『アンデッドアンラック』(No.022 どっちがいいのかな) 感想

不運ちゃんのドレス40万円でヒール10万円か。アンディのおごりらしいけど、そのお金はどこから出てるんだろう。
アンディの能力なら、普通じゃない手でそこそこ稼げそうな気はするけど。
アンディのスーツは20万円。クロちゃんにコピーさせてるので、タダにもできるけど、盗んだみたいで気分が悪いので、実物をちゃんと買ってあるってのがえらい。
本屋で必要なページだけスマホで写す、みたいなことだからな。

否定者が言語統一のせいでみつけやすくなってる、か。
英語圏で育った否定者はまだいいけど、そうじゃない否定者は、いきなり周囲が英語をしゃべりだして、本とかも全部、英語になったとか、めっちゃこわいよね。
改変は過去に遡って行われるってことは、周囲の人たちには、これまで英語をしゃべってた人がいきなり理解のできないことをわめきだした、ってことになるのかな。
そうなると、さらに状況がキツイ。
英語を学ぼうにも、英語しか言語がないのなら、英会話教室とかもないわけで、これどうにもならない。

よく考えると、「銀河」が追加された件でも、星のことを何も知らない超ものしらずな人扱いになるんだよね。
てか「曜日」も知らないとか、無知で済まされない気がする。
こういう改変が何度も何度もあったってことを、不運ちゃんが認識してないのは、ひきこもりだったせいかな。

「奴ら勝手に命を絶ちますのに」ってセリフだけで、否定者が生きることの過酷さがわかる。
実際、不運ちゃんもそれやりかけたわけだし。

「能力と向き合い生きる」
「絶望して死を選ぶ」
「開きなおり悪さをする」
この3つしかルートがないのなら、「死を選ぶ」って人が最多になるのもわかる。
でも、不運ちゃんとアンディの前には、もうひとつのルートが示されている。
「元凶を殺す」
そして、ほとんどの否定者は、この4つ目のルートを知らないままで死んでいくんだろうな。
そもそも、ジュイスも認めている通り、4つ目のルートを選んだユニオンも、きれいなだけの組織じゃないし。

リップは英語も中国語もしゃべれる人か。
シェンは喜ぶかな、とちょっと思ったけど、シェンはムイちゃんと中国語でしゃべりたいだけなんだろうな。多分。

アンディに不運ちゃんがぶらさがって特攻スタイルに、完全に慣れた不運ちゃんが頼もしすぎる。