『逃げ上手の若君』(第127話 未来1337) 感想
叔父上を取り戻した時行。
さらに新田軍一万が合流。
あいかわらず良い笑顔だね、新田の息子くん。
手に生首持ってるけど。
斯波は軍に退却を告げる。
妙に明るく「あっはは こりゃダメだ」って言う斯波がなんか怖いな。
斯波の策は想定外のトラブルで破綻か。
これ、秕さんが特に想定外なようにみえる。
新田軍の動きはある程度、把握してたんだろうけど、秕さんは未知すぎるよね。
上杉に軍の撤退を任せて自分は残った斯波。
この大敗も想定シナリオのひとつではあったのか。
「この策の場合 私の死が必要ですので」ってとこの斯波が、ちょっとおちゃらけてる感じで悲しい。
すべてを直義のための駒にしてきた男は、自分のことも駒として扱う。
それも、吹けば飛ぶような軽さの。
斯波が生き残ると、直義の部下は使い物にならん的なことを高師直に言われちゃうから、ちゃんと死ぬまでがんばりましたってことをアピールするのか。
高師直、斯波に嫌われすぎだろ。無理もないけど。
さらに、なんとか鎌倉を捨てずに済む策を、と言った義詮に、申し訳ないことをした、と思わせることができる。
そうだよね。斯波は無理して自分の願いをきいてくれたのに……、ってなるよね。義詮くん。
斯波の仲間への想いを汲みとって、やらなくてもいい決闘をやろうとしてる時行。
大将としてそれはどうなの、という感じもするけど、そういう誰かを想う気持ちを無碍にしない、という姿勢を好ましく思い、時行についてきてくれる者たちもいる。
この決闘を特等席で観覧しようとしてる顕家もまた、想いを大事にする人だ。
ちょっとズレてはいるけれど。
顕家の「我らは十や二十の若者だぞ」ってセリフに、そうだよな~、そうなんだよな~、ってなる。
十や二十の子供がたくさんの命を預かり、国を動かしてるって怖すぎるだろ、南北朝時代。
岩松に肩車してもらってる斯波がかわいい。
この頃は、直義の元で自分たちは好きに生きていける、ってわりと無邪気に信じてたんだろうね。
そして、この中でひとり生き延びることになってしまった上杉がちょっとかわいそうだな。
いろんなもの背負わされちゃって。
「策士も政治家も終わりにして 復讐の鬼でも演じてやるか!」
「復讐鬼」という字が書かれているものの、斯波の気持ちは凪いでいるようにみえる。
幾重にも策をめぐらせてきた斯波が、復讐のことだけ考えればよくなって、すっきりしている感じだ。
……泣く。
さらに新田軍一万が合流。
あいかわらず良い笑顔だね、新田の息子くん。
手に生首持ってるけど。
斯波は軍に退却を告げる。
妙に明るく「あっはは こりゃダメだ」って言う斯波がなんか怖いな。
斯波の策は想定外のトラブルで破綻か。
これ、秕さんが特に想定外なようにみえる。
新田軍の動きはある程度、把握してたんだろうけど、秕さんは未知すぎるよね。
上杉に軍の撤退を任せて自分は残った斯波。
この大敗も想定シナリオのひとつではあったのか。
「この策の場合 私の死が必要ですので」ってとこの斯波が、ちょっとおちゃらけてる感じで悲しい。
すべてを直義のための駒にしてきた男は、自分のことも駒として扱う。
それも、吹けば飛ぶような軽さの。
斯波が生き残ると、直義の部下は使い物にならん的なことを高師直に言われちゃうから、ちゃんと死ぬまでがんばりましたってことをアピールするのか。
高師直、斯波に嫌われすぎだろ。無理もないけど。
さらに、なんとか鎌倉を捨てずに済む策を、と言った義詮に、申し訳ないことをした、と思わせることができる。
そうだよね。斯波は無理して自分の願いをきいてくれたのに……、ってなるよね。義詮くん。
斯波の仲間への想いを汲みとって、やらなくてもいい決闘をやろうとしてる時行。
大将としてそれはどうなの、という感じもするけど、そういう誰かを想う気持ちを無碍にしない、という姿勢を好ましく思い、時行についてきてくれる者たちもいる。
この決闘を特等席で観覧しようとしてる顕家もまた、想いを大事にする人だ。
ちょっとズレてはいるけれど。
顕家の「我らは十や二十の若者だぞ」ってセリフに、そうだよな~、そうなんだよな~、ってなる。
十や二十の子供がたくさんの命を預かり、国を動かしてるって怖すぎるだろ、南北朝時代。
岩松に肩車してもらってる斯波がかわいい。
この頃は、直義の元で自分たちは好きに生きていける、ってわりと無邪気に信じてたんだろうね。
そして、この中でひとり生き延びることになってしまった上杉がちょっとかわいそうだな。
いろんなもの背負わされちゃって。
「策士も政治家も終わりにして 復讐の鬼でも演じてやるか!」
「復讐鬼」という字が書かれているものの、斯波の気持ちは凪いでいるようにみえる。
幾重にも策をめぐらせてきた斯波が、復讐のことだけ考えればよくなって、すっきりしている感じだ。
……泣く。