笑ってる日野くんも、海水浴っぽい服装だな。 メロリちゃん、「水着貸してって言われた時点で教えてあげればよ...

『呪術廻戦』(第179話 仙台結界・6) 感想(彼女は武器となり彼と戦う)

三つ巴の「領域展開」。 石流と亨子さんの利害が一致した結果、リカちゃんが真っ先にはじきだされた。 まあ、リカちゃんの存在を厄介と思うのは当然だよな。 「リカ」ちゃんの中には「里香」ちゃんの遺志が遺っているのか……。 単なるコピーではなく、「里香」ちゃんの遺志を培養して、ふくらませて、「リカ」ちゃんに仕立て上げたってイメージ? しかし、あの里香ちゃんの乙骨に対する執着がベースにあるって、「リカ」ちゃん怖すぎる。 乙骨はもっと怖いけど。 意図せずしてそうなったのかもしれないけど、自分を愛してくれた女の子の、自分自身に対する執着を「武器」化したと考えると、なんかもうイカれすぎだろ。 乙骨は、本当に里香ちゃんのことが好きだったと思ってるんだけど、そんな自分の気持ちさえ利用してる気がするな。 そこにまさかの黒沐死の乱入。 プレイヤーとしては死んでるけど、呪霊としては生きているって、さすがGの生命力。 領域展開内で三つ巴戦かと思ったら、前哨戦だけで壊れた……。 乙骨の領域展開のお披露目は先延ばしにされたか……。 亨子さん、乙骨、リカちゃん、黒沐死、石流と総攻撃を受けてボッコボコにされて退場。 死んでも死にきれないほどの怒りが、さらに増幅されただけで終わったのは、めっちゃ気の毒だ。 そして、黒沐死も乙骨に焼却(?)された。 複雑なパワーバランスの元で膠着状態にあったはずの仙台コロニーが、あっという間に、乙骨+リカちゃんVS石流のシンプルな状況に整理された。 これ、石流にとってはもっとも理想的な展開なんだろうな。

『逃げ上手の若君』(第56話 暗殺1335) 感想

センターカラー絵は桜と時行と雫。 あいかわらずきれいな色です。 時行にはピンクがよく似合う。 松井せんせーのコメントによると、カレンダー化を狙って季節ものの絵を意識的にふやしていらっしゃるようですが、日本史ものに季節を意識した絵はよくマッチするよね。 ところで我が家には『魔人探偵脳噛ネウロ』の未開封のカレンダーがあります。 飾る用と保管用で2部買ったので。 しかし、保管用っていつ開ければいいんだろうね……。タイミングがわからん。 さて、本編は時行の回想から。 かくれんぼで遠くに行き過ぎて迷子になった時行。 それをみつけたのが超さわやかキャラな足利高氏。 これが時行と尊氏の出会いか……。 場所が龍ノ口刑場というのがなんとも意味深。 尊氏を暗殺できるかもしれないスケジュールを知ってしまった逃若党。 吹雪と弧次郎は暗殺決行派で、雫と亜也子は危険は冒さない方がいい派。 玄蕃はどちらにもつかず、時行の判断を問う。 失敗しても現政権を混乱させられる、という吹雪の意見はなるほどな、と。 天皇暗殺と尊氏暗殺が別々の日なら、追い詰められてやけになった連中がやらかした、とも受け取れるけど、同じ日に発生したら、旧政権派が結託して動き出した、という判断になりそうだもんね。 時行は、尊氏を殺す前に、ただ知りたい。 尊氏がなぜ北条を裏切り、もし自分と会ったらどんな顔をするのかを。 時行の中ではまだ、かくれんぼの相手をしてくれた高氏の印象が、北条家を滅亡させた尊氏で上書きしきれてないのかな、って気がした。 時行は尊氏暗殺を決意。 ただし、失敗を前提で、って感じだ。 新田義貞は快活で強そうだけど、確かに、何もわかってない感がある。 ちらちらと「?」が浮かんでるのなんなんだろうね。 「?」が見切れてるコマもあって、松井せんせーらしいネタの散らばせかただな。 てか、新田義貞を、常に「?」が寄り添ってるキャラに仕立てるってすごいな。 それ以前に、常に「?」が寄り添ってるキャラってなんなんだ、って話だが。 玄蕃が楠木正成に変装して尊氏だけを引き離したが、これは尊氏に見破られていた。 わかってて、ちょっとした娯楽としてつきあってくれたのかな? 高兄弟は本当にひっかかってくれたようなので、だいぶ気の毒な感じだ。 尊氏なら時行の身のこなしだけで正体を見破りそうな気がするので、尊氏と話したい、という時行の希望は叶...