『ワールドトリガー』第98話 「那須隊・3」 感想

なんかヒュースが精神的虐待を受けてるようなんですけど、大丈夫なんでしょうか(苦笑)。

小南先輩が「うちの修」呼ばわりしてるのは、なんだかうれしいね。
最初のうちは、ボーダーに弱いやつはいらない的なこと言って、ユーマ以外は眼中にない感じだったのに、もうすっかり身内扱いなんだね。
前回の太刀川さんの「うちの出水」発言とか、そういう年上の隊員が年下の隊員を大事にしてる感がボーダーにはあふれてる。

「オレをこの部屋にひっぱり出したのはお前たちだ」というセリフからして、ヒュースは普段はどこかの部屋に軟禁状態、もしくは、みずから引きこもってるのかな?

林藤支部長の「……ということになってる」というのは、ヒュースを守るにあたって、後々の駆け引きのためというロジックで、ネイバーはすべて敵派の連中をなだめすかしてる、という意味だろうか。
どんだけ過激な連中でも、さらわれたC級隊員たちをできるだけ無傷で取り返したい、という思いを持ってるだろうし。

それにしても、本当に烏丸先輩はさらっと嘘をつくなあ。
ヒュースがあぜんとしてるじゃないか。
てか、なんでそんなに汗をかいてるんだ……。
「こええ、こいつこええよ」とか思ってるんだろうか。
きっとこれまでヒュースの周囲には、烏丸先輩みたいなタイプの人はいなかったんだろうなあ。

一方、ランク戦。
アタッカー3人の膠着状態は、鋼さんと熊谷ちゃんが同時にユーマを狙う、という形で崩れた。
ここで二人からの攻撃を腕一本の犠牲で回避し、そのうえ、茜ちゃんのスナイプまでかわすとは、本当にユーマが有能すぎ。
「そこか」と言って、茜ちゃんとこに突進してくとことか、めっちゃ怖かったよ。
「C級の白い悪魔」あらため「B級の白い悪魔」って呼ばれそうだよ。

熊谷ちゃんの、ベイルアウト指示に従わなかった茜ちゃん。
あそこで茜ちゃんがベイルアウトしてたら、ユーマがとってかえして熊谷ちゃんがピンチになるから、なんとかしたいって思いがあったんだろうけど。
それに、茜ちゃんは茜ちゃんなりに、ユーマを迎え撃つ算段は立ててたんだよなあ。
相手がユーマじゃなかったら、勝ててたかもしれん。

そして、機能しなくなっていた右腕をばっさり斬り捨てて囮に使うとか、あいかわらずユーマの戦闘慣れっぷりがすごい。
しかし、茜ちゃんを倒して1点とったのはいいけど、片腕で熊谷ちゃんと鋼さんを相手にするのは無理がありすぎない?
すでに、熊谷ちゃんが鋼さんに倒されてる可能性もありそうだが。