『アンデッドアンラック』(No.209 クソ喰らえ) 感想(タスケテタスケテタスケテ)

左手が透き通っちゃってる風子ちゃん。
その理由はニコにもわからない。
これまでループしてたのがジュイスさんな以上、前例があるわけないので、だったらニコにもわからないよなあ。

ニコも「今んとこそれ以外考えらんねぇ以上 前のループとのズレを修正しとけ!」ぐらいのアドバイスしかできないのはわかるけど、前回って風子ちゃんの生まれる前の話だからどれがズレだか風子ちゃんにはわかんないよなあ。
とりあえず、前回も楓さんはアイドルやってたってのは確かなのか?
それとも、そこからすでに違うのか?


通信してるニコの後ろでイチコさんがタチアナちゃん用スフィアとおぼしきものをつくってた。


楓さんの本日のお仕事場所は遊園地のガラガラな野外ステージ。
風子ちゃんたちはショーンに不可視にしてもらって監視。
まあ、存在に気付かれたら不審がられる可能性があるからなあ。
バックバンドの話をもちかけた時点ですでにずいぶん不自然ではあるけど。

わくわくしてるジュリアちゃん、かわいいね!
そういえばこの子、学校の方はどうなってるんだろ。


楓さん、まわかのボエ~♪ だった。ジャイアンか!
これでなんでアイドル目指したんだ……。
そして、「今日限りでクビ」を言い渡される……。

娘にしてみればこれは「キッツ…」ってなるしかない。


着替え忘れてステージ衣装のままでとぼとぼ帰宅するという、なかなか情けないアイドルだけど、商店街の人たちからは愛されている。
「やっぱお前の母親だな」って言うショーンがうれしそうでうれしい。
好きな人の親が周囲に好かれる人だと、やっぱりうれしいよね。


楓さんが住んでるアパート、かなり家賃が安そう。
室内も年季が入ってる感ある。
遊園地のステージみてもまったく売れてないのわかるし、アイドルとしての稼ぎはほとんどないんだろうね。

それでもフェスに出られるのはくるるちゃんの推薦のおかげ!
まさかの楓さんとくるるちゃんが同じグループだったとは……。
「親友」とまで言ってるし。
前回ループでは接点がゼロというか、そもそも年齢が違い過ぎだったもんなあ。

ここでくるるちゃんとの接点をつくってくるとは予想外。
楓さんの様子をみるに、くるるちゃん、そこそこ無理を通してフェスに楓さんの参加をねじこんだ気がするなあ。


「運がいい」それなのに「その運に私がついていけてない」。

実力があって運がないのもキツいけど、運がいいのに自分の能力が追い付かなくてそれをことごとく潰しているという自覚がある、というのもキツイ。
言い訳がきかなくて追い詰められてる。
それでもあきらめきれなくて毎日ぼろぼろ泣いて、それでも人前ではにこにこ笑っているんだろうな。

それにしても、楓さんの口から「運」というキーワードが出てくるの、皮肉がきいてるというか、構成がうまいというか。


母親の涙をみて吹っ切れたらしい風子ちゃん、特訓のために楓さんをユニオン本部に強制連行。
「ムーブ」まだ使ってるんだな……。


ユニオン基地ではビリー様、テラーさん、リップがえらい目にあってた!
なんなのこの阿鼻叫喚。
ビリー様が一番、最後まで逃げてたのはさすがだよね!(結局つかまってるけど)


「オレの不忘を他対象にできっかの実験だ」
なるほど~。実験のついでにバックバンドを鍛えるとは、合理的だな!
ビリー様ドラム、テラーさんギター、リップがキーボードか。
ベースがいない、と思ったんだけどキーボードがいるからなくてもいけるか。

ビリー様とリップは「不貞」にはひっかからないと証明されてるからいいけど、テラーさんはひっかかるらしいので、くるるちゃんの能力が発現しちゃったら大変なことになるのでは?


精神力の強さには定評があるこの3人がそろって「タスケテ」になるって、どんだけなの。
テラーさんにいたっては「不通」が発動してから初のセリフが「タスケテ」だよ?

誰かに助けを求めての「タスケテ」なら声になってないけど、これはうめき声的なものという判定だから言えてるんだろうな。
不憫すぎる……。
不憫ついでに、「不貞」にひっかかってくるるちゃんに飛びつきそうになってビリー様に止められて欲しい(←ひどい)。


喫茶店のお客さんは風子ちゃんの父親で確定?
アイドルとファンという関係にしては、「楓さん」「雷太さん」と呼び合って、彼女の自宅も知ってて普通に訪れてくる、というのはちょっと親しすぎないか? とは思うけど。

「風」と「雷」……風神雷神か?


くるるちゃん編がアイドル編になるというのは予想通りだったけど、予想外の要素がどんどんぶちこまれててめっちゃ楽しい!