『週刊少年ジャンプ』2024年14号 感想

『あかね噺』(第100席 落語ヴァース)
連載2周年か……そんなんなるか……。
巻頭見開きカラーがおしゃれすぎて一瞬『SAKAMOTO DAYS』にみえたんだけど、なんとなく久保帯人先生っぽさも感じる。

朱音ちゃんの落語ヴァース世界がめっちゃ生き生きとしてて楽しそう。
なんかもうゾーンに入って無敵状態な感じだな、と思ったらタイムオーバーの危機!
なるほどねえ、入り込みすぎちゃいかんのか。そりゃそうか。
これは先輩のお披露目の会で、朱音ちゃんは開口一番なわけだから、それが時間取り過ぎはさすがにマズいよね。
朱音ちゃんが主役のイベントならともかく、前座がそれはダメだろ。
だけど、誰かが高座からひきずりおろしたり、声をかけて止めるとかするのもできないんだろうな。

『ONE PIECE』(第1109話 “阻止”)
ベガパンクが世界の秘密を暴露するのかと思ったら、まさかの準備に時間がかかるので10分待て!
段取り悪すぎなのでは……って思ったけど、いかなベガパンクでも海軍や世界政府の妨害を振り切って放送を流すのは大変なのかも。

黄猿はここでリタイアか……。
重傷って感じじゃないけど、もうメンタルが限界で立ち上がりたくないんだろう。

『超巡!超条先輩』(第4話 パシリ巡査長)
派出所にロボット警官がやってきた! って、こち亀でみた展開だわ。なつかしい。
ロボだから思考が読まれなくて弱みを握られることがないので、超条先輩対策として送り込まれたっての、めっちゃ納得した。

区内に超巡アンチがいるのか……前回の保護者の人たちみたいなのがたくさんいるのかな。
お金を出してでも抑え込みたいってなかなかの執念。
「こんな澄んだ目ェして産湯ドス黒いな」ってツッコミはめっちゃ笑った。
ドス黒い産湯ってワードが出てくるのすごい。

ポンちゃん、襟と袖がある相手なら負けないみたいなこと言ってたけど、襟も袖もない相手にも強い!

これ
・ローボくんは超条先輩に強い
・超条先輩はポンちゃんに強い
・ポンちゃんはローボくんに強い
という三すくみ状態になったってこと?

『カグラバチ』(第23話 蔵)
六平が死んで妖刀がこれ以上は増えないことが確定したので、真打の値段も確定できる、というのはなるほどな、ってなった。
美術商としての漣家当主らしい考え方だ。
チヒロくんは受け入れることができない考え方だけど。

漣家の商品には人間も含まれるのか。
あの檻に入れられてた親子は、シャルちゃんみたいな特殊体質持ちなのかな……。

不愛想で寡黙なチヒロくんが、なんとなくかわいく感じるのは何故なんだろう、って考えてたんだけど、チヒロくんが親に愛されて大事に育てられた子供だからなんだろうな、という気がする。
善人、というよりは、愛情を大事にしてる子、って感じがする。

『アンデッドアンラック』(No.197 Ready!!!)
別記事(魂を繋げ続けた先にいる者)になりました。

『逃げ上手の若君』(第147話 高師冬1338)
別記事になりました。

『グリーングリーングリーンズ』(第13話 「地道」)
オリバー、すっかりデレててちょっとかわいい。

「失敗した時 欲かいた分だけ罰が重くなるようゴルフコースは出来てる」って台詞に、なるほどなあ、と。
欲をかいて失敗するってのが一番やっちゃいけないことなのね。
でも、勝ちたい、ってこと自体がすでに欲じゃない?
そこらへんをうまくコントロールしろ、ってことなんだろうけど。
「ゴルフはメンタルのスポーツだ」ってのもそういう意味を含んでるのかな。

ところで「アルバトロス(-3)」はきいたことあるけど、その上に「コンドル(-4)」ってのがあることをはじめて知った。

『ツーオンアイス』(第22話 枝の主日)
たっくん、ペアの相手はどうするの、って思ったら、トライアウトというシステムがあるのか。
「相性」や「技術」が大事なのはわかるし、「居住地」も練習のことを考えたら近くに住んでる人が望ましいよねってなるんだけど、「経済力」って項目にフィギュアスケートを続ける大変さを感じる。
綺更の家は裕福そうだし、夏日と夏夜のバックアップがあるしで、一般家庭の子の隼馬は金銭面だいぶ助かってそう。

たっくんがパートナーならオリンピック出場、さらにメダルも狙えるわけで、希望者が大量発生するのは当然。
大げさではなく「人生変わるよ!!」だもんね。

あの、たっくんにゴミを見るような目で見られたい発言してた子、「ゴミ女ちゃん」としてネットミーム化してて笑った。
しかもそれを完全に受け入れてるし!
ブラック企業とわかってて入社してるし、この子、本物のドMなの?

「まず何よりお互いに向き合おう」
隼馬にかけた言葉に、綺更の成長を感じる。

他人の悪気ない言葉に傷つき、悪気はあるっぽいたっくんの言葉に振り回され、迷い続け、隼馬を振り回した綺更が、どんな言葉にも、どんな目にも動じない。ただ、隼馬だけを見る。隼馬と一緒にいる自分を皆に見てもらいたい、と言う。

綺更と隼馬の関係は、以前、隼馬が言った通り、恋愛ではないんだろう。
それでも唯一無二なことには違いない。
隼馬と出会って成長した綺更が、隼馬をまっすぐにみつめ、迷いのない言葉をかけてすくいあげる。
そんなふたりの姿がとてもとても良い!

でも、こんなふたりをみたら、たっくん超不機嫌になりそうね。