『アンデッドアンラック』(No.104 お前の能力は) 感想(能力は魂に宿る)
人間のコアの位置を探す「シール」にやられまくってるアンディ。
これまでにもいろいろとグロいことになってたのに、なんかいつも以上に痛そうにみえる。
こういう、じわじわ削られる、ってのはこれまでなかったような気がするな、そういえば。
くしゃみして鼻水たらすシールくん、なんかちょっとかわいいな。
そのシールくんに浮かんだ封印の文字は「UNHEALTHY」。
アンディはシールくんが突然、くしゃみをした理由を悟って、みずから封じられにいった。
「この程度の否定者に神は我を遣わしたのか」と考えてすぐに「それほどまでに他のUMA共が至らなかったという事か…」になったのは、最初に考えたことは「神」に対する不敬だと考え直したからだろうな。
「神」に対する忠誠心が篤いシールくん。
ところで、現存するUMAをすべて封印したら、シールくん、お札を重ねすぎて達磨みたいになりそう。
シールくんの中には謎空間が広がっていた。
ルーシーも無事だった。
ルーシー、アンディのことゾンビだと思ってたのか。
ゾンビなら死ぬ可能性があると考えてかばってくれたのね。
自分がかばったせいで状況を悪化させたって、シールくんの中で後悔してたんだろうな。
ルーシーやっぱり「UNHEALTHY -不健康-」。
このマンガ、欲しくない能力ばっかり出てくるけど、トップクラスで欲しくないな。
「いやだー!! それただの虚弱体質じゃん!!」って、確かに……。
多分、不健康なだけで死ぬ程の病気にはならないんだろうね。
まだ子供なのに、これからの人生をずっと病気で過ごすことになるってのはかわいそすぎる。
80過ぎくらいならまだあきらめがつくかもしれないけど。
まあ、あの「神」だからね。そりゃあ、先行きが長い子供を選ぶよね。
でもまあ、能力発動で家族や友達を失ってない、ってところはまだマシかな。
お母さんずっと看病してくれてたらしいから、それを考えると大変だけど。
「不健康」は本人が虚弱体質になるだけで、本来なら戦闘能力は皆無。
けれど、シールくんに取り込まれたことで、シールくんまで不健康にして弱体化させることに成功した。
しかも、ルーシー、自分のゴーストを肉体から追い出すことを普通にこなしてた!
アンディは指先をちょっとゴースト化するのに成功しただけなのに、ルーシーは自由自在にあたりまえのようにゴーストを使いこなしてるよ。
アンディ、あれだけ必死になっても、ちょっとだけしかゴーストにできなかったのに……まだまだ肉体に縛られている、ってことなのかな。
ルーシーのゴーストに「不健康」は宿っていて、だからシールくんに影響した。
たとえば、チカラくんがゴーストを出すことができたら、ゴーストの目でみたものに対しても「不動」は効くんだろうか。
できるとしたら、超使い勝手がよくなると思うんだけど。
ゴーストの追加って、思ってた以上にどでかい改変だったのかも。
ところで、くしゃみするシールくんがかわいすぎじゃないですか?
冷徹キャラで出てきたのに、なんだそのくしゃってなった顔のかわいさは!
ルイン、久々に登場。
なんか、胸の太陽(?)のマークが大きくなってない?
それに、ルインは常に首を狙うはずなのに、頭をつきさしてるし……。
ルインの方にもなにかしら変化があった?
ところで、戸塚先生が漫画賞のアドバイスのとこで「キャラは連載当初はミリペンでしたが、最近はGペンで描いていて」とおっしゃっていた。
週刊連載をすすめながら使うペンを換えるほどの改良も重ねてるってすごいな。