『アンデッドアンラック』(No.194 Beast) 感想(ゲームとしてのクエスト)

センターカラー絵がちょっと映画ポスターっぽい。
あと、ジュリアちゃんと春歌ちゃんの髪色同じなの?


「ビースト」に一方的にやられる風子ちゃん。
さすがに上位十理相手に一対一では厳しいのか。
あれだけの攻撃くらっても起き上がる風子ちゃん、頑丈過ぎる。


「円卓にいなくても口頭でのポイントの譲渡は可能」
さらに、ポイント譲渡により円卓の席の入れ替えも可能。

「何かにつけてジュイスが円卓に役割を持たせたのはアークと悟らせないブラフだからな」
これにはめっちゃ驚いた!
いや、そんな根本的な設定がダミーだったの?

席を譲れるのなら、アンディと風子ちゃんが円卓に座るために、ボイドさんとジーナさんを犠牲にする必要まったくなかったってことだよね?
ジュイスさんの性格からして、これはかなりなダメージだったろうな。
ツライ……。


でもまあ、前回ループのビリー様が円卓を奪った時、それが「アーク」だと気づいてなかったから、ブラフという保険をかけたことに一応の成果はあったのか?
てか、成果がなかったらジュイスさんがかわいそすぎる。


要するに、円卓は「アーク」としての機能がほとんどで、それ以外の時は不要?
でも、円卓の席が埋まってないとクエストを受注できない、というのは本当のような気がする。


アポカリプス、口が悪いし余計なことも言うけど、ジュイスさんを不利にする情報はちゃんと黙ってたんだな。


春歌ちゃんが「どなたか席を譲ってください!!」って言ってるってことは、席の入れ替え可能って話はメンバーに周知されていて、これまでにもちょくちょくやってる?

12席と13席って誰だっけ? って思ったら、チカラくんと円陣なんだけど、単純に最下位を入れ替えただけなのね。


風子ちゃんのポイントはヴィクトルから譲ってもらったものがほとんどだと思うんだけど、ヴィクトルはずっと円卓に席を持っていたから、かなりなポイントを持ってたはずだよね。
自分はどうせ死なないんだからと常に最前線で戦ってたようだから、ジュイスさんよりもポイント稼いでたかも。
そして、自分が1席にならないようにジュイスさんに譲渡してた可能性がある?

次のループはないんだから、ポイントを温存する意味もないし、風子ちゃん、豪快に使ってそう。


クエストは否定者側が一方的に不利にならないように調整されている。
そのパラメータとしてあるのが参加人数。

前回ループで「ランゲージ」の参加人数が1人だったのに、今回3人なのは、前回ループでは1人でもいい勝負になる人材が円卓にいたけど今はいないから、ということか。
前回「ランゲージ」にあてられてたのはニコなので、「不忘」が特効ということなんだろうね。

そういうのを何回も繰り返してて、ジュイスさんはどのUMAにどの能力をあてるのが有効というのはだいたい把握してたんだろうな。
いやだな、その「死に覚え」みたいな感じ。

それにしてもな……本当にゲームなんだな、これ。


あと、否定者とUMAが対になってるパターンは稀で、UMAの方が圧倒的に多い、というのはなんとなく感じてたけど、やっぱりそうなのね。
これまでだと「UNMOVE」⇔「MOVE」、「UNBURN」⇔「BURN」しかない?
でも「不変」と「不運」の対は上位十理にいるよね。


ジュリアちゃん、春歌ちゃんの懐でフンスしてるけど大丈夫なのかな。
参加者じゃないジュリアちゃんが協力しちゃうのはNGだと思うんだけど、それだとかばわなきゃいけない分、ただの足手まといになっちゃうんだよね。

ジュリアちゃんにUMAとの戦いというものを間近でみてもらうことで、否定能力とUMAへの理解が深まる、もしくは、それがトリガーになって記憶を取り戻す、という展開になるのかな。


弱肉強食がいい、と言ったトップくんだけど、自分よりも圧倒的に強いものから「弱肉強食」と言われるとふるえる。
それはそうなんだよ。
風子ちゃんが自分より強いとわかっても、まだ余裕があったのは、風子ちゃんは自分を殺すことはしない、という信頼があったからだと思うんだよ。
でも「ビースト」にとって本当に自分は「肉」なんだ、と認識しておびえるのは当然で、ちゃんとお母さんたちを連れて逃げるだけすごいんだよ。

トップくんは、自分に都合のいいとこだけ拾って「弱肉強食」を語ってたわけで、この戦いでその考えをどう変化させるんだろうね。


というわけで、対UMA「ビースト」戦、正式に開始!
いや、この期に及んで、まだとんでもない設定が出てくるのか……。



公式X(Twitter)でアニメ19話の裏話的なものが投稿されたんですけど、文字数がめっちゃ多い!
いろんなことを教えていただけでうれしいです。

月例賞を受賞した時点で「キミは連載まではいける」って編集長さんたちに言われてたのか……これ、他の作家さんたちはなんて言われてるのか気になる。

『僕とロボコ』との持ち込みネタガチ被り事件は、本当に偶然だったのね。
いや、そんな偶然あるぅ? って思うけど、これが載った『ジャンプ』を見た時、宮崎先生もかなり驚いただろうね。