『逃げ上手の若君』(第74話 渋川1335) 感想

センターカラーでゴージャスなかき氷を食べてる時行。
しかし、後ろにいる吹雪のかき氷はさらにゴージャスだな。
いやいや、抱え込むほどの大きさのかき氷って……なんか弥子ちゃんに近づいてきたな。


勝利の宴で例の芸を披露してる亜也子。
あれは本当にどうやってんだかよくわからん芸だよね。器用すぎる。
それを女の子がやってるんだから盛り上がらないわけがない。

海野は女性に対して余裕しゃくしゃくの態度をみせてるけど、足元はぐつぐつしてる。
あいかわらずすごい忍耐力だな。

てか、戦に巫女を随伴させてるのね。
頼重の立場的に、巫女をそばに置いておくことが必要なのかな。
それとも、士気をあげるための要員か。

そして、頼重は時行をさりげにおだてて、自分のそばから離さないようにしている。
とりあえず頼重の近くが一番、安全だからね。
自分から離れないように、と言わないのは、時行を気分よくさせよう、というのと同時に、今は時行が大将だから命じてるようにみえる形ではなく、頼重がお願いしてる、みたいな感じにしたいのかな、と思ってみたり。


ところで保科はまだ正体を知らなかった頃の時行に対する無礼を詫びてなかったの?
いろいろあったし、近寄りがたかったのかな。

眼を血走らせて詫びてる保科の顔が怖い!


弧次郎がいなければ祢津の妹は死ななかった、ってどういう状況なんだろう。
命じられずとも弧次郎は時行のために命を懸けてくれると思うんだけど。
時行のために、よりも、祢津の名を上げるために、の方が重要そうな感じなのはどうなの?


突然、松井せんせーが小学生の頃、埼玉の南端から群馬の南端まで自転車で往復した、という情報が披露されて笑った。
いや、例えとしてわかりやすいのは確かだけど……。


ついに庇番と相対した時行の軍。
渋川は時行との一騎打ちを申し込むけど、大人の方から子供にここまで堂々と申し込むってすごいな。
子供相手にそんなことしたら笑われそうなもんだけど、と思ったら、「大人と子供の戦いを子供が避けても誰も責めはしませぬよ」なんだね、やっぱり。

ここで弧次郎が飛び出してきたけど「祢津小次郎」って名乗ってるのね。
祢津に、名を上げろ、と言われたからだろうけど。


渋川の太刀、めっちゃ長い。自分の身長より長そう。
そんなの振り回して馬ごと弧次郎をふっとばすの怖すぎる。

そして、それ以上に、子供相手に大真面目に正々堂々を主張してるのが怖い。
普通なら、子供相手じゃ卑怯と思われる、みたいになるだろ。

「勝手に武士の理想像を敵に求め、ちょっとでも理想と違うと勝手にキレて自己強化する」って、一番めんどくさいタイプじゃないか。
庇番の中では渋川が一番まともそうにみえたんだけど、やっぱり庇番にはまともな人はいないのか……。