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『週刊少年ジャンプ』2015年22・23合併号 感想

『ONE PIECE』 (第784話 “ギア4”) ギア4は全体的にでっかくなるというか、ふくらむというか。 若干、顔も凶悪になってる……。 これが解除されたら、またあのちっこいルフィになるんだろうか。 キャベンディッシュはあの行き過ぎたナルシストっぷりさえなければ、頭もよいし、判断力も高いんだよなあ。 う~ん。残念イケメン。 てか、このマンガ、残念イケメンしかいないような気がっ。 『暗殺教室』 (第137話 過去の時間・4時間目) 別記事(「手」と「触手) 『ハイキュー!!』 (第155話 “ラスボス”への道) 「牛島、レシーブもできんのかよっっ」って、まあ、自分のチーム内はともかく、ユースチームではレシーブもこなさないとダメだもんねえ。そりゃあ、平均以上にはできるんだろう。 日向くんには敵意をむきだしにする牛若。 牛若が誰かを気に入るのは珍しいが、嫌いになるのはもっと珍しいらしい。 まあ、嫌いになるっていうのは、意識しているってことでもあるからね。 おそらく、ほとんどの選手は歯牙にもかけられてない状態なんだろう。 『火ノ丸相撲』 (第46番 2つの秘密兵器) まさかのユーマさんが成績優等生だった。 授業をきいてるだけで、家での勉強とかはしないタイプっぽいけど、それでも学年18位とわっ。 でもって、潮くんは学年21位か。 「勉学は学生の本分じゃろうが!」って、正論すぎる……。 さらに、頭のよさそうな桐仁くんが赤点ギリギリとか、いろいろと意外すぎるんだが、もっとも意外なのはレーナちゃんが学年3位という話。 兄妹そろって頭がいいのか。 レスリングで日本一を取った男と、柔道で日本一を取った男が、相撲で対決とはおもしろい。 土俵でやってるってとこ以外は、相撲にみえなかったけどな。 チヒロにもいいライバルが現れて、なんか盛り上がってきた。 『斉木楠雄のΨ難』 (第145χ リχクル!ごみ拾い大会) ツチノコの死骸なら、別のとこにもっていけば100万以上の値がつくんじゃない? 『カガミガミ』 (FILE12 化け物の卵) 出だしののほほんとした空気はどこへやら、一気に緊迫した話になった。 人間を殺してしまったんじゃないかと思ってあおざめた恭介くんをみて、そうか、この子はハードな戦闘訓練を重ねてきたけど、あくまでも人外しか相手にしてなかったんだよなあ、と思った。 これから先、人...

『暗殺教室』第137話 過去の時間・4時間目 感想、もしくは、「手」と「触手」

穏やかな時間を過ごす「死神」と雪村先生。 「死神」は自分の本名も生まれた日も知らない。 1話目で「名乗るような名前はありませんねぇ」と言っていたのは、本名わからないし、通り名は「死神」だし、本当に名乗れる名前がなかったからなんだね。 だとすると、「殺せんせー」という名は、彼にとってものすごく大事な名前なんだろうな。 例え、他の先生との区別がつきにくい、という理由であっても、自分のために考えられた名前なんだから。 うわぁ~ん。烏間先生。はやく「殺せんせー」って呼んであげてくださいっ。 そして、わからない誕生日を決めてくれたのが雪村先生で、わからない名前を付けてくれたのが、雪村先生の妹の茅野ちゃんだった、というのはちょっと泣けるなあ。 ところで雪村先生のバストがすばらしすぎで、それどこで売ってんの? と思わせる奇抜なデザインのチューブトップが、最初は目に入りませんでした(爆)。 これはっ、茅野ちゃんが逆走して巨乳憎し! になるのもわからんでもない(苦笑)。 「ちょっとサイズが小さい」というのがまたあざといっ。 細いウエストとはみだしそうな胸がすげえですよ。 こんな婚約者を放置して浮気とか、柳沢は女性の趣味が悪い。 まあ、そのおかげで、雪村先生が救われてる感はあるな。 「どうしても好きになれない」と感じている男に、関心もたれても困るだけだもんなあ。 巨乳にでれでれしたり、「死神」が殺せんせー化してきた。 そうか、「死神」の人格は、「殺し屋」としてつくりあげられた人格で、本来の人格は今の殺せんせーということなのか。 「死神」と殺せんせーのキャラが違いすぎるので、殺せんせーのキャラが、子供たちのためにつくられた人格だとしたら、ちょっとさびしいかなあ、と思ってたんで、これはだいぶうれしかった。 てか、雪村先生が弥子ちゃんタイプ(←失礼)だったら、殺せんせーも貧乳好きになっていたんだろうか。 E組の生徒たちが大事で、なんとかして生徒たちに自信を取り戻させたい雪村先生。 けれど、それがかなわないまま前の代のE組の生徒たちは卒業してしまい、今の代の生徒たちもまた同じ道をたどろうとしている。 落ち込みがちな気持ちを支えてくれる存在に、触れることもプレゼントを渡すこともできないもどかしさを、率直に伝えてくれた雪村先生。 そんな雪村先生の気持ちに応えるために、極細の触手で「手」をつくった「...

『ワールドトリガー』第101話 「空閑遊真・12」 感想

ユーマは黒トリガーからトリオンが供給されるから、休息をとらなくても大丈夫なのか。 そういう、生きていくうえでの消耗がほぼゼロだから、ユーマの本体もなんとか生き延びている、ということなのかな。 すると、黒トリガーがやたらと強いのは、トリガー使いのトリオンに、黒トリガーから供給されるトリオンを乗っけて戦えるからなのか? ヒマだから敵が攻めてこないかな、とは殺伐としすぎだ、ユーマ。 父親が亡くなり、眠ることで気持ちのリセットをはかることもできず、戦うことでしか、今、生きる場所を確保することができない。 そんな状況では、殺伐とした気分になるのも当然だけど。 だけど、ユーマにはレプリカがいた。 レプリカはユーマに戦闘の復習をすることを提案する。 そうやって、レプリカと話し合い、考え合うことで、ユーマは長い夜を過ごし続けてきたんだろう。 そして、レプリカがそばにいない今でも、ユーマは心の中のレプリカと、その習慣を続けている、ということか。 葦原先生! はやくレプリカと再会させてあげてっ! 眠ることで強くなる鋼さんと、眠らずに考え続けることで強くなるユーマ。 この対比は見事だなあ。 弾の速度の違いで危険を察知した太一。 意外とできる子じゃないか!(←失礼) いや、支部でのドジっ子っぷりのイメージが強すぎて……。 ところで、「那須が合成弾使うのは初めてだ」とか、太刀川さんて、B級のランク戦の様子もきっちりみてて、どの隊員がどういう技を使うかを覚えてるのか? ユーマと鋼さんの戦いは、ユーマがうまいこと鋼さんを川まで誘い出し、さらにチカちゃんが足場を潰した。 しかし、水中戦に持ち込むとは考えたな。 さすがの鋼さんも水中戦の経験はないんだろう。 なにせ、ボーダーの戦いはトリオン兵相手がメインだから、そんな機会もなさそうだ。 ユーマは傭兵生活の中で水中戦の経験があるのかもしれないな。 スコーピオンをひれがわりにうまく動いて、背後をとって刺すとか、手際がよすぎ。 川があるステージだからこの戦術が使えたわけで、他のステージが選択された場合用に準備されてた戦術もあったりするんだろうな。 残るは、3人の隊長+チカちゃん。 2人残ってる分だけ三雲隊有利に思えるけど、那須さんがめっちゃ強いしな。 「あと3人……」て、全員、倒す気満々だし。 一方、来馬先輩はあっちこっち削られてるし、頼りの鋼さんがベイル...

『週刊少年ジャンプ』2015年21号 感想

『ONE PIECE』と『BLEACH』が載ってない『ジャンプ』はなんだかさびしいねえ。 『暗殺教室』 (第136話 過去の時間・3時間目) 別記事(穏やかで愛しき日々) 『食戟のソーマ』 (115 ぶち破る) あいかわらずの四宮先輩のツンデレっぷりが実にあざとい。だがそこがいい! そして、四宮先輩が四宮師匠に昇格(?)したっ! ソーマって、どんだけイヤなことされても、その後でいいことがあれば、簡単に相手を認めるよね。 懐が広いっていうか、過去にあったことに執着がないっていうか。 『ハイキュー!!』 (第154話 殴り合い) ノヤさんの華麗なレシーブ⇒影山くんのスパイクモーションからのセットアップ⇒田中くんのスパイクで1点を取った烏野。 「さすがは及川の後輩ですね」「えっ、あいつそうなの? ヤだね~!」って会話が、青城に勝ち続けている白鳥沢のメンバーにとっても、及川はイヤな相手だったんだな、と思わせる。 いや、試合相手としてはめっちゃめんどくさそうだよね、あの人。 試合相手として、でなくてもめんどくさそうだけど(爆)。 ところで、「俺、今んトコ及川さんより怖いモン無いんで」って、影山くん、どんだけ及川さんのこと怖がってるんだよ……。 しかも、それを堂々と言うか。 ノヤさんと影山くんが「普段通り感」を出せるのは、この二人が試合経験が豊富だからかな、と思った。 ふたりともずっとレギュラーだったっぽいし。 あと、自分と他人を比較しないというか、人目をあまり気にしないというか、そういう性格もあるかな? 『ワールドトリガー』 (第100話 村上鋼・2) 別記事です。

『暗殺教室』第136話 過去の時間・3時間目 感想、もしくは、穏やかで愛しき日々

今回の表紙は、ジャイ……じゃなくって寺坂ヴォーカルで、カルマくんギター、渚くんベース、速水ちゃんドラムのバンド。 なぜドラムに速水ちゃんをチョイスしたし……。本人めっちゃ迷惑そうだし。 本編にE組の連中が出てこないので、表紙だけでも姿をみせてくれるのはありがたい。 雪村先生、朝6時から夜7時まで教師で、夜8時から深夜2時まで監視役って、いつ寝てるの? こんな状態では、茅野ちゃんがお姉さん会いたさに研究所まで押しかけるのもうなずける。 「死神」は鏡文字ですらすらと数式を書き並べるとか、めっちゃむずかしいことをさらりとこなすな。 古典にまで精通してるし。 勉強面においても、「死神」にやられっぱなしな雪村先生だけど、これは「死神」が特別すぎるだけで、雪村先生はかなり優秀な先生っぽい。 なにせ、あの理事長先生に期待されてるくらいだし。 殺し屋の「死神」にとって、人に見られるということは警戒すべきことで、見られたいと願ったことなどなかったのだろう。 でも、「死神」は雪村先生に見られることを嬉しいと感じ始めた。 「人」の中では「化け物」レベルだった「死神」。 その「死神」の体はどんどん「人」から離れていき、逆に心はどんどん「人」に近づいていく。 穏やかな笑みはそのままに、いろいろなものがごっそりと変わっていく。 一方、雪村先生はなんだかちょっと怖い存在だ。 柳沢に対して都合のよい存在になりすぎている。 柳沢に反抗して、家族に迷惑をかけたくないんだろうけど、それにしてもできすぎている。 ものすごくつらい立場なのは明白なのに、怒りも悲しみもみせず、ただ平和に笑っている。 なぜそこまで耐えられるのか? 親が大事なのか、妹が大事なのか、それとももっと重い理由を抱えているのか? そこらへんがわからないから、怖いと思う。 このマンガはいろんな意味でとてもにぎやかな作品だ。 その中にあって、もっとも不穏なものを含んでいるはずの今回が、どこか寂しさを感じるほどの静けさで描かれている。 柳沢たちはものすごくバタバタしているのに、その中心部にいる「死神」と雪村先生だけは穏やかに微笑みあっていて、でも、互いの想いは語り合わない。 ふたりの会話をつなぐのは、「死神」がみたこともないE組なんだよね。 なるほど、殺せんせーにとってのE組とのファーストコンタクトは、雪村先生の想いを経由したものだったのか。 ...

『ワールドトリガー』第100話 「村上鋼・2」 感想

祝! 100話到達! いろいろいろいろありつつも、ここまで続いてくれたことに感謝です。 お祝いカラーはないけれど、葦原先生のお仕事を増やされても心配になるので、まあ、仕方ないか、と。 お揃いな隊服の三雲隊+迅さんのカラーを見たかったんだけどね。 さて本編。 ユーマが待ち受けていることに、鋼さんは気づいていて、あえてああいう派手なアクションをしてたのか。 鋼さんもいろいろと仕掛けてるんだなあ。 「うちのメガネく……じゃない。メガネ隊員は曲者ですよ」って、迅さん、まさかとは思うけど、オサムのフルネームを「メガネ・オサム」だとか思ってないよね(爆)。 いやいや、なぜ言い直した結果がそれなんだよ。 なぜだか、実況が、太刀川さんと迅さんのうちの子自慢になってるし……。 オサムの「今、鈴鳴にいなくなられるわけにはいかない……!」というのは、じゃあ、どういう状況を満たしたら「今」じゃなくなるんだよ、と。 太刀川さんが「スナイパーの援護がないのがバレるぞ」と言ってるあたりをみると、チカちゃんはオサムを援護するような動きはしてないようだし、オサムは何かの準備が整うのを待っている、ということなんだろうな。 それにしても、挟み撃ちにされてる那須さんが、一番、優勢にみえるあたり、那須さんどんだけ強いんだよ、と。 一方、ユーマと鋼の戦いは、激しい攻防を経ても決着がつかず、小休止。 「もぐら爪」とか「脚ブレード」とか「ブランチブレード」とか、ユーマの手数がものすごいんだけど、それを鋼さんが落ち着いてさばいてて、めっちゃ貫禄ある。 ボーダーの正隊員のアタッカーが使うような技は、鋼さんはコンプリート済な気がする。 だから、かなり意表を突いた使い方をするか、力尽くでねじふせるかでないと、鋼さんは崩せないんだろうな。 でも、軽量級のユーマに力尽くは難しいし。 これで、ユーマが勝ったりしたら、太刀川さんが「たのもーっ!」って押しかけてくるんだろうな(笑)。

『週刊少年ジャンプ』2015年20号 感想

『暗殺教室』 (第135話 過去の時間・2時間目) 別記事(超理論を理解し超壁ドンをきめてみせる超イケメン) 『ONE PIECE』 (第783話 “邪魔だ”) 「もし負けたなら…おれもここで…共に殺されるべきだ…!!!」というトラファルガー・ローの言葉に、本当にこの人、ドフラミンゴを討つことにしか、人生の意味を見出してないんだなあ、と思った。 そんでもって、その想いに応えつつ、だけど自分のポリシーも捨てないキャベンディッシュがめっちゃかっこええ。 「自殺願望はきけない…ぼくも残る。それで妥協しろ。キミが死ぬとしたらぼくの次だ!!」とか、かっこつけすぎだろ(泣)。 ルフィだけじゃなく、キャベンディッシュまで巻き込んじゃってるが、それでいいのか、トラファルガー・ロー! ところで、「ギア4」なんて繰り出したら、ルフィがおもちゃの兵隊さんくらいの大きさになっちゃったりしないのか? 『ハイキュー!!』 (第153話 3本目) 月島兄の「うちの弟はね! ガッカリするくらい冷静なんです!」ってセリフがなんかかわええ。 いや、いつもいろいろガッカリさせられてるんだろうなあ、でも、そういうとこもひっくるめて弟のことがかわいくてしかたないんだろうなあ。 お兄ちゃんといい、山口くんといい、ツッキー愛されすぎか!(爆) 「ツッキー突き指!? 大丈夫!?」は口に出して言ってみたら、なんか妙に楽しい気分になったので、これからのつまらないことがあった時のおまじないにしようかと思います(←結構、本気で)。 しかし、冷静ではあっても負けず嫌いがツッキーの本性だから、牛若相手に勝とうと思ってるなんてバカバカしい的なことを言いつつ、自分自身が「負けると思った」ことがおもしろくないんだな。 そして、絶望的な気分になってもおかしくない気分で、ただレシーブすることだけに集中しているノヤさんの、その職人っぷりがかっこよすぎるっ。 うぉ~っ。予告通り、3本目でクリアだよっ。 かっこよすぎるよ。 このノヤさんの姿に、ツッキーも感じるものがあったようだし、次回はツッキーのターンを期待している! 『食戟のソーマ』 (114 ゆきひら・改) 四宮先輩と日向子さんがあいかわらずなかよしさんで何よりです。 『火ノ丸相撲』 (第44番 小さくても…) 学校の中ではおとなびてみえる潮くんだけど、相撲部屋の中では、ただの相撲好き...

『暗殺教室』第135話 過去の時間・2時間目 感想、もしくは、超理論を理解し超壁ドンをきめてみせる超イケメン

柳沢の研究テーマは「反物質」。 それを人間の体内で生成しようというもの。 そういえば、前に「反物質臓」とかいう言葉がでてきたね。 実験台として「死神」が選ばれたのは、健康体だし、なみの人間より頑丈そうだし、死んでも誰も怒らないからか。 周囲の研究員たちも、人間を1000人以上も殺している「死神」なら、多少、非人道的なことをしても良心の呵責が少なくてすむ、ていうのもあるかもね。 「死神」は拘束台の上にあっても柳沢を殺せるらしいし、殺傷能力が高すぎるよ。 ところで、雪村先生と柳沢の関係は「婚約者」で正しかったらしい。 雪村先生が「お見合い相手」と称しているあたりが、恋愛感情ゼロっぷりを示しているが、有名バイオ企業の御曹司とあろうものが、下請け会社の娘を権力で縛りあげようというのは、なんともみみっちい。 家族を守るために、昼夜の激務に耐え、イヤな男の言うことに従ってるとか、茅野ちゃんがこのことを知ったらどう思うか。 結局のところ、殺せんせーの誕生は、柳沢の成果だけではなく「死神」の成果でもあったらしい。 殺せんせー2号的なものが出てこないのは、そのせいか? いや、実験をコントロールした結果、自分があんなファンシーな生物になるとは、思いもよらなかっただろうなあ。 「生きている限り反物質の生成を続ける」ということは、殺せんせーの中で、今も反物質が作られ続けているということ。 では、殺せんせーが3月に地球を爆破する、というのは、殺せんせーの意志とは関係なく、殺せんせーの中の反物質が爆発してしまう、ってことなのか? もしそうだとしたら、地球を滅ぼすのは殺せんせーじゃなくって柳沢じゃないか。 そして、「死神」のなんとゆー強烈な「壁ドン」。 うんうん。やっぱり、壁ドンはイケメンがやると様になるよねえ(笑)。 あれ、確実に、雪村先生が怒鳴られてることに対して、いらっとしてやったよね。 自分がどれだけひどい仕打ちを受けてても、笑みを浮かべて耐えてる人が、雪村先生が手荒い扱いを受けることには耐えられなかった。 なんかもうにやにやしてしまった。 そういえば、アニメの『暗殺教室』を観てて思ったんだが、「死神」は殺せんせー役の福山潤さんの十八番キャラの系統のような気がする。 アニメがどこまで続くのかは不明だけど、「死神」の声も聴いてみたいものだ。 それと、アニメのアフレコの打ち上に参加してる松井...

『ワールドトリガー』第99話 「那須隊・4」 感想

きちんと「熊谷隊員」と呼んでる迅さんとミカミカに対して、「くま」と呼び続けている太刀川さんのフリーダムさ。 それにしても「くま」って……意外と仲良しさんだったりするのか? ユーマが茜ちゃんのとこに飛んでったので、鋼さんと熊谷ちゃんが1対1状態に。 これはさすがに熊谷ちゃんピンチ! と思ったら、メテオラで粘るとかっ。 「玲の戦い方をイメージしたら、うまく体が動く気がする」って、熊谷ちゃん、どんだけ那須さんのことをよくみてるのかと。 でも、やっぱり鋼さんには勝てないかあ。 爆散とかめっちゃ怖い倒され方したなあ。鋼さん、容赦ねえ。 「もし、気持ちの強さで勝ち負けが左右されるってんなら……俺が1位になれるはずがない」って……後ろのC級隊員さんたちがドン引きしてるんですが(苦笑)。 「うわあ……嫌な1位……」って迅さんの合いの手が、半分くらいは本気のようにも思える。 どこかで風間さんが苦虫噛みつぶしたような顔してたりしてな。 いやあ、さすが太刀川さん、大物だわ。 かっこよすぎて、読んでて笑っちゃったわ。 なぜだか、太刀川さんがかっこいいとこみると笑っちゃうんだよね。風間さんなら、「うぉ~。さすが風間さん!」ってモードになるのに。 でもこのセリフは、1位の人間が高みから見下ろして言ってるセリフじゃなくて、みんなの勝ちたいという気持ちをきっちり受け止めてるからこその、セリフなんだよね。 「気持ちの強さで勝負が決まるって言っちまったら、じゃあ、負けた方の気持ちはショボかったのかって話になるだろ」っていうのは、負けない太刀川さんが、おまえたちの気持ちは全然ショボくないぜ、って認めてるってことなんだよね。 この太刀川さんのセリフが、顔を隠して泣いている熊谷ちゃんの絵にかぶっているところが、本当にステキ。 気持ちの強さで勝負は決まらないけど、気持ちが強くないと勝てる強さは得られない。 そういうことなんじゃないかな、って思う。 そして、その最たる例がオサムなんじゃないかな。 気持ちだけじゃ勝てないという事実を正面から受け止めて、それでも強くなりたいという気持ちに愚直に従うオサム。 立場が違うから言葉が違うけど、太刀川さんの考えとオサムの考えは、きっと同じなんだろう。 グラスホッパーを使ってオサムたちに合流する手もあったのに、あえて鋼さんとの一騎打ちを選んだユーマ。 「今回はあんたと遊んで行...

『週刊少年ジャンプ』2015年19号 感想

『ハイキュー!!』 (第152話 “左”の脅威) あのノヤさんが、受けるのがせいいっぱいなスパイクって……と思ってたら、「3本下さい。必ず慣れてみせる」とか、ノヤさんめっちゃかっけー!! しかし、今のとこやられる一方だな。 ノヤさんのレシーブとか、ツッキーのブロックとかは、牛若に慣れるまで我慢するしかないのか。 鵜養さんの作戦は、とにかくノヤさんが拾えるようにならなければ、まったく機能しないもんなあ。 それにしてもこの、レシーブに失敗しても、集中を保ってるノヤさんが、仕事人って感じで本当にかっこええ。 『食戟のソーマ』 (113 忘れられた野菜たち) ソーマの「ソースをひと舐めしただけではだけちまいそうだ」というモノローグをみて、ソーマまでおいしさレベルの頂点表現が「はだける」になってるのかっ、って思った(笑)。 普段は仏頂面な四宮先輩が、お客さんの前ではめっちゃ愛想がよくって、そういう顔の使い分けができるところが、仕事ができる男、って感じでかっちょええよなあ、と思ってたら、なんと日本語まで使い分けてた! このうえ、方言男子という属性まで盛ってくるかっ! そういうあざとさがまたいいです、四宮先輩(爆)。 『ワールドトリガー』 (第98話 那須隊・3) 別記事です。 『暗殺教室』 (第134話 過去の時間) 別記事(死神の失敗) 『BLEACH』 (BLEACH 622. The Agony) 座ってるだけでこれだけの破壊力とか、藍染様が最強すぎる。

『暗殺教室』第134話 過去の時間 感想、もしくは、死神の失敗

手足が二本ずつだった頃の殺せんせーがめっちゃイケメンだった。 なんとゆーか、かわいい系? そして、死神(仮)は、実は死神(弟子)だったようだ。 笑顔の雰囲気がちょっと死神(本物)に似てるのは、そういう風に育てられたからか。 今になって考えてみると、死神編で殺せんせーが烏間先生にすべてを託す余裕があったのは、弟子の能力を知り尽くしていて、烏間先生なら確実に勝てる、という算段があったからなのかも。 「利益と畏怖をぞんぶんに与えてる」というだけで、弟子が決して裏切らないと考えたのは、「死神」が明らかにあまいわけで、これだけなんでもできる人でも、自分の想像が及ばないところまでは考えられないってだけのことなんだろうな。 多分、弟子にとって、「死神」の名声とスキルを自分だけのものにできる、というのは、どんな利益もかなわない大きな魅力だったんだろう。 畏怖が大きければ大きいほど、「ああいう存在になりたい」という気持ちは強くなるんだろうな、と想像できるわけで、畏怖を与えるほど憧れは強くなり、彼を裏切りへと動かしたんじゃないかな。 「力に憧れる男」と弟子を評しながら、その「力」の象徴ともいえる自分を追い落とすわけがない、と考えてしまったのは、「死神」の価値観がえらく狭い世界で育ったものだからなのかもね。 この作品において、殺せんせーと敵対関係になった先生は、理事長先生と鷹岡の二人なんだが、今になって考えてみると、このふたりは思想的に「死神」に近い存在だ。 鷹岡は「死神」と同じく畏怖で生徒をしばりあげコントロールしようとし、理事長先生は殺せんせーと同じく、みずからの失敗を埋め合わせることに、自分のすべてをそそいでいる。 そう考えると、鷹岡の存在が意味深に思えてくる。 弟子の裏切りにあい「教える側として私に何が足りなかったのか?」と悩んでる「死神」が、死神編で「影響を与えた者が愚かだったのです」と生徒たちの前で言っている。 「自分の教育は完璧だったのに」から「自分がダメだった」という変化。 その最初のきっかけを与えたのが雪村先生だったんだろうね。 柳沢は雪村先生の彼氏説が浮上していたんだが、今回の柳沢のモルモット発言からして、そういう雰囲気じゃないな。 すると、本当に兄妹な可能性もある??? いや、それにしても、雪村先生、めっちゃかわいいなあ。 ところで、雪村先生のダサいシャツは、落ち込...

『ワールドトリガー』第98話 「那須隊・3」 感想

なんかヒュースが精神的虐待を受けてるようなんですけど、大丈夫なんでしょうか(苦笑)。 小南先輩が「うちの修」呼ばわりしてるのは、なんだかうれしいね。 最初のうちは、ボーダーに弱いやつはいらない的なこと言って、ユーマ以外は眼中にない感じだったのに、もうすっかり身内扱いなんだね。 前回の太刀川さんの「うちの出水」発言とか、そういう年上の隊員が年下の隊員を大事にしてる感がボーダーにはあふれてる。 「オレをこの部屋にひっぱり出したのはお前たちだ」というセリフからして、ヒュースは普段はどこかの部屋に軟禁状態、もしくは、みずから引きこもってるのかな? 林藤支部長の「……ということになってる」というのは、ヒュースを守るにあたって、後々の駆け引きのためというロジックで、ネイバーはすべて敵派の連中をなだめすかしてる、という意味だろうか。 どんだけ過激な連中でも、さらわれたC級隊員たちをできるだけ無傷で取り返したい、という思いを持ってるだろうし。 それにしても、本当に烏丸先輩はさらっと嘘をつくなあ。 ヒュースがあぜんとしてるじゃないか。 てか、なんでそんなに汗をかいてるんだ……。 「こええ、こいつこええよ」とか思ってるんだろうか。 きっとこれまでヒュースの周囲には、烏丸先輩みたいなタイプの人はいなかったんだろうなあ。 一方、ランク戦。 アタッカー3人の膠着状態は、鋼さんと熊谷ちゃんが同時にユーマを狙う、という形で崩れた。 ここで二人からの攻撃を腕一本の犠牲で回避し、そのうえ、茜ちゃんのスナイプまでかわすとは、本当にユーマが有能すぎ。 「そこか」と言って、茜ちゃんとこに突進してくとことか、めっちゃ怖かったよ。 「C級の白い悪魔」あらため「B級の白い悪魔」って呼ばれそうだよ。 熊谷ちゃんの、ベイルアウト指示に従わなかった茜ちゃん。 あそこで茜ちゃんがベイルアウトしてたら、ユーマがとってかえして熊谷ちゃんがピンチになるから、なんとかしたいって思いがあったんだろうけど。 それに、茜ちゃんは茜ちゃんなりに、ユーマを迎え撃つ算段は立ててたんだよなあ。 相手がユーマじゃなかったら、勝ててたかもしれん。 そして、機能しなくなっていた右腕をばっさり斬り捨てて囮に使うとか、あいかわらずユーマの戦闘慣れっぷりがすごい。 しかし、茜ちゃんを倒して1点とったのはいいけど、片腕で熊谷ちゃんと鋼さんを相手にするのは...

『週刊少年ジャンプ』2015年18号 感想

『食戟のソーマ』 (112 成長への道標) ソーマはお店に泊まりこみかあ。 四宮先輩は東京にも部屋を持ってるのかね。それとも、ホテル住まいとか? 日向子先輩のところにころがりこんでくれるとかいうのが一番おいしいんだが(爆)。 ソーマは決してヘコまないという確信の元にソーマをあおってる感じの四宮先輩がめっちゃよいです。 ところで、アニメの初回を観たけど、あれ、深夜枠とはいえ大丈夫なのかね(苦笑)。 なまじ絵と声優さんのクオリティが高いせいで、危険度が増してる気が。 『暗殺教室』 (第133話 告白の時間) 別記事(欠けるのは地球か先生か) 『ハイキュー!!』 (第151話 決勝初心者) 五色くんの無駄に力入ってる感じがかわいい。 しかし、この本気も牛若相手じゃ空回り気味でかわいそうだよなあ。 「本心から“頑張れ”って言っちゃってるからほんとタチ悪い」ってのは、チームメイトの本音なんだろうな。 この五色くんとか、大王様みたいに、牛若に対して対抗心を燃やし続けられる人ってのは少数派で、心が折れちゃった人がたくさんいそうな気がする。 決勝戦になるとテレビ中継がはいるとか、選手紹介のアナウンスが入るとか、5セットマッチになるとか、ずいぶんと違うもんなんだねえ。 田中くんのとこで「りゅう~!!」って声をかけてるのは冴子姉さんだろうね。 ツッキーのところで「蛍ー!!」って声かけてるのも冴子姉さんで、「チョット止めて!!」って言ってるのがお兄ちゃんな気がする。 ところで、嶋田さんのハッピに「大売り出し」って書いてあって笑った。 それ、嶋田マートの備品だろ(笑)。 そうだよね。ハッピをそろえるのだってお金かかるもんね。そんな余裕があったらバレーボール部に寄付するか、差し入れするよね。 烏野は全体的にスロースターターなイメージなんだが、今回もそうなってる。 そして、叫ぶスガさんが、若干、てんぱってる風情なのがなんかかわいい。 必死なんだよね。うん。 『ワールドトリガー』 (第97話 那須隊・2) 別記事

『暗殺教室』第133話 告白の時間 感想、もしくは、欠けるのは地球か先生か

無事に触手を抜いてもらえた茅野ちゃん。 よかった……。 さすがに殺せんせーが茅野ちゃんを死なせる展開にするとは思ってなかったけど、やっぱりちょっとビビってた(苦笑)。 そして、茅野ちゃんが助かったとわかった途端、案の定、カルマくんと中村ちゃんの渚くんイジリがはじまるし。 からかわれても、怒らず、素直に照れるだけな渚くんが、めっちゃ愛おしいです。 ところで、10秒で25HITは固いとか真顔で言ってる前原くん……相手は誰だよ(爆)。まあ、候補はたくさんいるんだろうね、うん。 片岡ちゃんもなにげに自信があるようだし……って、相手は中村ちゃんで(以下自粛)。 とか妄想してるどころじゃなかった。 殺せんせーのダメージがかつてなく大きかった。 最大の弱点である心臓を傷つけたんだから、そりゃそうなるよね。 しかし、殺せんせー、そんな状態でもシロの攻撃をよけた。 茅野ちゃんの背後にシロがいると読んで警戒してたのかな、と予想。 シロの正体は、天才科学者・柳沢。 殺せんせーを「造った」人なのかな。 片目が義眼っぽいのは、研究所の事故で傷を負ったとかそういうのかね。 「二代目」と呼ばれていたのは、死神(仮)なんだろうね。 ということは、この人もまた触手持ちになった? シロが茅野ちゃんに「水くさい事を言うなよ…たったひとりの兄さんに」と言っていたのは、イトナくんに殺せんせーのことを「兄さん」と呼ばせていたように、シロもまた触手持ちなのかな、いや、それだと殺せんせーが数に入ってないことになるな、いや、殺せんせーの存在を認めていないって意味かもしれないし、とかぐるぐる考えてたんだが、二代目まで持ち出してきたとなると、ますます、同じ触手持ちだから「兄さん」説は間違ってそうだ。 だとすると、シロが雪村先生の婚約者で、茅野ちゃんの「義兄」になる予定だった、ということなんかな。 茅野ちゃんも迷ってたんだよね。 イトナくんもそうだったように、触手の殺意に逆らえなかっただけで。 渚くんに声をかけられて、おもわず顔をそむけるとこがめっちゃかわいかった。 そして、磯貝くんが殺せんせーに真実を求める。 どんな時でもしっかりした委員長だよ。 でもって、ここにしっかり律ちゃんを描いてくれてうれしい。 先生たちと生徒たち。 教室を離れても、E組のすべてがそこにそろっている。 殺せんせーこそが本物の“死神”。 この設定...

『ワールドトリガー』第97話 「那須隊・2」 感想

鋼さんと熊谷ちゃんの一騎打ち、そこに乱入するユーマ。そして、隙を狙っている茜ちゃん。 熊谷ちゃんも結構、強いよなあ。 鋼さんに勝とうとせず、守りに徹すれば、五分に持ち込めるのかも。 ちょっとでも隙をつくれれば、茜ちゃんが倒してくれるんだから、守りに徹することに問題はないもんね。 ところで、迅さんが意外としっかり解説してるね(←失礼)。 一方、東岸は那須さん無双状態。 「素直な逃げ方……やっぱりまだ戦いなれてないのね」というモノローグが、強者感にあふれてるよなあ。 そして、あの華麗な変化弾の乱舞。 那須さんは戦う姿までもが美しいなあ。 太刀川さんがさりげに部下自慢してるけど、こんな追っかけ続けてくるものが、あの物量で飛んでくるんだから、出水はどんだけ怖いんだよ、って話だよ。 ここでついにヒュース再登場! お子様とカピバラに挟まれて座ってる絵がなんかシュール。 フードが不自然にふくらんでる部分があるってことは、角はまだあるんだろうな。 人の出入りが少なく、ネイバーに対して寛容な風土があり、万が一の時にもヒュースを抑え込める人材がそろっている玉狛支部は、ヒュースを引き取るには最適だろうね。 本部に置いておくと殺しにきそうな人もいるし。 主に三輪とか三輪とか三輪とか。 それに、アフトクラトルのせいで本部内で人死にが出てるわけで、本部の人たちはヒュースに対して寛容ではいられないだろうなあ。 太刀川さんがヒュースとの戦闘求めて玉狛に「たのもー!!」って殴り込みにくる絵を想像すると笑える。