『週刊少年ジャンプ』2023年23号 感想

『ドリトライ』(第1話 大神青空)
新連載。
「雲母坂盾」って名前で、松井せんせーのとこのアシスタントさんか、って思ったんだけど、『ボーンコレクション』の作者だったか!
申し訳ない。作者名をあんまりちゃんと覚えてない人なので。

予告で「昭和」×「ボクシング」って出てて、昭和ってずいぶんと幅広いんだが……、って思ってたら、第二次世界大戦終戦直後だった。

なんというか、初期の『リングにかけろ』を思い出した。
リンかけも主人公の父親が元ボクサーって設定だったな。
そして、あちらは主人公の姉が最強設定だったけど、こちらは妹が強いのね。
結核の特効薬が出回るのはもうちょっと後の時代のはずだから、しばらくは弱体化してそうだけど。

いずれにしても、随分と描くのがむずかしそうな時代をチョイスしたもんだなあ、という印象。
あと『ドリトライ』ってなんだろ、と思ってたんだけど、もしかして「Do Retry」?

『ONE PIECE』(第1082話 “取りに行こうぜ!!”)
バギー、シャンクスが「王」になるものと決め込んでたのに、当の本人にその気がないっぽいことに絶望して、自分が「海賊王」になるとか言い出してるのか。
バギー、シャンクスのこと好きすぎだし、こじらせすぎじゃない?

クロコダイルは、バギーが増長して身の程知らずなこと言い出した、って思ってるみたいだけど、どっちかってーとヤケになってるようにみえる。
バギーにとって「一番欲しい物」は、「海賊王」の称号でも「ひとつなぎの財宝」でもないってことを理解できる人はいない。
でもそこらへんが「道化」にふさわしい感じもするな。

バギーの複雑骨折してるシャンクスへの気持ちを、ミホークとクロコダイルは理解しようがない。
でも、手を組んだということを大々的に発表してしまった以上、ここでバギーと別れるのも悪手な気がする。
小物を利用しようとしたら、振り回されてキレてるだけって、ちょっと情けない感じになってきたな。

一方、サボは無事に革命軍の元に帰還。
ルルシアに滞在していると思われてたのは、サボの偽装工作か。

『逃げ上手の若君』(第108話 逃げ上手1335)
別記事になりました。

『テンマクキネマ』(04 元と天幕、街へゆく)
渋谷のロケハンでおろおろしてる元がちょっとかわいかった。
そうだよね。普通に歩いてるのと、撮影することを考えながら歩くのではだいぶ違うよね。
まだ中学生だし、映画を自分で撮ることを考えはじめたばかりだしで、何もかもが想定外なのはしかたない。

てか、人気女優の倉井さんをあんな人混みの中歩かせるのがすでに無理じゃない?
撮影だから顔を隠すわけにもいかないし。

『アンデッドアンラック』(No.157 Save You)
別記事(母を想う言葉が証明する)になりました。

『ウィッチウォッチ』(107 ずっと好きなのよ)
ずっと完璧になろうと努力し続けてきて、でも自分は完璧な人間ではない、自分が思い描いた理想像から程遠い存在だと自覚したモイちゃん。
そして、ニコちゃんはモイちゃんの「完璧じゃないところ」が好きだという。

前回のギャグ展開から、モイちゃんの心の堤防が決壊するまでの流れが素晴らしすぎて、篠原先生がすごすぎる! ってなってる。

『人造人間100』(第20話 違う生き物)
展開が容赦なさすぎる。

『暗号学園のいろは』(第二十二号 「暗号は常に初陣である」)
いろはくんの過去が地獄すぎだったが、西尾維新ならよくあることのような気もする。
いろはくんが「男の子」だったり「女の子」だったり……いくらでも深読みできちゃうのコワい。