『週刊少年ジャンプ』2021年10号 感想

『ブラッククローバー』(ページ281 王国への強襲)
魔法帝、元に戻れたんだ、と思ったんだけど、ちょっと若い、と思ったら10年分、先に進めただけだった。
つまり20歳くらいの頃の魔法帝。
しかしすぐに子どもに戻っちゃった……。
これまでせっかくごまかしてたのに、人前で戻っちゃったから、これからは開き直って子供の姿のままになるのかね。
それとも、この一件が終わったら、魔法帝交代という流れになるのか。

ふたりでひとつの魔法帝、的にアスタとユノが魔法帝の地位を分け合う結末になるかな、と以前は思ってたけど、アスタがクローバー王国の魔法帝になって、ユノがスペード王国の国王兼魔法帝になるのかな、って気がしてきた。

『逃げ上手の若君』(第3話 仇討ち1333)
別記事になりました。

『アンデッドアンラック』(No.050 任せたよ)
別記事(託された者たち)になりました。

『破壊神マグちゃん』(第30話 甘き日の狂騒曲)
巻末の編集さんのコメントによると、ゾンゼ=ゲは邪神ではないそうです。
上位存在なのは確かだろうから、上位存在=邪神ではないってことね。
マグちゃんがゾンゼ=ゲは神ではないと言ってたのは、邪神ではあるけれど、自分とはレベルが違いすぎるから神と認めない、的なことなのかと思っていたよ。

さて、バレンタイン回ですよ。
今の『ジャンプ』連載陣で、季節物イベントがオンタイムで発生するのは、このマンガだけだな。

恋に悩む少年・錬くんに、惚れ薬を渡すウーネラスさん、マジ邪神。
てか、マグちゃんとナプタークはもう邪神要素がほとんどなくなってるな。
元々マグちゃんは強大な能力を持ってるだけで、理由もなく人間を苦しめようとはしないから。
ウーネラスさんは自分の楽しみのためだけに、人間を唆し、破滅に導こうとするところが、めっちゃ邪神っぽくてステキ。
さらに、イイ感じになったところでルルちゃんが正気に戻るように効果を設定してあったとか、錬くんを陥れるためにとことん考え抜いてて、本当に邪神すぎる。

しかしながら、あの誘惑に打ち勝つ錬くん……かっこいいぞ。
ところで、「ラブをコメなさい!!」ってなんなんだ、ウーネラスさん。

ナプタークはちゃんとバイト代をやりくりして食材を買って、料理の腕を磨いてるんだな。
ちょっと前までギャンブルに狂乱してたのに、すごい進歩。
てか、プリンつくるのになんでネギが必要なんだ……(←リン姉さんにお使いを頼まれたのか?)。

ナプタークにきゃっきゃしている三人娘がやたらかわええです。
で、いきなりモテはじめたことを、自分の魅力ではなく、自分がつくったプリンがおいしすぎたから、と考えるナプタークが良い!
料理をほめられることが何よりうれしいとは、すっかり料理人だな、ナプターク。

そして、リン姉さんがやたらかっこいい。
この人、宝塚で男役トップになれるんじゃない? って感じのかっこよさ。

最後に錬くんにいいことがあってよかった。
正義を貫き通した子にはご褒美があってしかるべき。うん。

『あやかしトライアングル』(第31話 塵塚怪王)
画楽はあやかしなのに、メディアにやたら露出してるのなんでだろうな、あやかしを人間がちやほやするのがおもしろいのか、好奇心旺盛なのでなんかおもしろそうだから乗ってるのか、と思ってたら、自分の知名度をあげて力を得るのが目的だったか。
神や妖怪は知る人が多いほど強くなる、という設定はそういえばよくあるよね(『ぬらりひょんの孫』でもそんなのあった)。

画楽は前世のすずちゃんが好きだったけど、現世のすずちゃんは恋の対象じゃない。
それでも、幸せでいて欲しい存在ではある、ってとこかな。