『アンデッドアンラック』(No.199 Language) 感想(ボスの強さ)

UMA「ビースト」の討伐に成功し、喜びのあまり海に落ちてるトップくんに抱き着きにいった春歌ちゃん。
しかしながらふたりとも泳げなかった。
ジュリアちゃんが飛び込んで助けてくれようとしてるな。


一方、太陽のマスタールームでも「ビースト」の討伐が確認されていた。
まっぷたつになってた「シック」はからだを縫い合わせたのか?
「不治」の傷は治らないので、見た目だけ整えたんだろうな。

「奴らに勝ち 肯定された世界にビーストを迎え入れることだ」
今回のループで最後で、もしユニオンが負けたら世界はどうなるんだって思ってたけど、「ソウル」はそれを「肯定された世界」と言っている。

それって「サン」が支配し、「ルナ」が消えた世界だったりする?


「シックとやった時はここまでじゃなかった…!!」って、確かにユニオンメンバー総がかりでも押されて、アンディの加勢でなんとかかんとかだったからなあ。
「シック」よりも席次が上の「ビースト」が3人相手で負けるというのは納得いかないだろう。


「物理を超え他者に情報を伝える 魂」
「その起点となる 死」
「それを受け取った者が成長する 変化」
上位3席が確定した。

いまや「魂」を自在に操るアンディが太陽と地球を異常な速度で移動してるようにみえるのは、そもそも「魂」が物理を超えるものだから。
そして「不変」がやたら強いのは、その対になるUMA「変化」が強いからかもしれない。


最も利用しなければいけないルールは「魂」「死」「変化」。
しかし、ジュイスさんは初代「不正義」ゆえにそれを最大限に生かせず、しかもそれを理解していた。
そして、ついにそれを生かせる存在である風子ちゃんにそれを繋いだ。

しかも、自分では無理だとわかりつつ、それを逆手にとっていた。
すなわち、「不正義」さえいなければ楽に勝てる、という慢心を上位十理に植え付けた。
さらに、「不正義」以外との戦い方の経験を積ませなかった?

それってつまり、最後の戦いのために切り札を伏せ続けたということか……。
ジュイスさん思った以上に頭脳戦を上位十理に仕掛けてたんだな。

ジュイスさんが強くて賢いというのはわかっていたけど、思った以上に強かったし賢明だった!
そして、そのジュイスさんが積み上げてくれたものを、ちゃんと最大限に活用できてる風子ちゃんすごいな!
もっと引き継ぎの時間がとれれば、いろいろ伝えたかったんだろうな、ジュイスさん。
もし「リメンバー」で記憶が戻るのならば、ジュリアちゃんがそれを教えてくれるかもしれない。

ところで、上位十理相手に戦うジュイスさんの戦いっぷりが怖いな。
めっちゃボコボコにしてるじゃん。
ちょっと怖い……。


しかしながらユニオンのボスと同じく、上位十理のボスも頭がいい。
しっかり問題点を見極め、対応策を打ってきた。

まさかの「ランゲージ」による言語不使用!
これにより風子ちゃんは否定者たちに「魂」のルールを伝えることができなくなった。
「ランゲージ」めっちゃめんどくさいな!

「その間にボクらでこいつらを殺るからさ」って言ってるけど、上位十理はアンディに抑えられて動けないんじゃないの?
それ以外のUMAを動かすつもりかな。
UMA側はクエストに縛られず人間を攻撃できるからな……。


そして「ランゲージ」はニコとイチコの前に現れた。
元ユニオンメンバーで最も魂を使いこなしてるのがイチコさんなので、風子ちゃんから教えられなくても自力で気づきそうではある。

前回ループでは「ランゲージ」を単独撃破したニコだけど、今は否定能力者じゃない。
そもそも「不忘」は記憶の積み重ねがあってこその能力だから、ここで発現したとしても何かできるのか? ってのはあるな。


言語が使えなくなった以上、「物理を超え他者に情報を伝える 魂」でどうにかする、って話になるのかな。
すでに言語が使えない状態になってるテラーさんと、テラーさんと言葉なしでコミュニケーションがとれるビリー様が活躍するとか?
それと、なにげにファンが魂の存在に気付いてる可能性もあるんじゃないかな、とか思ってたりするんだけど。

そういえば、言語が使えないとクエストのコールができないわけで、否定者のエントリーはどうやってするの?


ところで「不停止」は代々アスリートが選ばれてるっぽいね。
「壊れる」の解釈が体の故障だから死なずにすんでる、という話があったから、死にそうにない人を選んでるのかも。



公式X(Twitter)は前話の「詰めろ」についての解説。
めずらしい言葉を使うな、とは思ってたけど、バイト先で将棋を叩きこまれてたんですか。
戸塚先生、めっちゃ人付き合いのいい方ですよね。