『暗殺教室』第133話 告白の時間 感想、もしくは、欠けるのは地球か先生か

無事に触手を抜いてもらえた茅野ちゃん。
よかった……。
さすがに殺せんせーが茅野ちゃんを死なせる展開にするとは思ってなかったけど、やっぱりちょっとビビってた(苦笑)。

そして、茅野ちゃんが助かったとわかった途端、案の定、カルマくんと中村ちゃんの渚くんイジリがはじまるし。
からかわれても、怒らず、素直に照れるだけな渚くんが、めっちゃ愛おしいです。

ところで、10秒で25HITは固いとか真顔で言ってる前原くん……相手は誰だよ(爆)。まあ、候補はたくさんいるんだろうね、うん。
片岡ちゃんもなにげに自信があるようだし……って、相手は中村ちゃんで(以下自粛)。


とか妄想してるどころじゃなかった。
殺せんせーのダメージがかつてなく大きかった。
最大の弱点である心臓を傷つけたんだから、そりゃそうなるよね。


しかし、殺せんせー、そんな状態でもシロの攻撃をよけた。
茅野ちゃんの背後にシロがいると読んで警戒してたのかな、と予想。


シロの正体は、天才科学者・柳沢。
殺せんせーを「造った」人なのかな。
片目が義眼っぽいのは、研究所の事故で傷を負ったとかそういうのかね。

「二代目」と呼ばれていたのは、死神(仮)なんだろうね。
ということは、この人もまた触手持ちになった?

シロが茅野ちゃんに「水くさい事を言うなよ…たったひとりの兄さんに」と言っていたのは、イトナくんに殺せんせーのことを「兄さん」と呼ばせていたように、シロもまた触手持ちなのかな、いや、それだと殺せんせーが数に入ってないことになるな、いや、殺せんせーの存在を認めていないって意味かもしれないし、とかぐるぐる考えてたんだが、二代目まで持ち出してきたとなると、ますます、同じ触手持ちだから「兄さん」説は間違ってそうだ。
だとすると、シロが雪村先生の婚約者で、茅野ちゃんの「義兄」になる予定だった、ということなんかな。


茅野ちゃんも迷ってたんだよね。
イトナくんもそうだったように、触手の殺意に逆らえなかっただけで。
渚くんに声をかけられて、おもわず顔をそむけるとこがめっちゃかわいかった。


そして、磯貝くんが殺せんせーに真実を求める。
どんな時でもしっかりした委員長だよ。
でもって、ここにしっかり律ちゃんを描いてくれてうれしい。
先生たちと生徒たち。
教室を離れても、E組のすべてがそこにそろっている。


殺せんせーこそが本物の“死神”。

この設定でいろいろなことが腑に落ちた。
そもそも、E組の生徒たちを救うor守るために生徒たちに先生を暗殺させる、なんていう発想がどうして出てくるんだよ、というのが、この作品のもっとも根本的な謎だったんだが、殺せんせーが元々殺し屋だったのなら、なるほどこの人にとっては普通に出てきた発想だったんだろうな、と納得できる。
あとはまあ、超生物だから強い、というのはわかるんだけど、それにしても、改造手術だかなんだかで与えられたにしては、頭の回転がよすぎるとか、危機対応能力が高すぎるとか、要するにスペックが高すぎだろ、と思ってたんだが、それは元から持っていたスキルだったんだな、とか。


しかし、殺せんせーこそが本物の“死神”までは予想のうちだったが、放っておいても3月には死ぬ、というのは考えてもみなかった。
触手は宿主の命を削るというのは、殺せんせーにも適用できるものなの?

すると、1話で雪村先生が言った「あなたの時間をくれるなら…」というのは、残りの寿命をE組に捧げてください、くらいの重たさになるんだが……。


殺せんせーの背後に浮かんでいるのは欠けた月。
3月になったら、地球が欠けるのか、E組の担任が欠けるのか、別ルートがどこかにあるのか……。

いよいよ殺せんせーの過去編に突入。
いろいろとビビる。