『週刊少年ジャンプ』2024年16号 感想

『ONE PIECE』(第1110話 “降星”)
五老星が勢ぞろい! てか、怪獣大集合?

「牛鬼」「以津真天」「封稀」「馬星」と日本の妖怪の名前で揃ってたのに、なんでそこに「サンドワーム」なの?
サンドワームというと『デューン砂の惑星』に出てくるやつしか思い浮かばないんだが。
他がそこそこおじいちゃんっぽいのに「サンドワーム」のピーター聖だけ世代が下にみえるので、ひとりだけルーツが違うとかもありそう。

「サターン」聖、「マーズ」聖、「マーキュリー」聖と惑星名由来で統一されてるかと思えば、ナス寿郎聖、ピーター聖になってるのもよくわからない。
このふたりは「V」「十」と数字を表すミドルネームが入ってる点で共通してるけど。

サンジに「足手まといが」って言われてピクってなるゾロに笑った。
いや、麦わらの一味にゾロを置き去りにする選択肢がない以上、合流できずにいるゾロに「あのマリモ野郎一味を危険に晒しやがって」ってサンジが怒るのは当然だと思うのよね。
相手がどんだけ強かろうとも、足止めくらっちゃってる状態に陥ったこと自体がゾロの失態になる。
一味の中でゾロはそういう立ち位置だから。
そこらへんゾロも理解はしてそうだけど、それでもサンジに言われるのはむかつくんだろう。

『超巡!超条先輩』(第6話 既読無視巡査長)
警察もののドラマによくいるエリートキャリア組のキャラ登場!
と思ったら、妙に湿っぽいというか重いというか。

「けど──仲悪いってことは…逆に好きなんじゃない…?」
なんか、こういうタイプの二次創作たまにみるな。

こんな激重な人と相棒やれてたらしい超条先輩、意外とすごい人かもしれん。
あと、こんな激重な人の理解度がやたら高いケーナインくんもなかなかすごいな。

『逃げ上手の若君』(第149話 茶色い記憶1338)
別記事になりました。

『カグラバチ』(第25話 取引)
漣家の当主にとっては子供も「商品」のひとつか。
そう登録することで自由自在に呼び寄せられて便利だから、というのが主な理由なんだろうけど、良い値がついたら本当に売り飛ばしそうだな。

「淵天」まで楽座市に出品される、という展開はめっちゃおもしろいな!
神奈備にとっては頭が痛すぎる事態だろうけど。

『アンデッドアンラック』(No.199 Language)
別記事(ボスの強さ)になりました。

『ツーオンアイス』(第24話 シンデレラの寓意)
読んでて思わず「たっくん性格悪っ!」って声に出して言っちゃったよ!
ここまで性格悪いと逆に清々しいよ!

氷室ちゃんをないがしろにしてるどころか公開処刑してて、しかもそれを意図的にやってるってひどすぎるな。
で、その理由が自分に合うパートナーを探すためとか!
しかもそれって、隼馬が原因になってるのか。

「僕の癖やタイミングを完璧に学習した僕の狂信者が」
たっくんが隼馬を評価する点ってそこなのか……。
綺更にいるなら自分にもいるはず、と言われましても今のところゴミ女ちゃんくらいしか見当たらないんだが……。

「なぁ? 許せないだろう? こんな女が僕の相手で!」
パートナーになってくれた氷室ちゃんを、ドーンと見開きで「こんな女」扱いしてて、パーフェクト! パーフェクトすぎるよ、たっくん! ってなった。
ここまで徹底した悪役、バトルマンガでもなかなかいないよ? 無惨様以来じゃない? ってくらいの出来だった。

しかしながらこれ、ワンシーズンを棒に振ってまでやってることなんだよね。
選手生命短めのフィギュアスケートでそれをやる執念ってなかなかだよね。
フィギュアスケート、というか、芸術表現に対しては真摯なんだよね、たっくん。
そこはもう怖いほどに徹底している。
でも、それがペアフィギュアに対する冒涜になっちゃってるのがまたヒドい。

ここまでやったのに、リンクサイドで待機している綺更と隼馬はお互いしかみてなくて、会場内の異様な雰囲気にも気づいていない様子。
すでにふたりだけの世界に入り込んでしまっている。
意図せずして、たっくんの逆鱗に触れてる感じが素晴らしいな!

『グリーングリーングリーンズ』(第15話 「意地」)
王賀ちゃんが珀に対して本気になった。
つい最近までアドバイスしてあげたい子だったのに、いきなりライバルに格上げされた。
それを「嬉しいな」「王賀がさ 俺を見てる」ってちゃんと感じ取ってる珀。
ついでにオリバーまで「対等なゴルファーとして扱わせてもらう」と言いだした。
これめっちゃうれしいだろうな。
でも、これが初のゴルフコースだから風を考慮に入れることができない、とかいう初心者っぷりも発揮してて、このデコボコ感がなんか良いよね。

珀はきっと、そういうのをひとつひとつ丁寧に学んでいって、いずれ端正なゴルファーになるんだろうな、ということが容易に想像できるから。