『ワールドトリガー』第249話「遠征選抜試験・41」 感想

私の記憶に間違いがなければ閉鎖試験の最終日になった。多分。

オリジナルトリオン兵にかけるコストが上がったことと、これまでの戦闘シミュレーション結果をみて、対応策を練る諏訪7番隊。
きっと他のチームもいろいろやってるんだろうな。

諏訪さんに作戦方針を任されているオサムが考えた方策は、基本ラインは変えずに細かいところを改善する、ということ。
オサムはあいかわらず説明がうまい。
こういう理由でこういう変更をします。この変更によるメリット、デメリットはこうです。運用に関してはここを注意して欲しいです。
そういったことを過不足なく説明できる!
まだ中学生なのにえらい!
そろそろ高校入学のはずだけど、高校生としてもできすぎてる。
てか、ボーダーの子たちみんなできすぎだろ!


ところで新しいユニット、オサムは意図的にキモくデザインしたようだけど、キモイが過ぎる。
ボディがちょっと細身になったラービットで、頭部がラッドって感じだな、と思ったら名前が「ラッド人間」ってわりとそのまんまだった。
オサムのネーミングはいつもシンプルすぎで、ネーミングにロマンを持ち込まないタイプ!


オサムの説明をゲームに置き換えて理解して、しっかり確認する香取ちゃん良いよね!
確率計算もおそらく暗算でやってるし。


旧ボーダーメンバーの中で現状が説明されてこなかった桐山さんがついに登場!
チーフエンジニアとして働いていたのか。
忍田さんが「マサ坊」で林藤さんが「タク坊」か……。
あのふたりが子供扱いでかわいい。

桐山さんは遠征の指揮も任されているらしい。
鬼怒田さんが本部に残って、桐山さんが遠征艇のメカニックを統括している感じだろうか。

桐山さんをじっとみる城戸司令がちょっとかわいい。
桐山さん相手でも他の人たちの目がある時は冷静沈着な司令として振る舞いたいんだけど、それがちょっとむずかしい、みたいな。

そして、城戸司令をかわいい教え子みたいな感じでみてる桐山さんも良い。


戦闘試験はオペレータもフィールドに転送される仕様。
根付さんと鬼怒田さんが渋っているのは、戦闘訓練を受けていないオペレータ(しかも女子)を戦場に送り込むのが、気持ち的に受け入れがたいのかな。
女性の戦闘員もいるけど、そちらはちゃんと訓練を積んでるからね。

トリオン量もトリオン体を維持できるギリギリくらいしか持ち合わせてない人が多いだろうし。
そう考えると、サイドエフェクトが発現してもおかしくないレベルを持ってる小夜子ちゃんにちょっと注目かな。

戦闘員もオペレータもできる沢村さんがめっちゃ乗り気なの笑った。
沢村さんが一番やりたいポジションかもしれん。
次の遠征は忍田さんがトップになるっぽいので、忍田さんの隣で戦う夢をみてそう。


そして、戦闘シミュレーションはオサムが期待したほどの戦績は出せなかった。
まあ、どこのチームもめっちゃいろいろ考えてるからむずかしいよね。

諏訪さんに「シミュも充分合格点だ」と言われてホッとしてるオサムがちょっとかわいい。
諏訪さんに怒られるとまでは思ってなかっただろうけど、自分がもっと深く考えていれば気づけたことだった、という自責の念があるんだろうね。
ここでちゃんとオサムが安心する言葉をくれる諏訪さんはさすがです!


ここにきて食糧庫のドアが開かないというトラブルが発生。
まあ、故障とかではなく、試験の一環として仕込まれたトラップだろうね。
アクシデントにどう対応する試験なんじゃないかな。

てか、あと一夜くらいなら食事抜きもアリじゃないか?
トリオン体でいれば空腹もそれほどひどいことにならないと思うし。
でもまあ、試験であることを考えると、そういう選択は難しいかな。