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『アンデッドアンラック』(No.025 普通の身体に戻れたら) 感想

アンディと不運ちゃんがユニオンに加入した時、一番、反発していたのはタチアナちゃんだったけど、あの後、実力行使に出てたのね。 タチアナちゃんは不変さんがアンディのことを好きだと知っていた。 きっと、不変さん、タチアナちゃんにアンディのことを楽しそうに話してたんだろうな。 「それは事実だ。否定しない」 否定者が言う「否定しない」という言葉は、なんか重い気がする。 でも、いくらタチアナちゃんの方からつっかかってきたとはいえ、タチアナちゃんのカメラに全裸で張り付くのはいかがなもんだろう。 アンディは服がない状態に慣れすぎてて、そういうのに無頓着すぎるよね。 ニコにタチアナちゃんから離れるよう言われたのに、逆にタチアナちゃんにはりついた不運ちゃん。 不運ちゃんは不変さんを死なせたのは自分だって信じてるもんなあ。 アンディは、それがジーナの望みだったからこれでいいんだ、と考えているけど、そう言われたって簡単に割り切れるもんではないよね。 そんな不運ちゃんの気持ちを受け入れたタチアナちゃん。 タチアナちゃんもわかってはいたんだろう。 不変さんがユニオンの任務に疲れ切っていたことに。 タチアナちゃんの部屋を訪れて、ぬいぐるみたちを見て「わー!! かわいいコでいっぱいだね!!」っていう不運ちゃんかわいい。 「そうよ。あげないわよ」って、タチアナちゃんまだ拗ねてる感じなんだけど、それに「もらえないよ!! 大事なコ達でしょ?」って気を悪くせず、当然みたいに対応する不運ちゃん。 なるほど、この件があったから、ロンギングの任務の後、昏睡から目覚めた時、届けられたぬいぐるみがタチアナちゃんからのプレゼントだとわかったし、会議にそれを持ち込んで、タチアナちゃんにみせたのね。 「かわいいコをありがとう!」って、どうしてもいちはやく伝えたかったんだろうな、あれ。 不運ちゃんもタチアナちゃんも、人に素手で触れることができない能力。 だから今は、手袋と機械の手の握手しかできない。 でも「いつか」と約束をする。 多分、これまで、誰ともできなかった約束を。 そんなかわいいお嬢さんたちを見守るアンディとビリー様は、彼氏とおりこして父親っぽいな。 「ありがとう」「俺は何もしてねぇよ」 確かにアンディはタチアナちゃんに変なものみせた以外は何もしてないよね。 円卓の否定者にジュイスさんとか不変さんとか女性はいたけれ...

『週刊少年ジャンプ』2020年33・34合併号 感想

付録が連載中マンガのロゴステッカーなんだけど、こうやってみると『チェンソーマン』のロゴのそっけなさすごいな。 『ハイキュー!!』も単色、かつ、ゴシック系で飾りがない系のロゴだけど、ちょっと愛嬌ある感じにデザインされてる。 だけど、『チェンソーマン』のはあいそがないというかなんというか。 でも、それがめっちゃ『チェンソーマン』っぽいので、デザイナーさんはすごい。 『HUNTER×HUNTER』のロゴがドーンってあるのはちょっと笑った。 今号で『ハイキュー!!』が終わってしまって、連載陣の半数が今年連載開始したマンガになったらしい。 連載4年クラスが一気に抜けたからね。『ぼくたちは勉強ができない』も年内に完結しそうだし。 『僕のヒーローアカデミア』と『ブラッククローバー』が最古参組になってるってのはちょっと衝撃的だ。 『ONE PIECE』 (第985話 “新鬼ヶ島計画”) 「“光月おでん”である僕としては…!!」ってなんかすごいセリフだな。 で、ちゃんと「お前がおでんになっていいわけねぇだろ!!」ってツッコむルフィはめずらしく常識的だ。 手錠についているという爆弾が本物か偽物かで逡巡するヤマト。 親を信じたい気持ちと信じられない気持ちがせめぎあっているんだろうな。 でも、本物のおでんだったら、きっと気にせず島から飛び出すと思う。そういう意味では、ヤマトはどうしたっておでんにはなれない。 自分でもそこらへんのことは自覚あるんだろうけど。 『Dr.STONE』 (Z=159 LOCK ON) 相手が千空とわかっても、ゼノは暗殺をやめさせないか……。 千空の頭脳を惜しむ気持ちはあるけれど、千空が自分と同じ志を持ってくれるとは考えられない。 そして、敵対したら厄介とわかっている相手だからこそ殺すしかないんだろうな。 人類でたったひとりの、同じレベルで科学の話ができる相手なのに……。 『呪術廻戦』 (第114話 渋谷事変・33) 別記事(暇を持て余した邪悪の戯れ)になりました。 『チェンソーマン』 (第78話 ゆきがっせん) アキは雪合戦をしてるだけなのに死屍累々ってひどすぎない? 一般人まで巻き込んで殺してしまって、あきらかに引き返せないとこに行っちゃったじゃん。 それなのに、アキはただ、みんなと遊びたいだけなんだよ。 誰なの? こんな悪魔みたいな展開考えたの(←タツキ先生)...

『呪術廻戦』(第115話 渋谷事変・33) 感想(暇を持て余した邪悪の戯れ)

宿儺は完全にお遊びモードだけど、漏瑚は必死だなあ。 まあ、必死になるしかない状況なんであたりまえだけど。 それにしても、宿儺、めっちゃ楽しそう。 「俺が飽きるまで何度でも付き合うぞ?」って……俺が飽きた時がおまえが死ぬ時だ、って意味だよね、多分。 日下部先生とパンダと夏油一派の幹部ふたりは、蟻同士でもめてる場合じゃないってわかってるのに、下っ端はわかってないのね。 タップダンスする象さんの絵がなにげにかわいい。 「はやくはやく」ってその場駆け足してるパンダがかわええ。 めっちゃヤバい状況だってわかってるのに、日下部先生を見捨ててひとり(?)で逃げたりしないあたり、本当にいいヤツだな。 見捨てたとしても無駄だったっぽいが。 あんなところにいきなり宿儺が現れたら、そりゃあびっくりするよな。 蟻さんたちが何してようがどうだっていいはずなのに、わざわざちょっかいだしに来る宿儺。ノリノリである。 「まだだぞ」「まだまだ」「よしっ」って、宿儺がにっこにこすぎて笑う。 いや、本当に虎杖のからだで何やってんだよ。 そりゃあ「イタドリくぅ~ん?」って言いたくもなる。 でも、あの状況であれが言えるパンダは勇者だな。 ところで、高専側にあからさまに、虎杖が宿儺に乗っ取られたってバレちゃってるんだけど、これ大丈夫なの? 虎杖、死刑になったりしない? 宿儺が覚醒した時点で何かが起きてる、と知覚した呪術師はたくさんいたんだろうけど、それを宿儺と判断した描写が出ていたのは伏黒だけだったので、面識(?)のある伏黒にしか断定できないんだろうな、宿儺がすみやかに抑えられて、伏黒が黙っていれば、バレない可能性もあるのかな、と思ってたんだけど。 火の玉が墜ちて渋谷大崩壊! あれだけの人間が殺されて、一部は真人に変形させられてるんだけど、これの隠蔽って不可能じゃない? と思ってたんだけど、隕石落下で大惨事が発生! でごまかせそうな気がしてきた。 これまで、術式の開示で威力底上げ、という話がいろいろあったので、「術式の開示など狡い真似はせん」とか言われるとめっちゃ強者感が出るな。 もっとも、宿儺という存在自体が狡くない? って気分になってそうだけど、漏瑚。 今回、宿儺がはしゃぎすぎだけど、めっちゃかわいいというか愛嬌があるというか。 よっぽど漏瑚という存在がおもしろかったのかな。 漏瑚は五条先生とか宿儺とか、...

『ハイキュー!!』最終回 箇条書き感想

『ハイキュー!!』完結! 最終回がいろいろありすぎたので箇条書きしてみました。 もうちょっとちゃんとした感想はいつもの『ジャンプ』感想記事で。 ・見開きカラー表紙はキャラがほぼ総登場。めっちゃ細かい。「幽体離脱~」をやる宮兄弟とそれみて喜んでる天童、冷めた目でみてる白布。ボールで遊んでる宇内さんと星海とツッキー兄。百沢をにらみつける二口とうらやましそうにみてる青根あたりが特にツボ。 ・天童、ショコラティエになってたのか。確かに器用そうなイメージある。てか、天童が情熱大陸に出て、ウシワカが友人枠で出るのかよ! ・キラキラしながら「マブダチです」って言ってるウシワカがめっちゃ笑える。絶対、天童にそう言えって言われて、「そうか、おれたちはマブダチなのか」って納得して、心の底からそう言ってる ・研磨の家が音駒の連中のたまり場になってるのわかる。あの家なら多少、にぎやかにやっても大丈夫そう ・虎はバレー続けてるのね。犬岡は保育士か……あのスタミナと瞬発力が活かされていそう ・夜久さんはロシアでバレー続けてた! すごいな! ・スーツ+サングラス+オールバックの夜久さん……。音駒のみんなに会うので、キメキメにしてみた説を唱えてみる ・灰羽姉弟はモデルさんか。お姉さんはおっとり系だし、弟はやんちゃ系だしで、ちゃんとあの世界でやっていけてるのだろうか、と余計な心配をしてしまう ・叶歌ちゃんは女子バレー界のエースか。頼もしいな ・旭さんとノヤさんはあいかわらず仲良しさんだな ・「北極に現地集合」ってなにをどうやったらそんなことになるんだよ。でもってなぜかエジプトにいるし。そりゃあ、笑うしかない ・道宮ちゃん、セパタクローの選手になってた。てか、大地さんには結局、告白できなかったんだろうか ・ヘビの人とミカちゃんは愛知と東京に離れ離れ? 別れちゃった? それとも遠距離でつきあってる? ・大王様、アルゼンチン人になってた! バレーのためなら国籍だってかえちゃう! さすが大王様! ・世界ランク4位のチームのスターティングメンバーとかめっちゃすごい! ・あくまでも影山くんとウシワカとは敵対する立場であり続けるというのがいかにも大王様! ・そういえば、大王様はウシワカに阻まれ続けて一度も全国に行けなかったんだな。おかげで無名枠か ・日本×アルゼンチン戦なのに、顔にアルゼンチン国旗をペイントしてい...

『アンデッドアンラック』(No.024 かけがえのない人) 感想

アンディとリップの戦闘にタチアナちゃんが乱入してきた。 てか、タチアナちゃん、手足があったのね。 タチアナちゃん、あっさりファンとクリードを引き取ってくれたけど、ずいぶん自信あるんだな。 「治療行為」で腕を斬るのはダメだけど「戦闘行為」で斬るのはOKか。 この判定って誰がどういう基準でやってるんだろうな。 考えてみれば、不運ちゃんやシェンの能力発動を決める「好き」レベルもめっちゃあいまいな定義で、これを判定する存在がどっかにいるのかなあ。 ルールがあるからには、どこかに審判がいてもおかしくないと思うんだけど。 それとも、それこそが「神」なのか? ラトラちゃんがリップの鼻を治してたのは、リップは自分自身に対する治療ができないから? リップの能力は他対象かつ自己対象なのかな。 ラトラちゃんが顔に血を浴びたのを、リップの服でぬぐってるとこかわええ。 リップも好きにさせてるあたり、このふたり仲がよいよなあ。 リップが投げたメスはアンディの腕を貫通し、不運ちゃんに突き刺さった。 普段なら筋肉を再生することで止められる。実際、弾丸を止めてた。 でも、リップの攻撃を止めるための再生は、「治療行為」としてキャンセルされたのか? チカラくんをかばって不運ちゃんが飛び出しちゃうのは、不運ちゃんらしいんだけど、アンディにしてみれば最悪の事態だよね。 このアンディの怒りっぷりがすごい。 で、おでこのカードを抜こうとしたよね、アンディ。 これ、怒りのあまり我を忘れたようにも、不運ちゃんが死んだら何もかも終わりだから最終手段を使おうとしたようにもみえる。 でも、不運ちゃんはそれを止めた。 「いつものアンディで…ね?」 このなだめすかすような感じが、なんかすごい。 ヴィクターになることを、アンディは嫌がっていると知っているから、自分のためにそんなことさせたくはなかったんだろうなあ。 で、顔を覆っていた手をはずした時のアンディが、冷静なことにちょっとほっとした。 顔を手で覆っているアンディがめっちゃこわかったから。 チカラくんのサイコロ付きの髪ゴムは形見の品か。 前髪をしばった姿はいまいち決まらないけど、ずっとビビりまくってたチカラくんが、決死の想いを表した姿だ。 予想通り、チカラくんの能力は「UNMOVE」か。 人間どころか銃弾まで止めるとは、めっちゃ便利だな。 やっぱり運用次第では最強能力にな...

『週刊少年ジャンプ』2020年32号 感想

『ハイキュー!!』 (第401話 約束) 『ジャンプ』表紙&巻頭カラー! そして、次号、最終回か……さびしい……。 『ハイキュー!!』くらい長くやっててもやっぱり巻頭で最終回はないんだな。 まあ、それだったら『NARUTO』でやってるって話だが。 付録の特大ポスターの裏のスペシャル座談会がめっちゃおもしろい。 日向くんと木兎さんは自然な表情してるのに、影山くんとウシワカのあまりに不自然な笑顔が……。 いや、ふたりとも、めっちゃがんばってるのはわかるんだが……。 てか、こういう無理してる感じの顔、ファン的には逆においしい、というか、そういうことが好き! ってなりそう(←実際、私がそうなってる)。 それにしても座談会の内容ひどいな。ボケの飽和攻撃状態になっとる。 バレー選手が4人そろって話す内容が、馬とか虫とか……。しかも、当人たちかなり真面目に話し込んでるから、止めるのむずかしそうだし。 ツムがこの場にいたらツッコミしきれなくて頭抱えそう。 あと、スガさん考案のサインを押し付けられて、それをわけもわからないまま律儀に使っている影山くんが! すごくらしい! 本編内でスガさん、影山くんのサイン列に並んでたけど、自分が考案したサインをもらってどうするのかな。 周囲にみせびらかして「これおれが考えたんだぜ!」って自慢するつもりなのかな。 さて本編。 日向くんと影山くんのネット際の攻防は、影山くんの勝利! かと思いきや、日向くんが足でレシーブした! あいかわらずすごい反射神経。 で、日向くんの“コートの横幅めいっぱい”、に影山くんが反応しかけたと思ったら、木兎さんのスパイク! 日向くんを“最強の囮”にしようと言い出したのは影山くんなのに、その影山くんがひっかかるという! この! 流れの美しさ! かっこよさ! なんかもう、すべてに!をつけたくなる! 感無量って感じの日向くんと、めっちゃ悔しそうだしめっちゃうれしそうな影山くんの、表情の対比がたまらんですよ。 そして、試合後の日向くんと影山くんのやりとりは、高一の頃からまったく変わってないとこ、泣ける。 「俺は普通になったのだ」 「いえ、普通ではないと思います」 「赤葦、まさか、普通になった俺を見逃したのか…?」 この会話がめっちゃ木兎さんと赤葦だな。 そして、即座に思考を修正し、「すごく普通だな」と訂正して、木兎さんを「そうだな!...

『呪術廻戦』(第114話 渋谷事変・32) 感想(遺された者たちの選択)

いきなり掲載順があがってびっくらした。 このマンガ、掲載順の乱高下がはげしいよね。 伏黒パパが死んで、肉体は孫に戻ったか。死んでるけど。 孫が一番かわいそうだよな……本当にただの使い捨てだもん。 伏黒視点でみれば謎すぎる伏黒パパの行動だけど、今の渋谷は危険地帯だし、とりあえず戦える状態なら誰かの救援にまわらねばならないし、で考え込んでる余裕はない、と動き出したら、ワンショルダー兄ちゃんに斬られた。 えっ、この人、生きてたの? 七海さん、ちゃんととどめさしといてよ! って思ったんだけど、まあ、いろいろ余裕なかったもんね。 てか、伏黒斬られて、「死んだ」と思った。 伏黒じゃなくて、ワンショルダー兄ちゃんの方が。 だって、今、宿儺が表に出てるんだもん。 さて、これまでわりと空気だった日下部先生&パンダコンビがようやくでてきましたよ! そうか、日下部先生はこういうキャラだったのか……。 そうだよね、呪術師と言っても、みんながみんな戦闘マニアじゃないよね。 こういう、できれば危ないことやりたくない、って人がいてもおかしくない。 教師になったのも、教師やってればあんまり危ないことやらずにすむからだったりして。 日下部先生の口八丁にあっさりまるめこまれちゃうパンダかわいい……。 「コイツはパンダのくせに俺以上に人の心があるからな」に笑った。 確かに。 「だがパンダ故に渋谷の土地勘はない」 まあ、そうだろうね。 よくできた着ぐるみだろうな、くらいに思ってもらえそうだけど、それでもめっちゃ目立つわ。 そもそも、パンダが渋谷で何をするんだ、って話だが。 服はいらないしなあ。そういえば呪骸って食事はできるのかな。 夏油の一派は分裂していたか。 まあ、夏油自身を崇拝するミミナナちゃんたちにとっては、夏油のからだが利用されていることが見捨てておけない重大問題だけど、夏油の呪術師だけの世界というビジョンに共鳴した連中にとっては、掲げた理想をどう実現させるか、の方が問題だよね。 で、非術師を減らしてくれるのなら、偽夏油に従うのもアリという結論になるのか。 自分たちがより有利な世界で生き延びるために偽夏油についたのは九相図兄弟も同じだし。 夏油に意識があるのなら、どちらが自分の想いをくんでくれてると思うんだろうな。 自分の仇をとるために、ミミナナちゃんたちが命を懸けることは、望まないと思うんだが。...

『アンデッドアンラック』(No.023 俺が死ぬまで治らない) 感想

新キャラのチカラくんは、日本の男子高校生か。 いきなり周囲が英語だらけになってパニクったところを捕獲、ってあっちこっちで起きてるんだろうな。 あんなにすぐに現れたってことは、もともと、目をつけられてて、確証がとれたから誘拐された、ってことなのかも。 「水ダウ」って、「水曜のダウンタウン」? チカラくん、曜日の概念にはついていけてるの? いや、そもそもタイトルが違う可能性もあるか。「水道橋のダウンタウン」とか。 チカラくん、だるまさんがころんだ、的な能力か。 アンムーブってとこかな。ムーブってUMAがいるし。 でも、自分が動いてない間だけしか効かないって、単体だとほぼ役立たずだな。 動いてない、ってのが、足がふるえる、程度で解除されるし。 でも、他の否定者の能力と組み合わさればかなり強いかもしれない。 チカラくんが動けなくしてる間に、他の誰かが攻撃する、とか。 シェンとかはすっごいいやがりそうだよね、無抵抗の相手を攻撃するとか。 トップくんは、停止するために骨折してたっぽいから、チカラくんに止めてもらえるのならうれしいかも。 てか、勢いよく走ってる人を能力で止めたら、その勢いはそこで消えるのか? それとも、止められたとこから再開みたいなことになるのか? あと、本人が動いてなければいい、というのなら、車などの移動する物体に乗っているのはありなのかも。 だとしたら、自分は逃げつつ、相手を拘束状態にできる。 チカラくんが視認してないと発動しないらしいから、あんまり距離は稼げないだろうけど。 まあ、これもチカラくんが運転できないので、やっぱり誰かの助けがいるな。 でも、アンリペアは拘束型の能力者を欲しがってるから、やっぱり使い方次第なんだろうな。 こんな能力、どうやって自覚したんだろう。 たまたま誰かと目が合って、自分が止まったら相手も止まって、相手が「?????」みたいなことになった、ってことが何回かあったのかな。 「死ねば別の人間に移る」という設定が出てきた。 えっ、引き継ぎ制なの? ということは、不変さんの能力を持った人が、どこかにいるかもってこと? それと、否定者は生まれつきじゃなく、突然、能力が付与されるのか。 ごく普通に生きてて、ある日を境に突然、改変に取り残されるようになる、ってこわいな。 みずから命を絶つ人が多いってのも当然か。 となると、どの組織からも捕捉さ...

『週刊少年ジャンプ』2020年31号 感想

『ONE PIECE』 (第984話 “僕の聖書”) シフォンとローラはお父さんに会えたのか。 娘たちに加え、孫の顔までみれてうれしいだろうな。 一方、モモの助をみつけることはできたものの、敵が多すぎて動けないジンベエとニコ・ロビンたち。 紛れ込むために、カイドウ一味っぽい発言をしているものの、大根っぷりがひどすぎるな、ジンベエ。 それに比べて、ニコ・ロビンはさすがにうまい。 幼い頃から敵に囲まれて生きてきたような人だから、この手の演技には慣れているんだろう。 ヤマト、これまでさんざん、「カイドウの息子」と言われてきたのに、実は「カイドウの娘」だった。 でも、カイドウ本人が「息子」って言ってたような。 娘が「男になる!」って言ったから息子と呼んで、部下たちにも同じことを求めているのなら、めっちゃ理解のある父親だな、カイドウ。 でも、ヤマトは「男」になりたいんじゃなくて、「おでん」になりたいんだよね。 おでんの子供たちと赤鞘の侍たちが生きていると知ったら、そちらの味方になるだろうし、そうなったら父親と敵対することになるわけで、どうなるんだ? これ。 あと、おでんが書き残した「大切な事」って、ニコ・ロビンが狂喜乱舞する内容のような気がする。 『Dr.STONE』 (Z=157 同じ刻同じ場所で) ゼノは石化以前にすでにある程度の情報を握っていたのか。 そして、石化時点でスタンリーたち戦闘能力の高い人材と同じ場所にいた。 おまけに、指輪という形でプラチナまで手近にあった。 これは、かなりなアドバンテージだな。 スタンリーがゼノを守るようなポーズで石化してた絵がとても美しかった。 『ハイキュー!!』 (第400話 妖怪大戦争・2) ついに400話か。 でももう終わりそう(泣)。 高校編から出ているキャラのバックに、各校の横断幕が描かれる演出は泣く。 もう完全に泣かせにきてるよ、古舘先生。 ラストのコマが「飛べ」をバックに、日向くんと影山くんがネットをはさんで飛んでるとことか、あざとすぎるだろ、ってくらい泣かせにきてる。 あと、赤葦の「世界!!! 梟谷のエースを見てくれ!!!」ってとこ、何年経っても赤葦にとって木兎さんは「うちのエース」のままってことが、繰り返し描かれていて、そのたびに泣く。 『灼熱のニライカナイ』 (depth:2 小さな名探偵) イルカ男がいるのなら、タコ...

『呪術廻戦』(第113話 渋谷事変・31) 感想(「禪院」という呪い 「伏黒」という祝い)

伏黒パパに勝つイメージをつくろうとするけどつくりきれない伏黒。 まあ、そうだろうなあ。 今の伏黒と同じ年の五条先生があれだけ手こずった相手だからね。 家入先生、すでに渋谷入りしてたのか。 持ってる術式がレアすぎて、五条先生とは別枠で替えがきかない存在だから、戦わせる気はないとはいえ、こんな最前線まで連れてくるのも、かなりな決断なんじゃないかな。 てか、夜蛾学長の呪骸たちキモかわいいな。 伊地知さんと猪野さんの無事が確認できてホッとしている。 伏黒は初手から負ける前提で動く、か。 「無理を利かすなら自分自身」とか、呪術師、本当にいろいろとイカれている。 家入先生に治してもらえるとはいえ、自分の痛みを無視してるんだもんなあ。 そして、シリアスな戦闘シーンのはずなのに、兎さんがあふれている、という絵が微妙におかしい。 伏黒は10億で禪院に売られるとこだったか。 あれ、単位、億だよね、多分。 特級呪具が億越えの世界で、それを使いこなす側の術師がそれくらいの値段でもおかしくはない。 五条先生のせいでパワーバランス崩れてる御三家の一角・禪院家にしてみたら、相伝の術式を持つ子供はそれだけの値打ちがあるだろう。 跡取り娘たちにはその素質がないことは、この時点ですでに判明してそうだし。 伏黒的には、クソ親父に禪院家に売られかけた、って解釈だし、そうとしか思えなくて当然だけど、伏黒パパ的には、息子を保護してもらう意図があったんだな。 呪力をまったくもたず、禪院家の中でゴミみたいな扱い受けたけど、相伝の術式を持つ子供を無碍に扱うことはないだろう、と。 どうでもいい、と思いつつ、妻の「お願いね」という言葉を捨ておくことができなかった伏黒パパ。 コミックス情報を見る限り、伏黒パパはかなり本気で伏黒ママさんを好きだったぽいし。 名前をきかれて、伏黒は苗字だけを答えた。 それだけで、伏黒パパには十分だった。 「禪院じゃねぇのか」「よかったな」 伏黒にしてみれば、自分を圧倒していた相手が、名前きいて、「よかったな」って言って、自分の頭を貫いて死んだ、とかわけわかんないだろ。 自分の父親だってこともわかってないし。 伏黒、五条先生とはじめて会った時に、父親の顔も覚えてない、って言ってたもんなあ。 あれだけ顔が似てれば気づきそうな気もするけど、当主と知り合いということは、禪院家の者かもしれない、と察し...

『アンデッドアンラック』(No.022 どっちがいいのかな) 感想

不運ちゃんのドレス40万円でヒール10万円か。アンディのおごりらしいけど、そのお金はどこから出てるんだろう。 アンディの能力なら、普通じゃない手でそこそこ稼げそうな気はするけど。 アンディのスーツは20万円。クロちゃんにコピーさせてるので、タダにもできるけど、盗んだみたいで気分が悪いので、実物をちゃんと買ってあるってのがえらい。 本屋で必要なページだけスマホで写す、みたいなことだからな。 否定者が言語統一のせいでみつけやすくなってる、か。 英語圏で育った否定者はまだいいけど、そうじゃない否定者は、いきなり周囲が英語をしゃべりだして、本とかも全部、英語になったとか、めっちゃこわいよね。 改変は過去に遡って行われるってことは、周囲の人たちには、これまで英語をしゃべってた人がいきなり理解のできないことをわめきだした、ってことになるのかな。 そうなると、さらに状況がキツイ。 英語を学ぼうにも、英語しか言語がないのなら、英会話教室とかもないわけで、これどうにもならない。 よく考えると、「銀河」が追加された件でも、星のことを何も知らない超ものしらずな人扱いになるんだよね。 てか「曜日」も知らないとか、無知で済まされない気がする。 こういう改変が何度も何度もあったってことを、不運ちゃんが認識してないのは、ひきこもりだったせいかな。 「奴ら勝手に命を絶ちますのに」ってセリフだけで、否定者が生きることの過酷さがわかる。 実際、不運ちゃんもそれやりかけたわけだし。 「能力と向き合い生きる」 「絶望して死を選ぶ」 「開きなおり悪さをする」 この3つしかルートがないのなら、「死を選ぶ」って人が最多になるのもわかる。 でも、不運ちゃんとアンディの前には、もうひとつのルートが示されている。 「元凶を殺す」 そして、ほとんどの否定者は、この4つ目のルートを知らないままで死んでいくんだろうな。 そもそも、ジュイスも認めている通り、4つ目のルートを選んだユニオンも、きれいなだけの組織じゃないし。 リップは英語も中国語もしゃべれる人か。 シェンは喜ぶかな、とちょっと思ったけど、シェンはムイちゃんと中国語でしゃべりたいだけなんだろうな。多分。 アンディに不運ちゃんがぶらさがって特攻スタイルに、完全に慣れた不運ちゃんが頼もしすぎる。

『週刊少年ジャンプ』2020年30号 感想

「『ジャンプ』は時々、土曜に出るから気をつけろ!」だけど、月曜が祝日じゃないのに土曜発売は珍しい。 なんか、流通の関係らしいけど。 『灼熱のニライカナイ』 (depth:1 イルカとサメ) タイトルが『灼熱のニライカナイ』で英語タイトルが『HARDBOILED AND DOLPHIN』ってどういうことなんだってばよ! と思ってたら、そういうことか。 「どう考えても彼女、イルカに育てられてる」がここにつながるとは! 鮫島さんの「そうきたか」に本気でシンクロしてしまったよ。 てか、イルカ男の名前が「オルフェウス」ってなんかすごいな。 神話ではオルフェウスは妻を取り返すために冥府に行ったけど、確かニライカナイも「あの世」という解釈があったと思うので、関連付けしようと思えばできる……のか? 『ハイキュー!!』 (第399話 化身) 「どっちが点獲ってもアガる試合観てるウチら、無敵じゃん…?」って、それ、読者にも言えることじゃない? でも、これが最後の試合かも、と思いながら観てるから、無敵じゃない。 これからずっと日向くんや影山くんの試合を観られる冴子姉さんたちがうらやましい。 最後のページの「もっとやろうぜ」ってとこの影山くんのラスボス感がすごい。 真の「コート上の王様」になってる。 『破壊神マグちゃん』 (第2話 少年 藤沢 錬) プロフ帳的なものって、私が小学生の頃にもあったけど、いまだにあるんだね。 錬くんの思春期真っ只中っぷりが微笑ましいよなあ。 てか、あの年頃で、いろいろ言い訳しつつも、ちゃんと女の子を買い物に誘えるのはえらい! あと、わけわかんない生物が爆発するとか言われて、ちゃんと対処できるのすごい! 髪どめつけたマグちゃんがかわいすぎてころげる。 「きゅっ」って擬音がまたよい味だしてる。 これぬいぐるみが出たら買っちゃうかもしれない(ちなみに我が家にあるぬいぐるみはすべて殺せんせーだ)。 錬くんには気の毒だけど、流々ちゃんが喜んでくれてるんだから、ちょっとは救いがある……かも。 なんかよくわからんけど、このマンガ、めっちゃなごむ。 『チェンソーマン』と『呪術廻戦』ですさんだ心にしみるわ……。 『アクタージュ』 (screen118.鬼の巣) 大河ドラマってなると、キャストの数がすごいことになるよね。 夜凪ちゃんが演じる少女時代だけでも、結構な数の役者さんと絡...

『呪術廻戦』(第112話 渋谷事変・30) 感想(暴君の復活)

渋谷事変もう30話なのか。現在『呪術廻戦』の1/4以上が渋谷事変なんだな。 表紙は顎と口をつかまれる虎杖。 本当にもう散々だよなあ、虎杖。 てか、漏瑚、10本の指を材料に宿儺と取引するのかと思ったら、一気に喰わせたな。 で、ついに宿儺が主導権をとっちゃったし。 ミミナナちゃんが「息していいんだよね!? 殺されないよね!?」と迷うくらいの強圧っぷり。 いや、この表現すごいよね。生きるために最低限必要なことすら許されないんじゃないか、というのは。 宿儺の視界に入っているってことは、それだけで死を覚悟すべきことなんだよね、本来は。 虎杖はめっちゃ普通にしてるけど。 そう考えると、宿儺と一対一で対峙して、臨戦態勢に入れた伏黒もすごいな。虎杖を放っておけなかったとはいえ。 で、「頭が高いな」と言われたら平伏しないと、頭をすっとばされるという傲慢さ。 宿儺はなんでもスパスパ切るな……。 これ「体が勝手に」というのは、なんらかの術式で無理やり動かされたのか、威圧感ありすぎてからだが反射的に動いたのか。 どっちにしろ、ミミナナちゃんの土下座が正解で、片膝をついただけの漏瑚は不正解だったらしい。 やっぱりミミナナちゃんは、夏油(偽)を殺したいらしい。 五条先生はあの中に本物の夏油がまだ残っていると判断したけれど、ミミナナちゃんは、あれは100%偽物だと思ってるんだろうな。 だから、外見だけ夏油なあの存在は、消し去りたいんだろう。 これ、能力的な差というよりは、五条先生と親友やってた頃の夏油は素というか地というか、苦悩抱えつつもキャラをつくってない状態で、ミミナナちゃんと接していた時の夏油は、信じる正義以外のものをすべて切り捨てた、ある意味、つくったキャラだったからなんじゃないかな、って思った。 夏油は、ミミナナちゃんの前では、彼女たちにとって理想的な庇護者、であろうとしていたんじゃないかな、って気がするんだ。 そこにも多分、愛情はあったんだろうけど、どんな存在も、五条先生の埋め合わせにはなれなかった。 五条先生の親友枠には、現在にいたるまで夏油しか入れてないのと同じで。 それでも、ミミナナちゃんにとっては、夏油の髪をとかしたり、寄り添って本を読んだりする生活が至福で、夏油のそばにしか幸せな時間は存在しなかった。 それがたとえ夏油の素でなくても、それこそがミミナナちゃんにとっての「夏油...