投稿

10月, 2023の投稿を表示しています

『ワールドトリガー』第237話「遠征選抜試験・33」 感想(あんまりギスギスじゃなかったトーク)

「上層部は鳩原の真似をする奴が出るのを懸念してる」 大事な人が近界に連れてかれたなんてのは、ボーダーではよくある話だ、みたいなことを香取ちゃんが言ってたもんなあ。 ボーダーの遠征以外のルートで近界に行ける、という話があったら乗っかっちゃう人は出てきそう。ボーダーの遠征部隊に入るのはめちゃくちゃ大変だから。 まあ、それ以外のルートはさらに大変そうなんだけどね。 そう考えると、遠征部隊入りよりも可能性が低そうに思えたルートを提示されて、その誘惑に抗えなかった鳩原さんの気持ちもわからんではないかな。 そして、鳩原さんがユズルくんを勧誘してたら、ユズルくんは誘いになるよね、きっと。 ユズルくん自身もそう思うから、二宮さんに反論できなかったんだろうし。 ユズルくんに頼まれたら、影浦隊の連中は協力しそう、というのも、確かに~、ってなる。 ユズルくんは影浦隊を巻き込む気はないだろうけど、カゲさんはユズルくんの感情に巻き込まれてしまうだろうし、カゲさんはユズルくんにとことんあまいからな……。 二宮さん、ユズルくんに鳩原さんの密航の件、話しちゃって大丈夫なの? と思ってたら、ちゃんと上層部の許可とってた! 「……そんなの オレだって同じだ」 これ、ユズルくんが初めて二宮さんに共感した瞬間かもしれん。 それにしても、思ったよりギスギストークにはならなかったな。 まあ、本気のギスギストークになったら、大学生が中学生を論破してどうすんの、みたいな感じになりそうなので、これで良かった。 遠征部隊に入る理由が強化されたユズルくんが、チカちゃんに「昨日よりもっとがんばるよ」って宣言するとこが、本当にかわいいしかっこいい。 特殊戦闘シミュレーションなるものが始まる。 だが、どこらへんが特殊かはわからない。 「メガネを倒すと得点2倍」というのは、古寺を倒しても得点2倍か? 弓場ちゃんのグラサンもメガネにカウントされるのか? 確かに「一部の部隊が不利すぎる」な。 でも、隊長を倒したら得点2倍、とかはあり得るかも。 ボーダー上層部が揃った会議に普通に出席してる桜子ちゃん(15)すごいな! ものおじせず、対等に議論できてるし。 桜子ちゃんを出席させてるボーダー上層部もすごいけど! てか、桜子ちゃん「ランク戦実況解説システム運営主任」て肩書き持ってたのか。 「B級ランク戦の新しいルールを考えよ」という課題。...

『アンデッドアンラック』(No.180 悪ぃな) 感想(待ちこがれていた人)

ブレードランナーでまっぷたつにされたのに、まだ笑ってる「シック」。 そうか、コアを壊されない限り大丈夫なのか。 でも弱ってるのは間違いないので総攻撃! クリードとボイドさんが並んでる絵がゴツくてよいな。 それと、パワードスーツがネクタイ(?)つけてるの、ちょっとかわいいよね。 そして、リップは風子ちゃんの手術助手を。 リップも認める技術力とはすごいな。 風子ちゃんは100年も研鑽を積んできたんだよ、この日のために。 どこかで医師として働いていた時期もあったのかもね。 ニコラボでシミュレーションは絶対にやってたと思う! 風子ちゃん、アンディを探してはいたのね。 でも痕跡すらみつからなかった。 そうだよなあ。アーティファクト探しの旅に出てるとしても、たまにはユニオン基地に顔出しても良さそうなもんだよなあ。 石碑への書き置きを書いた時点で、すでに何かあったのかもしれない。 すると、「不死」の居場所の報酬を見送ったのは、かなり大きなことだったんだな。 でも、風子ちゃんはそれをパスしたのか……覚悟が重い……。 「本当ならあなたがこの役割を負いたかったよね」 この台詞で、リップ、ラトラと約束したのはアンディなのに、なんで来れないんだろう、という不満みたいなものが、やわらいだ気がした。 そうだよね。やっぱりそうだよね。 「不変」バリアのひびから「シック」の攻撃が入り、風子ちゃんの髪が切られて、それがリップに触れた。 切れた髪に触れただけで隕石よべるとは、リップへの好感度が高すぎる。 てか、ユニオンメンバーみんな、多分こうなるよね。 風子ちゃんの「不運」が進化しすぎて、もはや動く火薬庫。 諸刃の剣どころの騒ぎじゃない。 学校で無事だったのはジーナちゃんがつきっきりで「不変」バリア張っててくれたからなんだねえ。 ニコが「マジだったのかよ…!!」って驚いてて、一瞬、今さら? って思ったけど、今回ループでの隕石落としははじめてだったわ、そういえば。 前に落ちてきたのはファンだったから。 「あの死にたがりが目を付けるのもわかるよ」 もしかして「シック」はアンディのこと知ってる? 超速で手術をこなしながら、超速で対応策を考えてる風子ちゃんがすごすぎる。 でも、確実に隕石から逃れる手が思いつかない。 少しでも犠牲を減らすことしか。 この絶望的な状況で手だけが飛んできて、ぐぉ~っ! ってなった。...

『週刊少年ジャンプ』2023年47号 感想

『SAKAMOTO DAYS』 (DAYS140 それぞれの目的) 虎丸ちゃんが普通にスラーたちに馴染んでるんだけど大丈夫なのか? 『ツーオンアイス』 (第5話 別れ道) オリンピックみてても、女子のフィギュアスケーターは平均年齢が低いよね。 途中から年齢の下限条件が付けられた記憶があるんだけど、そうしないとさらに低年齢化するというか、子供に無理させちゃうおそれがあるんだろうな。 ジャンプで評価されてた綺更ちゃんは、近いうちにそれを失うことに絶望し、そこにペアならできる、とふきこまれたということか。 まだ小学生の子がそういう悩みを抱えざるを得ない状況が怖い。 そして、そんな苦悩を理解しているだろうにペアという道を示唆した「たっくん」が怖い。 たっくん、嘘は言ってないんだろうけど、綺更ちゃんもはっきりあれは「呪い」だったと考えてるからな……。 しかしながら「呪い」をかけられたと理解しつつも、ペアを志し続けたのは綺更ちゃんだからな……。 「呪い」であり「救い」と考えているから、「救い」の方が大きかったということなのかな。 綺更とペアをやりたい隼馬がシングルを試すことを決意したのは、そうしないと綺更が納得しない、と考えたからなのかもな。 どんだけペアをやりたいんだと熱弁しても、シングルやったことないからそう言えるんじゃないのか、という疑惑が残り続けるから。 『アンデッドアンラック』 (No.180 悪ぃな) 別記事(待ちこがれていた人)になりました。 『逃げ上手の若君』 (第130話 鎌倉1337) 別記事になりました。

『逃げ上手の若君』(第130話 鎌倉1337) 感想

斯波の亡骸を足利側に返し、軍を撤退させた顕家。 自分の軍の損耗を避けたのもあるだろうし、死んで責任をとった家長に敬意を払ったというのもあるだろう。 退く武士たちも辛かっただろうな。 叔父上、だいぶやつれてるし、傷だらけだけど、おでこに字が浮かんでて、メンタルはもう復活してる感じだ。 「逃げ上手の北条にとって背中の傷などむしろ誉ぞ」 負けても逃げても生きていればそれで勝ち、という叔父上の言葉は、時行にとって何よりもうれしいものなんだろう。 死ぬことで大事なものを守ろうとした斯波は、自分の正しさを信じていたんだろう。 時行はその考えを責めないけれど、同意もしない。 それでいい。 義詮はやっぱり、斯波が死んだのは自分のせいだと泣くよね。 そこに付け込んで操ろうとする上杉。 斯波の死にもっとも影響を受けたのは、上杉自身だった。 得体の知れないマッドサイエンティストが、仲間の死を糧に成長し、仲間の最期の願いに応えようとがんばるようなキャラになるとはなあ。 顕家の父上が登場。 息子と同じく美形ですね。 時行の降伏文書は後醍醐天皇の威光を示す道具に使われるか……なるほどなあ……。 なんだかんだで北条宗家の名はでかいということだ。 さて、あいかわらず人たらしに励む尊氏。 その横でほっこりしながらネイル塗ってる道誉と枝毛探してる高師直……女子高生か! 尊氏にとって「中先代」がタブーすぎて、ふたりめの犠牲者が出たんだけど、他にもいるのかもしれんな。 尊氏を人間らしくすることが時行の使命ならば、時行が生き延びて表舞台に立つだけでも、その役目を果たせることになる。 時行、再び鎌倉に帰る。 時行の晴れやかな表情はうれしいんだが、この先の史実を知ってるとなあ。

『アンデッドアンラック』(No.179 TRUST) 感想(信じないと使えない力)

やっぱり、最初はラトラに半分渡すことに反対してたのね、リップ。 そりゃそうだろうね。 でも、ラトラの涙に負けた、と。 リップとラトラの会話の背景に、前回ループのふたりがはいってるけど、これはブレードランナーで過去をみた、ってことなのかな。 過去なんかみなくても、ラトラにはリップがどんな行動をとったか、正しく想像することができた、という解釈もありだと思うけど。 前回ループでは、自分の身も心も傷つけて破滅の道を突き進んでいくリップを、ラトラは止めなかったし、サポートまでしていた。 サポートしかできなかった。 でも今回は、同じものを失って、同じものを背負って、一緒に戦いたいんだよね。 ここで、ライラを「シック」の囮に、という話が出てきてビックリだ。 ライラだけ守られる立場で、本人、めっちゃ苦しいだろうな、と思ってたら、まさかの囮役をまかされるとは。 風子ちゃん、覚悟が決まりすぎです。 もちろんライラも! ところで、チカラくんを肩車しつつ、目を閉じて走り回れるショーンってすごいな! ちゃんと、リップとラトラも「不可視」にできてる。 手術室でのふたりのやり取りをみて、覚悟の決まったユニオンメンバーだと認めたんだろうな。 そういえば、ファンの仲間認定はまだだろうか。 まさかのライラの執刀医、風子ちゃんだった。 ビックリした! これ、ジーナちゃんが「不変」で清浄な空間をつくってるのか? ニコのボールも浮いてるし、ユニオンメンバーはこの予定で準備をしてきたんだろうね。 ニコラボの超技術で手術のシミュレーションとかもやってそう。 風子ちゃん、200年くらいの長い時間を、1秒も無駄にできないと、必死でいろんなことを習得したんだろうな。 仲間全員を救うために必要になりそうなことを。 ブレードランナーが合体した! おっ、そんな機能があったのか。 まあ、ひとりで付けてたら、両足がくっついて動けなくなるだけか。 アーティファクトもまた、付ける人によって進化するのね。 そういえば随心鉄桿にも進化形態が残されてる、みたいな話がコミックスのおまけで描かれてた。 照明が消えて「不動」が使えなくなって、なるほどその手があったか、ってなった。 視えてることが条件の能力は、暗闇では無効化されてしまうのか。 「UNTRUST -不信-」 ここでようやくラトラの能力名が開示。 名前と能力的にそうだろうなとは思っ...

『週刊少年ジャンプ』2023年46号 感想

『ONE PIECE』 (第1095話 “死んだ方がいい世界”) これは誰でも、死んだ方がいい世界、って思うよな、って感じが怖すぎる。 あんな環境で「ぼく…すごくラッキーなんだ」って父親に言えるくまがいい子すぎる。 尾田先生、たまにエグ過ぎる設定だしてくるから、本当に怖い。 『キルアオ』 (page25 DEATH OR KISS) 「軽い女の子」の反対は「愛重すぎ(メンヘラ)気味」ではないと思うの。 単純に「浮気しない子」とかでいいだろ。 カズマはちょくちょく極端から極端にはしるよな。 『暗号学園のいろは』 (第四十四号 「戦争の多い生涯を送ってきました」) いろはくんのおツライ過去をさらに盛ってこないで欲しい。 『SAKAMOTO DAYS』 (DAYS139 格別) 上終、ずっと銃口がしゃべってるのおもしろいな。 そして、ヘースケと噛み合わない結果、噛み合ってる。 ミラクル! 坂本さんは空気読んだ結果、空気読めてない感じになってるが、ヘースケは空気読まない結果、空気読めてる感じになってるな。 ヘースケ、本当にいい子。 『ツーオンアイス』 (第4話 その道は) なるほど、今は綺更が隼馬に合わせてレベルを落としてるけど、隼馬が本気になればいずれは隼馬の方がレベルを落とす立場になる可能性があるのか。 そうだよなあ。男子の方が高く多く跳べるようになる可能性が高いよなあ。 「お互いが全力のサイドバイサイド」が気持ちよくて浮かれてる隼馬が描かれるほど、自分が全力出せない状況になったら、それでもペアで気持ちよくフィギュアできるの? ってなる。 そして、綺更もコーチ達も、今のところなんにもわかってない隼馬を、このまま限界までペアに引き留める気はないんだな。 シングルでも戦える能力があるのなら、そちらで戦わせてあげる方が隼馬のためだし、すでに年齢的に出遅れてるから、転向するのなら早めに決断させてあげないと、って思ってそう。 綺更が天才少女で、隼馬の綺更への執着がものすごい、という描写を強く押し出していたので、綺更の方が隼馬に見捨てられることを恐れてる、という展開になるとは思わなかった。 『アスミカケル』 (Round17 虎と兎) 適切にギブアップできない相手を、ケガさせないように慎重に戦って勝った二兎。 それに苦言を呈する一狼と太賀。 これ、折るのが正しいか正しくないか、では...

『逃げ上手の若君』(第129話 斯波家長1337) 感想

ドキドキハアハアしてる時行に戸惑ってる足利兵の絵に笑った。 いや、困るよね、こんな顔で言われちゃ……じゃなくて、一騎打ちだっていう話だったのに、横槍いれていいよ、って敵からねだられることに困惑してるのね。 乱戦に持ち込んで逃げ上手を活かす策だと斯波は考えたが、時行が欲しかったのは、足利軍の視線という情報。 そして、視線が収束する位置にいる斯波。 いきなり現代パロ(?)になってビックリした。 現代に生まれても庇番の連中は仲良しで、直義は先生になってるのね。 ところで、高校の部室にお酒の持ち込みはアウトだと思います。 こうやってみると、意外と庇番のみんなは現代で幸せに生きていけそうだな。 斯波は現代に生まれていたら、未来を達観して絶望するタイプか……。 なんでもわかってるつもりになって、夢中になって打ち込めるものもみつけられなくて、時間は浪費されるだけのものと、むなしく思ってる。 先が読めても力が足りなくて、読めてると思ったら予想外のことをしてくる敵がいて、たくさん失って悲しんで苦しんで。 そんな「現在」に生まれて、必死になれてる方が幸せなのか? 「いつの時代を生きるのが幸せだ?」 「何歳で死ぬのが幸せだ?」 「僕は今だ 十七だ」 17歳で死ぬのは早すぎるだろう。 それは、南北朝の時代でもそうだろう。 だけど、それが幸せだ、と言い切って死ねることは幸せなのかもしれない。 でもなあ、う~ん。

『アンデッドアンラック』(No.178 その傷は) 感想(進むための靴)

平穏か、戦いか。 リップに選択を迫る友才さん。 やっぱり友才さんが切断役なのか。 戦う決意は揺らがないリップ。 そんなリップに対して、ラトラは「私も…進む!!」と宣言する。 というのが、今回のプロローグ。 一方、ユニオンは「シック」の前に全員集合、総力戦。 ファンがいないけど呼んでないのかな。せっかくの強敵なのに。 「最後のループだもんね 集め放題か」というのは、ラグナロクのことを考えなくていいから、ということかな。 前回、11分でギリギリだったからな……。 「悪いね皆」の「皆」というのは他のマスタールールのことだろうけど、UMA同士のつきあいってあるのかな。 これまで、UMAが連携するところはみた記憶がないが。 群れてる時もバラバラに動いてる感じだったし。 ここで風子ちゃん、戦線離脱。 おそらく、リップのところに行ったんだろうけど。 説明をしなくちゃいけないからかな、と思ったんだけど、それは友才さんでもできそうだよね。 風子ちゃんが行かないといけない理由があって、それはメンバーたちとも打ち合わせ済っぽいけど。 「シック」は驚いたりヘコんだりで、ずいぶんと感情豊かだな。 「スプリング」や「スポイル」みたいな表情豊かなUMAがいる一方で、「バーン」みたいな唸るだけのUMAもいて、この差はなんなんだろうな。 「ずーと一緒だった」存在、それが「シック」。 まあ、そうだね。人間と病気は切り離せない存在だもんね。 クリードの攻撃の重量感がたまらんな。 そして、ジーナちゃんとビリー様のダブル「不変」+フィルくんの攻撃。 「不変」で球体をつくって「シック」を閉じ込め、内側に跳弾をとばしまくり、さらにレーザー攻撃、という畳みかけがすごい。 それでも「シック」には効かないんだけど……。 ジーナちゃん、あの状況でまだ「シック」に対する闘志が消えてない。 本当に強くなったなあ。 気弱だった頃のことを思い出してしみじみしちゃうんだけど、風子ちゃんのNo.2であり続けるために、めっちゃがんばって強くなったんだよね。 そして、風子ちゃんに任された場を絶対に死守する、という執念があるんだろうな。 なんか魂っぽいの抜かれてるけど、何? あと、テラーさんが必死でフィルくんを守ってくれてるの良いですね。 イチコさんも必死でニコを守ってる。 ここでようやく風子ちゃんが戻ってきたんだけど、50年ものの「不...

『週刊少年ジャンプ』2023年45号 感想

『ONE PIECE』 (第1094話 ““五老星”科学防衛武神ジェイガルシア・サターン聖”) ベガパンクがパシフィスタの指揮権とりもどしたと思ったら、まさかの威権順位最上位・五老星が現れた。 あの人たち、マリージョアを離れないもんだと思い込んでたから、戦闘に参加してくるとはビックリだわ。 なんか、魔法陣っぽいものから現れたからあれなんなの? 以前、ブルックが魔法陣で召喚されたことになったシーンがあったから、そういうオカルト的なものを信じている人たちがいるんだな、って思ってたんだけど、普通にありな世界なの? 「悪魔の実」が現実にあるんだから、悪魔的な存在も本当にいたりするのか? 天竜人にちょっと反抗的な態度をとるだけでも罪になるような世界で、その最上位層の五老星を躊躇なく攻撃するボニー。 くまへの想いの深さと重さを感じるし、ここんとこずっと怒ってるか泣いてるかでかわいそう。 『僕とロボコ』 (第156話 オマージュとロボコ) 宮崎先生、アンディボディが大好きだな! 『ツーオンアイス』 (第3話 並んで) ペアが国内で5組しかいないの? と思ったら、現実はもっと少ないらしい。 『銀のロマンティック…わはは』というペアフィギュアのマンガで、不戦勝だけで国内1位になっちゃった、というエピソードがあったよ、そういえば。 ということは、現役でペアやってるコーチがついてくれてる、ってこと自体がすでにすごいのかも。 フィギュアスケートを続けるのはめっちゃお金かかるって話だし、片方は個性を捨てなきゃいけない、という話をしてたし、そこまでしてペアをやっても、どちらかがケガをしたり喧嘩別れしたら台無しになるし、新しいパートナーをみつけるのも困難って考えると、ハードル高すぎだよなあ。 『愛のアランフェス』読んでた頃はそんなこと考えもしなかったけど。 『逃げ上手の若君』 (第128話 宿命1337) 別記事になりました。 『アンデッドアンラック』 (No.178 その傷は) 別記事(進むための靴)になりました。 『アスミカケル』 (Round16 種まき) セコンドの指示がめっちゃ冷静かつ的確、かつ、二兎を守ることを優先にしつつ勝たせたい、という意志がはっきりしてるので、安心してみてられる。 そして、あらためて二兎はこれが初試合のMMA初心者なんだな、って思う。 基礎部分はおじいちゃんに鍛...

『逃げ上手の若君』(第128話 宿命1337) 感想

時行VS斯波。 斯波の刀「疾風蜂」に穴がいっぱいあるのは軽量化するため。 その軽さを活かして突きに特化している。 正宗は使う人に合わせていろんな刀をつくってるな。 一方、時行が使う「鬼丸」は先祖代々、受け継がれてきた刀。 時行のためにつくられた刀ではないし、華奢な時行には重すぎる刀だ。 でも、その刀が持ってる歴史の重さこそが、時行が振るうにふさわしい刀なんだな。 「背負った宿命が重いほど この刀は軽くなり切れ味を増すのです」 そういえば、頼重がそんなこと言ってたか……。 そして、斯波から逃げないと決めたから逃げる、というのがあまりにも時行らしい発想だな。 先の先を読む斯波が、まったく読めない相手が時行なんだよね。 あいかわらず、逃げてる時の表情がめっちゃ良いし。 ところで上杉はめっちゃ斯波のこと好きだな? マッドサイエンティストっぽいのに、考えを読まれまくっててちょっとかわいい。

『アンデッドアンラック』(No.177 始めよう) 感想(「絶対」を否定する者たち)

『ジャンプ』表紙ですよ! 巻頭カラーですよ! まあ、アニメが始まるので、くるだろうな、とは思ってたけど。 それにしても『ジャンプ』表紙の時は必ずアンディと風子ちゃんを描いてくださるの、本当にありがたいですね! 最近、アンディが風子ちゃん抱っこしてる絵はなかなかおがめないので、本当にありがたいですね! ちゃんとクロちゃんがいるの、本当にありがたいですね! アンディ、ちゃんとクロちゃんを捕まえられてるかなあ。 巻頭カラーは前回ループのユニオン+アンダー+安野先生。 1話目の髪の長い風子ちゃん! ボイドさんもいるな。 目ん玉が浮いてるけどショーンか? フードかぶってるのはファンだろうか。 「マスタールール」は、消える事のないルール。 ラグナロクのたびにひとつずつ追加されるということは100個ある? そして、前回のラグナロクで追加されたのが「銀河」なので、最初から星があった、と。 「性別」は途中から加わったルールっぽいんだけど、これもマスタールールになって固定化されてるのか? 「銀河」の追加とか、言語統一よりも、「性別」の追加の方が、否定者たちはパニック起こしそうだよね。 さて本編。 「シック」がいる病院に近づいただけで具合が悪くなるライラ。 ライラだけが大事ならば、病院に向かわない方がいいけど、リップは病気に苦しむ全員を救いたい。 ライラの恋人だけど、医者でもあるんだ、ということだよね。 ラトラにしてみれば、妹が苦しんでるし、リップの足が切られちゃうかもしれないしで、病院に突っ込む決断をするのは苦しいだろうな。 それでも、大事なふたりの気持ちを優先したんだな。 風子ちゃんは強気な姿勢を崩さないな。 というか、ここで風子ちゃんが弱気なとこをみせたら、リップもラトラも揺らぎかねないから、ボスとしては「大丈夫」としか言えない。 ここで風子ちゃんが作戦を語らなかったのは、対策をとられたら困るからかもな。 UMA「シック」は普通に喋るし、かなり人間っぽい造形だな。 ていうか、ちょっとルインっぽい? 「神に捧げます」とか「神に選ばれし」とか言ってるところとか。 第1席の体のつくりが違う、というのは、ループを渡って歳をとらない体になったことを指しているんだろうか。 「不老」とも言えるわけだから、ある意味、否定能力の二重掛け? 「視覚で発動する能力じゃない時点でUMAに先手もとれない」 ...

『週刊少年ジャンプ』2023年44号 感想

『アンデッドアンラック』 (No.177 始めよう) 別記事(「絶対」を否定する者たち)になりました。 『アオのハコ』 (#119 勘違いするところだった) 匡がどんどん不憫キャラ化していってる気がする。 あと、菖蒲ちゃんの「自分から行動するのって 緊張するわね…」に、これまでは相手から声かけられてパターンばっかりだったんだろうな、というのがわかる。 自分からなかなか動き出せない性格の匡が相手だと進展が難しそう、と思ったら、「勘違いするところだった」発言で、あ~あ、ってなった。 そんなもだもだ状態の匡と菖蒲ちゃんに比べて、「私の彼氏は大喜くんだよ」って言い切っちゃう千夏先輩のすっぱり感はすごいな! 『ツーオンアイス』 (第2話 サイドバイサイド) キモいだのストーカーだの散々な言われようの隼馬くんだけど、それくらいの異常さがないと綺更ちゃんとペアは組めなかった、というのは謎の説得力がある。 『SAKAMOTO DAYS』 (DAYS137 信頼) 上終が執拗に坂本さんの殺し屋展参加を阻止しようとしてるのは、自分のギネス記録を覆す存在だから、か。 坂本さんはそんなの興味ないだろうけど、上終にしてみれば、自分のプライドの死活問題なんだろうな。 ヘースケが土壇場で信頼したのが上終、というのはおもしろい。 ヘースケは自分自身を信じられないのに、他人をすぐに信頼するし、その信頼をもって自分を信じられる、というキャラだったね、そういえば。 『逃げ上手の若君』 (第127話 未来1337) 別記事になりました。 『鵺の陰陽師』 (第20話 爛匣) 鵺さんがお姉さんキャラから幼女キャラに変化した! かわいい! 日本語(人語?)がしゃべれなくなったのは、より幻妖に近づいた、というか本来の姿に戻ったって感じなんだろうか。 『アスミカケル』 (Round15 第二戦) 格闘技で適切にギブアップできない相手ってのは厄介そうだよなあ。 『HUNTER×HUNTER』のハンター試験編で、ゴンがギブアップしてくれなくて困り果ててるハンゾーを思い出した。 「…負けを認めてくれないなら…もう……折っちゃうか…」って考える二兎にはビビったけど、実際のところ、あんな試合続けてたら回復不能な大けがさせる可能性もあるし、折ってレフェリーストップかけさせた方が被害は少ないのかもね。

『逃げ上手の若君』(第127話 未来1337) 感想

叔父上を取り戻した時行。 さらに新田軍一万が合流。 あいかわらず良い笑顔だね、新田の息子くん。 手に生首持ってるけど。 斯波は軍に退却を告げる。 妙に明るく「あっはは こりゃダメだ」って言う斯波がなんか怖いな。 斯波の策は想定外のトラブルで破綻か。 これ、秕さんが特に想定外なようにみえる。 新田軍の動きはある程度、把握してたんだろうけど、秕さんは未知すぎるよね。 上杉に軍の撤退を任せて自分は残った斯波。 この大敗も想定シナリオのひとつではあったのか。 「この策の場合 私の死が必要ですので」ってとこの斯波が、ちょっとおちゃらけてる感じで悲しい。 すべてを直義のための駒にしてきた男は、自分のことも駒として扱う。 それも、吹けば飛ぶような軽さの。 斯波が生き残ると、直義の部下は使い物にならん的なことを高師直に言われちゃうから、ちゃんと死ぬまでがんばりましたってことをアピールするのか。 高師直、斯波に嫌われすぎだろ。無理もないけど。 さらに、なんとか鎌倉を捨てずに済む策を、と言った義詮に、申し訳ないことをした、と思わせることができる。 そうだよね。斯波は無理して自分の願いをきいてくれたのに……、ってなるよね。義詮くん。 斯波の仲間への想いを汲みとって、やらなくてもいい決闘をやろうとしてる時行。 大将としてそれはどうなの、という感じもするけど、そういう誰かを想う気持ちを無碍にしない、という姿勢を好ましく思い、時行についてきてくれる者たちもいる。 この決闘を特等席で観覧しようとしてる顕家もまた、想いを大事にする人だ。 ちょっとズレてはいるけれど。 顕家の「我らは十や二十の若者だぞ」ってセリフに、そうだよな~、そうなんだよな~、ってなる。 十や二十の子供がたくさんの命を預かり、国を動かしてるって怖すぎるだろ、南北朝時代。 岩松に肩車してもらってる斯波がかわいい。 この頃は、直義の元で自分たちは好きに生きていける、ってわりと無邪気に信じてたんだろうね。 そして、この中でひとり生き延びることになってしまった上杉がちょっとかわいそうだな。 いろんなもの背負わされちゃって。 「策士も政治家も終わりにして 復讐の鬼でも演じてやるか!」 「復讐鬼」という字が書かれているものの、斯波の気持ちは凪いでいるようにみえる。 幾重にも策をめぐらせてきた斯波が、復讐のことだけ考えればよくなって、すっきり...

『アンデッドアンラック』(No.176 その為にオレは) 感想(王子様とお姫様と魔女)

幼かったリップ、ライラ、ラトラが出会う。 ライラのことを「キミ」と呼び、ちゃんとしゃがんで目線を合わせてるあたり、この頃から王子様だな。 でもラトラに対しては「お前も行くだろ?」なのね。 初対面ですでに3人の関係性が確立されちゃってるの、おもしろい。 ところで本当に足を切断してブレードランナー付けるの? 触らせて過去をみせるために持ってきたんじゃないの? ブレードランナーを使いこなすには、フィジカル面の鍛錬が必要みたいな話はオータム編でもあったな。そういえば。 「生かす為の切断…何度もやってきた それが自分に回ってきただけの話だ」って、リップ、覚悟が決まり過ぎでしょ。 確かに治療のために足や腕を切断するって話はきくけどさ……。 ラトラのバイクでライラを海に連れ出したリップ。 「海!! あれが!?」ってことは、出会った日に海を見せたいって言ったものの、結局、行けずじまいだったんだね。 海ではしゃぎまくるライラは、これが最後の思い出と覚悟しているようにもみえる。 でも、リップの「こういうの最後かもな」っていうのは、多分、意味が違うんだろうね。 絶妙なバランスで成り立っていた、リップ、ライラ、ラトラの関係が、大人になって維持できなくなった、みたいな意味かなって思った。 3人の姿が、大人になったり子供になったり、くるくると入れ替わるのは、3人がその曖昧さみたいなものに、別れを告げようとしている、ってことなのかな、って。 リップが王子様で、ライラはお姫様で、ラトラは魔女。 でも、魔女に靴を履かせてあげる王子様がいてもいいじゃない。 お姫様が泣いて喜んでくれるのなら。 とか、しんみりしてたら、ラストでリップが自分の足に切り取り線(?)描いててビビった。 いや、本当にやるの?

『週刊少年ジャンプ』2023年43号 感想

『ツーオンアイス』 (第1話 再会地点) 新連載。 『ジャンプ』でペアフィギュアとは珍しい。 スピードスケートならあったけど。 とりあえず、小学生が真夜中にひとりでスケートの練習は危険だからやめとけ! って思った(苦笑) 『SAKAMOTO DAYS』 (DAYS136 上終・2) ヘースケVS上終。 スナイパー同士だからこそ、上終の行動が読めることと、坂本さんから借りた防弾ベストで、ヘースケがうまいこと渡り合ってると思ったら、そんなことはなかった。 弾をホイールにあてて、弾道を曲げるってどんだけだよ。 でも、ヘースケいい感じに上終のメンタル削ってるというか煽ってるというか。 本人はそんな意識なさそうだけど。 『あかね噺』 (第79席 標に成り得る男) 「…なら勝てや」ってつぶやいたからしが、なんかもう良いよね! 朱音ちゃんへの想いが複雑骨折しておる。 でも、朱音ちゃんはからしのこと、気安い同期くらいの感覚で、この温度感というか湿度感の差が良いのですよ。 朱音ちゃんの二ツ目昇進のための推薦ができない理由、志ぐま師匠の「自分の弟子だから」はもっともだし、一剣師匠の「選考会の結果」というのもちゃんと明言されてたことだからそれを覆すのもね、ってなるけど、全生師匠の「志ぐま嫌い その弟子も嫌い だから嫌」って理由がなかなかひどい。 私情丸出しすぎる。 それを隠さないってのもまた……。 で、残る四天王の泰全師匠につないでもらえる人がおっ父か。 仲間3人でやる落語会を少なくとも7回やっている、ということはかなり仲が良さそうだよね。 おっ父は朱音ちゃんの高座を動画で観てくれてたけど、そういえば、朱音ちゃんとおっ父がちゃんと向かい合って落語のことを話すシーンはまだ出てきてない。 そこらへんをちゃんと一区切りつける、みたいな展開になるのかな。 『カグラバチ』 (第2話 累累) チヒロ君が持ってる妖刀は、六平の7本目か。 六平が妖刀を6本とも持ってるというのは、そこそこ知られた話で、だから隠れ住んでたけど、万が一、奪われた場合の対抗手段として7本目をつくったのか、危険とわかりつつも妖刀づくりをやめられなくてつくっちゃったのか。 チヒロ君に妖刀の作り方を伝授したくてつくったのかもしれんけど。 金魚鉢の中で父と息子が食事をしているシーンが良かった。 狭い世界の中でひっそりと生きていこうとし...