『逃げ上手の若君』(第58話 帰還1335) 感想
尊氏に追いかけられていた時行たちを助けてくれた楠木正成。
妻の尻に敷かれている哀れな自分をお救いください、的なことを言って尊氏に退く理由をつくってあげてるようにも、本当に妻に怒られているようにもみえるな。
尊氏、あっさり追撃をやめたけど、時行のことを覚えていたらどうしてたんだろうね。
さすがに追っかけてたかな。
正成は時行たちが尊氏の予定を聞いている可能性に気付いて、わざわざ様子を見に来てくれたのか。
めっちゃいい人、というか、本当に時行のことを気に入ったんだな。
時行の正体を知っているか、時行たちが尊氏を傷つけることに成功していたら、さすがに見逃せなかっただろうと思うけど。
時行が尊氏を殺そうとしてた、と気づいてたのに「刺客です」と尊氏に言われて、「なんと! すぐ追手を出さねば…」ってしれっと言うあたり、本当に狸。
うどんがある、と言われて「やったー」って喜ぶ尊氏もちょっとかわいいが、「拙者より美味く打てる者などこの京にいるかどうか」と張り合う師直がめっちゃかわええ。
張り合うネタがうどん打ちとは。
叔父上と西園寺公宗の帝暗殺計画は、頼重の予知通りに失敗。
公宗の弟の密告が原因ってかわいそうだけど、弟にしてみれば、帝暗殺とか何だいそれたことやろうとしてるんだよ、連座なんかしたくないぞ、ってなるよな。
叔父上は公宗と共に逃亡しようとしたけれど、公宗はそれを拒否。
「この名門西園寺が…野蛮人の世話になどなれるかっ!」だけだと、ただのイヤな公家だけど、「賭けの代償は貴賤問わず支払うが義務」とか彼なりにちゃんと道理をわきまえているんだよね。
「我が野望を手伝ってくれて感謝します」って、「野蛮人」の叔父上にちゃんとお礼を言ってるし。
叔父上は泥水すすっても生き延びる道を選択し、公宗はプライドを守って死ぬ道を選択したんだな。
逃亡途中に魅魔ちゃんと遭遇した時行。
「…ね、また会えるよね?」って言った時の魅魔ちゃんの顔が、お願いしてる感じというか、もう二度と会えないなんてイヤだよ、って言いたそうな感じがした。
振り向いた時行は涙を流しながら、それでも「…いずれまた」と答えた。
ここでちゃんと返答するのが、時行の礼儀正しさだよな。
時行の悔しい想い。
それは、一族を滅ぼされ鎌倉から去った時よりも重かったかもしれない。
「悔しい」と泣く時行の表情がすごい。
この幼さでこれほどの感情を抱え込まなければいけないとは……。
なんとか逃げ切った逃若党。
吹雪がだいぶやつれてるけど、なんとか無事のよう。
尊氏ビーム(?)をもろにあびてたから、国司みたいになってたらどうしよう、ってめっちゃビビってた。
超重い空気を消し飛ばしてくれたのは弧次郎。
吹雪を励まし、玄蕃を蹴り飛ばし、時行に「いつか必ず奴の首を若に献上してやるっス!」と、自分は折れてないアピールをする姿が、本当に頼もしい。
みんな無事に諏訪に戻れた。
頼重はものすごく心配してたんだろうな。涼しい顔してるけど。
時行の手を取って、ひざを折り、「時は満ちました」と宣言する頼重。
ついに中先代の乱に突入か……。
時行が尊氏と戦わなければならない理由を、さらに強化した京の都編だったな。
妻の尻に敷かれている哀れな自分をお救いください、的なことを言って尊氏に退く理由をつくってあげてるようにも、本当に妻に怒られているようにもみえるな。
尊氏、あっさり追撃をやめたけど、時行のことを覚えていたらどうしてたんだろうね。
さすがに追っかけてたかな。
正成は時行たちが尊氏の予定を聞いている可能性に気付いて、わざわざ様子を見に来てくれたのか。
めっちゃいい人、というか、本当に時行のことを気に入ったんだな。
時行の正体を知っているか、時行たちが尊氏を傷つけることに成功していたら、さすがに見逃せなかっただろうと思うけど。
時行が尊氏を殺そうとしてた、と気づいてたのに「刺客です」と尊氏に言われて、「なんと! すぐ追手を出さねば…」ってしれっと言うあたり、本当に狸。
うどんがある、と言われて「やったー」って喜ぶ尊氏もちょっとかわいいが、「拙者より美味く打てる者などこの京にいるかどうか」と張り合う師直がめっちゃかわええ。
張り合うネタがうどん打ちとは。
叔父上と西園寺公宗の帝暗殺計画は、頼重の予知通りに失敗。
公宗の弟の密告が原因ってかわいそうだけど、弟にしてみれば、帝暗殺とか何だいそれたことやろうとしてるんだよ、連座なんかしたくないぞ、ってなるよな。
叔父上は公宗と共に逃亡しようとしたけれど、公宗はそれを拒否。
「この名門西園寺が…野蛮人の世話になどなれるかっ!」だけだと、ただのイヤな公家だけど、「賭けの代償は貴賤問わず支払うが義務」とか彼なりにちゃんと道理をわきまえているんだよね。
「我が野望を手伝ってくれて感謝します」って、「野蛮人」の叔父上にちゃんとお礼を言ってるし。
叔父上は泥水すすっても生き延びる道を選択し、公宗はプライドを守って死ぬ道を選択したんだな。
逃亡途中に魅魔ちゃんと遭遇した時行。
「…ね、また会えるよね?」って言った時の魅魔ちゃんの顔が、お願いしてる感じというか、もう二度と会えないなんてイヤだよ、って言いたそうな感じがした。
振り向いた時行は涙を流しながら、それでも「…いずれまた」と答えた。
ここでちゃんと返答するのが、時行の礼儀正しさだよな。
時行の悔しい想い。
それは、一族を滅ぼされ鎌倉から去った時よりも重かったかもしれない。
「悔しい」と泣く時行の表情がすごい。
この幼さでこれほどの感情を抱え込まなければいけないとは……。
なんとか逃げ切った逃若党。
吹雪がだいぶやつれてるけど、なんとか無事のよう。
尊氏ビーム(?)をもろにあびてたから、国司みたいになってたらどうしよう、ってめっちゃビビってた。
超重い空気を消し飛ばしてくれたのは弧次郎。
吹雪を励まし、玄蕃を蹴り飛ばし、時行に「いつか必ず奴の首を若に献上してやるっス!」と、自分は折れてないアピールをする姿が、本当に頼もしい。
みんな無事に諏訪に戻れた。
頼重はものすごく心配してたんだろうな。涼しい顔してるけど。
時行の手を取って、ひざを折り、「時は満ちました」と宣言する頼重。
ついに中先代の乱に突入か……。
時行が尊氏と戦わなければならない理由を、さらに強化した京の都編だったな。