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11月, 2020の投稿を表示しています

『ワールドトリガー』第203話「遠征選抜試験」 感想(ドリームチームをつくろう!)

河原の自転車練習ではじまってびっくりした。 それにしても、ユーマうまくなったな。 最初の頃は川につっこんでたのに。 自転車に関しては、ヒュースもユーマと似たような反応か。 これで走れるのはおかしい、という。 「こっちの世界は地面がかなり平らだから」とユーマは言ってるけど、平らじゃない土地もいっぱいあるよ! とは言っても、玄界から三門市内に直接入ってきて、いまだに一度も市内から出たことがない可能性あるな、ユーマ。 それにしても、自転車でコケてるヒュースの絵がおもしろすぎる。 無表情で転げてるし! と思ったんだけど、ツノなしだからトリオン体なのね。だから痛みはないのか。 まあ、ツノ付きではさすがに外出しないよね。 選抜試験の参加者事前アンケートか。 遠征に行きたいか否か、遠征に行きたいのならチームで行きたいか、一緒に遠征に行きたい人(自チーム除く)、一緒に行きたくない人。 これ、一緒に行きたくない人に自チームの人書いたらどうなんの?(さすがにいないだろうが) 三雲隊のみんなは、遠征に行きたい。チームで行きたい、で統一だろうけど、行きたい人、行きたくない人はさすがにばらばらだな。 オサムが一緒に行きたい人は、木虎ちゃん、菊地原、出水、東さん、二宮さん。一緒に行きたくない人は香取ちゃん。 行きたい人は、頼りになる人、という基準で選んでる感じがするな。 みんな、オサムの助けになってくれた人たちだ。 二宮さんは……気になる人、って感じなのかな。 で、香取ちゃんとは行きたくない、というのは、嫌い、とかではなくて、ランク戦の様子で自分嫌われてるっぽい、と察したからではないかな。 ユーマの一緒に行きたい人は、緑川、カゲさん、ゾエさん、鋼、当真。 本人の言う通り、仲良しさんだけで固めている。 行きたくない人はなしか? チカちゃんの一緒に行きたい人はユズルくんだけ、か。 これは、ユズルくんが知ったら赤面すること間違いなし。 行きたくない人は多分、入れなかったんだろうな。 ヒュースの一緒に行きたい人は、東さん、鋼、犬飼、水上、人見さん、今ちゃん。 東さん、鋼、犬飼、水上というチョイスは渋いというか、玄人好みというか。みんな、強力サポートタイプって感じだな。 「厄介さ」が基準らしいが。 生駒さんより水上の方が厄介か……なんとなくわかるけど。 オペレータ陣の中から人見さんと今ちゃんをチョイスし...

『アンデッドアンラック』(No.041 痛みなんざどうでもいい) 感想(死ねない、という痛み)

表紙は上段が現代(?)の高速道路上でのアンディ&風子ちゃんで、下段が過去のアンディ&風子ちゃん。 ふたりは出会いを繰り返し、お姫様抱っこを繰り返すのですね。 てか、いつみても、アンディの腕にすっぽりはまってる風子ちゃんのジャストサイズ感はすばらしい。 アンディ、英語しゃべってたから、英語できない風子ちゃんはどうするの、と思ってたら、日本語も普通にしゃべってる。 ヴィクターの記憶は失ってても、知識は残ってる感じなのかな。 風子ちゃんは魂だけになっても「不運」は消えない。 否定能力は肉体にくっついてるんじゃなくって、魂にくっついてるってこと? UMAゴーストが追加された場合、魂の復活みたいなものが可能になって、過去の否定能力者が再利用(?)できるとかだったら、なかなかすごいな。 でも、否定能力者が死ぬと、その能力が他者に移動する、ということは、否定能力の重複が発生してしまうけど、それはどうなるんだ? たとえば、ジーナさんが幽霊として復活しても、「不変」の後継者の能力はそのままなのか? 突然、現れて、「アナタの未来を知っている!!」とか言われても、何がなんだかわからないよね。 それでも、アンディのタトゥーを知っているから無視もできなくて、とりあえず一緒に食事でもするか、となった。 アンディは記憶がない状態で、自分の正体の手がかりを求めて、あちこちをさまよっている。 1865年はアメリカで南北戦争が終わった年で、アンディは「南北の戦争が終わって色んな場所が荒れてる」と言ってるから、胸の「1865」のタトゥーは、ヴィクターからアンディに変わった年っぽい。 アンディにその記憶がないということは、ヴィクターが残したものだと思うけど。 1865年は日本では慶応元年で、多分、この記憶の時点では明治になってる。 ジョシュは「侍に会いに行きたくてよぉ!!」って言ってるけど、侍はギリ残ってるかな。 アンディの連れの三人はアンディを慕ってくっついてきていて、名前がないアンディを「隊長」と呼んでいる。 「もしお前が隊長を知っているってのがウソだったら許さねぇ」って、本当に慕われてるんだな。 タトゥーを知っている理由を問われて「未来じゃいっつも上裸だったから」と言われた途端に、みんなに銃つきつけられて、アンディに「そんな訳ないだろ」って真顔で言われてるの、めっちゃ笑った。 「ウソじゃないもん!!...

『週刊少年ジャンプ』2020年51号 感想

『Dr.STONE』 (Z=175 南米横断ウルトラレース) 自分がつくったラボカーとの別れは惜しむが、他人がつくった船は一切、躊躇なくがんがんバラすカセキじいさん。 そのラボカーは見事、役割を果たして撃沈された。 「無人の囮だ」と言いつつ、なんでわざわざ沈めるのかな、と思ったんだけど、一応、誰かが潜んでいる可能性も考慮してたのか。 ほんのわずかな可能性もつぶしてまわる用心深さは、さすが軍人だな。 ゲンの後ろでふんぞりかえってる千空の絵がちょっとおもしろかった。 なぜかめっちゃドヤ顔だし。 頭脳労働担当のゲンが運転手なのか、って思ったけど、運転免許持ちだもんな。 それに、体力ない、運動神経ない、そのうえ指示出しをしなきゃいけない千空に運転させるってのは、さすがにない。 間にチェルシーがはさまってるのは、千空とチェルシーが相談しながら進む必要があるのでワンセットにする、かつ、真ん中が一番安全だからなんじゃないかと推測。 この道行きで、一番の重要人物はチェルシーだから。 龍水が運転するバイクに氷月が乗って、間にゼノがはさまっているのは、もっとも危険度が高いゼノを乗せるバイクは、一番、運転がうまそうな龍水が担当し、長物が武器の氷月がガードするという方向性かな。 ゼノはさるぐつわみたいなのはかまされてるっぽいけど、声だせる状態だと、スタンリーたちに指示出しされちゃうからかな。 一番、図体がでかいであろうボスバイクは、マックスとカルロスが担当かな? 『ONE PIECE』 (第996話 “最強がいる島”) ウソップのことを心配しつつ「ひとまず私が無事でよかった!!」って言うナミ。 さすがブレない。 ヤマトがモモの助に「世界を“夜明け”に導くのはキミなんだよ!!!」って言ってるけど、モモの助は跡取り息子以外の、なんらかの役目を背負っているんだろうか。 おでんの手記を読んでるヤマトの言うことだから、かなり意味深だよなあ。 モモの助は母親も特別な存在だし。 でも、血筋的に重要な存在、ということなら日和ちゃんでもよくない? ってなるんだけど。 あれ? ヤマトは日和ちゃんが生きてること知らないのか? ビッグ・マムはカイドウ狙いっぽいけど、はやくも同盟破棄なのか? 『呪術廻戦』 (第130話 渋谷事変・47) 別記事(ペンダントに秘められたもの)になりました。 『マッシュル -MASHL...

『呪術廻戦』(第130話 渋谷事変・47) 感想(ペンダントに秘められたもの)+アニメのこと

真人がいちかばちかの領域展開。 東堂は領域展開から身を守るため、簡易領域を展開。 九十九由基って、わりとがっつり東堂に教えてたのね。呪術師の道に導いただけなのかな、ってなんとなく思ってた。 虎杖は真人に向かって駆け出す。 これは多分、東堂を守るためでもあるんだろうね。 真人の領域展開に巻き込まれても大丈夫な虎杖が当たりに行けば、東堂まで届かない可能性も出てくる。 0.2秒の領域展開の中で、宿儺と真人が邂逅。 これ、真人は「セーフ」って解釈してるけど、宿儺は無言なんだよね。 おれはセーフともアウトとも言ってないよ。解釈はおまえの自由だから勝手にすれば? 的な。 セーフかアウトかと言われれば、多分、アウトだろう。 真人はなんでも、自分のいいように解釈する傾向があるよね。 まあ、まだ幼いからね、真人。 なんか宿儺の表情が、見逃してやる、というよりは、見届けてやる、と言ってるようにみえる。 これ、今は黙ってみてる方が、後々おもしろいことになる、って考えてるんじゃないかな。 そして、宿儺にとってのおもしろいことってのは、だいたい誰かがひどい目に遭う。 まあ、この場合は真人だと思うんだけどね。 てか、虎杖をこれ以上、いじめないでください、芥見先生。 東堂が左腕やられて、躊躇なく自分で手首を切り落とした。 えっ、これ元に戻るの? と思ってたら、東堂がやたらチュッてしてたペンダントが落ちて、中から写真が出てきた。 虎杖の写真と高田ちゃんの写真……。 おもわず変な声でた。リアルで。 いや、高田ちゃんはまだわかるんだよ。 熱心なファンならそれくらいのことはしてもおかしくない。 なんで虎杖の写真も身に着けてるの? てか、キスしてたよね……。 グォッ。 東堂の腕の心配してたら、こんなネタぶっこまれてきて、さすが芥見先生だな、って思った。 この写真、虎杖に頼んで撮らせてもらったのかな。五条先生からもらった賄賂だったりして、といろいろと妄想している。 あっ、賄賂というのは、虎杖たちを一級に推薦してもらうためのやつね。 写真をみて、真人が一瞬、止まったのおもしろかった。 呪術師が戦いの際に身に着けているものだから、呪具の可能性を考えて注視しちゃったのかな、これ。 それで虎杖の写真が出てきたら、そりゃあ、思考がフリーズしてもしかたない。 ここで、真人の隙を見逃さず、真人の手と打ち合わせてブギウギ発...

『アンデッドアンラック』(No.040 アンディ?) 感想(過去編で修行編が開幕)

表紙の下段にひっそり描かれているのは、リップと以前ひとコマだけ出てたUNDERの着ぐるみ(?)か。 あと、足跡だけが描かれているのは、もしかして不可視さん? 安野先生、はやくも発見されちゃったんだな。 まあ、アンダーがみつけたのはオータムの方で、安野先生がたまたまそこに現れた、ってとこだろうけど。 オータム、あれだけたくさん人を殺してたら、そりゃあ発見される。 安野先生のお宅、ご近所さんから幽霊屋敷とか呼ばれてない? ご近所さんと呼べるお宅がない可能性は高そうだけど。 そういえば、風子ちゃんのシャツが安野先生の包帯がわりになってて、普通こういう時は男性がシャツを脱ぐよね、と思ってたけど、あれシャツじゃなくてクロちゃんだった。 アンディがそばにいるとはいえ、男性の安野先生の前で上半身スポブラだけではずかしいとかないのか。 まあ、水着的なものと思えばいいのか? 安野先生、アーティファクトでユニオンのエンブレムまでつくれちゃう。 そして、ちゃんと通信機能がくっついている。 安野先生の方からユニオンに連絡とりたいと思えば、いつでもコンタクトできたのね。 ジュイスさんのサングラス姿がっ! やたらかっこええ! ジャケットを脱ぎたがってるシェンをムイちゃんがなだめてるけど、脱いじゃだめなのかな。 ジュイスさんはジャケットなしだけど。 アンディと風子ちゃんの修行をすげなく断ったジュイスさん。 情報だけくれればいい。うちのメンバーを預けるほどの信用はない、ということね。 あいかわらず慎重派のジュイスさん。 「この手札が揃うのにキミがどれ程苦労したかはわかる」 「だけどその苦労が判断を鈍らせているよ」 なんかビリー様と同じような意見だな。 ビリー様はそれで離れていったけど、安野先生は説得を選ぶ。 多分、ジュイスさんにそれなりの敬意を抱いているんだと思う。 「ロイヤルストレートフラッシュで何をビビってる」 このセリフ、かっこいいな。 今のユニオンの否定者メンバーは、安野先生からみても最高の手札ということか。 安野先生の攻略本にはバッドエンドしか載ってない。 安野先生はそれをハッピーエンドに変えたい。 でもそれなら、もっとはやくからユニオンに関わっていれば、なにかしら良い方向に変えられたんじゃないかと思うんだけど、そうできない理由があったのか、それをやっても無駄だという明白な根拠があったの...

『週刊少年ジャンプ』2020年50号 感想

巻末ページに「宮崎先生の好きな仙水忍の人格ベスト3!」が載ってたんだけど、誰がこんなニッチな企画考えたんだよ。 あっ、私は「金:忍、銀:ナル、銅:ミノル」です。 『ONE PIECE』 (第995話 “くの一の誓い”) 死ぬかもしれないとわかっていても、ルフィが海賊王になれない、なんてことは言えないナミ。 こわくて涙流しながらも「だってなるもん……!!」とちょっと幼い感じのしゃべりになってるのが泣ける。 否定したくないことを否定しなければ死、という状況を受け入れて死んでしまったベルメールさんを思い出した。 『Dr.STONE』 (Z=174 幻のパナマ運河) 実際、パナマ運河ってメンテなしだと3000年後にはどうなってるんだろうね。 コンクリートは崩れてるだろうし、土砂はたまりまくりだろうし、やっぱり使い物にならないのかな。ちっちゃい船なら通れたりしないかな。 まあ、そういう可能性を捨てきれないから、あの囮作戦が有効なんだろうけど。 ひとりだけ手首に×つけて背中を向けてる大樹に笑った。 そうか、「ラボカーも仲間だったよ」派で現代人は大樹だけだから、誰もあのネタがわからないのか。 ゲンがいい感じにゼノを説得したな。さすがメンタリスト。 戦闘力も腕力もないこの人を初期に復活させる人材としてチョイスした司はえらい。 『呪術廻戦』 (SP番外編) 別記事になりました。 『マッシュル -MASHLE-』 (第39話 マッシュ・バーンデッドと祝勝パーティー) めちゃめちゃパーティーするつもりなアベル様がかわいい。 パーティーときたらトランプ、という発想がかわいい。 友達とのパーティーに憧れてたんだろうな。かわいい。 『チェンソーマン』 (第93話 君と糞映画) デンジはモテたい、というよりは、愛されたいのかな、とも思う。 アキとパワーちゃんみたいに、自分を甘えさせてくれて、自分に甘えてくれる存在が欲しいんじゃないかな、と。 岸辺師匠とコベニちゃんは、どうしたってそういう存在になってくれないもんな。 デンジがマキマさんのことを好きなのは、それが詐欺であっても錯覚であっても、自分を「特別」扱いしてくれた時間と感覚を忘れられないからなんじゃないかという気がする。 『仄見える少年』 (第12話 任せた) センターカラーの色がめっちゃきれいだな。 虫の眼の色とか、雲の色とか、伊織くんのス...

『呪術廻戦』(SP番外編) 箇条書き感想

前号で予告されていた通り、ギャグ番外編です。 「休載ではないんです。」 いや、いろいろとキツイんでしたら休載しても良いと思いますけどね。 芥見先生が一度、本誌でこういうことやってみたかった、とかいうなら良いんですけど。 今回は箇条書きで書きます。 ・表紙は陀艮。かわいい ・お目々ぱっちり伏黒がちょっと気持ち悪いんですが、もしかしてアニメVer.伏黒をへたに真似するとこういうことになるんだろうか ・五条先生には車田吹き出しが似合うと思う ・この番外編、単行本に入らないんですか? ・虎杖はダーツうまいのかな。野薔薇ちゃんはダーツバーとか行きたがりそう ・葵ちゃんはスタイル抜群なので水着要員なんですね。わかります ・五条先生は中村悠一さんを気遣っている……ということにしておけ ・宿儺は虎杖が苦しんでる時と、伏黒が近くにいる時以外は惰眠をむさぼってるんじゃないかな ・ラストページがアニメのEDポーズの1年ズなのめっちゃかわええ。おもわず「ロスティンペリダイ♪」って歌っちゃう。この3人がずっとこんな感じで仲良しさんでいられますように! ・番外編は笑ったけど、次回からまたキツイ展開が続くんだろうな、と思って真顔になる

『アンデッドアンラック』(No.039 左手なくても漫画は描ける) 感想(このマンガで一番否定されているのは痛覚かもしれない)

表紙で「安野雲」と書いて「その男」とルビが振ってあった。 やっぱり男性か。 安野先生に刀をつきつけるアンディ。 乱暴ではあるが、安野先生から情報を引き出さないといけないしねえ。 でも安野先生、かる~くにげちゃうもんなあ。面倒というか厄介というか。 悲鳴を聞きつけて助けに走る風子ちゃん。 ロンギングでゾンビさんたちを見殺しにするしかなかった件は、まだ尾を引いてる。 でも、安野先生は勝てないと断言してるんだよね。 これはやっぱり、オータムの強さを知ってるんだな。 UMAオータムは人間を本にするのか。露伴先生のヘブンズ・ドアーみたい。 湖に本がいっぱいあるけど、これ全部ジュニアなのかな。 本にされて食べられたあげく「ツマラナイ」って言われるのひどい。 見開きのオータムの禍々しさがすごいな。 犠牲になった人は頭から1冊、本が出てきたけど、アンディは足から3冊も出てきた。 アンディが全身、本になったらかなり読み応えありそう。 長さもすごいし、かなりいろんなことやってそうだし。 「トッテモ面白イ物語」を求めているオータムも、アンディなら満足させられるのでは? ジュイスさんとかもかなりすごそう。 アンディと風子ちゃんの必勝パターンはオータムには効かないし、安野先生には「ムリだ。アイディアが足りない」とか言われちゃうし、いろいろと散々である。 で、なぜか大鎌を出して自分の左腕をズパッと斬っちゃった安野先生。 ……何してるの、この人。 どうみても、アンディの腕と付け替えるためだけに、自分の腕斬っちゃってるんだけど。 なんでそんなことするの? てか、痛くないの? 安野先生のイカレっぷりにめっちゃびっくりした。 「キミ達はルールに縛られすぎだ。こうだと思い込むあまり、自分でさらにルールを設けてしまっている」 安野先生のこの言葉を信じるならば、「不死」も「不運」も実はもっといろんなことができる? ジーナさんが「不変」を、能力をみていても「不変」とわからせないくらいに使いこなしちゃっていたように。 アンディの奥の手の「クリムゾンバレット」の上位機能みたいな「ボルケーノバレット」を出す安野先生。 これはアンディの腕が出した技なんだから、アンディも使えるはずの技。 でも多分、アンディは使ってない。 つまり、アンディにはまだまだ強くなれる余地があるってこと。 安野先生にしてみれば、自分自身のことも...

『週刊少年ジャンプ』2020年49号 感想

『チェンソーマン』 (第92話 ゾンビ・血・チェンソー) 巻頭カラーなのに『ジャンプ』表紙じゃないってのはちょっと珍しいな。 でも、カラーをたくさん描くの大変そうなので、こっちの方がいいかもしれん。 ところで、グッズ紹介のページのアクリルスタンドの「16体の人気キャラが生死を問わず勢ぞろい!」ってアオリひどくない? 確かに、半分以上死んでるけど(泣)。 見開きカラーは明るい場所を歩くアキとパワーちゃんと、いまだ暗がりにいるデンジの絵。 パワーちゃんがかわいすぎて泣ける。 さて本編。 岸辺師匠に隠れ家に連れてこられたデンジとコベニちゃん。 コベニちゃんも避難対象者なのか。 まあ、確かにいろいろ見ちゃったもんな。 家族とは一生、電話もできない、と言われて「よかった……」とつぶやくコベニちゃん。 両親から「離れる理由できてよかった…」って、まあ、公安か風俗に行け、と娘に言っちゃうような親が、娘から好かれるわけないよね。 でも、自分の選択じゃない、という言い訳ができてようやく離れられる、というのが、コベニちゃんの複雑なところ。 公安から出た給料で部屋を借りて家を出る、ということもできたはずなのに、コベニちゃんはそれをしなかった。自分の意志だけでは、親から離れることができなかった。 基本的にこの子は、殺されてしまう、くらいの強い外圧がなければ、自分の決断で動くということができないんだろうな。だから、ただ流されるしかない。 自律的な意志みたいなものは、すでに家族に根こそぎ奪われてしまっているのかもしれない。 「俺は最高にバカだから、バカみてぇにと暮らしてたんだけど、気づいてみりゃあバカのせいで、全部だめになってたんだ」 デンジからこんなセリフが出るようになるとはなあ。 デンジは自分のことをバカだと思っていて、バカのままで何が悪い、って思ってたけど、自分がもっとちゃんと考えていれば、アキやパワーちゃんを失わずにすんだ可能性がある、ということに気が付いてしまったんだな。 逆をいうと、そういうことを考えられる程度には、いろんな経験を積んできた。 まあ、考えたとして、マキマさんを出し抜けたか、というとかなり疑問だけど。 デンジは絶望している。 そして多分、それに対する共感をコベニちゃんに求めた。 でも、コベニちゃんは「それが普通でしょ?」って応えちゃった。 「ヤな事がない人生なんて……...

『呪術廻戦』(第129話 渋谷事変・46) 感想(さすがブラザーたちは息が合ってるな!)+アニメのこと

「アゲてけよ虎杖!!」 「俺とオマエ!! 最後の呪い合いだ!!」 って、真人の眼中に東堂はいないのか? って思ってたんだけど、やっぱり東堂もそこ気になったか。 虎杖と東堂の連携はあいかわらずかなりハマるな。 これは、東堂がうまいんだろうな、って気がする。ちゃんと虎杖にあわせて動いてるんじゃないかな、って。 虎杖はそこらへんを信頼してるから、自由に動けてるんじゃないかな。 真人が改造人間をつくり、虎杖と東堂が分断された。 てか、東堂はそこらへんに呪具をまいておけば移動し放題だな、と思ってたんだけど、そこらへんの石に呪力をこめて放り投げれば、それと入れ替われるらしい。 わざわざ呪具を用意する必要もないのか! これは便利! 改造人間、攻撃力は高いけれど、耐久力がほとんどない。 というか、無理やり魂を混ぜられた時点で、もう死にかけてるもんね。 真人にとっては使い捨ての武器だけど、元々は人だったもの。それも複数人の。 それをわかってて倒すのは、東堂も気が重いんだろうな。 虎杖と東堂が再び合流して、真人は0.2秒の領域展開の使用を決断! って、これ、0.2秒なら宿儺も反応しないのでは? ってことなの? 宿儺、そんなにあまくないと思うんだけど。 それとも別の考えがあるのかな。 ところで、「虎杖を除外して領域を展開する技量は俺にはない」って、七海さんの時は七海さんだけうまいこと領域内に入れたよね。あの時とどう状況が違うのかな、って思ってたら、公式Twitterさんに芥見先生からのあわびと衛星が掲載されていた。 まあ、たまにはこんなこともあるよね。 本日発売の週刊少年ジャンプ49号掲載  #呪術廻戦 にて、芥見先生よりお詫びと訂正があります。 pic.twitter.com/4raCqypv7r — 呪術廻戦【公式】 (@jujutsu_PR) November 8, 2020 アニメはついに「無量空処」と五条先生の眼が初登場。 「無量空処」の表現めっちゃきれいだった。 五条先生は原作のサイコ感が薄まって、なんかめっちゃキラキラした美人さんになっていた。 アニメになるとどうしたって、原作者独自の線の再現がむずかしいよね。 でも、色がつくことにより五条先生の眼の深みみたいなのが出てて、アニメだからこその良さもある。 マンガにはマンガの良さがあり、アニメにはアニメの良さがある。 両方...

『アンデッドアンラック』(No.038 安野雲) 感想(未来を知る者と己を知らない者達)

今週の『ジャンプ』は『アンデッドアンラック』のシールが付録。 SDキャラかわいいし、ジーナさんがじたばたしてるしで、なかなか読者の需要がわかってるね!(←謎のドヤ顔) ところでただの四角いカケアミがあるんですけど、これはどこに貼ればよいんですか? センターカラー表紙はハロウィン仕様。 赤ずきん風子ちゃんめっちゃかわええ。 狼男アンディはちょっと似合いすぎじゃないですか? 妖精タチアナちゃん、吸血鬼ビリー様、シェン&ムイちゃんキョンシー、リップ&ラトラ悪魔もそれぞれめっちゃよい。 さて本編。 言語改変の影響を受けていない『君に伝われ』の生原稿。 色めき立つアンディとジュイスさん。 『君に伝われ』マニアの風子ちゃんが感じる、マンガ展開の違和感。 それは、作者が意図的にこれから起こることをはずしたということ? という話題になって「これ真面目な話でいいんだよな?」って確認をとるアンディにちょっと笑った。 う~ん、確かに、これだけだと根拠のないただのオタクの考察だからなあ。 で、風子ちゃんが編集さんに確認をとったら、やっぱりエピソードが作者の意向で没っていた。 「公平くん裏切り編」……ビリー様の裏切りを示唆している? ていうか、ビリー様は「UNFAIR -不公平-」で確定なの? 「四季四天王編」……現在進行中のクエストを示唆している? 「安藤くんの過去編」……アンディの過去を示唆している? 心当たりがありすぎて、ジュイスさんがめっちゃエキサイトしておられる。 「未来の情報を意図的に描かなかった」と言うけれど、厳密にいうと、『君に伝われ』が預言書だと発覚した時点で未来になる情報、だな。 ギャラクシー追加の件は、マンガが描かれた時点では未来の出来事だったんだから。 「公平くん裏切り編」は過去の出来事になるかもしれないけど、まだビリー様の裏切り自体は進行中なので、これも未来の出来事を含んでいる可能性は高いし、それがなくてもビリー様が裏切った理由がはっきりしてユニオンに引き戻せる可能性が出てくるかもしれない。 生原稿に知らない文字が描かれているので原稿のすりかえを疑った編集さんが電話した先は安野先生。 それに気づいて、スマホを奪って、編集さんに拳銃をつきつける風子ちゃんの手際がよすぎてふるえる。 いや、ここ数か月でどんな訓練を積んできたんだよ。 拳銃をつきつけるのはどうかと思うけど、...

『呪術廻戦』(第128話 渋谷事変・45) 感想(恋は呪いになって生き続ける)

電車の中、ミニメカ丸を手にする三輪ちゃん。 三輪ちゃん、間に合わない可能性が高いことを承知で渋谷に向かっているのか。 東堂は渋谷でも9割9分死なないと、メカ丸に判断されたらしい。 呪霊側の戦力をだいたい把握しているメカ丸にそう判断されてるって、やっぱり東堂は強いんだな。 そして、新田くんも死なないと思われてるってことは、身を守る術に長けているのか、東堂が守ってくれると信じてるのか。 京都校のみんなは、渋谷にかけつけられないように、当日は京都以南の任務に就くように細工していた。 逆を言えば、東堂と新田くんが間に合ったのは、メカ丸が関東あたりの任務に就くようにしておいたから、ってことなんだろうな。 三輪ちゃんの「私は…役立たず?」って言葉がつらい。 交流会の時、「はい。役立たず三輪です」って言ってて、あの時は笑って読んでたけど、なんかもう笑って読めそうにない。 メカ丸は、三輪ちゃんだけをはずしたわけじゃない、と言ってるけど、三輪ちゃんは、メカ丸に頼りにされなかったことを問題にしてるんだから、その答えは三輪ちゃん的にはズレてるよなあ。 メカ丸は本当のことを真摯に訴えてるだけなんだろうけど。 「大好きな人がいたんダ」というのは、実質的に告白だよなあ。 三輪ちゃんのことが好きだったし守りたかったけど、自分は三輪ちゃんには必要とされていない、というメカ丸の想い。 多分、自分なんか三輪ちゃんにふさわしくない、という思い込みがあるんだろう。 あのバスタブの中から出られない身で、そう考えてしまうのは当然だろうなあ。 でも、三輪ちゃんにとっての彼は、「メカ丸」という名前のあのメカメカしい姿が本物で、それで満足してたんだよ。 「与幸吉」としては不本意だし、本当の自分の姿で会いたい、って思うのは当然だけど。 「幸せになってくれ」という言葉は、きっと三輪ちゃんにとっての呪いになる。 メカ丸はそれだけ伝えられて満足したかもしれないけど、三輪ちゃんみたいな良い子は、きっとその言葉をひきずり続ける。 ひどいっちゃあひどい。 生まれた時から呪いに縛られていた彼が、最期にその呪いから解放されて自由になって告げた本心が、三輪ちゃんを縛り続ける。 京都校の中で、一番、呪術師の世界から浮いていた三輪ちゃんは、これで呪術師としてしか生きていけなくなるんじゃないかという気がする。 ここでも、呪いが廻っている。 ...

『週刊少年ジャンプ』2020年48号 感想

『Dr.STONE』 (Z=172 叡智の道標) 燃料が尽きるたびに上陸して燃料の木材を現地補給して進む船と、石油を使って補給なしで進む船じゃ、確かにスピードが違うよな。 でも、石油は現地補給できないんで、どこかで動けなくなるよね。じゃぶじゃぶとは言っても限界はあるだろう。 まあ、木炭船も海岸沿いしか進めないんで、どっちもどっちだが。 新キャラのDr.チェルシー、めっちゃかわいいけど、あのド近眼でひとりでどうやって生き延びることができたのか謎。 着てる服もわりとまともだし。 フィールドワークの達人なら、見た目よりは体力あるんだろうけど。 『ONE PIECE』 (第994話 “またの名はヤマト”) 片腕失っても、「立てるか」と問われて「無論です」と気丈に答えるお菊さんがめっちゃ美人さん。 でもさすがにイゾウは心配そうだな。 カイドウは死にたいって言ってるわりに抵抗するよなあ、と思ってたけど、自分が満足する死にざまを求めているのか。 で、その理想像がおでんである、と。 でも、赤鞘の侍たちに殺されるのは、カイドウ的にはいまいちかっこよくないから抵抗するんだな。 なんとなくカイドウの振る舞いに納得がいったが、空島からの飛び降りは美しいのか? って思う。 ゴリラの生え方はひどかったが、キリンとニワトリをみると、まだマシだな、と思える。 どうやって日常生活を過ごしてるのかわかんないよ。そうとう不便だろ。 キリンさん、ハムレットの重みに耐えかねてプルプルしててかわいそう。 『チェンソーマン』 (第91話 パワー・パワー・パワー) 前回、ポチタは人を見る目がないとか思ってしまってごめんよ。 ゴミ箱の中で、デンジにすりすりするパワーちゃんは聖母のようだった。 近寄ってくる女がみんな俺を殺しに来る、と嘆いていたデンジだけど、パワーちゃんはデンジを生かしてくれたな。 「イジけるくらいワシが恋しいか!?」 「恋しいよ…」 ここで即答するデンジに泣く。 デンジ、パワーちゃんが死んでも泣けないとか考えてたけど泣くじゃん。 『ブラッククローバー』 (ページ270 二人) リーベと友達になる、と宣言したアスタにピキピキしてるナハトがちょっとかわいい。 アスタはちょっとズレてるところはあるけど、努力家だし働き者だし愛想がよいし他人に親切でちゃんと丁寧語でしゃべるし、言動もあんまり荒っぽくないしで、...

『アンデッドアンラック』(No.037 アンデッド+アンラック) 感想(最高のトキメキシチュエーション)

表紙はちっちゃい風子ちゃんとママかな? 風子ちゃん、ちっちゃな頃から絵を描くのが好きだったんだな。 足元に『君に伝われ』が3巻分、置いてあるから、この頃すでにファンになってる。 101巻もあるって、10年連載してたとしたら年10冊という週刊誌でもあり得ない発刊ペースになっちゃうから、風子ちゃんが生まれる前から連載されてたマンガなんだろうな。 確か『パタリロ!』がそれくらいの巻数じゃなかったかな、と思って調べたら102巻まで出てた。 とうとうと『君に伝われ』について語るジュイスさんがおもしろすぎる。 「宇宙サッカー部」とか「ド腐れ」とかいうワードがジュイスさんから出てくるだけですでにおもしろい。 てか、勝手に『君に届け』的な男女がくっつくまでもだもだしてくっついた後ももだもだしてる青春ラブコメマンガだと思ってたんだけど、トンデモ設定満載でバトル展開まであるSFマンガだったとは。 タチアナちゃんに布教済みで、トップくんにまで布教する風子ちゃんはファンの鑑です。 で、なぜか風子ちゃんがマンガを描いて、出版社に持ち込みし、安野雲先生のことを探るという超展開に。 突飛な展開すぎてビックリした。 「私は創作物をホクホク楽しむ側であって!! そこには大きな壁があるんですよ!!」 わかる。超わかる。 アンディは手塚治虫先生がマンガを盛り上げてた頃にちょっとかじってたのか。 アンディ本当に便利キャラだよな。 技術がいることはほとんどできる可能性あるよ。 というわけで、原案と絵は風子ちゃんで、それ以外はアンディが担当することに。 いろいろと抵抗してたけど、アンディに説得されて、マンガを描く仕事を引き受けた風子ちゃん。 自分にできることがあるのならなんでもやるって、腹をくくったんだな。 それに、マンガを作ることで、自分の気持ちと向き合って、それによってもっと強い能力を身に着けたい、と。 これって、コミックス3巻の著者コメントの「自分が何を素敵だと思い、何に憧れているのか、自分を理解すればする程、否定者は強くなります」が、そのまま適用される展開なんだな。 そう考えると、マンガを描く、というのはそんな唐突な展開でもないような気がしてきた。 最近、やたら距離が近いアンディと風子ちゃんの間が、やたら離れているコマがちょっと不穏だ。 「不運」はアンディを殺せないことは確定的。 でも、風子ちゃんは強...

『週刊少年ジャンプ』2020年47号 感想

『鬼滅の刃』のキャラクター人気投票結果が発表されてたけど、善逸が1位とはビックリ! しかも、わりとブッチギリじゃないか。 普通に炭治郎だと思ってた(前回はそうだったし)。 まさか炭治郎が4位とは……。 全体的に票がかなり分散されている印象で、各キャラがそれぞれに人気を得ているマンガってやっぱり強いよなあ、って思った。 あと、猗窩座が魘夢の下にいるのがめっちゃ不服! 『呪術廻戦』 (第127話 渋谷事変・44) 別記事(廻り続ける戦い)になりました。 『Dr.STONE』 (Z=171 同じ光を見て) やっぱりゼノは千空のこと大好きだろ! としか思えなかった今回。 あれだけたくさんの科学者がいた現代(?)でさえ、ゼノが興味を抱いていた人物は数少なかったのに、その人物と再び出会えて科学談義で盛り上がれるんだから、そりゃあテンションもあがる。 てか、ゼノは自分が捕虜だってこと忘れてんじゃないのか? スタンリーが強襲してこないのは、できないからじゃなくって、今頃、千空と楽しく談義してるだろうから邪魔しないでおいてやろう、という配慮からだったりして。 千空とゼノとクロムがハイテンションになってるだけだったけど、めっちゃおもしろい回だった。 情報が1点だけだとどうにもならないが、2点になった途端にいろいろ割り出せるようになるよね。 三角測量的な。 なるほど、宇宙ステーションが石化に巻き込まれなかったことも考察材料になるのか。 『ONE PIECE』 (第993話 “ワノ国の夢”) 表紙でローラが結婚していた。 これでベッジとゴッティは義兄弟ということに? ブリスコラのゴリラの生え方は確かにおかしい。 あれでは腕をあげるだけでも大変じゃないか? でも、どういう生え方すればおかしくないのか、と言われるとわからんな。 肩から生えてもやっぱりおかしいだろうし。 生えるんじゃなく、ゴリラと一体化するのが普通じゃないかな。 ルフィのおもりで手を焼いてたのに、ジンベエが介入してきた途端に、先行権(?)を主張するサンジがなんかかわいい。 そして、素直に謝るジンベエも良いな。新参者だからあんまりでしゃばらないように気を遣ってる感じだ。 ジンベエ、基本的に気配り上手さんだからな。 『ブラッククローバー』 (ページ269 魔法が使えないヤツ) アスタの背後にヤミさんをみてイラっとしているナハト……こ...