『逃げ上手の若君』(第160話 野心1338) 感想

弧次郎は「一騎打ちもろくにせず乱戦かよ」ってボヤくけど、その乱戦でこそ秕さんは輝く!
全身が武器みたいな状態なので近づくのもむずかしそう。
でも、持久力不足という欠点はまったく解消されていないもよう。
その手綱をうまくひく役を弧次郎は任されてるわけだけど、まあ、無理だよね。

「あの戦闘狂 夢中になると止まらねーよ」のとこの弧次郎の目が、なんかやさしくみえる。
時行とか秕さんとか、ブレーキ壊れてる系の人に振り回されるけど、ぼやきながらつきあう弧次郎が好きなんだよ。


ところで亜也子の「なにより発情してる」ってなんなの? って思ったんだけど、そのコマの時行が「よだれたれた」とか言ってるんで、その通りですね、はい、ってなった。
北条の武士たちも「なら安心だ!」とか言ってるし……。
だめだ、時行に慣らされすぎてる。
一応、「北条の判断基準は主君の発情の有る無しなのか」って冷静に突っ込んでくれる人もいるけど。


吹雪、洗脳されて時行たちの記憶も失ってるもんだと思い込んでたけど、しっかり記憶はあるのか。
記憶も人格もそのままで「野心だけが爆発的に増しました」という状態。

でも、吹雪の出世欲は確か父親からの虐待で刷り込まれたものだったと記憶しているんだが……。
そうなると、いまだに父親の怨念に振り回されてるような感じがして、おうわぁ~、ってなる。
まあ、尊氏のドーピングとそれを利用してる高師直が諸悪の根源であって吹雪は犠牲者なんだが。


時行は吹雪には勝ち目がないんじゃ、と思ってたんだけど、吹雪のことを良く知っているから、冷静に対処すれば突破口も開けるって感じかな?
戻ってきて欲しいけど、そうなると高師冬はどうなるの、ってのがなあ。