『週刊少年ジャンプ』2024年27号 感想

『SAKAMOTO DAYS』(DAYS168 閉館)
坂本さん、なんとか無事に逃げ切ったものの、南雲、有月と共に指名手配犯になってしまった。
殺連の人たちに取り囲まれててもびくともしないあおいさんはさすがだな!

殺連は妻子を人質にとって坂本さんをおびきだそうとはしてないのね。
殺連が被害者ポジを維持するために、そういう非難を受けそうなことはやらない方向性なのかも。

ORDERの残るひとり沖さんが登場。
この人がリーダーなのかな。めっちゃ嫌われてるけど。

海外出張してる間に2名死亡(豹と篁さん?)、2名除隊(南雲と京?)。
残るは神々廻、大佛さん、上終か。
京はともかく南雲と篁さんを失ったのは痛いだろうな。

『あかね噺』(第112席 ジリ貧)
前回からほぼ2話分をかけて、まいける兄さんがじわじわと追い詰められてるような描写を続けてて、ずいぶんねちっこく描くな、と思ってたら、ドアップで「全員…俺が死ねばいいと思ってんのかい?」だよ。
こわっ! めっちゃこわっ!

実際、この真打昇進試験で失敗すると、まいける兄さんは落語家としては死ぬ可能性があるんだよ。
そして、それを物見遊山気分で見に来てるお客さんは確実にいるんだよ。
それがわかっていての「全員…俺が死ねばいいと思ってんのかい?」ってのは、展開がうますぎる。

全生師匠はまいける兄さんを自分と同じタイプだと決めつけてるけど、実は方向性が全然違う可能性が高そう。

『ONE PIECE』(第1116話 “葛藤”)
ヨーク、食っちゃ寝するためだけの存在かと思ったら、意外と頭がいい。
元がベガパンクなんだから当然なのか?
だとしたらなんで裏切ったんだ、というのが納得いかないけど。

海賊王の部下たちはすべてを知って黙っていた。
ゴールド・ロジャーはすべてを知って、わざと人々が海に出るように仕向けた?

若者たちから“楽しみ”を奪うな、というレイリーの愚痴の意味がわからない。
これから海に沈みます、で楽しむもへったくれもないだろうって思うんだけど、レイリーはベガパンク以上の情報を持っている可能性が高いわけだから、回避ルートはちゃんと準備されているのかな。
でも“楽しみ”という表現が気になる。

『アンデッドアンラック』(No.208 もしかして)
別記事(アイドルを期待してたらバンドだった)になりました。

『夜桜さんちの大作戦』(作戦228.凶一郎と灰)
唯一の親友である灰さんと敵対することになった凶一郎兄さん。
灰さんの事情は凶一郎兄さんが原因だったか。
原因とはいっても凶一郎兄さんに非はないと思うし、灰さんもそう考えてる。
ただひとり凶一郎兄さんだけが許さない。

凶一郎兄さんはまじめすぎると思うんだよね。
六実ちゃんに対しても似たような状況になってたし。
六実ちゃんには太陽がいたから、息苦しい関係を脱することができたけど。
だから、灰さんに家族を返してあげて、あと腐れなく消えたいんだけど、まだ夜桜の長男としての仕事が残っているのでそうもいかないんじゃないかな。
灰さんは灰さんで、凶一郎兄さんを楽にしてあげたくて、どんな形になるにせよケリを付けて、あと腐れなく消えてしまいたい、とか思ってそうでこわいな。

「凶一郎 弱くてごめんね」
このモノローグのウェットな感じがたまらなく良い!

『逃げ上手の若君』(第158話 攻防1338)
別記事になりました。

『カグラバチ』(第35話 檻)
ペンチでいじめるのひどいけど、ピーラー使うのはもっとひどい感じがするのなんでだろう。
挟まれるより剥かれる方が惨いイメージがあるのかな。

兄に虐待を受けてて、父親もおそらくそれを容認してて、それでも漣家の役に立たなければと思ってたハクリが、家から逃げ出すにいたった理由が、この「氷の肌の女」か。
シャルもそうだけど、よくわからない特異体質の人がたまに発生する世界なんだろうか。
妖術とかある世界だしな……。

兄ちゃんの「可愛いままバイバイしような?」ってセリフが気持ち悪すぎてすごい!
炭治郎とか脹相兄ちゃんとか凶一郎兄さんとか、やたらと献身的な長男が『ジャンプ』には多いので落差がすごい!

『グリーングリーングリーンズ』(第25話 「悪戯」)
登場時点ではただの気障な男だったオリバーが、去る時には気障なままでなんとも愛嬌のあるキャラになってるって、なかなかすごいな。
ゴルフ始めて数か月の珀が、ゴルフのためにアメリカまで行くって宣言しちゃうようなキャラになってて、そこに不自然さがまったくないというのもすごいけど。