『アンデッドアンラック』(No.049 こっちのもんだ) 感想(神の意志と人間の意志)
LINEスタンプ総選挙の結果発表されてた。
うん、アプリでみたから知ってた。
アンディが1位なのはともかく、ほとんど差がなく2位がシェンなんだね。
そして、ムイちゃんが4位! これには戸塚先生も巻末コメントで喜んでらしたよね。
人気投票って、作品によって男性キャラに偏ったり女性キャラに偏ったりするけど、『アンデッドアンラック』は全体的にばらけてて、ここらへん、このマンガらしいな、って思った。
LINEスタンプで欲しいキャラと好きなキャラはちょっと別なのかもしれないけど。
さて本編。
アンシーンはギャングの一員だったのか。
アンディいわく、否定者の人生は3パターン。
「能力と向き合い生きる」、「絶望して死を選ぶ」、「開き直り悪さ」をする。
1番目が安野先生やチカラくんで、2番目が風子ちゃんがなりかけたもので、アンシーンは3番目なのね。
アンディは2番を選びようがなく、性格的に3番を選べず、自動的に1番になったって感じだけど。
しかし、両瞼を閉じている間は視認されない、って本人、どういう経緯で知ったんだろう。
これ、本人だけでは気づきようがないよね。
目を閉じてるとやたら人がぶつかってくる、とかあったのかな。
本人が「両目を閉じる」がルールだと認識してるから、第3の目だけが開いてる分にはOKね! ってことになってたらしい。
これもきっと、本人の意識が変わったら別の使いようがあったんだろうな。
自分のものと認識しているものも見えなくなるけど、第3の目だけが浮いてみえてる絵があったから、あれはアンシーン的には自分のものじゃなかった、ということか。
第3の目だけ浮いてる状態は、人間がそのままいるよりはみつかりにくいかもだけど、やっぱりちゃんとみてたらみつかるので、ある程度接近したら第3の目も閉じなきゃいけなくなって、視界ゼロになる……めっちゃ扱いづらくない? この能力。
安野先生は視認というか認知されなくなるけど、相手に影響を与えることもできないので、攻撃力皆無なわけで、こちらはまったく戦闘向きじゃない。
まあ、認識されなければ、そもそも戦闘状態に突入することもないけどな。
目が覚めたら、血を噴き出してる下半身だけが立ってて、ひざに無腕になった安野先生がいるって状況がひどすぎる。
いくらアンディを見慣れてる風子ちゃんでも、これはさすがにうってなる。
そこに、冷静に状況を説明して「切り替えろ」とだけ言うアンディがかっこいいし、これって風子ちゃんを信頼してるからできることだよね。
おそらく、ifアンディと旅をしていた間、こんな修羅場が何度かあったんだろうな……。
ここで、こみあげてくるものを呑み込んで、「良い旅だったな」という言葉に「……うん!」って力強く答える風子ちゃんがかっこええです。
アンディの期待に応えたいし、アンディとの旅の成果があったと信じてもらいたいから、自分は大丈夫だよアピールしたんじゃないかな、って思ってる。
ところで、アンダー側の着ぐるみは何かと思ってたんだけど、中身、子供だった。
リップが「バックス」と呼んでて本人は「バニー」と自称してるから、つまりバックスバニー?
ずいぶんまるまるとしたバックスバニーだな。
明くんの落描きの中に「バック」ってのがいたけど、この子のことかな。
言動が唐突すぎてわけわからんキャラだな、と思ったけど、安野先生もそうだったので、今のとこ判断保留。
なんならアンディも登場時は唐突すぎるキャラだったしな。
風子ちゃんの銃を盗って吸収(?)したのは否定能力だと思うけど、なにがなんだかわからない。
とりあえず、バニーちゃんを無力化することに成功した風子ちゃん。
リップに対オータム戦での共闘を持ちかける。
まあ、オータムを捕獲したい、という点においては協力できるよね。
成功したとして、コアをどっちが持って帰るかでまたもめると思うけど、ここで戦って戦力削り合うくらいなら、ひとまず休戦してオータムを一緒に倒した方が効率がいいのは確か。
「皆、目的は違うが、利害が一致した場合のみ集まり協力する。それがアンダーだ」
アンダーは否定者たちの互助会的な組織だったか。
ジュイスさんの統率力と「神を殺す」という意志でまとめられたユニオンとは、方向性がまったく違うな。
これ、ユニオンの否定者としての任務をこなしつつ、否定者を探してアンダーに勧誘していたとしたら、ずいぶんと働き者だな、ビリー様。
ところで、ファンの「アーティファクト集め」はなんとなくわかるんだけど、クリードの「国盗り」って何がしたいの? 自分が王様の国が欲しいの? それとも、乗っ取りたい国があるの?
「キミもラトラちゃんもアークには乗れない」
ラトラと一緒にアークに乗りたいリップに対する、安野先生の宣告。
すでに安野先生の知らない物語になってるはずなのに、ここまできっぱり言われるということは、アークにはなんらかの条件を満たした人しか乗れなくて、リップとラトラはそれを満たせない、ってことなのかな。
お墓の前に立ち尽くすリップとラトラ。
「私が妹を殺したの。私が占いさえしなければ」
「執刀したのはオレだ!! オレが切りさえしなければライラは…」
って会話から察するに、ラトラに「今日、出かけるといいことあるよ」とか言われて出かけたら事故に遭ったとか、元々、ライラの具合が悪くて「手術は成功する」と占ったら失敗した、とかそういうことだよね、多分。
で、執刀医がリップで、メスで切ったら治療できない状態になったと……。
なにその地獄みたいな状況。
絶対に当たらない占い師と、絶対に治らない外科医とか、組み合わせがひどすぎる。
おそらく、ラトラの妹がライラで、その彼氏がリップ、ということなんだろうね。
このふたりの、距離感は近いけど、恋人的な甘さはあんまり感じないな、っていう雰囲気は、家族に近い関係からきてるものなのか。
でも、そんな近しい関係のふたりが、多分、同時期に否定能力に目覚めるって、あまりにも出来すぎてない?
そもそも、これまで描かれてきた、否定能力者たちが否定能力に目覚めたタイミングは、あまりにもできすぎていた。
これはやっぱり、「神」とやらには「意志」があって、否定能力はランダムに当たるものではなく、神の采配で配られてるとしか思えなくなってくるよな……。
「意志」があるのなら風子ちゃんが「理解」をする余地があるわけで、それなら風子ちゃんの能力が効く可能性があるってことでもあるけど。
「だからアークでやり直す。アイツの為ならオレは全てをかけられる」
ここのリップがめっちゃかっこええ。子供のままだけど。
アークでループを乗り越えることができたとして、ライラが再び生まれたとして、でもそれは、リップが知ってるライラと同じ存在じゃないだろう。
それでも、リップはやり直したい。
それほどに、絶望は深い……。
ところで「両足だろーが」って言ってるけど、足にアーティファクトを装着するために、ちゃんと動く足を切ったの、もしかして。
覚悟がすごすぎる。
大事な人を失い、仕事も続けられなくなり、死ぬ程「神」を憎んでるんじゃないかと思うんだけど、それでも神殺しではなく、次のループに行くことを望む。
そもそもあんなもん殺せないだろ、っていう判断になるのはわかる。あんな映像をみたらそりゃそうなる。
だったら、神を殺せる可能性を信じさせることができたら、リップとラトラがユニオンにつく可能性もあったりするのか?
それとも、神を殺せたとしても、ライラは生き返らないんだから、やっぱり次のループに行くことを望むのか?
ラトラがなんか不思議なものに乗ってる。
バイクの芯(?)部分だけみたいな。
オータムはアンディの本につられて移動してきたのか。
めっちゃ分厚い本がある、あれはおもしろいんじゃないか? って駆け付けてきたのかな。
本好きとしては気持ちはよくわかる。
でも、それはもうないんだ……かわいそう……。
というわけで、安野先生の介入によって中断されていたオータム戦が再開。
否定者6人がかり……って、安野先生は数に入れてよいんだろうか。
安野先生、生き残りそうな気がしてきたよ。
うん、アプリでみたから知ってた。
アンディが1位なのはともかく、ほとんど差がなく2位がシェンなんだね。
そして、ムイちゃんが4位! これには戸塚先生も巻末コメントで喜んでらしたよね。
人気投票って、作品によって男性キャラに偏ったり女性キャラに偏ったりするけど、『アンデッドアンラック』は全体的にばらけてて、ここらへん、このマンガらしいな、って思った。
LINEスタンプで欲しいキャラと好きなキャラはちょっと別なのかもしれないけど。
さて本編。
アンシーンはギャングの一員だったのか。
アンディいわく、否定者の人生は3パターン。
「能力と向き合い生きる」、「絶望して死を選ぶ」、「開き直り悪さ」をする。
1番目が安野先生やチカラくんで、2番目が風子ちゃんがなりかけたもので、アンシーンは3番目なのね。
アンディは2番を選びようがなく、性格的に3番を選べず、自動的に1番になったって感じだけど。
しかし、両瞼を閉じている間は視認されない、って本人、どういう経緯で知ったんだろう。
これ、本人だけでは気づきようがないよね。
目を閉じてるとやたら人がぶつかってくる、とかあったのかな。
本人が「両目を閉じる」がルールだと認識してるから、第3の目だけが開いてる分にはOKね! ってことになってたらしい。
これもきっと、本人の意識が変わったら別の使いようがあったんだろうな。
自分のものと認識しているものも見えなくなるけど、第3の目だけが浮いてみえてる絵があったから、あれはアンシーン的には自分のものじゃなかった、ということか。
第3の目だけ浮いてる状態は、人間がそのままいるよりはみつかりにくいかもだけど、やっぱりちゃんとみてたらみつかるので、ある程度接近したら第3の目も閉じなきゃいけなくなって、視界ゼロになる……めっちゃ扱いづらくない? この能力。
安野先生は視認というか認知されなくなるけど、相手に影響を与えることもできないので、攻撃力皆無なわけで、こちらはまったく戦闘向きじゃない。
まあ、認識されなければ、そもそも戦闘状態に突入することもないけどな。
目が覚めたら、血を噴き出してる下半身だけが立ってて、ひざに無腕になった安野先生がいるって状況がひどすぎる。
いくらアンディを見慣れてる風子ちゃんでも、これはさすがにうってなる。
そこに、冷静に状況を説明して「切り替えろ」とだけ言うアンディがかっこいいし、これって風子ちゃんを信頼してるからできることだよね。
おそらく、ifアンディと旅をしていた間、こんな修羅場が何度かあったんだろうな……。
ここで、こみあげてくるものを呑み込んで、「良い旅だったな」という言葉に「……うん!」って力強く答える風子ちゃんがかっこええです。
アンディの期待に応えたいし、アンディとの旅の成果があったと信じてもらいたいから、自分は大丈夫だよアピールしたんじゃないかな、って思ってる。
ところで、アンダー側の着ぐるみは何かと思ってたんだけど、中身、子供だった。
リップが「バックス」と呼んでて本人は「バニー」と自称してるから、つまりバックスバニー?
ずいぶんまるまるとしたバックスバニーだな。
明くんの落描きの中に「バック」ってのがいたけど、この子のことかな。
言動が唐突すぎてわけわからんキャラだな、と思ったけど、安野先生もそうだったので、今のとこ判断保留。
なんならアンディも登場時は唐突すぎるキャラだったしな。
風子ちゃんの銃を盗って吸収(?)したのは否定能力だと思うけど、なにがなんだかわからない。
とりあえず、バニーちゃんを無力化することに成功した風子ちゃん。
リップに対オータム戦での共闘を持ちかける。
まあ、オータムを捕獲したい、という点においては協力できるよね。
成功したとして、コアをどっちが持って帰るかでまたもめると思うけど、ここで戦って戦力削り合うくらいなら、ひとまず休戦してオータムを一緒に倒した方が効率がいいのは確か。
「皆、目的は違うが、利害が一致した場合のみ集まり協力する。それがアンダーだ」
アンダーは否定者たちの互助会的な組織だったか。
ジュイスさんの統率力と「神を殺す」という意志でまとめられたユニオンとは、方向性がまったく違うな。
これ、ユニオンの否定者としての任務をこなしつつ、否定者を探してアンダーに勧誘していたとしたら、ずいぶんと働き者だな、ビリー様。
ところで、ファンの「アーティファクト集め」はなんとなくわかるんだけど、クリードの「国盗り」って何がしたいの? 自分が王様の国が欲しいの? それとも、乗っ取りたい国があるの?
「キミもラトラちゃんもアークには乗れない」
ラトラと一緒にアークに乗りたいリップに対する、安野先生の宣告。
すでに安野先生の知らない物語になってるはずなのに、ここまできっぱり言われるということは、アークにはなんらかの条件を満たした人しか乗れなくて、リップとラトラはそれを満たせない、ってことなのかな。
お墓の前に立ち尽くすリップとラトラ。
「私が妹を殺したの。私が占いさえしなければ」
「執刀したのはオレだ!! オレが切りさえしなければライラは…」
って会話から察するに、ラトラに「今日、出かけるといいことあるよ」とか言われて出かけたら事故に遭ったとか、元々、ライラの具合が悪くて「手術は成功する」と占ったら失敗した、とかそういうことだよね、多分。
で、執刀医がリップで、メスで切ったら治療できない状態になったと……。
なにその地獄みたいな状況。
絶対に当たらない占い師と、絶対に治らない外科医とか、組み合わせがひどすぎる。
おそらく、ラトラの妹がライラで、その彼氏がリップ、ということなんだろうね。
このふたりの、距離感は近いけど、恋人的な甘さはあんまり感じないな、っていう雰囲気は、家族に近い関係からきてるものなのか。
でも、そんな近しい関係のふたりが、多分、同時期に否定能力に目覚めるって、あまりにも出来すぎてない?
そもそも、これまで描かれてきた、否定能力者たちが否定能力に目覚めたタイミングは、あまりにもできすぎていた。
これはやっぱり、「神」とやらには「意志」があって、否定能力はランダムに当たるものではなく、神の采配で配られてるとしか思えなくなってくるよな……。
「意志」があるのなら風子ちゃんが「理解」をする余地があるわけで、それなら風子ちゃんの能力が効く可能性があるってことでもあるけど。
「だからアークでやり直す。アイツの為ならオレは全てをかけられる」
ここのリップがめっちゃかっこええ。子供のままだけど。
アークでループを乗り越えることができたとして、ライラが再び生まれたとして、でもそれは、リップが知ってるライラと同じ存在じゃないだろう。
それでも、リップはやり直したい。
それほどに、絶望は深い……。
ところで「両足だろーが」って言ってるけど、足にアーティファクトを装着するために、ちゃんと動く足を切ったの、もしかして。
覚悟がすごすぎる。
大事な人を失い、仕事も続けられなくなり、死ぬ程「神」を憎んでるんじゃないかと思うんだけど、それでも神殺しではなく、次のループに行くことを望む。
そもそもあんなもん殺せないだろ、っていう判断になるのはわかる。あんな映像をみたらそりゃそうなる。
だったら、神を殺せる可能性を信じさせることができたら、リップとラトラがユニオンにつく可能性もあったりするのか?
それとも、神を殺せたとしても、ライラは生き返らないんだから、やっぱり次のループに行くことを望むのか?
ラトラがなんか不思議なものに乗ってる。
バイクの芯(?)部分だけみたいな。
オータムはアンディの本につられて移動してきたのか。
めっちゃ分厚い本がある、あれはおもしろいんじゃないか? って駆け付けてきたのかな。
本好きとしては気持ちはよくわかる。
でも、それはもうないんだ……かわいそう……。
というわけで、安野先生の介入によって中断されていたオータム戦が再開。
否定者6人がかり……って、安野先生は数に入れてよいんだろうか。
安野先生、生き残りそうな気がしてきたよ。