『週刊少年ジャンプ』2022年38号 感想

『あかね噺』(第26席 来ていい場所)
朱音ちゃんに対して、一生師匠が「お前」って呼びかけて、おうっ、ってなった。
からしに対しては「君」、ひかるちゃんに対しては「貴女」と呼びかけたのに、いきなり「お前」。
からしとひかるちゃんは落語界を盛り上げてもらうためのゲスト扱いだけど、朱音ちゃんを「ゲスト」として扱う気はないぞ、ということをこの一言だけで示してるの、うまいな。

『ONE PIECE』(第1057話 “終幕”)
ヤマトはルフィにはついていかず、ワノ国をめぐる旅に出るらしい。
あくまでも、おでんが通った道を辿る、ということね。

お別れを言ってくれなかった、と怒っていたモモの助がルフィたちに会えた途端、さみしいから行かないで欲しいと号泣しだしたのかわいかった。
姿は青年になったけど、中身はまだ子供だからな。

「この先は…こわい!!」って、家臣たちの前では口にできなかったのかな。
そりゃあこわいよね。
まだ8歳なのに一国を背負う立場になっちゃってるわけだから。
家臣たちはモモの助に負担にならないように、ちゃんとフォローしてくれるに違いないんだけど、それでも不安な気持ちはぬぐえない。
特にモモの助は、国が亡びる様をみてしまったことがあるから、悪い方への予想はいくらでも湧いてでてくるだろう。
ルフィはモモの助を対等の相手として扱ってくれたけど、ワノ国の人たちはそうはいかないし……。

カイドウの旗がなくなり、守る者がいなくなったワノ国には、麦わら海賊団の旗が翻ることになった。

モモの助、錦えもん、ヤマトは「クルー」にはならないけど「仲間」ということで決着か。
ビビみたいな立場?

ルフィ、トラファルガー・ロー、キッドが無駄な意地の張り合いしてて笑った。
ローはクールキャラのはずなのに、なんでルフィの前だとこんなんなるかね。
この船長たちにつきあう船員たちは大変だな。

長かったワノ国編もこれで終わりか……。

『呪術廻戦』(第194話 桜島結界・4)
別記事(加茂の血と灰)になりました。

『逃げ上手の若君』(第74話 渋川1335)
別記事になりました。

『PPPPPP』(第45話 選んで)
センターカラー絵はメロリちゃんとミーミン。
なぜか恋人つなぎ。

メロリちゃんが壊れた。
ミーミンのこと考えすぎなくらい考えたのに「理解不能!」って結果がでちゃって壊れた。
で、それでも必死でミーミンに対抗しようと考えて絞り出した言葉が「…かわいい」って、なんなんだ一体。

でも、メロリちゃんのことを涙ボロボロ流して心配してるミーミンは、どうみたってメロリちゃんのことを好きでいてくれるんだよね。
そこは、理解不能すぎるミーミンに関することで、メロリちゃんが唯一、断言できることだと思うんだ。

そんなこんなで、1番でないと自分自身を愛せないからミーミンを潰して1番になる、が転じて、自分がミーミンにとっての1番なら、ミーミン自身は愛せなくても、自分自身は愛せる、ということになったらしい。

自分にとって現在1番になってる人が、自分を1番にしてるなら、自分は1番ってことでOK! というなかなかの謎理論。
でも、なんか腑に落ちたな。
メロリちゃんも本来はそういうフリーダムな子だったんだよ。
ミーミンにちょっとチューニングを狂わされただけで。

日野くん、嬉しそう。
自分を音楽の世界に引きずり込んでくれた音をメロリちゃんが取り戻してくれたから。

『アンデッドアンラック』(No.123 RESET)
別記事(「神」に至るルート分岐)になりました。