『週刊少年ジャンプ』2022年36・37合併号

合併号おなじみの集合表紙のテーマはお祭り。
アスタはハッピがよく似合うな。
毎回ひとりだけ顔色が悪くみえる虎杖だけど、今回はわりと明るめだった。

『SAKAMOTO DAYS』(DAYS82 愛気道)
巻頭カラー絵の坂本さん、赤尾さん、南雲のそろい踏み表紙がかっこええ。
てか、カラーが常にかっこいい。ほのぼの調でもかっこいい。

この3人組、南雲がバカやって坂本さんがそれにつきあって、赤尾さんに笑われる、もしくは、エスカレートさせられる、みたいな関係だったんじゃないかな、と妄想している。

無言電話よこされただけで事情を察するとは、勢羽は弟のこと大好きだな。
「スラーの手下の声がした」って、なんでスラーとつながってるのかと思ったら、そういえばあの鹿さんとつながってたか。

虎丸ちゃんと真冬くんは捕まりっぱなしのまま、結構、時間が経ってるけど、意外と元気そうだし、まだスラーの仲間になってなかった。
爆弾をからだに仕込まれて、「人の体にきたねーモン入れやがってよ~~~」って、怒るとこそこ? ってなるよね。
それに対して、虎丸ちゃんは「普通にこわすぎ」って至極まっとうな反応。
と思ったら拉致誘拐犯の親玉に対して「えっ!? 推せるッッ!!!」ってなってて、この子もダメか、ってなった。
まあ、あの異常事態で、通常営業でいられるって時点で、殺し屋の素質は十分な気がするけどね。

『ONE PIECE』(第1056話 “CROSS GUILD”)
ルフィ、ロー、キッドの同盟はここで解散か。
いずれどっかでまた合流するんだろうけど。

クロコダイルとミホークがバギーの傘下に入ったみたいになってた。
いや、これどういう事態?
クロコダイルもミホークもめっちゃプライド高いから、バギーのようなさしたる志もない人についていくとは思えないんだが。
単なるビジネスパートナーだとしても、こんなチラシを配ることを許すとは……なんかとんでもない旨味があるとしか思えない。
クロコダイルとミホークを味方につけた、となったらバギーが「四皇」になれたのは確かに納得できる。

それにしても、海兵たちに懸賞金をつけるとは、またものすごい発想。
海賊たちを狙っていた海兵たちが、海賊たちに狙われる立場になっちゃってるのか。
それは確かに海軍大混乱で世界荒れまくりになるわ。
スモーカーとかすごい値がつけられてそう。

モモの助と錦えもんに別れの挨拶をしなかったルフィの考えが気になる。

『呪術廻戦』(第193話 桜島結界・3)
別記事(マッハで飛べる直哉)になりました。

『ウィッチウォッチ』(73 3days Laundry)
モモチのダメ人間製造機としての性能が高すぎる。
なにこの魔性の女。
みんな、このままではダメ人間になる、と理解しつつ、抗えないの怖いな。

ラストページで絵が藤子不二雄A先生っぽくなったのめっちゃ笑った。
なるほど、善意を語って人をダメにするところ、確かに『笑ゥせぇるすまん』っぽい。
モモチが100%善意でやってるあたりが、本当にたちが悪い。

『逃げ上手の若君』(第73話 庇番1335)
別記事になりました。

『アンデッドアンラック』(No.122 そんなキミだから)
別記事(否定も肯定もすべて)になりました。

『PPPPPP』(第44話 レッツゴ~ニュ~ワ~ルド)
「私だけなぁんにも考えることがな~~い」ってあおざめてるミーミンがめっちゃおもしろかった。
いや「せっかくだし~~私もなんか考えた~い」ってどういうことなの。
それでみんな苦しんでるんだから、ミーミンはそのままでいいじゃん。

ミーミンのお付きの人たち、ミーミンが家出したことで音上からクビにされたのに、ミーミンに気づかれないように無給でガードしてるって、愛されすぎじゃない?
パパンはミーミンに愛想つかして放置してるのかと思ってたんだけど、とっ捕まえて音上に戻そうとはしてたのか。
パパン、やることなすことすべてが裏目に出てる感ある。

「こんなのもうアレコレ策を弄するよりパパっと愛しちゃった方がずっと楽だぜ」って日野くんの意見に大賛成。
実はもうメロリちゃんもそのことに気付いてるかもだけど。

「完膚無きまでに輝いて」と願うメロリちゃんの表情はちょっと不安気で、みつめられているミーミンは迷いない眼をしている。
メロリちゃんは、ミーミンの上を行きたいけれど、ミーミンに下がってもらっては困るんだよね。
ピッカピカに輝いて曇りなき存在でいて欲しいと、誰よりも切実に願っている。
メロリちゃんにとって輝かないミーミンなんて絶望でしかないんだろうな。

音上に焦がれた結果、大失敗してピアノをやめる決断をした彩刃くんが迷いをふっきってて、それでもピアノをやめないと決めているメロリちゃんがぶれぶれなとこに、芸術家として生きることの業の深さを感じた。