『暗殺教室』第129話 正体の時間 感想、もしくは、彼女が最後に選ぶ名前は

前回の凶悪展開のショックからだいぶ立ち直りまして、でもやっぱりちょっと覚悟をきめて『ジャンプ』を開いてみたら、あのセンターカラーですよ。
やっぱり松井せんせーはドSとしか……。

ああっ、あのかわいいゆるふわな表紙が、こんなダークなものになってしまうとわ……(泣)。


茅野ちゃんが落とし穴を選んだのは、これまでみてきた中では最大の成功例だったからか。
様々な攻撃例をみてきて、それが失敗する様もみているE組の生徒たちは、やはり対殺せんせーの暗殺者としては、一番、有利な位置にあるんだな。

しかし、ひとりでこんなしっかりした落とし穴をつくれるわけがないので、シロあたりの協力を得ているんだろうか。


さすがの殺せんせーも、茅野ちゃんに触手が生えてるという衝撃と、容赦ない攻撃に若干、パニック気味?
というか、茅野ちゃん、普通に強い。
多分、全盛期のイトナくんよりも。

この場合の茅野ちゃんの敗因は、「殺せんせーの生徒」になりきれなかったこと、という気がする。
殺せんせーの生徒なら、殺せんせーから攻撃を受けるという発想は多分ない。

茅野ちゃんは殺せんせーを信じ切れなかった。
それは、殺せんせーの生徒を演じることを放棄したがゆえ?


そしてここで「雪村」という名前が出てきたよ。
なるほど、そうつながるか。

この設定、殺せんせーにとって重すぎるだろ。


イトナくんがあんなに苦しんでたのに、茅野ちゃんが普通にしてるのは、殺せんせーみたいにしっかり適合してるからなんだろうか、と思ってたら、ただ我慢してただけだった(冷や汗)。

「あの人物があの状態で教室にいる」それだけで恐るべき怪物の証明なのさ

前回のシロの発言は、ここにつながるわけね。
なんだか、イトナくんの存在自体が、茅野ちゃんという存在の前振りっぽくって、なんというか心穏やかではいられない。

あそこで茅野ちゃんが攻撃の手を止めたのは、あれだけ触手をつかいまくって、さすがに体力的に限界だったんだろうか。
汗ひとつかかずに触手の激痛に耐え続けた茅野ちゃんが、汗をかきまくってるもんな。
触手を使うというのは、命を削るくらいの大事なんじゃないだろうか。


今回で茅野ちゃんの名前が一気に増えた。
まとめると、
本名:雪村あかり
芸名:磨瀬榛名
役名:茅野カエデ
ってことになるのかね。

とりあえず私は「茅野ちゃん」のままでいこうと思う。
彼女が「E組の茅野カエデ」を選ぶことを願って……。


それにしても、演技を捨てた茅野ちゃんは、なんとゆーかエロいですな。
中学3年生にしては大人びてみえるというか。


この1話だけでずいぶんと情報がでてきたな。
なんかもう殺せんせー的には絶望しかない展開という気がするんだが、どうしてくれるんですか松井せんせー!