投稿

12月, 2020の投稿を表示しています

2020年の『週刊少年ジャンプ』のこと

2020年内発売の『週刊少年ジャンプ』(2020年06・07合併号~2021年03・04合併号)の連載マンガ一覧。 終了or開始した連載。 01月発売分   IN  『アンデッドアンラック』   IN  『マッシュル -MASHLE-』 02月発売分   IN  『魔女の守人』 03月発売分   OUT 『サムライ8 八丸伝』(全43話) 04月発売分   OUT 『ZIPMAN!!』(全15話)   IN  『森林王者モリキング』   IN  『ボーンコレクション』 05月発売分   OUT 『鬼滅の刃』(全205話)   IN  『タイムパラドクスゴーストライター』 06月発売分   OUT 『ゆらぎ荘の幽奈さん』(全209話)   OUT 『約束のネバーランド』(全181話)   OUT 『魔女の守人』(全19話)   IN  『あやかしトライアングル』   IN  『破壊神マグちゃん』   IN  『灼熱のニライカナイ』 07月発売分   OUT 『ハイキュー!!』(全402話)   IN  『僕とロボコ』 08月発売分   OUT 『アクタージュ act-age』(123話)   OUT 『ミタマセキュ霊ティ』(全47話)   OUT 『ボーンコレクション』(全15話)   OUT 『タイムパラドクスゴーストライター』(全14話)   IN  『BURN THE WITCH』   IN  『仄見える少年』 09月発売分   OUT 『BURN THE WITCH』 ※短期集中連載/続編予定あり   IN  『高校生家族』   IN  『ぼくらの血盟』 11月発売分   IN  『BUILD KING』   IN  『SAKAMOTO DAYS』 12月発売分   OUT 『チェンソーマン』(97話) ※第1部完/『ジャンプ+』移籍予定   OUT 『ぼくたちは勉強ができない』(全187話) 通年連載(カッコ内は2021年03・04合併号時点での話数)。 『ONE PIECE』(999話) 『僕のヒーローアカデミア』(295話) 『ブラッククローバー』(276話) 『Dr.STONE』(179話) 『呪術廻戦』(133話+番外編2話) 『夜桜さんちの大作戦』(64話) 『AGRAVITY BOYS』(49話) 毎年20話までたどりつけずに終わるマンガはそこそ...

『ワールドトリガー』第204話「遠征選抜試験・2」 感想(バランスブレイカーを集めて無双チームをつくろう!)

選抜試験のチーム分けで指定された隊長&オペレータ。 1番隊 歌川+小夜子ちゃん 2番隊 王子+仁礼ちゃん 3番隊 柿崎さん+ののさん 4番隊 ゾエさん+華さん 5番隊 来馬先輩+小佐野ちゃん 6番隊 古寺+六田ちゃん 7番隊 諏訪さん+宇井さん 8番隊 二宮さん+加賀美ちゃん 9番隊 水上+今ちゃん 10番隊 鋼くん+氷見さん 11番隊 若村くん+真織ちゃん 裏方としてチーム分けからはずされたオペレータ。 栞ちゃん+橘高さん+人見さん。 なるほど、B級上中位14チームを11チームに再編すると、どうしてもオペレータが3人あまるのか。 戦闘員4人チームに2人のオペレータってのは、オペレータ同士の連携がかなりむずかしそうだしね。 A級が4人足されたのは、B級上中位14チーム総計55人-不参加の那須さん-オペレータ14人で、戦闘員が40人になるので、全チームを同じ人数に揃えるための措置か。 戦闘員5人ずつにするとちょうど割り切れるけど、それだとオペレータがキャパオーバーになるしな。 戦闘員3人ずつ+A級2人足すとチームが14になってオペレータも余らなくなってちょうどよいと思うんだが、共同生活をするための施設が用意できないのか、審査員(?)が足りなくなるのか……。 もしかしたら、各オペレータが戦闘員4人のオペレートをできるか、を確認したいのかもしれん。 もともと隊長職をやってるメンツとA級の歌川と古寺はともかく、ゾエさん、水上、若村くん、鋼くんに隊長を任せたのはどういうチョイスだろうね。 ゾエさんと水上は、正式ではないけど副隊長ポジなので、もしかしたら、隊長のカゲさんと生駒さんはすでに遠征部隊に当確なのかもしれん。 隊長が抜けてお留守番役になるかもしれないので、隊長としてやれるかみてみたい、とか? 鋼くんも当確っぽいので、こちらは遠征先で隊長的なものを任せられるか確認しておきたい、とか? と、いくらか理由はこじつけられるんだが、若村くんがわからんな……。 B級上中位チームの中で、一番、迷走してる感があるのが香取隊なので、若村くんに隊長をやらせてみて、そこから何かをつかんで欲しい、とか???? 小夜子ちゃんの隊長が歌川なのは、ボーダー側の温情かもしれない。 小夜子ちゃんは特に年上男性がダメらしいので、17歳以上組をのぞくと、歌川と古寺の二択になるから。 このふたりなら、歌川の方...

『アンデッドアンラック』(No.045 不運弾) 感想(理を超える)

表紙はアンディのほっぺにキスする風子ちゃん。 前回のラストでキスして、今回の表紙でキスして、今回の1ページ目でもキスをしているという念の入れようである。 戸塚先生、ありがとうございます! 頬へのキスを「特殊接触」と表現しているヴィクトルがちょっとおもしろい。 いや、「特殊」な「接触」なのはわかるけど……。 まあ、ヴィクトルがリップみたいに「チューしてる!!」とか言い出したら、ちょっとおもしろすぎるもんな。 アンディの新技というか風子ちゃんとの合体技「不運弾」は、指先に魂を移動させて、指を敵に飛ばし、「不運」を自分ではなく敵に与えるというもの。 これまでは、アンディ自身がつっこんで道連れにしてたけど、これならアンディ本体はダメージくらわないっていうのがいいよね。 アンディ自身が回復するまで無防備状態になっちゃうし、その間、風子ちゃんを守れないというのが問題になってて、それで「紅蓮弾」は封印されていたわけだし。 ていうか、「不運」は接触した肉体めがけて落ちてたんじゃなく、接触した人の魂に落ちてたのね。 ということは、ヴィクトルの別人格がアンディではなく、ヴィクトルの肉体にふたつの魂が入りこんじゃってるってことか。 すると、肉体を用意できれば、アンディとヴィクトルが別々に生きていくことも可能? アンディとヴィクトルがふたりとも電車にぶつかり頭がとんでく絵がめっちゃシュール。 アンディがいつも頭部から再生していたのは、生きるために必要なものは脳、と認識していたから。 そうか、てっきり、あのカードが抜けるのが問題なのかと思ってた。 で、よくみると、頭が飛ぶ寸前に、カードを引き抜いて手で持って、戻ると同時に挿しなおしてるのね。 「脳で思考できないことが死だと認識していたからだ」 「……くだらん先入観だ」 でもヴィクトルもはじめのうちはアンディと同じ認識だった。 でも、それをあらためるきっかけをくれた人がいた。 アンディに風子ちゃんがいるように、ヴィクトルにはジュイスさんがいた。 回想に出てきたの、「性」のルールが追加される前のジュイスさんとヴィクトルだよね、多分。 ジュイスさん男の子っぽくて、ヴィクトルはあまり変化ないけど身体がだいぶ薄い。 ジュイスさんは元々はこういうくったくなく笑う、明るい人だったんだな。 長いこと戦い続けて、リーダーとして戦い続ける中で、クールビューティー...

『週刊少年ジャンプ』2021年03・04合併号 感想

今年最後の『ジャンプ』。 今年の『ジャンプ』はいろんなことがあったな~。ありすぎたな~。 表紙は連載作家陣が描いた『ONE PIECE』キャラと自分のキャラのツーショット(前編)。 堀越先生の、ドン・クリークにガスマスクをとられてあせってるデク、はちょっとマニアックすぎやしませんか? あと、田村先生のたしぎちゃんはかなり良いと思います。 『ONE PIECE』 (第999話 “君がため醸みし待酒”) どこに行っても誰相手でも、隙あらばルフィ語りをはじめるエース……さすがすぎる。 「カイドウは僕の父だ」と言ったすぐ後に「僕はおでんだって言ったろ!?」ってほんとにわけがわからなすぎる。 ヤマトの中では、整合性とれてんのかな、これ。 ビッグ・マムはニコ・ロビンを狙ってるのか。 やっぱり、古代文字を読めるというスキルは超貴重なんだな。 プリンちゃんも開眼すれば読めるようになるらしいが、プリンちゃんはサンジのお願いはきくはずなので、麦わらの一味、実は“ひとつなぎの大秘宝”探しでめっちゃ有利なのね。 ビッグ・マムが言っていた、カイドウに売りつけた恩は、悪魔の実を譲ってあげたこと、か。 それは確かに大きな恩だな。 てか「ウオウオの実」の能力者がなんでドラゴンになってるの? 鯉が滝を登って龍になる的なやつ? てか、悪魔の実の能力者はカナヅチになる呪いがかかってるけど、魚の場合はこれがないの? 『Dr.STONE』 (Z=179 綱渡りの絆) 言われてみれば、確かに「殺した」が多すぎるな、このマンガのキャラ相関図。 でも、みんな生きてるし……。 『呪術廻戦』 (第133話 渋谷事変・50) 別記事(真の人間になれなかった子供)になりました。 『ブラッククローバー』 (ページ276 ボレアス) 久しぶりに超俺様ユノをみれて満足です。 『ぼくたちは勉強ができない』 (最終問 [x]なる未来へ) なんだかんだで、こうやってヒロインたちがわちゃわちゃしてるのが好きだったんだな……って思った。 最終回でようやくそこに戻ってくれてうれしかった。 私はあしゅみー先輩推しだったんだけど、結局のところ、誰も選んで欲しくなかったのか、と気づいた次第。 今年はアニメ化まで行った連載がかなり終了したけれど、年内ギリギリでこれまで終了か……。 さびしい。 ラブコメのラストというものは、ほとんどの場合、勝者と敗...

『呪術廻戦』(第133話 渋谷事変・50) 感想(真の人間になれなかった子供)

少し時間が遡って、虎杖のところにたどりつく前の東堂と新田くん。 つったってるのは、五条先生にぎりぎり助けられた人たちか? 東堂が獄門彊とそれに五条先生が閉じ込められたことを知ってるのは、メカ丸経由なのかな。 東堂が虎杖に話さなくてもいいか、と判断したのは五条先生が連れ去られた件? 東堂はいろいろとアレだけど、呪術師としてはめっちゃ頼りになるよね。 冷静だし、判断力もあるし。 渋谷ストリーム前、めっちゃでかい岩があるけど、これ漏瑚が落としたやつ? これがあれば、渋谷の大騒ぎの原因は隕石でした、でごまかせるのかな。 有害物質が発生してる、とか、ガス管が破裂して、とかいう口実でしばらくは人払い可能だろうし。 不自然な死体もごろごろあるはずだけど、それもなんやかんやで隠蔽するんだろうな。 日下部先生、がれきに埋もれてた。 刀を抱いて無表情でがれきのすきまにころがってる絵がなんかシュールだ。 パンダが助けてくれること信じてじっとしてたんだろうな。 虎杖の死刑に賛成する、と言う日下部先生。 そりゃそうなる。 虎杖とつきあいのある1年ズと2年ズは、虎杖の善性を知っているけれど、はたからみれば、ただの厄災でしかない。 今の虎杖を処刑すれば、宿儺の力を3/4もそぎ落とせるわけだから、それでもう十分な成果だろう。 まあ、虎杖が15本も指を呑んじゃってるって、誰も知らないんだけどね。虎杖自身も。 偽夏油は知ってるのかなあ。 偽夏油が現れたので、戦っていたはずの冥冥さんと憂憂くんはどうなったんだ、と思ってたら、マレーシアにいた。 逃げた可能性が高いだろうとは思っていたが、まさかの海外逃亡。 憂憂くんの能力っぽいけど、なんかめっちゃ便利だな。 どこにでもほいほいテレポートできるのはいくらなんでも便利すぎるから、事前に設定しておいた場所に飛べる、みたいな能力なんだろうな。 冥冥さんが憂憂くんを連れ歩いてるのは、いざという時の身代わり、というだけじゃなかったか。 七海さんが夢見ていたマレーシアでのリタイア生活を、冥冥さんが満喫することになるとはな。 まあ、冥冥さんはまだリタイアしそうにないけど。 冥冥さんは日本を見捨てる気満々。 渋谷があんな状況になって大混乱になるから、というのはわかるけど、全て売り払う、というのは徹底してるな、と思ったんだけど、問題は、渋谷崩壊ではなく、五条悟が消えた、という...

『アンデッドアンラック』(No.044 不死VS不死) 感想(アンデッド×アンラック×アンデッド)

表紙はアンディとヴィクトル。 そして、わざわざ「No.0」「44」「不死VS不死」と分けて書かれたサブタイトル。 しかもメインのはずの「不死VS不死」よりも「44」の方がフォントがでかい! いやあ、すごいね「4(死)と4(死)」と「不死と不死」を重ねてくるとは。 よくこんなにぴったりはまるように調整できるな。 そして「アンデッドアンデッド」というルビがまた良いよね。 実は、「No.0」ってのは、もしかしたらヴィクトルがユニオンの「No.0」ってことなのかな、ってちょっと思ったんだよ。 No.1のジュイスの隠し札的な存在なのかな、って。 まあ、アンディがいる限り、切れない札になっちゃうんだけどね。 さて本編。 アンディにひっついて、ぐしゃぐしゃに泣いてる風子ちゃんがかわええ。 ここんとこ凛々しいというか、ものすごく頑張ってる感じの風子ちゃんだったけど、こうやってアンディに頼り切った感じでわんわん泣いてる姿は、なんかちょっとホッとするね。 風子ちゃんがようやく安心できる場所に戻ることができたって感じで。 定位置(?)に戻った風子ちゃんを背負いながら、なぜ風子ちゃんを追い回しているのかと訊ねるアンディ。 「その女が勝手に過去を覗こうとするからだ」って、まあ、気持ちはわからんでもない。 本物(?)のアンディは自分の過去を風子ちゃんにみせることを許可したけれど、ヴィクトルの許可はとってないからね。 自分の記憶に入れるのを拒否するのは、当然の権利だと思う。 やり方が過激すぎるけど。 「俺は外に用がある」「出て殺さなきゃならない奴がいるんでな」って誰のことなんだろう。 真っ先に思いついたのはビリー様なんだよね。 ユニオンを裏切って、ジュイスさんを傷つけてるから、ヴィクトルが「殺す!」ってなるのは当然かと思う。ついでにユニオンの敵対組織になるアンダーも潰せるからジュイスさんの憂いを取り除いてやれるし。 あと、可能性として考えられるのは安野先生かな。 おれの記憶に他人を踏み込ませやがって、ってなる可能性はあるんじゃないかな、と。 「そいつに依存している外のお前」って、さらっとすごいこと言われたような気がする。 ヴィクトルには、アンディが風子ちゃんに依存しているようにみえるんだな。 「こいつのおかげで今のオレは変われた」「死の捉え方」「未来への希望」「だから今の俺はここにいる」 このセ...

『週刊少年ジャンプ』2021年02号 感想

『Dr.STONE』 (Z=178 科学は山を越えて) ルーナが千空に「彼氏になって」って言った件、結局どうなったんだろう、と思ってたら、ルーナが部下を引き連れてゼノ側から逃げるための口実をつくろうとした、というのが千空の解釈だったのか。 千空には自分が女性にモテるという発想がないから、それ以外の理由を探したらそれを思いついた、ってとこなんだろうな。 でも、千空にそこらへんをはっきり言われてるのに「付き合ってる」って認識だったルーナ、すごいな。 で、「それ、付き合ってはないよ、たぶん?」と言われて、「そうなの!??」「頑張んなきゃ…」ってなるのもすごい。 付き合ってないんなら、頑張って付き合ってもらえるようにしよう、とすぐに切り替えるって、なかなかできることじゃない。 あと、ぶっこみチェルシーちゃん、めっちゃかわええ。 全員の身長、体重がでてきて、ちょっと笑った。 こういうのって、コミックスおまけとかではたまにみるけど、本編ではなかなかみないよ。 大樹と司が重いけど、ほとんど筋肉なんだろうな。 特に大樹は復活してからずっと肉体労働してるし。 『ONE PIECE』 (第998話 “古代種”) 「元七武海」よりも「“麦わらの一味”操舵手」の方が価値がある、と言い切るジンベエがかっけえな。 隙あらば自分が“麦わらの一味”だってことを強調したいんだな、ジンベエ。 『ブラッククローバー』 (ページ275 業火の化身) メレオレオナ様がかっこよすぎ! あと、ナハトの手回しが良すぎる。この人、陰でめっちゃがんばってる。 『マッシュル -MASHLE-』 (第43話 マッシュ・バーンデッドと杖の店) 重すぎる杖を持って歩いたら、地面にめりこんで大変なんじゃなかろうか、と妙な心配をしてしまう。 あの杖を投げつけられたら確実に死ぬよね。 みんなではしゃいだ後で、「学生を…満喫した…!!」と吠えているコマをみて、みんなボッチだったんだな……ってなった。 まあ、みんないろいろと抱えているものがあるから。 『チェンソーマン』 (第97話 愛・ラブ・チェンソー) センターカラーの1枚絵の方、タツキ先生には珍しい塗り方だな、と思ったらアニメのティザービジュアルだった。 えっ? この絵を動かすつもりなの? アニメーターさん死なない? と思ってたら、MAPPAさんのコメントで「スタジオの威信をかけ...

『呪術廻戦』(5ページ番外編) 箇条書き感想

前号で予告されていた通り、番外編です。 今回は箇条書きで書きます。 ・表紙は京都校女子組。そういえば、西宮ちゃんだけアニメ未登場だな。声はどなたになるんだろう ・虎杖、バスケのユニフォームがめっちゃ似合う。でも、虎杖がチームに入ったらとんでもないことになりそう ・「パンダは食えるよな」ってパンダ先輩がいる場所で言っちゃう伏黒。これ、パンダ先輩が背後にいることに気づいてるか、気づいてないか、でだいぶジャッジ変わるな。個人的には、気づいてても言うイメージがある。本人的には、思いついたから言っただけ、って感じで ・冥冥さんが500円程度で釣れるとはがっかりです(笑) ・かりん糖と言われて宿儺の指くわされて、虎杖の顔にズッて文様でてきた絵がちょっとかわいかった。いや、これ「怒った?」で済むことじゃないよね ・五条先生の「今後、このようなことがないようにしますので」は、誰に対して言ってるんだろう。多分、深読みしていいですよ、ってことなんだろうけど

『アンデッドアンラック』(No.043 DEADLINE) 感想(約束の日)

センターカラーは、風子ちゃんを中心に、アンディと隊長とヴィクトル。 同一人物が3パターンもあるのおもしろい。 そして、隊長からアンディに移行するのって、いまだに、どうしてそうなった! 感がある。 安野先生のとこにやっぱりリップたちが来たか。 あんな目立つ目印あったらそりゃ来るよね。 安野先生はオータムの爪をひっこめるわけにはいかないはずだけど、どうやって戦うのかな。 元々、持ってる否定者の能力があるはずだから、完全な丸腰ではないだろうけど。 まだアーティファクトを隠し持ってる可能性もあるし。 アンディの本の中の世界で何があっても、やっぱり現実は変わらないのね。 でも、ifの世界で過ごした時間は、アンディの記憶に残る。風子ちゃんの記憶にも残る。 そして、当然のごとくヴィクトルの記憶にも残っちゃう……ということで、ヴィクトルが現れた! ヴィクトル、ユニオンの制服を着てるんだな。 ぴっちぴちだけど(笑)。 ロンギングで風子ちゃんのことを「大した女だ」って言ってたので、風子ちゃんのことを認めてくれてるのかと思ったら、殺意ましましだったよ。 アンディの意識が強くあるかぎり、自分が表に出られないので、風子ちゃんを殺して弱ったところを乗っ取ろう作戦か。 これ、ジュイスさんが知ったら激怒案件じゃない? 本の中で死ぬと章スキップする仕様か。 こういうことなんで知ってるの? 以前のループでもオータムと戦って、本の世界に入り込んだ前例があるのかな。 てか、本の中とはいえ、風子ちゃんを殺しまくりとか、間違いなくアンディ激怒案件。 殺され続け、2020年8月1日の新宿まで飛ばされた風子ちゃん。 現実の風子ちゃんは、死ぬしかない、と思い込んでここに来ていたけど、今は「私はまだ死ねない…!! 死ぬわけにはいかない…!!」ってなってるの感慨深い。 でも「私まだ…あなたに何も返してない!!」はアンディがきいたら、そんなわけねーだろ、って言いそうだよ。 見開きの「死閃(デッドライン)」がすごいな。 黒い線(実際は赤い線なんだろうな)が弧を描いて、ビルを斬る絵がなんかめっちゃきれいだ。 爪の間からウォーターカッターみたいに血を噴き出させてるっぽいけど、威力がこわすぎる。 これは「戦神」と呼ばれるのも当然。 「不死」の能力の拡張でここまでできるとは。 ロンギングでユニオンと戦った時は、めっちゃ手加減してた...

『週刊少年ジャンプ』2021年01号 感想

『ジャンプ』は一足はやく2021年に突入。 2020年はいろいろありすぎた『ジャンプ』だったけど、2021年は楽しく過ぎて欲しいものです。 ところで、おまけのマッシュルシール、シュークリーム多すぎじゃないですか? 『Dr.STONE』 (Z=177 MEDUSA MECHANISM) 石化装置の解析を指示した千空。 どういう機構でつくられているのかはわからないけど、素材が既知のものであれば複製できる可能性はあるってことか。 この話をアメリカ側にうまく持ち込んでるニッキーが頼もしすぎる。 電池切れかと思っても、一度はずして元に戻すと動き出すことってあるよね。またすぐに止まるけど。 それと同じ現象が石化装置でも起こるとはっ。 てか、あの技師さん、せっかく石化を解いてもらったのに、また石化しちゃったのちょっと笑った。 『呪術廻戦』 (第132話 渋谷事変・49) 別記事(歯車は廻る)になりました。 『破壊神マグちゃん』 (第23話 狂乱の鉄火場) 掲載位置があがっててびっくりした。 お金のことを知らず、よくわからんうちにウーネラスさんにバイト代を巻き上げられていたナプタークが、ついにお金が何かを知った。 スーパーのレジで錬くんに持ち上げてもらってお金を出すナプタークかわええな。 てか、この町の人たち、あの変な生物にあんまり驚かないよね。レジの店員さんといい、宝くじ売り場の人といい。 ついにバイト代でなにができるのかを理解したナプターク。 「この世界は金が総てなのでは…!?」ってなる。 さすが「狂乱」。突然、わけのわからんハイテンション状態になる。 「ナプってんなあ」って姉ちゃんが新語を持ちだしてきたけど、確かに、なんとなくわかる。 ウーネラスさん、オカルト研究会ですごろく楽しんでて、唯歌ちゃんをよしよししたり、すっかりなじんでるな。 しかし、ウーネラスさん相手にいかさまをやろうとは、身の程知らずもいいとこだぞ、ナプターク。 で、イズマくんに強制労働させられるという。 サングラス姿のイズマくんに笑っちゃったんだが、あれも、ああいう時はこういう姿になるべき、とかウーネラスさんにだまされているんだろうな。 わりと感情の揺れが少なくどっしり構えている印象のマグちゃんとウーネラスさんに比べ、ナプタークは本当に感情の起伏が激しいな。 でも、錬くんも姉ちゃんも、あきれながらもナプターク...

『呪術廻戦』(第132話 渋谷事変・49) 感想(歯車は廻る)

虎杖の黒への対策を済ませていた真人。 だが、虎杖がはなったのは黒閃ではなく逕庭拳だった。 そっか……ここで初期技の逕庭拳がくるか……。 真人は逕庭拳のことを知らなかったのか? と思ってコミックスを読み返してみたんだけど、初戦で逕庭拳くらいかけたけど、その寸前で逃げてた。 で、ここで東堂が大仰に登場だよ。 「腕なんて飾りさ。拍手とは魂の喝采!!」 なんかめっちゃかっこええこと言ってる! いや、腕は飾りじゃないよね。ないとめっちゃ生活困るよね。 で、手首から先がなくなった左腕の断面と、右腕をたたき合わせる。 痛い。これめっちゃ痛いやつ。 で、真人が身構えたけど、何とも入れ替わってない。 「俺の「不義遊戯」はもう死んでいる」 これを言った時の東堂がちょっとさびしそうだ。 虎杖の命と引き換えなら惜しくはないんだろうが、それでもやっぱりここまで磨いてきた術式を失うのはつらいだろう。 てか、あんな大げさなポーズとって、いかにもやりそう、っていう空気を醸し出しておいてフェイクとは……さすが東堂だな。 もう「不義遊戯」は使えないのか。あんなに自由自在に使いこなしていた術式だったのに。めっちゃ便利だったのに。 でもなくした後も活用した、というのが「不義遊戯」をあますところなく使い切ったって感じでとてもよい。 どうしよう。東堂がめっちゃかっこええ。 で、東堂がつくってくれた隙をついての黒閃ですよ! かっけええええ! 「もう意味も理由もいらない」 「錆び付くまで呪いを殺し続ける」 これは、虎杖が完全に呪術師としての自分を受け入れたってことなのかな、って思った。 「正しい死」を求める、という虎杖の当初の願いは消えてしまったんだろうか。 それとも、その土台の上に、自分を滅してただの歯車になる、という決意を乗っけてしまったんだろうか。 この渋谷事変で多くの命を失わせた責を背負い、七海さんを失い、野薔薇ちゃんを失いかけた虎杖。 自分に対して「死ねよ」と言った虎杖。 その虎杖が自分が生きなければいけない理由をここで得た。 でも、虎杖も部分的に呪いになってしまっているんだから、これ最終的には、自分自身も殺さなきゃいけないやつだよね。 まあ、当初から、宿儺と一緒に死ぬことにはなってたけど。 歯車といえば、伏黒は呪術師を「呪術師はそんな“報い”の歯車の一つだ」と言っていた。 これは、虎杖も同じところにた...

『アンデッドアンラック』4巻 箇条書き感想

ちょっと出遅れました。『アンデッドアンラック』の4巻の箇条書き感想です。 ・表紙は中段が不死+不運+不動。上段がビリー様。下段が不可触。この巻はこの5人がメインなので妥当なところだけど、単行本勢にはなんでビリー様? ってなるかも ・シルバー×レッドパープルの配色がめっちゃおしゃれ ・タチアナちゃんは帯でいい感じに隠れてるけど、かなりギリギリな気がする ・著者コメントは駅にでっかい広告だしてもらえたので、お父様と見に行ったお話。『ジャンプ』の巻末コメントでもこの話をしてらっしゃったけど、親子仲が良さそうで微笑ましい ・タチアナちゃんは年齢不詳。身長はトップくんと張り合えるくらいらしい ・あのタチアナちゃんが入ってる球は、タチアナちゃんの成長に合わせて少しずつ大きくしていたりするんだろうか。それとも最初っから成長を見越して大きめにつくってあるんだろうか ・タチアナちゃんのプロフがビリー様まみれで泣く ・タチアナちゃん、暴走の危険があるので親しい人をなるべくつくらないようにしていた、って本当に厄介な能力だな ・でも、風子ちゃんと仲良くなったきっかけでミコちゃんやムイちゃんと仲良くなったって、きっとみんなで女子会やってる ・ビリー様とメンテ担当ニコ以外の男性にはまだ塩対応なのかな。アンディにいたっては嫌われても仕方ないことしてるしな ・リップの趣味は、解剖、裁縫、料理か。手先が器用そうだよね。てか、解剖が趣味って、なにを解剖してるの…… ・ラトラの特技が占い……当たらない能力持ちで占いって…… ・「ママー!!」って言ってラトラにひっぱたかれてるリップかわええ。このふたりめっちゃ仲良しだな ・プロフでショタ化リップ描かれててネタバレくらった、ってのを読んで、本誌派なので気づかなかったんだけど、確かにショタ化リップが登場ページの前にこのページ載っちゃってるね。ドンマイ! ・不動が「強制発動型(審査中)」ってなってるんだけど、任意発動型の可能性があるってこと? ・タチアナちゃんがチカラくんのことを「スケベタマネギ」って呼んでたのは、『君に伝われ』にそういう愛称のキャラがいて似ていたから、だそうだ。チカラくんがそれを知ってホッとしたの、なんかわかる。「スケベタマネギ」っていう印象だったから、よりはだいぶマシだもんね ・一心が鎧を脱がない理由は「恥」らしい。姿をみられること自体が恥な...

『アンデッドアンラック』(No.042 忘れなければ) 感想(遠い約束にたどりつくまで)

表紙は隊長時代アンディ。 頭に包帯巻いてるのは、カードを隠してるのかな。 子供たちを守るためにアンディたちを襲う手助けをしてしまった店主さん。 彼女にアンディが示した償い方は、毎年、命日にお酒をお墓に注ぐこと。新商品が出た時も同じく注ぐこと。 お酒をお墓に注ぐたびに、彼女は自分の罪を思い返し、苦しむのだろう。 それでも、その償いは彼女が罪の重さに耐えかねて死を選んでしまわない理由になるんじゃないかと思う。 多分、命日だけじゃなくって、彼女は毎日、お参りするんじゃないかな。 あとのページで、大きくなった娘さんも一緒にお酒を注いでいる。 娘さんは、自分たちを助けてくれた人たちがいた、ということを覚えているのかな。 もしかしたら、お酒を注ぐ儀式は2020年まで子孫たちが続けてたのかもしれない。 でも、そのお墓もロンギングの人たちも、スポイルに腐らされて、風子ちゃんの「不運」が引き寄せた隕石で消え去ったんだろうな、と思うといろいろと複雑だ。 アンディと風子ちゃんが戦いながら過ごした四季の風景。 風子ちゃん、ばりばり戦ってるな。 少なくとも1年は一緒にいて、その間、アンディは一度も笑わなくて、多分、一度も泣かなかったんだろう。 その分、風子ちゃんはたくさん笑って、たくさん泣いたんだろう。 新しくできた仲間に、不運を与える風子ちゃん。 まあ、仲良くなってから、うっかり触れたら大惨事だから、自分に触れると危ないよ、と教えておくのは大事だよね。 てか、風子ちゃん、すっかり英語ぺらぺらになってるんだな。 このスキル、現実に戻っても保持されるんだろうか。 そして、アンディと会話する時は日本語な風子ちゃん。 発動した不運の内容を当てるとは、完全に「不運」の能力を把握してるな。 あと、風子ちゃんが誰に対してどの程度の好感度を抱くか、ということも。 アンディが問うてきた「死」の定義。 アンディにとってのそれは「思考を止めた時」。 それはつまり、「変化」がなくなったら人は死ぬ、ってことだ。 でも風子ちゃんは「誰にも覚えてもらえなくなった時」と考えている。 それは、両親を失った風子ちゃんの経験からくる考えだ。 「会えない事が死だと思った」のコマに、台所が描かれているのがせつない。 風子ちゃんにとって、両親と過ごした日常の象徴が、台所なんだよね。 でも、その台所に誰もいない、ということが、当たり前...

『呪術廻戦』(第131話 渋谷事変・48) 感想(はた迷惑な自分探し)

『ジャンプ』表紙の虎杖がなんだかちょっと幼くみえる。 でも、だいぶ落ち着いてるようにもみえる。 なんだろう。呪術師っぽくなってるのかな……。 そして、バックに真人、で巻頭カラーの方も虎杖&真人で、こちらは真人メインなのね。 この真人の色合いめっちゃ禍々しいな。 『魔人探偵脳噛ネウロ』で出てきた「人肉色」って感じだ。 真人のこれまでの変形は、その場その場で一番よさげな形態をチョイスしてみた、って感じで、道具を選ぶみたいな感覚で変形してたんじゃないかな、って思うんだけど、今回のは「変態」って感じかな。 つまり、ステージが変わった。 「驚いたよ。オマエが自分探しをするタイプだったとはな」ってセリフがめっちゃかっこええ。 なんか、虎杖が不思議なくらい落ち着いてる感じがするな。 台風の目に入ってる感じというか。 真人がやってたのは、レベル上げじゃなくて自分探し、か。 はた迷惑な自分探しだな。 でも、人間の呪霊と考えれば、自分探しをはじめるのは当然なのかもしれない。 「お互い、元気いっぱいだな」って、まあ、メンタル的にはふたりとも元気だよね。 からだはボロボロだけど。 虎杖は真人を倒すという方に気持ちがいってるから、今は元気な感じだけど、この後また曇るんだろうな、と思うとどんよりする。 正直なとこ、真人を倒せるか否かより、そっちの方が気になる。