『ワールドトリガー』第224話「遠征選抜試験・22」 感想(エースのやる気)

ユニットが増えたけど「ノータイムで指せばいけるやろ」な水上。強い。
あと、「動かす」ではなく「指す」なんだな、やっぱ。

しかしながら、これからも毎日どんどん増えていく、というのは予想できるから、どこかで限界は来るな。
限界を感じた時にどうするんだろう。
ここで他のメンバーに打ち明けて手伝ってもらっても、このシミュレーションに関する練度はゼロなわけで、かなり不利になりそうな気がするんだけど。
あと、隠し事をしていたことで隊長としての信頼度が落ちそう。
順位が落ちてもいいからひとりで動かし続ける、という選択肢もあるにはあるけど。
とりあえず別室に移動したのは、より高い集中が必要になる、ってのもあるし、手元がさらに忙しくなるからさすがにバレる、ってのもありそう。


菊地原は上層部の考えを読んでた。
さすが上層部とのつきあいが深そうな風間隊の一員だ。
なんだかんだでちゃんとゾエさんを隊長としてたててる感じの菊地原が良い。


村上10番隊は、ひゃみさんがさりげに調整をいれてくれたおかげか、ずいぶんとコミュニケーションがうまくとれるようになった印象。
もともと穏やかな性格の人ばかりだから、ちゃんとハマればめっちゃスムーズに動くな。


古寺6番隊は、A級の古寺と木虎ちゃんが先の先を考えて戦略をたてようとしている感じ。
「1位を狙うのは不可能になります」って、当然のように1位を目指してる宣言をするのが、とても木虎ちゃんっぽいよな。
古寺も口にしなかっただけで同じ考えなんだろうけど。

秀才ぞろいの水上9番隊に、隊長以外は課題全振りをやられたら、そりゃあ課題のポイントで追い付くのは無理、ってなる。
だから戦闘シミュレーションでなんとかする、という戦略になるか。


六田ちゃんはもしかしてたくさんのユニットのオペをする自信がないのかな。
普段は漆間隊長と1対1だから、並行処理は苦手なのかも。

漆間隊長もそれを心配してメールを出そうとしてるんだとしたら、めっちゃやさしい人だな。
六田ちゃん、自分から「できない」と言えないっぽいし、そういう性格も漆間隊長は把握してるんだろう。
同じ隊の人間とは連絡とれないはずなので古寺にかな?


若村11番隊ではマリオちゃんがしゃきしゃきと場をしきっていた。
若村……しっかりしろ……。

「うちのイコさんとか隊長やけどぜんぜん指揮してへんで?」って、まあ、ランク戦みるかぎり、だいたい水上が指揮してるよね。
でもやっぱり、生駒さんが絶対的に隊長感がある。
生駒さんみたいなちゃんと強いのに鷹揚に担がれてくれる人とチームを組めたことは、水上にとってはものすごいラッキーだったのかもしれない。


「来馬隊、古寺隊、水上隊、村上隊あたりは引き分け以上にできると思う」って、さすがヒュースすごいな。
元々、作戦立案能力が高いうえに、操作する人のトリオン能力が高ければユニットの能力も高くなる、となるとヒュースはかなり有利だからな。

ユニットの数が増えるとトリオン量による有利がでかくなる、となると二宮隊はどんだけ強くなるの?

諏訪隊は香取ちゃんのせいでヒュースの苦手チームになるのおもしろい。
さらにオサムの策が乗るようになったら、理詰めで動くヒュースは困るかもな。

「ややこしく考えんとできる人がやったらええねん」って、マリオちゃんは本当に考えがすっきりしてて気持ちいいな。
そして、そういう言葉にあからさまにヘコむ若村は、隊長としてどうなの、とは思うけれど、このチームの人たちあんまりいらだってる印象がないな。
自分たちがしっかり支えないと、みたいな雰囲気はあるけど。
ヒュースもちゃんと若村を隊長としてたてているし。


戦闘シミュレーションは、全滅したら負け、から、3体以上差を付けないと勝てない、にルール変更があったもよう。
ところでこのシミュレーション、ずっと隠れ続ける、ということは可能なのかな?
それが可能なら、2体くらいどこかに隠し続ける、という作成がとれそうな気がするのだが。
勝てないけど負けもしない、というのを上位チームがやると、逆転の可能性がなくなりそうなので、それはないかな。


ところでやっぱりみんなのユニットがやられる時、にへっ、って顔になってるんだけど、これは仕様なの?

あと、二宮さん×3+東さん×3+チカちゃん×3の絶望感すごいな。


そして、次の特別課題は、三つ巴四つ巴以外の新しい試合形式の考案、か。
う~ん。4チームを2チームに分けての1対1とかどうかな。
要するに、常に自分とこ以外のチームとの連携を強いられる、というシステム。
侵攻が発生した時点でどのチームが出動できるかわからないんだから、どこのチームとも組んで動けるようになるという利がありそうな気がする。


そして、また1日が終わる。

二宮隊やっぱりぶっちぎりのトップだな、そして、水上隊が2位でまた差がひらいて、3位以下はあまり差がひらいてない感じ。

諏訪隊は総合順位で10位から7位にランクアップ。
諏訪さんが出した特別課題の内容が気になる。


やる気がなくなった香取ちゃんの目が死んでて、なんかめっちゃおもしろかった。
戦闘シミュレーションのランクがあがらないってのは、エース的立場かつゲームに自信がある香取ちゃんにはこたえるだろうな。

おまけに、総合順位の下位2チームが若村と華さんがいるところなのがなあ。
若村はわけわからんうちに隊長にされてるけど、若村の性格からして、ちゃんとやろうとがんばって空回りしてるだろうことは想像つくんだろうな。
そして、華さんはボーダー上層部に認められたい気持ちが強そうな気がする。
両親を失っていて、ボーダーにしか生きる場がない、というか。
だから、華さんを蹴落としてでも勝ちたい気持ちは、香取ちゃんにはないんじゃないかな。

香取ちゃん自身、遠征部隊に選ばれたいという気持ちはないそうだから、そうなると、なんのためにがんばるんだろ、ってなってもおかしくないかな。


さて、オサムは香取ちゃんのやる気スイッチを探し出せるのか?
まあ、普通に考えるとそれは諏訪さんの仕事なんだろうけど。

元々、低い香取ちゃんのA級評価点がさらに下がりそう。