『週刊少年ジャンプ』2020年49号 感想
『チェンソーマン』（第92話 ゾンビ・血・チェンソー）
巻頭カラーなのに『ジャンプ』表紙じゃないってのはちょっと珍しいな。
でも、カラーをたくさん描くの大変そうなので、こっちの方がいいかもしれん。
ところで、グッズ紹介のページのアクリルスタンドの「16体の人気キャラが生死を問わず勢ぞろい！」ってアオリひどくない？
確かに、半分以上死んでるけど（泣）。
見開きカラーは明るい場所を歩くアキとパワーちゃんと、いまだ暗がりにいるデンジの絵。
パワーちゃんがかわいすぎて泣ける。
さて本編。
岸辺師匠に隠れ家に連れてこられたデンジとコベニちゃん。
コベニちゃんも避難対象者なのか。
まあ、確かにいろいろ見ちゃったもんな。
家族とは一生、電話もできない、と言われて「よかった……」とつぶやくコベニちゃん。
両親から「離れる理由できてよかった…」って、まあ、公安か風俗に行け、と娘に言っちゃうような親が、娘から好かれるわけないよね。
でも、自分の選択じゃない、という言い訳ができてようやく離れられる、というのが、コベニちゃんの複雑なところ。
公安から出た給料で部屋を借りて家を出る、ということもできたはずなのに、コベニちゃんはそれをしなかった。自分の意志だけでは、親から離れることができなかった。
基本的にこの子は、殺されてしまう、くらいの強い外圧がなければ、自分の決断で動くということができないんだろうな。だから、ただ流されるしかない。
自律的な意志みたいなものは、すでに家族に根こそぎ奪われてしまっているのかもしれない。
「俺は最高にバカだから、バカみてぇにと暮らしてたんだけど、気づいてみりゃあバカのせいで、全部だめになってたんだ」
デンジからこんなセリフが出るようになるとはなあ。
デンジは自分のことをバカだと思っていて、バカのままで何が悪い、って思ってたけど、自分がもっとちゃんと考えていれば、アキやパワーちゃんを失わずにすんだ可能性がある、ということに気が付いてしまったんだな。
逆をいうと、そういうことを考えられる程度には、いろんな経験を積んできた。
まあ、考えたとして、マキマさんを出し抜けたか、というとかなり疑問だけど。
デンジは絶望している。
そして多分、それに対する共感をコベニちゃんに求めた。
でも、コベニちゃんは「それが普通でしょ？」って応えちゃった。
「ヤな事がない人生なんて………夢の中だけでしょ……」
この言葉に、ポチタの夢を思い出してしまった。
デンジにとって、イヤなことがない世界は、ポチタの夢の中にしかないの？
ポチタに心臓をもらって、イヤなことしかない世界から抜け出したのに、飛び出した先もやっぱりイヤなことしかないの？
デンジもコベニちゃんも、大人に支配された子供だった。
支配の悪魔のマキマさんが死んだら、「支配」はどうなるんだろうなあ。
『マッシュル -MASHLE-』（第38話 マッシュ・バーンデッドと魔法の鏡）
マッシュが魔法を使えないことがついにバレた、というかようやく気付いたのか……。
『呪術廻戦』（第129話 渋谷事変・４６）
別記事（さすがブラザーたちは息が合ってるな！）になりました。
『アンデッドアンラック』（No.039 左手なくても漫画は描ける）
別記事（このマンガで一番否定されているのは痛覚かもしれない）になりました。
『僕とロボコ』（第17話 バレーとロボコ）
ママさんがナチュラルに煉獄さんの刀を持ってるのがめっちゃおもしろかった。
ロボコはあんなに熱心に『ジャンプ』を読んでるのに『ハイキュー!!』はちゃんと読んでなかったのか？
あと、潔子さんや谷地ちゃんじゃなく、叶歌ちゃんをチョイスするのシブいな。
『破壊神マグちゃん』（第19話 狂乱の軍勢の一日）
料理にハマっているナプターク。
給料を使えば食材を買えるはずなんだが、まだそこんとこわかってないんだろうか。
ヤドカリーズの数が減ってるな、とは思ってたんだけど、減ったんじゃなくてシフト制なのか。
ちゃんと本来の生活を過ごしつつ、ナプタークに仕えている。
なかなかにホワイトな職場（？）。
ヤドカリーズとサメさんは、会話がすべてひらがなだけど、ウーネラスさんの鳩さんはちゃんと漢字も使うのよ。
さすが誇り高き戦士！
鳩さんとヤドカリーズの「一思いに殺せ…!!!」「ころさんころさん」という会話がなんかめっちゃツボった。
チヌちゃんが鳩さんをペロペロなめてるけど、治療してあげてるのかな。
かわええ。
てかもう、全ページがかわいいであふれている。
マグちゃんは秋刀魚の味を知り、ウーネラスさんはイズマのための剣を手に入れ、ナプタークはカセットコンロを手に入れ、ルルちゃんはめっちゃ釣れるルアーを手に入れた。
みんながみんな幸せになれる世界……癒される……。
てか、このマンガ、進化しすぎて、人類の出番がどんどん減ってない？
『AGRAVITY BOYS』（第43話 GIRLS in the α・Jumbro）
サガ子ちゃんが好みなんですが！ めっちゃ好みなんですが！
頭脳が売りのゲラルトがおバカになったら、本当に救いがないな（←ひどい）。
でも、ババが反転して下ネタ嫌いになったのはわかるけど、サガは何が反転してるんだ？
巻頭カラーなのに『ジャンプ』表紙じゃないってのはちょっと珍しいな。
でも、カラーをたくさん描くの大変そうなので、こっちの方がいいかもしれん。
ところで、グッズ紹介のページのアクリルスタンドの「16体の人気キャラが生死を問わず勢ぞろい！」ってアオリひどくない？
確かに、半分以上死んでるけど（泣）。
見開きカラーは明るい場所を歩くアキとパワーちゃんと、いまだ暗がりにいるデンジの絵。
パワーちゃんがかわいすぎて泣ける。
さて本編。
岸辺師匠に隠れ家に連れてこられたデンジとコベニちゃん。
コベニちゃんも避難対象者なのか。
まあ、確かにいろいろ見ちゃったもんな。
家族とは一生、電話もできない、と言われて「よかった……」とつぶやくコベニちゃん。
両親から「離れる理由できてよかった…」って、まあ、公安か風俗に行け、と娘に言っちゃうような親が、娘から好かれるわけないよね。
でも、自分の選択じゃない、という言い訳ができてようやく離れられる、というのが、コベニちゃんの複雑なところ。
公安から出た給料で部屋を借りて家を出る、ということもできたはずなのに、コベニちゃんはそれをしなかった。自分の意志だけでは、親から離れることができなかった。
基本的にこの子は、殺されてしまう、くらいの強い外圧がなければ、自分の決断で動くということができないんだろうな。だから、ただ流されるしかない。
自律的な意志みたいなものは、すでに家族に根こそぎ奪われてしまっているのかもしれない。
「俺は最高にバカだから、バカみてぇにと暮らしてたんだけど、気づいてみりゃあバカのせいで、全部だめになってたんだ」
デンジからこんなセリフが出るようになるとはなあ。
デンジは自分のことをバカだと思っていて、バカのままで何が悪い、って思ってたけど、自分がもっとちゃんと考えていれば、アキやパワーちゃんを失わずにすんだ可能性がある、ということに気が付いてしまったんだな。
逆をいうと、そういうことを考えられる程度には、いろんな経験を積んできた。
まあ、考えたとして、マキマさんを出し抜けたか、というとかなり疑問だけど。
デンジは絶望している。
そして多分、それに対する共感をコベニちゃんに求めた。
でも、コベニちゃんは「それが普通でしょ？」って応えちゃった。
「ヤな事がない人生なんて………夢の中だけでしょ……」
この言葉に、ポチタの夢を思い出してしまった。
デンジにとって、イヤなことがない世界は、ポチタの夢の中にしかないの？
ポチタに心臓をもらって、イヤなことしかない世界から抜け出したのに、飛び出した先もやっぱりイヤなことしかないの？
デンジもコベニちゃんも、大人に支配された子供だった。
支配の悪魔のマキマさんが死んだら、「支配」はどうなるんだろうなあ。
『マッシュル -MASHLE-』（第38話 マッシュ・バーンデッドと魔法の鏡）
マッシュが魔法を使えないことがついにバレた、というかようやく気付いたのか……。
『呪術廻戦』（第129話 渋谷事変・４６）
別記事（さすがブラザーたちは息が合ってるな！）になりました。
『アンデッドアンラック』（No.039 左手なくても漫画は描ける）
別記事（このマンガで一番否定されているのは痛覚かもしれない）になりました。
『僕とロボコ』（第17話 バレーとロボコ）
ママさんがナチュラルに煉獄さんの刀を持ってるのがめっちゃおもしろかった。
ロボコはあんなに熱心に『ジャンプ』を読んでるのに『ハイキュー!!』はちゃんと読んでなかったのか？
あと、潔子さんや谷地ちゃんじゃなく、叶歌ちゃんをチョイスするのシブいな。
『破壊神マグちゃん』（第19話 狂乱の軍勢の一日）
料理にハマっているナプターク。
給料を使えば食材を買えるはずなんだが、まだそこんとこわかってないんだろうか。
ヤドカリーズの数が減ってるな、とは思ってたんだけど、減ったんじゃなくてシフト制なのか。
ちゃんと本来の生活を過ごしつつ、ナプタークに仕えている。
なかなかにホワイトな職場（？）。
ヤドカリーズとサメさんは、会話がすべてひらがなだけど、ウーネラスさんの鳩さんはちゃんと漢字も使うのよ。
さすが誇り高き戦士！
鳩さんとヤドカリーズの「一思いに殺せ…!!!」「ころさんころさん」という会話がなんかめっちゃツボった。
チヌちゃんが鳩さんをペロペロなめてるけど、治療してあげてるのかな。
かわええ。
てかもう、全ページがかわいいであふれている。
マグちゃんは秋刀魚の味を知り、ウーネラスさんはイズマのための剣を手に入れ、ナプタークはカセットコンロを手に入れ、ルルちゃんはめっちゃ釣れるルアーを手に入れた。
みんながみんな幸せになれる世界……癒される……。
てか、このマンガ、進化しすぎて、人類の出番がどんどん減ってない？
『AGRAVITY BOYS』（第43話 GIRLS in the α・Jumbro）
サガ子ちゃんが好みなんですが！ めっちゃ好みなんですが！
頭脳が売りのゲラルトがおバカになったら、本当に救いがないな（←ひどい）。
でも、ババが反転して下ネタ嫌いになったのはわかるけど、サガは何が反転してるんだ？