『呪術廻戦』(第112話 渋谷事変・30) 感想(暴君の復活)
渋谷事変もう30話なのか。現在『呪術廻戦』の1/4以上が渋谷事変なんだな。
表紙は顎と口をつかまれる虎杖。
本当にもう散々だよなあ、虎杖。
てか、漏瑚、10本の指を材料に宿儺と取引するのかと思ったら、一気に喰わせたな。
で、ついに宿儺が主導権をとっちゃったし。
ミミナナちゃんが「息していいんだよね!? 殺されないよね!?」と迷うくらいの強圧っぷり。
いや、この表現すごいよね。生きるために最低限必要なことすら許されないんじゃないか、というのは。
宿儺の視界に入っているってことは、それだけで死を覚悟すべきことなんだよね、本来は。
虎杖はめっちゃ普通にしてるけど。
そう考えると、宿儺と一対一で対峙して、臨戦態勢に入れた伏黒もすごいな。虎杖を放っておけなかったとはいえ。
で、「頭が高いな」と言われたら平伏しないと、頭をすっとばされるという傲慢さ。
宿儺はなんでもスパスパ切るな……。
これ「体が勝手に」というのは、なんらかの術式で無理やり動かされたのか、威圧感ありすぎてからだが反射的に動いたのか。
どっちにしろ、ミミナナちゃんの土下座が正解で、片膝をついただけの漏瑚は不正解だったらしい。
やっぱりミミナナちゃんは、夏油(偽)を殺したいらしい。
五条先生はあの中に本物の夏油がまだ残っていると判断したけれど、ミミナナちゃんは、あれは100%偽物だと思ってるんだろうな。
だから、外見だけ夏油なあの存在は、消し去りたいんだろう。
これ、能力的な差というよりは、五条先生と親友やってた頃の夏油は素というか地というか、苦悩抱えつつもキャラをつくってない状態で、ミミナナちゃんと接していた時の夏油は、信じる正義以外のものをすべて切り捨てた、ある意味、つくったキャラだったからなんじゃないかな、って思った。
夏油は、ミミナナちゃんの前では、彼女たちにとって理想的な庇護者、であろうとしていたんじゃないかな、って気がするんだ。
そこにも多分、愛情はあったんだろうけど、どんな存在も、五条先生の埋め合わせにはなれなかった。
五条先生の親友枠には、現在にいたるまで夏油しか入れてないのと同じで。
それでも、ミミナナちゃんにとっては、夏油の髪をとかしたり、寄り添って本を読んだりする生活が至福で、夏油のそばにしか幸せな時間は存在しなかった。
それがたとえ夏油の素でなくても、それこそがミミナナちゃんにとっての「夏油様」なんだから、それはふたりにとっての「本物」の夏油傑だろう。
「大好き」「大好き」「大好き」のとこに描かれているのが、耳だったり、本をつかむ手だったり、ちょっとさびしげな眼だったりと、細かなパーツなところに、ミミナナちゃんがどれだけ夏油に心酔し、依存していたのかがわかる。
それほどの強い執着がなければ救われなかったほど、ふたりの心の傷は深いんだろう。
まあ、あの生い立ちではもっともだし、そこから救い出してくれた夏油は、神様と呼ぶにふさわしい存在だ。
そんな存在が失われた。
でも、殺した相手が、夏油が「親友」と呼ぶ存在だから、まだ納得もできた。
それなのに、中身が別人になって現れるとか、神への冒涜でしかない。
そりゃあ、殺す、以外の選択肢はないだろう。
でも、その怒りに目がくらんで、奈々子ちゃんは失敗した。
宿儺に「取引」を持ち掛けてしまった。
でも、宿儺にしてみればそれは「指図」なんだよね。
てかもう、この場合、目の前に宿儺が現れた時点で、すでに詰んでて、何を言ってもダメだったような気がするな。
ただただ床に額をこすりつけて、自分たちごときが視界に入ってしまい申し訳ない、って謝り倒してればよかったのかな、とも思ったんだけど、「言ってみろ」と言ってやったのに謝るだけとか、おれの言うことに逆らうのか、になりそう。
超理不尽!
でも、理不尽だからこそ「呪い」なんだろうな。
ミミナナちゃん、こんなにあっさり退場か。
夏油(偽)に、ちゃんと“縛り”つくらないからダメなんだよ、的な煽られ方したから、今度はちゃんとしようとしたら、それを考えた時点で不敬! ってなって殺されるとか。
超理不尽!
たくさんの命を奪ってきたであろう子たちだから、無残な最期はその報いとも受け取れるけど、あんな環境に生まれなければ、普通に女子高生やってたんだろうな、と思うとつらい。
さて、残された漏瑚は同じような問いを受けて「用は……ない!!」と答えた。
宿儺を虎杖から解放するのが第一目標だったから、すでに最低ラインはクリアできてるもんな。
で、虎杖との間に“縛り”をつくって肉体の主導権を維持し続けろ、とアドバイスしたのに、「必要ない」とあっさり返され、「えー?」ってなってる漏瑚がめっちゃかわええんですがっ!
漏瑚は、宿儺が虎杖の肉体の主導権を欲しがってると信じてたんだろうな。
でも、宿儺は「俺には俺の計画がある」という。
つまり、虎杖がこれまで宿儺を抑え込めていたのは、虎杖の特殊体質(?)のおかげってだけではなく、宿儺が本気だしてなかったから、という可能性がある?
てか、宿儺の「計画」ってなんだろ。
「俺に一撃でも入れられたら、呪霊の下についてやる」
こんなこと言った以上、宿儺は一撃も入れさせない気がする。
「下」って時点で、もう、宿儺が許容するわけない。
でも、「一人を除いてな」ってわざわざ付け足したあたり、意外と受け入れる気あるのかも、とかちょっと揺らぐ。
てか、「一人」って明らかに伏黒だよね。
えっ、これもしかして宿儺VS伏黒パパがみられる可能性ある?
表紙は顎と口をつかまれる虎杖。
本当にもう散々だよなあ、虎杖。
てか、漏瑚、10本の指を材料に宿儺と取引するのかと思ったら、一気に喰わせたな。
で、ついに宿儺が主導権をとっちゃったし。
ミミナナちゃんが「息していいんだよね!? 殺されないよね!?」と迷うくらいの強圧っぷり。
いや、この表現すごいよね。生きるために最低限必要なことすら許されないんじゃないか、というのは。
宿儺の視界に入っているってことは、それだけで死を覚悟すべきことなんだよね、本来は。
虎杖はめっちゃ普通にしてるけど。
そう考えると、宿儺と一対一で対峙して、臨戦態勢に入れた伏黒もすごいな。虎杖を放っておけなかったとはいえ。
で、「頭が高いな」と言われたら平伏しないと、頭をすっとばされるという傲慢さ。
宿儺はなんでもスパスパ切るな……。
これ「体が勝手に」というのは、なんらかの術式で無理やり動かされたのか、威圧感ありすぎてからだが反射的に動いたのか。
どっちにしろ、ミミナナちゃんの土下座が正解で、片膝をついただけの漏瑚は不正解だったらしい。
やっぱりミミナナちゃんは、夏油(偽)を殺したいらしい。
五条先生はあの中に本物の夏油がまだ残っていると判断したけれど、ミミナナちゃんは、あれは100%偽物だと思ってるんだろうな。
だから、外見だけ夏油なあの存在は、消し去りたいんだろう。
これ、能力的な差というよりは、五条先生と親友やってた頃の夏油は素というか地というか、苦悩抱えつつもキャラをつくってない状態で、ミミナナちゃんと接していた時の夏油は、信じる正義以外のものをすべて切り捨てた、ある意味、つくったキャラだったからなんじゃないかな、って思った。
夏油は、ミミナナちゃんの前では、彼女たちにとって理想的な庇護者、であろうとしていたんじゃないかな、って気がするんだ。
そこにも多分、愛情はあったんだろうけど、どんな存在も、五条先生の埋め合わせにはなれなかった。
五条先生の親友枠には、現在にいたるまで夏油しか入れてないのと同じで。
それでも、ミミナナちゃんにとっては、夏油の髪をとかしたり、寄り添って本を読んだりする生活が至福で、夏油のそばにしか幸せな時間は存在しなかった。
それがたとえ夏油の素でなくても、それこそがミミナナちゃんにとっての「夏油様」なんだから、それはふたりにとっての「本物」の夏油傑だろう。
「大好き」「大好き」「大好き」のとこに描かれているのが、耳だったり、本をつかむ手だったり、ちょっとさびしげな眼だったりと、細かなパーツなところに、ミミナナちゃんがどれだけ夏油に心酔し、依存していたのかがわかる。
それほどの強い執着がなければ救われなかったほど、ふたりの心の傷は深いんだろう。
まあ、あの生い立ちではもっともだし、そこから救い出してくれた夏油は、神様と呼ぶにふさわしい存在だ。
そんな存在が失われた。
でも、殺した相手が、夏油が「親友」と呼ぶ存在だから、まだ納得もできた。
それなのに、中身が別人になって現れるとか、神への冒涜でしかない。
そりゃあ、殺す、以外の選択肢はないだろう。
でも、その怒りに目がくらんで、奈々子ちゃんは失敗した。
宿儺に「取引」を持ち掛けてしまった。
でも、宿儺にしてみればそれは「指図」なんだよね。
てかもう、この場合、目の前に宿儺が現れた時点で、すでに詰んでて、何を言ってもダメだったような気がするな。
ただただ床に額をこすりつけて、自分たちごときが視界に入ってしまい申し訳ない、って謝り倒してればよかったのかな、とも思ったんだけど、「言ってみろ」と言ってやったのに謝るだけとか、おれの言うことに逆らうのか、になりそう。
超理不尽!
でも、理不尽だからこそ「呪い」なんだろうな。
ミミナナちゃん、こんなにあっさり退場か。
夏油(偽)に、ちゃんと“縛り”つくらないからダメなんだよ、的な煽られ方したから、今度はちゃんとしようとしたら、それを考えた時点で不敬! ってなって殺されるとか。
超理不尽!
たくさんの命を奪ってきたであろう子たちだから、無残な最期はその報いとも受け取れるけど、あんな環境に生まれなければ、普通に女子高生やってたんだろうな、と思うとつらい。
さて、残された漏瑚は同じような問いを受けて「用は……ない!!」と答えた。
宿儺を虎杖から解放するのが第一目標だったから、すでに最低ラインはクリアできてるもんな。
で、虎杖との間に“縛り”をつくって肉体の主導権を維持し続けろ、とアドバイスしたのに、「必要ない」とあっさり返され、「えー?」ってなってる漏瑚がめっちゃかわええんですがっ!
漏瑚は、宿儺が虎杖の肉体の主導権を欲しがってると信じてたんだろうな。
でも、宿儺は「俺には俺の計画がある」という。
つまり、虎杖がこれまで宿儺を抑え込めていたのは、虎杖の特殊体質(?)のおかげってだけではなく、宿儺が本気だしてなかったから、という可能性がある?
てか、宿儺の「計画」ってなんだろ。
「俺に一撃でも入れられたら、呪霊の下についてやる」
こんなこと言った以上、宿儺は一撃も入れさせない気がする。
「下」って時点で、もう、宿儺が許容するわけない。
でも、「一人を除いてな」ってわざわざ付け足したあたり、意外と受け入れる気あるのかも、とかちょっと揺らぐ。
てか、「一人」って明らかに伏黒だよね。
えっ、これもしかして宿儺VS伏黒パパがみられる可能性ある?